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zoom RSS ドラえもん06年9月22日感想(な、なんと!! のび太が百点とった&デビルカード)

<<   作成日時 : 2006/09/24 02:49   >>

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昨日は藤子・F・不二雄先生の命日でした‥‥
ご冥福をお祈りいたします。
色々思うこともあるのですが、とりあえず
昨年に記事を書いているので、今回は別内容でいきます。

さて、久々のアニメドラえもん感想となりますが、
今回の二作品は原作でも非常に印象の強い話でした。
それが動いて音が付くというだけでも面白さ倍増です。
どちらも成長してから見ると隠れた怖さが際立つ作品でした。

A な、なんと!! のび太が百点とった →てんコミ25巻
サブタイトルは「最初で最後か?」

冒頭からのび太がテストで百点を取っています。
それも算数、しかも分数の掛け算割り算!
よ〜く画面を見るとxまで混ざってますねえ‥‥
小学校でxを使った分数計算ってやりましたっけ?

その辺のツッコミはさておき、
個人的には、のび太は文章を読んで考える問題が
かなり弱そうに思えるので、
唯一?の百点が計算問題オンリーというのは
なんとなく納得できる気がします。
タイムカプセルの話でノビスケに見せた百点は
やっぱりこの時のものなのでしょうか。

本当に百点でいいのかと確認するのび太に
先生は「何度も目を疑った」などと発言。
しかしちゃんとのび太のがんばりも誉めています。
その後の他の面々の失礼オンパレードを考えると
先生はのび太をよく見ているのだなと感じられます。

そしてジャイアン、スネ夫、しずかにママ、
みなハナからのび太が百点などありえないと
思い込み、のび太を傷つけます。
トドメを刺したのが最後の砦と思われた
親友・ドラえもんの発言。
急いでいたとはいえ、
「ああっ! ついにカンニングをしたか!」
と来たものです。
深読みガイド」でも「ドラの毒舌」として取りあげられる
原作でも屈指の迷シーン。
アニメでは悲壮な音楽がのび太の悲しみを演出します。

そして反省したドラが取り出したるは
どんなことでも人に知らせ、信じさせ、望みどおりに反応させる
ための機械、『ピーアール』!
‥‥こうして改めて機能を聞くとヤバそうな香りがプンプン。
今回も「スパイセット」同様、
独立した人格を持ったロボット的に描かれていた印象を受けましたが、
この辺で機能の「ヤバさ」を
中和しているのかもしれません。
きっと一生懸命に注文に応えようとしたんだよ‥‥
という感じで。文字通り怪電波出してますが。

かくて、マスメディアの影響力を駆使して
ママやパパ、ジャイスネしずに信じさせるばかりか
まち中、日本中?を熱狂させていく「ピーアール」。
テレビニュース、号外の発行、
特別番組の制作、果ては「のび太記念日」の制定
留まるところを知らない過熱ぶり。
輪転機が回り「快挙!」 「のび太君が百点満点!
世界が驚いた」 などの活字が画面で回り躍る描写などは
アニメならではの演出で面白かったです。

その他、
著名人のコメント、号外に群がる人々、
学校や自宅のマスコミ包囲、「周辺の人」インタビュー
などなどお約束の要素が続き、
本人が昼寝している間に
大げさに盛り上がっていくというのは、
笑わされるギャグでもありますが、
良く考えてみるととても怖い現実の皮肉を含んでいたり‥‥

「人間はテレビや新聞の言うことをすぐに信用します」
「偉い人にしゃべらせるともっと効果が上がるのだ」
という「ピーアール」のセリフが印象的。

そして騒動収拾後、ようやく百点に気づき
「額縁に入れて飾っておくわ」と騒ぐママと
大げさなと止めようとするのび太。
このやり取り自体は原作と同じですが、
解釈というか、描写が独自のもので興味深く感じられました。

まず疲れて眠ってしまったのびドラに
毛布をかけようとするママ、
これは騒動のあとの静寂を感じさせると共に
のび太の話をまともに聞こうとしなかった場面の
フォローになっている気がします。

百点認識後は一転してオーバーリアクションな
感激お祝いムードに。
ママがのび太を振り回したり、目に星を浮かべたり、
バタバタ足で煙を上げて走って行ったりと
ちょっぴり「ドラ」っぽくない表現にも思えましたが、
「同じ『大げさ』でも道具によらず、本当に心から喜んでくれている」
ということを表す意図だったのかな、という気がします。

個人的には、毛布の場面のトーンのまま
しっとり感動的にまとめるというやり方もあったかと思いますが‥‥

のび太の照れながらも嬉しそうな表情が良い感じでした。


ドラビアクイズ
今回紹介されたのは
「ドラえもんの足が汚れないのはなぜ?」
答えは「反重力で3ミリ浮いているから」。
ところで、
「アニメでドラえもんが歩くときに
独特の音がしているのは浮いていることによる空気の音だ」
という説をどこかで聞いたのですが、
こっちはオフィシャルじゃないですよね?
でも、ものすごく納得させられるところがありました‥‥
うーん、どこで聞いたのだろう。


B デビルカード →てんコミ22巻
サブタイトルは「イマどきの悪魔にご用心」

こちらも現代社会的というか、
タイムリーなお話ですねえ。

マンガ代に困ったのび太はドラえもんの寝床をあさり、
怪しげな魔方陣を見つけ出します。
そこから煙と共に現れたのは悪魔!
しかしこの悪魔は微妙なおネエ言葉?でしゃべり、
ひとふりで300円出てくるという「デビルカード」をセールスしてきます。
今どきの悪魔はタマシイなぞ取らずに
300円につき1ミリの身長を頂くそうです。

「持っているだけなら関係ないもの」
「せっけん、タオルにティッシュペーパーつけちゃう!」
「背なんてこれからいくらでも伸びるわよ」

といった言葉によってのび太は
「少しだけ使ってやめておけばいいんだ!」
デビルカードを受け取ってしまいます。

もう、この話は深いセリフが続出ですね‥‥

1ミリ減の見かけが変わらないことに安心したのび太は
あと1センチ使っても大丈夫」と
調子に乗ってマンガを購入。
さらにしずかちゃんに本を買ってあげようとしたところを
ジャイスネに見つかり、転落が始まります。
二人にスケボーをたかられた上に、
それで遊んでいて物を壊したので弁償しろと
さらなる多額の要求、そして
「小遣いが足りなくて困っていたんだ、少し借りとこう」とパパ、
そして「これで今月の支払いもばっちり」とママ、
あっという間に使用額は40万円に‥‥

ようやくドラに打ち明けますが、時すでに遅し、
のび太はその晩12時に縮んでなくなってしまうという計算に。

とりあえず悪魔との交渉を試みますが、
腰の低いおネエ言葉は一転、野太い声で
「金と引きかえに身長をもらう、最初の約束通りになあ!」
と悪魔の本性を見せて消えます。

そこでドラが取った手とは‥‥
ビッグライトであらかじめ大きくしておいてから
縮ませるというもの。
宇宙小戦争のようにライトの期限切れはないのかという
疑問がわくのですがそこは置いておくとして‥‥
もったいない、ビッグライトがあるから何べんでも使える
というのび太と、止めようとするドラ、それに
そんなのサギじゃない、ひどいわ、ひどいわ! この悪魔ー!
という悪魔のセリフが重なって
今回のアニメ版は終わります。

あえて、感想を交えずにあらすじを先に述べてみたのですが、
‥‥本当に深いですね、この話。
子どものときにもその怖さは感じていたつもりでしたが、
改めて、アニメで見てみるとすごさが再確認されます。

まず悪魔のおネエ言葉について、
声優さんの演技(本性時も)がとても良かったです。
「いわゆる悪魔」のイメージを砕くと共に
腰の低いセールス口調で文字通り「悪魔のささやき」を‥‥
媒体がカードというのもポイントなんですねえ。
「持っているだけなら」などという一連の文句、
気軽に使用できる垣根の低そうなイメージづくり、
描かれた時期は結構前なのに
現代にもまったく変わらず通じる要素です。

「命を担保にする消費者金融」などという見出しが
新聞にあったと思いますが、
本当に時期的にもぴったりな感じです。

「あと〜くらい使っても大丈夫」というのも
まさしく現実に陥るところかと‥‥
さらに多額の現金の所持ややりとりが
周囲の人間を変えてしまう部分について。
果たして二人は本当にものを壊していたのか?
「給料が出たら返す」というのは既にどこか違うのではないか?
などなど考えるほどに背筋が凍りました。

そして一転態度も口調も翻す悪魔‥‥
テレビニュースでなんだか似たようなものを見た気がします。
「最初の約束通り」というセリフも重要。

上記のビッグライトの効果については
なんとかクリアできるとしても、
ちっとも懲りずにまた使おうとするのび太‥‥
これも「のび太だから」と
単純に言えないであろうところがミソかも。

最後、悪魔が「この悪魔ー!」と叫ぶ部分については
SF短編「メフィスト惨歌」を思い出させますが、
今回の悪魔がいなくても、最後ののび太を含め
人間は十分悪魔になれる‥‥そんな風に読むこともできるでしょうか。

この独自の追加も無くてもよかったのかもしれませんが、
個人的にはこちらはあって良かったと感じました。

今回はどちらも深い話で見ごたえがあったと思います。


次回は10月20日になってしまうようですが、
「ふんわりずっしりメーター」 ―ドラミちゃん式ダイエット!―
「未知とのそうぐう機」 ―人類初の宇宙戦争か?!―
が放送予定。
再びドラミが出ますね‥‥
誕生日スペシャルを見逃したので今度こそ
千秋声を聞きたいと思います。
ハルカ星人ハルバルのセリフはどう表現されるのかも
要チェックです!

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小学校のテストって…
 『ドラえもん[1979年版第2世代]』9月22日放送分(通算65回)は、「最初で最後か? な、なんと!!のび太が百点とった」と「イマどきの悪魔にご用心 デビルカード」の2本。今期最後にして、次回はまたもや1ヵ月後である。 ...続きを見る
銀河後悔日誌
2006/09/30 03:15

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