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zoom RSS ”ほっとする感想”

<<   作成日時 : 2008/06/02 21:54   >>

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先日、新聞のスポーツ欄に
なぜか「ドラえもん」の文字を見つけた。

それは京都サンガF.C.森岡隆三選手のエッセイコラムで、
息子さんを映画「緑の巨人伝」に
連れて行ったという話からはじまるものだった。

森岡選手に大変失礼であることを承知で述べれば、
正直言って特別なことのない、
素直に感じたままを記したであろう文章であった。
しかし、不思議な温かさが心に残る。
それは何故なのだろうと考えてみると、
このエッセイが「ドラえもん」という作品の持つ
本質的な素晴らしさについて、ストレートに、
そのままに述べられているからではないだろうかと考えた。

実際の文は森岡選手のサイトにて掲載されているが(08年5月23日分)、
大体の内容は以下のような感じに要約できるかと思う。

「緑の巨人伝」は人と地球の共存をテーマにした話で、
3歳の息子には難しいかとも思ったが、
親子とも集中し、満足して観ることができた。
私も日常、それもサッカーの競技生活においても
「"どこでもドア"があったら」などと夢見てしまうことがある。
だが、私にとってドラえもんという作品が素晴らしいと思えるのは、
便利な道具の物語だからではなく、
夢や友情、思いやりや勇気といったものが大事だと考えさせてくれるからだ。
それらは人生においてもとても大事なことだと思う。
※毎日新聞2008年5月23日東京版夕刊第3面より

ここで森岡選手が述べていることは全くもってその通りだと思う。
だが、私は「それ」を当たりまえすぎることと捉えて、
この作品の良さを素直に観れなくなっているのではないかと
反省させられる思いがしたのだった。

映画「緑の巨人伝」は現時点では、
ハッキリ言ってファンの間でも評判が悪い。
確かに現声優陣になってからの過去二作、
あるいは藤子・F・不二雄先生存命中の作品と比べても
首をひねりたくなる要素も少なくなかった。

だが、「ドラえもん」という作品が普遍的に持つ良さ、
魅力というものは最低限備えていたのではないだろうか?

更にその上に積み上げられる面白さ、を「期待」していたのだろうが、
この話がひとつの映画として基礎的に持つものさえも、
はじめから除外して評価していたのではないだろうか。


一歩上を目指していくことを「期待」するは悪いことではないが、
そのままの形で素直に作品を捉える事もできなくなっているとしたならば、
ファンである故の弊害として反省しなくてはならないかもしれない。

「珍しくこの映画について、文句じゃなくて、
"良かった"という感想を読むことができて、ほっとした」
という意識も少なからずあったように思える。
それが上で述べた「不思議と温かい読後感」につながっていたのだろう。

このエッセイを読んで「ほっとした」ということは、
私自身、映画の構成に疑問を感じつつも、
「誰か"良かった"と感じた人はいないのか?」
「本当に普通の家族連れでさえも批難ゴウゴウしたくなる映画だったのか」
と、逆の気持ちも抱いていたことになる。

映画感想その2などでケチョンケチョンの扱いをしておきながら、
本っ当に「何を今更」でしかなくて申し訳ないのだが、
「自分はファンとしてドラえもんという作品、映画を
 大抵の人より遥かに良く分かっている」
などと必要以上に思い上がって、
本質的な、素直な良ささえも認められなくなっているのでははないか。
そういう問いも時折ぶつけていかなくてはならないだろうと、
本当に深く考えさせられることになった記事だったと思う。
(ドラえもんに限らずとも)

そういえば渡辺監督も
「道具で解決することよりも、
のび太とキー坊の関係を主軸にしたかった」
といったようなことを述べていたはずである。
(※映画ドラえ本より→こちらにて詳細)

自称「良く分かってるファン」が映画に「期待」していたものとは
確かに違ったけれども、
それはそれでまた味わいがあったのかもしれない、ということを
意識において、また機会があればこの映画を見てみたいと思う。
そして、今放送しているアニメ「ドラえもん」に対しても、
もっと素直に視聴することができるようにしたい。

 ◇

まあ、何だか偉そうにカッコつけたことを綴ってみたけど、
一方的な文句ばっかりの感想ブログなんて誰も読む気しないよね、
ってことで。
あんまり古くてカタイ頭でいると、
新しい面白さにも気がつけなくなるかもしれない。

"なまず"や"プリン"は結構好きだったりするんだが…




シリーズ6作+劇場版で軽く100話を超える長さになってしまった、最愛ドラマ「相棒」にも同じことが言えるのかもなあ。
最近「はじめの頃の方が良かった」と言うことが増えてる…反省。

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