今をトキめかない

アクセスカウンタ

zoom RSS ブログというものをちょっと真面目に考えてみる

<<   作成日時 : 2009/02/12 00:33   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

山川健一さんの"「書ける人」になるブログ文章教室"
という本を読んだ。
※以下、長文語り注意。

2006年の本であるし、
カタそうなタイトルでちょっと損をしているような気もするが、
紛いなりにもこうやってブログを書いている人間にとっては、
「ほうほう」という部分がたくさんある本だったと思う。

ある種タイトル通り、ブログ文章の技術的な部分もあれば、
ブログっていうのはもともと日本文学の王道なんだという話、
原稿料ももらえないのになんで文章を書くんだろうね、という話、
自分なりの文体の作り方は?という話まで、
幅広く、かつ読みやすい形式で述べられていた。

筆者自身ブログを手がけ、
さらにはブログ書籍化にも携わっているということで、
さすがになめらかで、「ブログ的」な文体が小気味良い。
それでいて要点が掴みやすいような配慮もされていて、
その点だけでも文章を書くことの参考になるような感じがした。


前置きはさておき、
ではこの本で触れられている事項について、
自分のブログはどうなのか?ということである。

 ◇

まずは「ブログのタイトルはできるだけキャッチーに」という点。

えー‥‥「今をトキめかない」かあ‥‥。
自分で言うのもなんだが、しょうもないよなあ。

確か、ブログをはじめるしばらく前から、
「自分が好きなものは『今を時めかない』ものばっかりだな」
みたいなことを考えていたので、
そこから取ったのだと記憶している。
が、「きゃっちぃ」だとか、そんな事は一切考えもしなかった。

そもそも「今を時めく」という日本語ならありこそすれ、
「トキめかない」なんて文法上合ってるのかすら怪しい。
「トキ」がカタカナなのは字面が悪いから‥‥
まあ、それくらいは考えたのか。

どうにか今でも使い続けるのに支障がないものではあったのだけれど、
あまりの無計画見切り発車ぶりを思い出すに、ヒヤヒヤするものがある。
そこまでアイタターなタイトルじゃなくて良かった‥‥のか? 
文章はかなりのアイターだが…

しかしながら、ブログをやっている他の皆さんが、
どのようにタイトルを決められているのかは、ちょっと興味がある。
「キャッチー」を意図したかどうかはともかくとして、
そんなところにも筆者(ブロガー)の個性というものが出るのだろう。

 ◇

次に「何月何日何時何分、あなたが感じたこと。
稚拙でもいいから、『今』を大切にした文章を書くべきだと思う」

という点について。

あー‥‥これも弱いなあ。
アニメドラえもん感想は確かに即時性が求められるものだけど、
なにかそういうのとは違うような。

でも、たまに1年前の感想などを読み返してみると、
「この頃は制作体制のこの辺に不満があったのか」
などということが分かって面白かったりもする。

例えばアニメ「ドラえもん」の場合、
08年の4月に「リニューアル」する前は原作をただなぞっている感じで、
どこを見せたいのかという点が伝わってこなかったのだけれど、(※個人的印象)
最近はそんなことはなくて、「ここに力を入れたんだな」ということが分かる。
そんな今の目で07年末〜08年はじめ頃の感想を読むと、
「あれっ、この当時こんなに毒吐いてたっけ」と
自分で自分に驚く事もしばしば。
いっそ『このような状況はその後のリニューアルで改善されつつあります』
などという追記をした方がいいのかと、本気で悩んだりしている状態。

アニメや連載マンガの感想をブログで書いている人は多いけど、
こんなマヌケなことを気にするやつはそういないだろうな‥‥。
とはいえ、アニメ感想なんかでも、多少は時事的な部分、
その時その時の「自分」というものが反映されているようなので、
たまには自分のブログを読み返してみるのも悪くないかもしれない。

 ◇

最後は「自分なりの文体の作り方」について。
上記の「ブログ文章教室」によると、

1 好きな世界を見つける。
2 その世界の先達の表現を暗唱できるくらい吸収する。
3 自分の言葉をアウトプットする時にはあくまでも「普通」を心がける。


に、加えて、
「ターゲット読者層を絞り込め」
ということがあるらしい。
これに「ですます」「である」のことだとか、
語尾や接続詞の使い分けが関わってくる。
 
 ◇

「自分なりの文体」というやつだが、
これが個人的に今一番行き詰っていることである。
09年になってから「である」調を多めにしているのだが、
これがなんというか、うまい具合にかみ合ってくれない。
文章力不足と言っちゃそれまでだが、
アニメの感想だとか、何かの紹介といった内容では
ちょっと油断すると「偉そう」だったり「カタい」感じになってしまうのである。

では油断しないようにすれば良いのかと言うと、
意識しすぎると語尾が気になって仕方なくなったり、
文章がカチコチになって、思うようにひねり出せなくなる。
まあ、つまるところはやはり「文章力が低い」ということでしかないのだろう。

「ですます」だったら良いのかというと、そうでもなくて、
他の方々の素晴らしいブログを見るにつけ、
「こりゃ、なんだかなあ…」という気分になってしまうので、
新年を機に改革をはかってみたというわけである。

 ◇

と、まあ個人のどーでもいい事情はさておき、
上に引用した3+1の事項について。

要するに気に入った文体を踏まえつつ、パクリにならないように
適度に加減しながら使うということなのだろうが、
果たしてこれが出来ているかどうか‥‥

まず自分で影響を受けているだろうな、
と推測されるものはいくつかある。
言い回しだとか、表現の選び方、
あるいは文章全体のテンションやノリ(ツッコミ調だとか面白さの強調とか)
ひいては章立てや構成のような部分に至るまで、
それぞれ参考になっているだろうというものが薄々は自覚できている。

が、それらが「パクリ」になっていないかと言うと‥‥自信がない。
もしかしたら「元」になった文章を知っている人が読めば、
一発でバレるような代物かもしれない。
だが、とりあえず今のところはそのような指摘はないので、
どうにかこうにか自分なりにアレンジできているか、
許していただける範囲に収まっているのだとは思う。
そうしたことを考えると、
「アウトプットする時にはあくまでも『普通』を心がける」
というのは、まさに的確な話なんだなーと実感できる。

つまりは自分で「アレっぽい雰囲気になってるぞ」とニヤリとしつつも、
「自分の考えを述べるのに適切な文章かどうか」という視点での手綱は
しっかりと握っておけということだろうか。

なんだか言ってることが要領を得ないが、
結局試行錯誤するしかないってことかと。
良い意味でブログやサイトどうしが
影響を与え合うなんてこともある訳だしね‥‥

 ◇

あとは「ターゲット読者を絞り込め」ということだが、
ターゲット読者ねえ‥‥。
一応はドラえもんなど藤子・F・不二雄作品についてを
メインに綴っているので、その辺に興味がある方ということなんだろうが、
そこまでターゲットとして意識はしてこなかったかもしれない。
3回に1回くらいは意図的に藤子以外の話をするようにしているし。

「自分が書きたいものを書く」というのもあるにはあるが、
どちらかと言うと
「こんなところが良かったです!」
もしくは「面白い作品があります!知ってください!」というスタンスか?

そもそも
「自分が好きなこの作品について、他の人がどう思っているか知りたい!」
というのがネットにつなぐ動機であったし、
自分が逆に
「そう思ってネットを巡る人に楽しんでもらえるようなものを書きたい」、
と考えたのがブログをはじめた理由であった。

だから紹介的な記事が多くなり、
あるいは良いところを強調したヨイショ的な記事が多くなり、
呼びかけ的な「ですます」体になったり、
「この作品はそもそもこういうもので〜」的な前説明がついたりと、
まあ、そういう感じになっていってしまったのだろう。

その結果、もって回ったようなくどい部分が出てしまったり、
私自身が何を考えているかという「本音」が
(※「本音」で書く事はブログにおいて重要な要素だと上の本でも述べられている)
出しにくくなってしまったのだと考えている。

その辺のことは、この本を読む前から漠然と感じていたので、
ヨイショもほどほどに正直な毒も吐くようにしたり、
「である」ベースの批評調を取り入れたりしていたのだが、
果たして「ターゲット読者」という視点からみるとどうだったのか‥‥

幸いなことに定期的にご覧いただいている方の中には、
コアな藤子ファンもいらっしゃるようだが、(ありがとうございます)
何と言っても検索でたどり着かれる方が圧倒的に多い。
まあ、検索するという事は、
それなりにその作品を好きで知っている人ということになるのだろうが、
どこまでマニアックな話をしていいものか、
未だに感覚がつかめないものがある。
一度だけ、どうやらこのブログを読んだらしい方が、
「本の紹介がワケ分からなかった」というように感じた(らしい)ことを
偶然目にしてしまったことがあるのだが‥‥
自業自得とは言え、さすがに反省させられるものがあった。

マニアックさよりも、おそらく日本語がおかしかったせいだと思うのだが、
「読む人の事を考えなきゃいかんなあ…」と
肝に銘じるいい機会だったと考えている。

 ◇

えんえんと、それこそワケの分からないことを綴ってしまったが、

「たかがブログ、されどブログ。
 文章の道は険しいが、なんとか精進していくよ!」


と、いうことで。


1月に書いた「08年アクセスのまとめ」の記事でも触れたのだが、
このブログは今まであんまり
「何をどのように考えているか」ということは述べてこなかったので、
思い切って挑戦してみた。

文体としてはオフライン?で書いている日記に近いものなので、
比較的すらすらと綴れたのだが、読む場合はどうなのだろうか。
うまいこと自由に操れるようになったならば、
メインであるアニメ感想も、
もうちょっと読みやすい文章に出来るかと思われるので、
ときおりこのように試行錯誤させて頂きたいと思う。


他のブログを運営されている方々が、
「ブログ文章」というものをどのようにとらえているのか、
というのはもっと読んでみたいかな‥‥

この「ブログ文章教室」のように、
ブログの書き方についての本ってのも
もうちょっと手にとってみてもいいのかもしれない。


あまりこの本と関係なく進んでしまったが、
一応最後に書誌情報を。

  
  ◇

「書ける人」になるブログ文章教室
ソフトバンク新書023
著者:山川健一
2006年11月28日初版第一刷発行
ソフトバンククリエイティブ株式会社
定価:本体700円+税
ISBN:4-7973-3793-1

 ◇

※この本は第八章がおまけ的に
「小説の書き方」になっているので、
ここだけでもかなり面白かったことを付け加えておきます。
人称の使い分けの話や
「エヴァの二次創作を書く場合」を例に挙げているあたりも
十分興味深いですが、
毒虫に変身していた、と始めてしまったカフカは、
この小説でその責任をちゃんと取らなければならなかったのだ

というくだりが妙にツボに入ってしまいました。(その通りなんだけどね)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ブログというものをちょっと真面目に考えてみる 今をトキめかない/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる