今をトキめかない

アクセスカウンタ

zoom RSS 「ドラえもんとなかまたち展」レポートと感想

<<   作成日時 : 2009/04/25 20:30   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 3

正式タイトルは
「原画でみる藤子・F・不二雄ワールド
 ドラえもんとなかまたち展」で、
2011年オープン予定の藤子・F・不二雄ミュージアムの
プレイベントになっています。

Fミュージアムのプレイベントは07年にも
みんなのドラえもん展」が開催されましたが、
今回は原画を中心とした構成になっているほか、
ドラに限らず、他F作品についても展示されています。


画像「ドラえもんとなかまたち展」写真撮影コーナー


2009年4月24日〜5月10日にかけて、
神奈川県川崎市(新百合ヶ丘)の新百合21ホールで開催中です。
詳しくはこちら(イベント公式サイト)
川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)2009の
催し物のひとつという扱いのようです。


さてさて展示について。

一言で感想を述べるなら、

想像以上に原画がいっぱい見れたー! 感動!

という言葉になると思います。
70枚近くはありました。

半分近くはドラえもんでしたが、他作品も
魔美、キテレツ、征地球論、ひとりぼっちの宇宙戦争、
ウメ星、21エモン、モジャ公、ポコニャン、T・Pぼん
チンプイ、パーマン、新オバQと主要なところが揃っています。

とにかく原画中心の展示なので、
それ以外の部分は比較的あっさりしていますが、
F先生の作画面に関心のある方、絵を描かれる方は
特に興味深く楽しむことができると思います。


 ◇

以下、展示の詳細についてまとめていきます。
いわゆるネタバレ的なものになりますので、
まずは会場を観てきたいという方はご注意ください。



 ◇


会場の「新百合21ホール」は、小田急線新百合ヶ丘駅
北口を出て左すぐの場所にありました。
駅からの連絡通路から入った先は1階ですので、
案内板に従って地下2階へ向かいます。

画像「ドラえもんとなかまたち展」案内板


入場料は大人500円、中高校生300円、5歳以上200円ですが、
しんゆり芸術祭の他のチケット半券があれば
大人中高生は半額、5歳以上は無料になるそうです。
開催時間は午前9時30分から午後6時とのこと(入場は午後5時30分まで)

もしかすると数に限りがあるかもしれませんが、
私の時は入り口で
「藤子・F・不二雄ミュージアム」オープンに向けた、
特製クリアファイルとシール、チラシのセットを頂きました。

ホール内は貴重な原画の展示を行っていることもあって、
光量が抑え気味。
暖かい色の中にたくさんの原画が飾られています。


以下、覚えている限りで展示物まとめ


<ドラえもん>・原画30枚前後
・「タタミのたんぼ」全8ページ原画
・↑が収録されているてんコミ2巻表紙のカラー原画と印刷物コピー
・「カムカムキャットフード」全8ページ原画
・↑が収録されているてんコミ37巻カラー原画と印刷物コピー
・モニターにてわさドラ版「タタミ〜」と「カムカム」の一部を上映
・「のび太の恐竜」序盤と別れのシーンより原画何枚か
・てんコミ版「のび太の恐竜」表紙イラストカラー原画
・「のび太の魔界大冒険」
 魔界星へ向かう場面、別れのシーンなどの原画
・てんコミ版「魔界大冒険」表紙カラー原画
・映画「のび恐2006」「新魔界」のポスター
・モニターにて「のび恐2006」予告映像一部上映

<エスパー魔美>・3枚
・カラー扉絵原画(どの話か分かりませんでした)
・「生きがい」11ページ目(と、あともう一枚)原画
・モニターにてテレビアニメ版「魔美」一部映像を上映

<キテレツ大百科>・3枚
・カラー扉絵原画(どの話か分かりませんでした)
・「ボール紙の町」12ページ目(と13ページ目?)原画

<SF短編>・10枚前後?
・「征地球論」扉と2ページ目カラー原画、本編より抜粋で何枚か
・「ひとりぼっちの宇宙戦争」序盤と終盤などの原画抜粋(二色カラー)

<ウメ星デンカ>・1枚
・「ナラ子のおみやげ」5ページ目、カラー原画

<21エモン>・1枚
・「海底の秘宝?」1ページ目原画

<モジャ公>・1枚
・「宇宙へ家出」15ページ目原画

<チンプイ>・1枚
・「ぬいぐるみにコンピューター」14ページ目原画

<T・Pぼん>・1枚
・「古代人太平洋を行く」22ページ目原画

<ポコニャン>(※「ようじえほん」版「ぽこにゃん」)・1枚
・「空箱で船を作ったよ」…で始まる話、カラー原画

<パーマン>・5枚
・カラー扉絵原画(どの話か不明)
・「おれをパーマン5号にしろ」13ページ目原画
・「2号の正体がばれた」7ページ目原画
・「パー子の羽衣伝説」17ページ目原画
・「パーヤンですねん」5ページ目原画

<新オバケのQ太郎>・9枚
・タイトル不明、?年小学一年生7月号
(正ちゃんが下手な絵を描いてQ太郎が変なゾウに化ける話)
 全8ページ・隔ページカラー原画
・二色カラー扉絵原画(どの話か不明)
・モニターでテレビアニメ版の一部を上映

<TV映像コーナー>・各10分程度
仕切られた視聴スペースにて、
・「パーマン全員集合!!」(83年〜の新パーマン)
・「Qちゃんファミリーせいぞろい」(85年〜版オバQ)
テレビアニメ版を上映。

<みんなのまんがひろば>
ダンボールで作られたイスやテーブル、
畳などが敷かれたスペースに、
小学館のF作品単行本が置かれ、自由に読書可能。
ラインナップはてんコミドラと大長編ドラが2セットくらい、
ぴかコミのバケル、デンカ、ドラ、モッコロなどの他、
コロコロ文庫版少年SF短編集、
最新の「ビッグコミック×藤子・F・不二雄 SF短編集」もありました。

<藤子・F・不二雄先生とその作品の年表>
基本事項をシンプルに。

<写真撮影コーナー>
どこでもドアとFキャラを描いたパネルが置かれている、
この記事上部の写真一枚目参照。

<物販コーナー>
この原画展独自の品は無かったはず…
ドラグッズとF作品単行本の販売。「新開拓史」グッズも一部あり。
「ドラことば」「深読みガイド」などの関連本も。


記憶力が悪いので、メモをとったにも関わらず
あいまいな部分が多いですが、
大体はこんな感じの展示だったと思います。
間違い、補足等ございましたらコメントにてご指摘ください。

また、要所ごとにF先生のことば
(「キャラクターがゴチャゴチャ登場するのがいい」など)
を掲示していたほか、
原画の右側には簡単な作品解説が添えてありました。
会場頭上には、Fキャラをプリントした
横長のエアバッグのようなものが吊るされています。

 ◇

原画は一枚ずつ額に入れられていましたが、
ガラスケースに収められている場合と違って、
鼻先近くにまで寄って眺めることができ、
修正のあとや、切り貼りもハッキリ確認ができました。

感じたのはまず、
コマの切り貼りが想像以上に多かったということ。
単純修正のために、
部分的に紙を貼って直されている箇所もありますが、
コマ単位で貼り重ねられているものの多いこと多いこと……!
原稿用紙の四分の三は上からコマが貼ってある、
というページもありました。
(1コマ目、原稿用紙直書き→2〜6コマ目、上から貼ってある
 →7コマ目、直書き→8コマ目、また貼ってある…という具合)


雑誌掲載時の広告スペースの調整かもしれませんが、
単行本化の際に手直しされたものも多いのでしょう。
特に大長編ドラに多かったと思います。

あとはカラー原画の美しさ
てんコミドラの表紙は、原画の色合いが
かなり変わってしまっていることもわかりました。
(全体的に色が濃くなって、微妙な塗りわけが消えてる)
ドラえもんのボディは青より水色に近いようです。
おそらく「カラー作品集」がかなり原画に近い色合いかと。

「魔美」は、作中でコンポコが
「レモン色」と表現されていたことにようやく納得がいきました!

その他の作品では、「ポコニャン」(ぽこにゃん)の
カラーがとっても綺麗で印象に残っています。
ちょうど紙に描いた魚や海草が本物になる話なので、
クレヨン風の線が引き立ちます。

「ひとりぼっちの宇宙戦争」の二色カラーも
明暗(赤黒)の塗りわけが、物語を引き立てていて
うならされます。
(眠るエミちゃんが赤と明色になっているとか…)


<その他良かったところ>
・原画のチョイスや展示順序がよく考えられている!
「デンカ」→「21エモン」→「モジャ公」は
作品の類似・つながり的にぴったり。
「デンカ」原画がゴンスケの出ている場面だったら
もっと面白かったかも?

「パーマン」については、
1号の活躍する話の原画→ブービー→パー子→パーやん
とそれぞれ一枚ずつになっていたのに感動した!
(バードマンはパネル枠外に居た)

・新オバQの扱いがかなり大きかった!
ひとつの話をちゃんとオチまで原画で展示してあったり、
85年版アニメの上映があったりと……
こ、これは「新」のみかもしれないけど
復活に期待して良いってことなんでしょうか? F全集…
動いてしゃべるQちゃん良いなあ。「ぼくは人間になるんだ」が聞けたよ!


<ツッコミというか笑った>
・「デンカ」の紹介文、
 『パンパロパンな大騒動』って何……いや合ってるけどさ

・「T・Pぼん」の紹介文で、『リームとともに大活躍』
  ……ユミ子の存在が……

・館内係の方が、仕事の合間にどこでもドアのパネルで
 写真(ケータイ)を撮っていた。楽しそうでちょっと和んだ。

・パー子(スミレ)の原画のところのライトがなぜか他より明るい
 パーマン展示の気合いの入り方といい、担当者がファンとか?


<ちょっと気になったかも?>
単行本が自由に読めるのは、
「みんなのドラえもん展」に引き続き、良いアイディアだと思います。
が、小学館以外の単行本が無かったような……?
(物販にはスペシャル版「ぼん」があったが)

本当に原画がメインの展示なので
ちょっとピンポイントかつマニア度が高いかも?
F先生ゆかりの品とか、人物像に迫るものも
観たかった気がします。
プレイベント三回目があれば、ぜひその辺を中心にして欲しいなあ。

グッズ……ドラばっかり。いや、仕方ないけど。
ドラの首が取れて小物入れになる品は、いろんな意味で驚いた。

 ◇

とにかくこれだけの数の原画を見たのは、
F先生に限らずとも初めてで、
隅から隅まで興味深く観てくることができました。

印刷物ではあんなにキレイに見える原稿も、
原画では細か〜く修正や
微調整を重ねた末のものだということがよくわかり、
逆に完成度の高さを再確認させられました。
ドラの輪郭とか、ご本家でもやっぱり難しいんだなあ……

前回の「みんなのドラえもん展」がドラオンリーだったので、
今回は他作品もフォローされて良かったです。
できれば「バケル」や他マイナー作品の原画も見たかったのですが。
「征地球論」はかなり予想外でした。



と、いうことで2011年の
「藤子・F・不二雄ミュージアム」の開館を
ますます楽しみに待ちたいと思います。

もう一回くらい、プレイベントがあると嬉しいのですが……

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
今日見に行ってきたのですが、いまこの記事を読んで、「もっとじっくり見ておけばよかったかなぁ」と思ってしまいました。僕は単に「は〜なるほど〜へ〜」と眺めていただけでして、春巻きさんのように丁寧に見ていませんでした(汗)。
でも、貴重な原画がたくさん見られたので一応満足です。
…なにが書きたいのかよくわからんコメントでした^^
キト
2009/04/29 15:45
こんにちは。キトさんも観に行かれたんですね!
実は私も最初は「なるほど〜、へ〜」で進んでしまい、「貴重な原画なのにこれでは勿体無い!」と反省して、もう2周ほど観て回ってきた上での感想でした。
おそらくシンプルで無駄のない作画すぎて、理解が追いつかなかったのだと思います…

記事については、メモを参照しつつ頑張って書いたものなので、ご覧頂けてとても嬉しかったです。温かいコメントありがとうございました。
春巻き
2009/04/29 20:43
「気持ち玉」を押してくださった方も
ありがとうございます!
春巻き
2009/05/04 13:30

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
「ドラえもんとなかまたち展」レポートと感想 今をトキめかない/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる