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zoom RSS ドラえもん09年10月16日放送感想(野比家が巨大迷路に!?&虹のビオレッタ)

<<   作成日時 : 2009/10/17 16:03   >>

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野比家が大迷路に虹のビオレッタなってしまったから、
虹のビオレッタさあ大変だ虹のビオレッタ。
当然トイレも虹のビオレッタ行方不明だ虹のビオレッタ、
のび太の運命やいかにじのビオレッタ!?


実に4週間ぶりとなる放送。
その間に季節はすっかり秋に移り変わり、
虫の声と共に肌寒さも感じるようになりました。(東京)

が、今回の話は二話ともみごとな半袖姿……
仕方がないとは思うのですが、
さすがにちょっと違和感がありました。
当初の予定では9月の放送だったのでしょうか。


<映画30周年記念スペシャルオープニング>

今回の放送で実は一番「うぉぉぉっ!?」と
盛り上がってしまったのが、このオープニング。
2010年公開の「人魚大海戦」で
ドラえもん映画が30周年を迎えることを記念した企画のようです。
曲はいつもの「夢をかなえてドラえもん」ですが、
背景には1980年公開の映画
「のび太の恐竜」の映像が流れていました。

今と異なる部分を見つけたり、
名作の懐かしさを味わえるのももちろんですが、
何より改めて感じたのは、この「夢をかなえてドラえもん」
という曲の良さ。

元の手描きイラスト調の画も良いですし、
その前のポップなOP画像も良かったのですが、
映画版のスケールの大きい冒険の映像にのせても
非常に映える!!
いまさらではありますが、
『空を飛んで』『時間を越えて』
『そのポケットでかなえ…』
という部分にもこの作品の魅力が凝縮されているように思えます。

と、なるとこの曲をバックに
映画全作を振り返って欲しいという気もしてきますが、
月に4回あったとしても7ヶ月以上必要……
さすがに無理でしょうか、残念。
逆に考えると30作もシリーズが続いていることの
すごさの表れでもあります。


野比家が巨大迷路に!?
  →原題「ホームメイロ」 てんコミ18巻

回した量に比例して、家の間取りが再構成され、
おうちで迷路が楽しめる道具「ホームメイロ」。

これを調子に乗らせたら天下逸品の野比のび太氏に回させ、
さらに、状況を追い詰めるためにやってくるママ玉子の前に置き、
そして無防備に道具被害に遭うためだけに帰ってくるパパのび助を
配置するとどうなるでしょうか?

結果は推して知るべし。
道具の怖さを分かってるはずのドラが
ちゃんと制止しないのも鉄板でしょう。

原作では珍しくパパが「被害に遭う」のではなく
のび太たちを救出?するという活躍をみせますが、
今回のアニメ化では、パパはパパらしいポジションを把握し、
しっかりと不幸な目に合うことになります。合掌。

唯一の活躍の場が失われてしまったとも言えますが、
原作に一ひねり加えるアレンジとしては
なかなか面白かったように思えます。
でも、最近こういった
「ラスト1、2分で状況をややこしくして投げっぱなしジャーマン」
が多いような気がするのですが、
気のせい…かな……。

のび太の「トイレ行きたい!」
ママの「洗濯物が雨に濡れる!」も
迷路脱出に向けた緊迫感を盛り上げていましたが、
「窓から外に出ればいいんだ」→「窓の外も廊下!?」
の異様さや怖さが
ちょっと紛れてしまったようで残念。

のびドラの前に突如隔壁?が降りてくる描写や、
逃がさんとばかりに、ドアが勝手にバタンと閉まる場面は
単なる迷路化道具を超えた悪意を感じさせて良かったです。

脱出系道具が使えないということで、
お約束のツッコミ対策も万全でしたが、
「ブリキ」の「迷路探査ボール」のような
『対・迷路道具』だったらどっちが勝つのでしょうか。
今回のドアの閉まり方を見るに、
なんとなくこれも封じられそうで怖い。


虹のビオレッタ →てんコミ39巻

全然関係ない作品で突如ネタに紛れて登場し、
噴き出すことNo.1なドラ関連ワードこと
「虹のビオレッタ」!
いや、ごく私的にそう感じただけなのですが。月刊フリップ

ともあれ、キャンデーを飲み込んだ人間が
キーワードをひたすら連呼しまくり、
周囲の人間は良く分からないうちに買いに走るという
定番の洗no…すごーくゆかいな未来道具。

この話の怖いところは、
読んでいる側にもいつの間にか
道具の効果が現れていることです虹のビオレッタ。
だから他作品でもネタになるんでしょう虹のビオレッタ。

とにかくそれくらいインパクトがあって、
何が「虹」なんだか「ビオレッタ」なんだか
一切分からないところが素晴らしすぎる、
ジャイ子ことマンガ家クリスチーネ剛田先生の代表作です。

繰り返しアピールし、連呼し、
露出度=売れ行きという商品や
宣伝方法に対する風刺になっているのかもしれませんが、
そこまで考えなくとも単純に、まちの奥様や学校の先生が
虹のビオレッタビオレッタ言っているだけで
もうバカバカしくて笑えてしまうのが
原作の魅力だったように思えます。

それでいて、
「みんなにむだ使いをさせているようで…」
と反省するドラに対し、
「この作者は将来有名になるかもしれない」と
マンガコレクターに語らせることで、
単なる迷惑だけでない要素を付け加えています。

もっとも「有名な作家の初期作品なら
自分が面白いと思うかどうかに限らず高値で売買」
という、藤子ファンにもちょっとイタい状況に対する
風刺ともとれなくもありませんが。
「このマンガけっこう面白い」という評価も出ているので、
やはりジャイ子のマンガには
将来性があるのではないかという気がします。


さて、前置きが長くなりましたが、
今回のアニメ化について。
つまり、「ご町内総ビオレッタ化」のバカバカしさと
ジャイ子のマンガ家としての可能性の描写に
注目していたのですが……

ええと、なんだろう、この
3秒ギャグを連続で見せられているような気がするのに
終わってみたら「どんな話だっけ?」となる感覚は……

ちょっとキツい感想かもしれませんが、
個々の場面では勢いがあって面白いのですが、
結局何がしたかったのか、どんな話にしたかったのかが
良く分からないことになっていた印象を受けました。

「選挙演説カーで虹のビオレッタ」とか、
面白いことは面白かったのですが、
どうせならもうちょっと派手にやって欲しかったかなあ。

そして個人的に気になったのは
ジャイ子の描写と「虹のビオレッタ」という作品に関する
評価の部分。

「面白いわけないでしょ、
 こんなつまんないマンガ、なんで買っちゃったんだ」
とスネ夫にハッキリ言わせてしまったので、
その直後に「けっこう面白いよ、この作者有名になるかもね」
と青年が語る部分に信憑性が無くなってしまったように思えました。

いや、荒削りであるとか「小学生男子受けしないマンガ」
ということなのだと思いますが、
あまりに直後のセリフすぎて違和感が。
ひょっとしたら意図的な演出だったのかもしれませんが、
スネ夫にはバッサリ斬り捨てられるようなマンガなのに、
のびドラが青年の一言ですっかりその気になるのが
不思議な感じがしてしまいました。

あとはジャイ子の反応について。
これもごく個人的な考えで申し訳ないのですが、
兄はともかく、ジャイ子本人は
無理に面白いという感想を引き出したり、
不自然に自分の作品が人気なことを疑いもせず
瞳を輝かせて喜ぶようなキャラであって欲しくなかったな
という気がします。

創作活動というのは、自信を持ったり失ったり、
たまに調子に乗ったり激しく落ち込んだりを繰り返す中で、
それでも自分の作品と真摯に向き合っていくしかない、
そういうものではないかと思いますし、
ジャイ子も幼いながらもそれを理解しつつあるんじゃないかなと
考えています。

まあ、ものすごいどうでも良いことではあるのですが。
ジャイ子は藤子作品でも屈指の職人系キャラだと思うので、
ちょっと残念に感じてしまいました。

 ◇

全体的にうっとうしい感想だったので、
ピンポイントGJとツッコミも。

<巨大迷路>
・豪邸におじゃまして98円の玉子の安さを自慢する玉子の強者ぶり。
・ひょっとしてここは3階?という緊張感の盛り込み方。
・パパが踏んだ玉子パックの描写に、(買い物袋を放り出し)
 のびドラを心配して探しに来た玉子の愛情を感じさせる。
・部屋と廊下と階段が無限に連なる空間の異様さは圧巻。
・のび太の文字通りの必死の叫びに、「ごめんよのび太くん」と
 素直に謝るドラ。無責任だがなんか可愛い。
・鼻歌交じりでのんきに帰ってくるのび助が見事なフラグっぷり。

<虹のビオレッタ>
・ミニ四駆はゴロゴロコミックに変更。
 直前のコロコロのCMを考えると素晴らしいタイアップ。
・くりまんじゅうとクリスチーネはあんまり似てない気がする。
 というか、くりまんじゅうネタ多すぎでお腹いっぱい。二つに増えた。
・そもそも小学4年か3年であのレベルのマンガを描けるってのが
 十分過ぎるほどすごいと思うんだ。
・あの製本ならコピー本とかじゃなくて印刷に出したんだろうね。
 お金もすっごく頑張って貯めたんだろうなあ。
・「横由十平」って元ネタなんだろう……
・スネママ&チルチルの動きが良すぎる。
 ドラえもんがダイエット!?の時といい、
 演出の安藤さんスネママ好きなんだろうか……
・なんという遊佐浩二さんの無駄遣い。
 しかし「ぼん」の「魔獣デルブ」といい、
 F先生の「マンガ好き青年」のイメージは何でこんなのばっかりなんだ。


<映画ドラえもんを楽しみまショー>
前回の疑問に答えるように、
このコーナーの正式名称が発表されました。
『宣伝部長ハリ坊の映画ドラえもんを楽しみまショー』
……だ、そうです。

ええと、ミニコーナーのタイトルロゴまで
しっかりデザインされているのは良いのですが、
背景真っ白に関してはスルーでしょうか。

……後の展開の伏線になっていると信じたい。

今回は「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」
というタイトルについて。
と、いっても「何故このタイトルになったか」
の紹介ではなく……
のび太が「人魚大回転」とボケて終わるだけという
素晴らしさ!

しかもご丁寧に「鉄棒で大回転する人魚」のイメージ映像と、
「人魚大回転」のロゴまで映し出されます。
ロゴにはしっかり鉄棒入り。
だからネタロゴの発注をする前にまず背景を(略

情報らしい情報は出ないまま、
「もう時間がない?」と強制終了するあたりも清々しいです。

これは「公開の5ヶ月前から映画タイアップコーナーを」
という上層部の無茶振りに対する
現場スタッフのヤケ…もとい精一杯の創意工夫なのでしょうか。
このまま本編ネタバレや、お約束の芸能人のコメントなどは
公開ギリギリまで抑えて、
手段と目的の入れ替わったボケっぱなしミニコーナーとして
突っ走ってくれたら面白くなりそうなのですが、どうなるか。

 ◇

次回は10月23日「あの窓にさようなら」。
渡辺歩監督が登板されるということで、
予告編の時点で作画や動きがすごいことになっています。

のび太の部屋の窓が切り取る風景の数々と、
窓を介してつながっていくふたりの物語。
自然な芝居と日常描写に定評のある
渡辺監督の仕事に期待です。

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内 容 ニックネーム/日時
道具が使えない状態でも、なぜかポケットだけは正常に機能するという不思議…ということは、ポケットの中の四次元空間を通って「スペアポケット」から出るか、ポケットの中で「タイムベルト」を使い、「ホームメイロ」を起動する前のポケットの中に戻って、そこから脱出するとか…ところで、このひみつ道具を応用すれば、家の面積や家賃はそのままで、中の部屋数や家具の数を増やすこともできるので、使い方を考えれば豪邸にできるかも…「CMキャンデー発射機」については、個人的に[キャンデー]というのが微妙で、勝手な意見ですが正しい名称は「CMキャンディー発射機」だと思います。
りっくん
2010/10/25 23:11
こんにちは。
この「話の中」では、のび太たちはなんとしても脱出しなくてはならないわけですが、
外側にいる読者や視聴者からすれば、散々迷って苦労する姿を怖くも楽しく眺めるのが面白いのではないかなと思います。

つまり、のび太たちには気の毒でも、解決方法には気づかないでいただこう…と、そういうのがお話作りのテクニックであり、ドラえもんという作品の魅力でもあるのではないでしょうか。そこはぜひ楽しみましょう。

>中の部屋数や家具の数を増やすこともできる
この道具は迷路にするのが目的ですが、「四次元たてましブロック」などは、これと同じ技術を使っているのではないかという気がします。

>CMキャンデー
原作が「キャンデー」になっているんですよねえ。「しつけキャンディー」は「ディー」なので、F先生や編集者、校正の方のミスかもしれませんが、響きや意味合いを意図的に考えてある可能性もあります。
私はこの話を読みすぎたせいで「キャンデー」じゃないとしっくり来ないのですが。
春巻き
2010/10/26 23:47

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