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zoom RSS ドラえもん09年10月23日放送感想(あの窓にさようなら)

<<   作成日時 : 2009/10/24 14:00   >>

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日本中、どこにでもある窓が切り取る光景。
そこには、ありふれているけれど、
本人には大きな意味を持つドラマも
映し出されているかもしれない……


あの窓にさようなら →てんコミ19巻

劇場長編や感動短編でもおなじみの
渡辺歩監督が絵コンテ(おそらく脚本兼任)を
担当した今回。
観終わってみると
「ああ、やっぱり渡辺ドラって感じだよなあ」
という感想が残るでしょうか。
良い意味でも、少し悪い意味でも。

要領を得なくなりそうなので、
今回は基本箇条書きにて失礼いたします。

<良かった!>

・のび太の部屋の窓、住宅地の窓、団地の窓、まちの遠景が
 物語の最初と終わりで対になっていた演出。
 それぞれの窓が映し出す日常を示唆することで、
 今回のひできとももえの物語も、それら窓が切り取る
 多くの人々のドラマのほんの一部分でしかないことを感じさせる。

・オーバーな動きから、ドラの鈴の揺れまで、
 緩急を使い分ける丁寧で細かい作画。

・自分の家がのび太の家だったことに混乱しながらも
 のび太の足のケガを気遣うジャイアン。
 不自然でもあるが、なんか良かった。

・もっと高いところへ、もっと南へ!と窓を切り替えていく流れ。
 後半のふたりの物語ももちろん良いのだが、
 この道具の持つ楽しさや、夢をかなえる要素も取り入れられていた。
 こちらものび太たちと一緒に、
 いろんな窓の景色を眺めている気分になる。

・目ざましのベルとともに駆け出すももえ。
 迫る時間、あるいは動き出した時間を感じさせて良かった。
 列車の発車ベルも重ねてあったのかもしれない。

 が、駅へ向かうより、兄をポカポカ叩きに行ってしまったのは、
 「えー?」という感じがしてしまった。
 いや、ひできの背景を描くことや、車で追いかける流れに
 必要ではあったのだけれどね……

・おばあさんの手紙の「東京」の文字に、一瞬ひできの手が止まる描写。
 「東京都」ではなく「東京市」(「西東京市」にあらず)だったのだが…ドコ?
 これは最後の「お手紙ちょうだいね」につながりを感じさせる。
 今どきの10代ならケータイくらい…というのはヤボ。

・「ドラえもんは冷たいなあ」
 →「なんだドラえもんもやっぱり気になるんじゃない」
 →「おーい、がんばれよー!」(ドラ)
 →涙を流して部屋の窓から両手を振るのびドラ
 お向かいやご近所から見ると怪しいことこの上ないのだが、
 ギャグよりはむしろ視聴者もひできに手を振りたくなるような
 爽やかなラストシーン。
 ひできの様子は一切映らないのが良い。


<ちょっと気になる?>

・のび太が全く普通に歩いているように見えてしまったこと。
 特にスネ夫に爆笑する場面は足をバタつかせて元気いっぱい…?

・イモでつながる皆さんたち
 しずかの巨大イモには笑ったが、のび太のおやつ、
 そしてひでき母の餞別とイモづくしだったこと。
 面白いし、良かったとも思う一方で、
 キーアイテムにしては意味が分からず、
 意図もイマイチ伝わってこなかった。(読解力不足かもしれないが)
 母親の愛情つながり…だったのかなあ?

・野球部のひでき
 ひできがどんな青年なのかということについて、
 独自の解釈で、背景描写が加えられていたことについて。
 野球部にいてもグラウンドで石を拾う日々だった…
 しかしそんな様子をももえは見ていたし、
 彼の整備のおかげで兄も他の部員も試合ができていた、
 という物語自体は良かったと感じた。
 ひできというキャラに厚みを与えていたと思う。
 が、なんかもうちょっと自然にというか、
 うまく織り込ませることは出来なかったのかなという気がしないでもない。
 例えば、同じ渡辺監督の「ベロ相うらない」の元高さん(分岐後)が
 歩んできた人生については、
 弁当屋の店先の様子や、部屋に置かれた鍋や洗濯物などで、
 セリフにしないまでもさり気なく描くことに
 成功していたように思うだけに少し残念。
  渡辺監督インタビュー再録もご参照を。

・ももえの兄
 彼もひできの背景を描くという目的や、
 列車にももえが追いつくため(車)に
 必要な人物として配置されたのだろうが、
 どうも微妙に浮いてしまっていたような……
 必要なのはわかる、わかるのだが、
 ひできが誰もいない家の窓に向かって語るのが
 この話の肝だったようにも思える。
 一旦は兄に追い返されて、
 そのあと「やっぱりこっそりお別れを」的なのは
 悪く言えばちょっと情けない感じが出てしまったかもしれない。

 ◇

<その他>

・映画30周年記念スペシャルオープニング!
……って今回も「のび太の恐竜」かよ!
えーまさかずっと「恐竜」じゃないよね、まさかね。

・ドラCM大豊作!(関東地方)
 UGAのジャイアンコンサートがドラ枠で流れるようになったり、
 TOYOTAの「NOAH」がどこでもドアバージョンだったり、
 (ちゃんと土管の空き地だったりジャイ子まで居たり、
  パパは免許取れたのか?だったり、ドラ焼き1/4だったり)
 もちろんココスのCMもあったり、嬉しいことこの上ない。


<宣伝部長ハリ坊の映画ドラえもんを楽しみまショー>

今回は「海の生き物クイズ」。
やったね! 背景が付いたね! 
当たりまえの気もするけど気にしちゃいけない!

ハリセンボンの針の数は約400本で、
ハリ坊のハリ毛の数は約1万本らしいです。

映画宣伝と言いながらあまり関係ないクイズに突入しましたが、
これも毎年のことなので気にしちゃいけない。
ネタバレされるよりは個人的にずっとマシな気がします。

 ◇

次回は10月30日、
「消しゴムでのっぺらぼう」と
「おもちゃの兵隊」


おもちゃの兵隊が「ソレ!とつげき」したり、
顔がノッペラボーになったりと、
微妙にアニメではヤバそうな表現が含まれる気がしますが、
どうなるでしょうか。
でも、案外フツーにやってくれそうにも思えます。
そうであってくれ、そしてそのまま
「いいぞもっとやれ!」的ハチャメチャワールドに突入したら最高。

なんでも、しずかのまゆ毛が凄いことになるらしいですよ?

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心の窓をひらいてみたよ
 『ドラえもん』10月23日放送分(通算189回)は、「あの窓にさようなら」が放送された(リアルタイム視聴)。 ...続きを見る
銀河後悔日誌〜ともかく〜
2009/10/24 20:13

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
渡辺監督の作品を見てると、○○繋がりがたまにありますよね。
帰ってきたドラえもん:花
のび竜2006:ちょっとね
緑の巨人伝:靴
あの窓にさようなら:焼きいも

多分他にもあるかもしれません。

焼きいもは母親の愛情繋がりだと自分も思います。
焼きいも→ほかほかあったかい→母の愛情みたいな感じでしょうか。
「どんなに寒い時も、暖かくしてあげられるよ」というニュアンスかもしれません。
ちょうど季節も寒くなってきた秋(→季節の移り変わり→ひできの今までの生活から新しい生活に変わる)ということで、焼きいもは季節感を出すにもピッタリだと思います。
実は次の番組のクレヨンしんちゃんでも、さつまいもの話をやってたんですよね。こっちはさつまいも料理やサンマの塩焼きが実に美味しそうに描かれていてお腹が減ってしまいそうでした。夕食を食べた後だったんですけど。
でもあの源家の特注と思われるいもの大きさにはギョッとし、思わず笑ってしまいました。しずかママも嬉しそうに焼きいもを焚き火から取り出して、血は争えないという言葉が浮かんでしまったり。

「のび太が全く普通に歩いているように見えてしまったこと。」は、確か話の中で3日休んでたと言っていたので多分最初の頃よりは幾分か良くなったのかもしれません。でもやっぱり違和感ありますよね、若干。
納汲蜩
2009/10/25 01:46
こんにちは。
おイモは最初なぜこんなに出てくるのだろうと思ったのですが、納汲蜩さんや他の方々の感想を拝見するうちに、やはり母親の愛情を示すものなのだろうなということがわかってきました。
それにしても源家の焼きイモは尋常なサイズではありませんでしたね…

のび太の足については、意味のないツッコミを入れてしまったなと反省しておりますが、自由に外出ができない時に窓の眺めだけでも変えられたら楽しいだろうなと感じられる話だったと思います。
春巻き
2009/10/25 17:58

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