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zoom RSS ドラえもん09年11月13日放送感想(宇宙人を追いかえせ!)

<<   作成日時 : 2009/11/14 15:36   >>

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本日御紹介いたしますは、
若本規夫(敬称略)が「ゥメェェェェェェァッ」と絶賛の雄叫びを上げ、
超弩級惑星破壊レーザー砲を地球に差し向けてでももうばいとり、
「女神に往復ビンタされたかのような刺激がほとばしる」という
匠の逸品、野比のび太の0点のテストでございます。


いや…別にふざけているわけでもないのだから
何と言うか。
本当にこんな話だったよね?


宇宙人を追いかえせ! 
 →アニメオリジナル、
 ただし「未知とのそうぐう機」「ハロー宇宙人」の展開やキャラを一部流用


<あらすじ>
部屋においてあった「未知とのそうぐう機」につまづき、
誤って作動させてしまったのび太。
かくて呼び出されてしまったヤギ型宇宙人のヤギオ(c.v若本規夫)。
食事直前に呼び出されたため非常に機嫌が悪く、
ろくな食事を出さなければ地球を吹っ飛ばしてやると脅してくる。
家中の食物をかき集めるのびドラだったがどれも口に合わない。
もうダメかと思われたその時、彼らが紙類を好むことが判明し、
丁度処分に困っていた0点のテストを差し出すのび太。
なぜか極上の美味だったらしく、上機嫌で帰っていったヤギオだったが、
安心したのもつかの間、翌日には仲間を連れて押しかけ、
もっと0点のテストを食べさせろと詰め寄る……



要するに「未知とのそうぐう機」(06年ほかにアニメ化済)の
リメイクなのだが……

わさドラになってからも数ある話の中から、
なんでこの話を?
しかもなんでヤギ? 
いや、そもそも全てが「なんで?」という感じ。

何もかもが脈絡がなさすぎて、
シュールを通り越して完全に意味不明である
しかし面白くなかったのかと言うと……むしろ、面白い?

ともすれば意味不明すぎて
空中分解しかねない危険をはらみながら、
ぐいぐいと引っぱっていくような
不思議な勢いがあったように思う。
ここまでワケがわからないと、かえって先が気になるという
超高度なテクニックだろうか。

脚本に絵コンテに演出に、若本さんの演技、
そしてその他諸々の要素が
絶妙なバランスで絡み合った面白さだったのかもしれないと感じた。
もう、なにか一つでも狂ってたら、
リモコンを投げること間違いなしというぐらい。

そういえば
七夕の宇宙戦争」や「のび太を愛した美少女」の時も
同様のことを述べていたので、
「ともすればスベっていきかねない要素を見事に束ね、
逆にぐぐっと引き込ませる」というのが、
ある種、寺本監督の持ち味なのかもしれない。
(今回は絵コンテを担当)


私の的外れで勝手な感想はさておくとしても、
なんかいろいろとスゴい回だったよ、ということで。

果てしなくぐだぐだとまとまらないので、
以下、箇条書きにて。


・マルバツ式テストで0点
普通に考えたらありえない確率。
もしや「合っていると思ったら×」をつけているのでは?

・円番さん
まさかの再登場。キャストも同じ…だったと思う。
「宇宙人・UFOの写真募集中」のポスターを制作してまで
追い求めるが、
のび太の撮影した「本物」の写真は信用せず、
カメラを携えて探し回る後ろにヤギ宇宙人の円盤がゾロゾロと……
いろんな意味で気の毒な人。
「チンプイ」の「ヒミツのバードウォッチング」の話を思い出した。

・「気軽に出かけられちゃあ困るんだよな」
ドラの不在に対するのび太のセリフ。…さり気にヒドい。
もっとも、『ドラ不在+危険道具が出しっぱなし=のび太暴走』
という黄金の算式の必要条件ではあるのだが。

・「どっかで見たことあるような」
前回ハルカ星人ハルバルを呼び出してしまった時の騒動で
懲りているはずにも関わらず、なぜまた、という点は
「ドラが置きっぱなしで偶然つまずいて作動」
「のび太はほとんど忘れている」
という状況で処理。
この手法を使えば「わさドラ」未アニメ化の原作が減っても
安心……って、
まだ4年半しか経っていないので、
そんな必要はないと思うのだけれどなあ。
つくづく、「なぜリメイク?」「しかもなぜこの話を?」
という疑問が尽きないが……
(下の項に続く)

・ヤギギ星人ヤギオ(c.v若本規夫)
ほんやくコンニャクを食べても、吹き替え(?)にならず、
あくまでドラが通訳している状態なのは……
ひとえに若本さんに「ンメェェェェェッ」と言わせたいからなのか。

ひょっとしたら、
『若本規夫さんに出演してもらえることになったよ』
『若本さん!? ならば叫ばせないと』
『ヤギ宇宙人が<メェェェェァッ>と叫ぶってのはどう?』
『そういえば、<未知とのそうぐう機>ってあったね』
という流れがあったんじゃないかと半ば本気で妄想するぐらい。

若本さんから逆流リサーチして出来上がった話だとするなら、
前述の「なぜ?」もスッキリ解決!?
いや、冗談ですけど。

……それくらい、若本ボイスが強烈な話ではあったのだが、
それだけに頼らず、あのインパクトを最大限に生かすよう
動きや演出も配慮されていたように思う。


・映画30周年記念OP
今回は「魔界」「宇宙小戦争」「鉄人兵団」。
「魔界」のCGに感動。
予告編とは言え、こうやって続けて見ると
絵柄も含めたアニメドラの歴史が良くわかる。
バトル三部作(?)がOPとはなんてゼイタク!
のび太の「チンカラホイ」は……
普段の規制はなんなのだというくらい全開で驚いた。

・「ごはんをごちそうすれば機嫌を直してくれるよ」(のび)
「オー! ぐっどあいでぃーあ!」(ドラ)
一瞬でちゃぶ台に美味しそうなご飯が並んでいるという超展開。
のびドラは正座でにこにこお箸を構え(ドラの正座…)、
ヤギギ星人は仏頂面で食卓を眺め、
後ろには円盤、そして窓は円盤型にきれいに破壊されているという
ものすっごい絵面。
ココの場面の画だけ切り取ったら
「なんなんだ?」と受けるか引くかどっちかだろう。
塩ジャケにみそ汁に醤油にお茶まで描かれている細かさに泣いた。
そして、ちゃぶ台はひっくり返されるためにあるんですね、わかります。

・超弩級惑星破壊レーザー砲
「ドラ」には珍しい字幕付きでのご丁寧な解説。
母艦のデザインとか、レーザー光線描写とか、
力の入れどころがやっぱり間違っている。
しかもちゃぶ台返しの次にこれですか。
お茶の間の日常感覚とSFが並存するドラえもんという作品を
象徴してうんぬんかんぬん(適当)

・皿クリーム
のびドラは慌てて食材をかき集めるのだが、
なぜこんなものがご家庭に……
きっと80年代のお笑いに殉じた芸人の亡霊がのび太に乗り移って
何もないところで転ばないといけないような気がして、
お約束どおりヤギオの顔にべちゃりとぶちまけたのでしょう、きっと。

・0点のテスト「ゥメェェェェェェァッ!!」
紙類を好む宇宙人なのはまだ良いとして、
のび太の0点のテストが極上の美味というのは
ご都合主義も良いところなのだが、
ひとえにこの絶叫を聞くためにあると考えればそれも良し!?
画面の方も絶好調で、火山は噴火するは、
お花畑で乙女チックだわ、女神が往復ビンタするは
悪い夢を見そうな、素晴らしい映像に。

・諦めが混じりつつも、
一応頑張ってみようとする微妙な感情がほのかに香る!

のび太のテストに対する姿勢を的確に表した評価。
これが次週への伏線になっていようとは誰も思っていなかった。
(多分ウソ)

・のび太の悪夢
写真は信じてもらえなかったものの、
地球消滅の危機は回避され、穴のあいたままの部屋で(…)
眠りにつくのび太。
ここで終わっても良かったのかもしれないが……
若本さんがしゃべる日本語がこの夢の中だけというのが
もう狙っているとしか思えない。

・ヤギギ星人、再び、そして増殖
初回については
呼び出してしまったのび太の自業自得ではあったのだが、
ここから先は単なる迷惑以外の何者でもない。
「ドラえもん」というよりは、
「21エモン」+「ウメ星デンカ」+「チンプイ」を足して
若本ボイスで割って寺本監督秘伝のスパイスで味付けしたら
こんなん出来ましたという感じだろうか。
確かにFっぽくもあるのだが、
何かが決定的に違うような……でも面白いから良いか?

・フエルミラー
コピー=養殖のテストはイマイチなお味らしい。
しかし文字はあべこべにならないのか、
それとも原作のあれは通貨偽造防止?

・「0点がないなら0点をとってくれば良いんだ!」(のび)
「地球のために、必ず0点をとってきてくれぇぇ」(ドラ)
ビミョーにスベっているが、今更些細な問題という気もする。
テキトーに書いたはずの答案が100点で、
しかも激マズというのも完全に手段が目的化しているが……
諦めはともかく、「一応頑張ってみよう」が無かったことが
味の違いを生み出しているのか。
やっぱり次週への巧妙な伏線(なわけない)

・100点を死守するのび太とヤギギ星人の攻防
このあたりも派手なアクションで良かったのだが、
前半ほどの勢いが無かったような気もする。
利害が絡まず「単なる迷惑」のせいか。

・真夏に生ゴミを放置したまま
三日後に帰宅した時のような凄まじい悪臭の味

……ほかの二つの例えに比べてイヤにリアルなんですけども。
アニメ制作関係者ならありえ…いやまさか。


 ◇

次週は「恐怖のジャイアンディナーショー」と
「のび太もたまには考える」


出木杉が一歩引いた関係ではなく、
ジャイアンの歌&料理という脅威を前にして
のびドラと運命を共にするあたりが好きなので、
そのへんをどう描くかに注目。

「のび太もたまには〜」も
のび太というキャラクターを語る上で欠かせない
重要エピソードなので、
丁寧な描写を期待したいところ。
過剰演出や狙った感動系ではなく、
たんたんと落ち着いたものになると良いのだけれど……?
大原さんの演技も楽しみです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ヤギギ星人が0点を食べてピョンピョン跳ねて喜ぶ姿が個人的には可愛らしかったんですが、脅しの顔つき(テスト中ののび太に対して)とか普段の顔がいい感じにむかつくデザインだった、ヤギギ星人。いや〜なお客様…的なイメージでデザインされたのでしょうか。

実は今回のお話の絵コンテを見せていただく機会がありまして、内容は放送前に知っていたのでした…。絵コンテの内容を思い出しながら見ていて、絵コンテからこういう風になるんだ!と感激しました。
寺本監督の絵コンテ、絵柄がとても可愛らしいのです。ドラが特に!(新魔界大冒険公式ブックに載ってる寺本監督のイメージボード参照)。のび太もどことなくショタっぽい感じでした。0点のおいしさに喜ぶシーンのヤギギ星人もテレビ放送された物よりもとても可愛らしかったです。
各キャラクターの表情・構図・演出指示もしっかり描き込まれてましたよ!
絵コンテと違う所もありまして、ヤギギ星人が0点のおいしさを表すイメージ映像シーンでは画面隅にドラえもんが円の中で喋っているのが描かれていました。台詞で済まされたドラえもんの通訳解説がその円の中で行われる…みたいな。
納汲蜩
2009/11/15 05:05
こんにちは。
寺本監督の絵コンテを拝見されたのですか!
表情や演出指示の細かい描き込みもあったということで、興味深いと共にとてもうらやましいです!
味の賞賛シーンでドラの絵が省かれたというのは、画面のインパクトを優先した結果なのでしょうか。
脚本や絵コンテからどのように完成されていくか、メイキングのようなものも見れる機会があったら良いなと願っています。
春巻き
2009/11/15 20:13

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