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zoom RSS ドラえもん09年11月20日放送感想(恐怖のジャイアンディナーショー&のび太もたまには考える)

<<   作成日時 : 2009/11/21 23:12   >>

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ジャイアンシチューの味の決め手はたくあん、
そしてセミのぬけがらです。
また、のび太は努力しないで調子にのるのが基本ですが、
ごくたまには考える少年です。
ここ、テストに出ますので覚えておくように。


恐怖のジャイアンディナーショー →てんコミ41巻

<あらすじ>
まちの子どもたちの動きがあわただしい。
不吉な気配を感じるのびドラだったが、
そこへジャイアンが、手料理を食べながら歌を聞ける
ディナーショウ開催の告知にやってきた。
チケット販売と会場設営を押し付けられた二人。
のび太は必死に友人たちの家を回るが、
仮病やら居留守やら本気の逃避やらで一枚も売れない。
ようやくチケットを購入してくれた出木杉が
ジャイ母に叱ってもらうか台風ならばと提案するが、
いずれの方法も失敗に終わる。
万策尽き、覚悟を決める三人だったが、
意外というか、ある種当然の「事故」で
ディナーショウは中止になった。



・なにやら不吉なものが近づいてくる気配!
ドラのヒゲやシッポがぴこぴこしているのが良い感じで、
さすがネコらしい危機察知能力です。
どうせならもうちょっと早く分かれば良いのに。

・おまちかね!ジャイアンディナーショウ
待ってないです。
…というのはさておき、毎度ポスターやらチケットやら、
いち小学生男子がどうやって作成しているのでしょうか。
原画はジャイ子がおこして、彼女がふだん利用する印刷所で…とか?
あるいは一枚モノの手描きとか、
チケットはコピーで手軽にという方法もありますね。

話の都合上のアイテムに過ぎないのに、
ジャイ子という妹がいるおかげで
意外と無理のない妄想ができる素晴らしさ。


・命にかかわる。ことわる!!
スネ夫のやけくそというか錯乱ぶりが見事。
文字通りじたばたする様に必死さが伝わってきます。

・浅間くんは塾の合宿へ
まさかの間接再登場来たー!
浅間くんってケンジくんですよね、あの時の
深読みガイド」だと
「安雄のママ」にされてたけど気にしなーい。

・はる夫はカキ氷四十杯食べて、四十度の高熱
原作のあれは仮病の文言だと思ってたのですが、
マジでやったのか! しかも原作と違って11月の設定なのに。
目を回しながらも嬉しそうな描写がナイス。

・みんなどこに行ったんだろう
商店街、赤いトンネル山のある公園、時計台のある公園、
が、順に映し出されるのが何気なく良い感じ。
ここはあの話で出た場所だなーと思い出されるのも
わさドラ5年目の安定感でしょうか。

・黒しずか
しずかの「信じられない…」は原作どおりなのですが、
見方によっては計算ずくともとれて、意味深。

・黒出木杉?
(ディナーショウを中止に)「出来ないことはない。」
→「例えば台風が来るとか、彼の母さんがどなりつけるとか」
原作ではたとえ話として出されたアイディアでしたが、
「出来ないことはない」と言い切ってしまうことで
暗に「きみたちで何とか小細工してくれ」
と言ってるようにも見える……
いや、たぶん気のせいなんでしょうが。

マツ席とタケ席で迷うことなくタケ席を選ぶあたりは
素直で良かったです。
マツもタケも意味ない(客の多少に無関係な破壊力)のが
聡明な頭脳で良くわかっているにも関わらず、でしょうね。
原作にこういうちょっとした付け足し(not「削る」)
があると面白いなあ。

・「おたくの息子さんのことでちょっと」(ドラ)
「おくさーん、居るんでしょう?」と、ドラのセリフが続くのに爆笑。
借金の取立てや刑事の捜査じゃあるまいし、
こういうのはどなたの仕事なのでしょうか。
脚本? 録音監督? もしくは水田さんのアドリブ?

・おれさまの好物を全部入れたシチュー
オレンジジュース、メロンソーダ、なっとう、
ショートケーキ、せんべい……
と凄まじいラインナップ。
これらが鍋に惜しみなく投入されていきます。
そしてたくあんにジャム、さらに
セミのぬけがらまでバッチリご用意!
しかも8匹分は描写されていたのですが……
キミがセミを好きなのは分かったが、それは食材なのか?

ちなみに今年3月の「TV Bros(テレビブロス)」のわさドラ特集で
ジャイアンシチュー実食の記事がありましたが(セミの抜け殻入り)、
イカの塩辛と大福(13巻の方のネタ)とたくあんが
かなりの致命傷だったらしいです。

よく原作を読み直したら、41巻の方はフライパンなので、
シチューじゃないのかもしれませんが。
なぜか「材料にたくあん」は共通しています。


・覚悟を決めて歌を聞こうじゃないか!
耳せん、お医者さんかばん、赤まむしドリンク、成田山のお札に
魔よけのお面と、イワシの頭が追加されました。
のび太、赤まむしドリンク本当に飲んじゃったよ…
はたして気つけ効果はあるのか。


・「今まで食べたことのないすっごい味だったって」(ジャイ子)
顔もシチューも緑色ですが、マズイとは言っていないのか…?
どちらにせよ、本人がひっくり返ってしまったので、
ジャイアンディナーショウは中止です、めでたしめでたし。

涙を流してのび太と手を取り合って喜んでいる出木杉が
なんとなく気に入りだったのですが、
今回のアニメ化ではその辺はあっさりしていたのが残念。
のび太にとって恋のライバルでも、
基本的には友だちなのがわかる名シーンでもあります。
ジャイアンの歌&料理という人類共通の敵の前に、
出来すぎも出来なさすぎも心を一つにできることも証明されました。


 ◇


のび太もたまには考える →てんコミ34巻

<あらすじ>
明日のテストが0点だったら破滅だと騒ぐのび太。
ドラは冷たくあしらいつつも、
「いっぺんでいいから本気で悩んでみろ!!」と
強い口調で言い放つ。
仕方がないと机に向かったのび太だったが、
タイミング悪くおつかいを頼まれた。
ドラはその道の達人の能力が身につく
「能力ディスク」を貸し、おかげで早く帰宅できる。
しかしのび太はこのディスクを使って、
テストも学校の授業も放課後の生活も
全てを超一流の能力でのり切ろうと目論んだ。
ドラはそんなのび太の様子を悲しさとも諦めともつかない表情で
ただ何も言わずに眺めていたが……



野比のび太は何をやってもダメな少年だけれど、
それに対して特別反省も努力もしようとせず、
ドラえもんに甘やかされて道具を使って調子にのって、
挙げ句に失敗しても懲りずに繰り返す、

……と、いうだけではない、と
言い切れる根拠になるだろうエピソードの一つがこの話。

そもそものきっかけが道具ではありますが、
のび太というキャラクターや、
ドラえもんという作品を語る上で欠かせない話だと思います。


・5年3組 野比のび犬 0点
一瞬チラッと映るだけの答案に
こういうネタを紛れ込ませるのが素敵です。

・「悩みぬくのだ、そうすればそこに新しい道が開けるだろう」
オーバーリアクションで力説し、
ふう、とばかりに立ち戻ってお茶をすするドラ。
ドラの迫力に対して、人ごとのように
ぽかんと眺めるのび太の対比も面白い。
わざとらしい口調や、直後のドラのくつろぎからみても、
ドラものび太が「わかったぼく頑張る!」など奮起する事は
期待していないのかもしれません。
それでも、結局諦めて机に向かうのび太だったので、
ドラの対応は適切だったようにも思えます。

この話のラストで結果的に
ドラの言った事を実践しているので(伏線でもある)
本人がその意味を噛みしめてみて
はじめて生きてくる言葉だということもわかりました。


・電球のお使い
原作ではママが「お使いさせるのも教育のひとつ」と
語っていましたが、なぜか今回はそのくだりがカット。
そのため、ドラが「自分が代わりに行かずに道具で楽をした」
ようにも見えてしまうのが非常に気になりました。
そこのところがボケていると、この話でのドラの立ち位置まで
ブレてしまうのがまずいように思えます。


・能力ディスク
「能力カセット」ではなくて「ディスク」。
「ドリームプレイヤー」(のび太の夢物語)につづき、
ちょっぴり今風?の形態にアレンジされました。

ちなみに映画をLDで楽しまれていたという藤本先生は、
ちゃんと「メモリーディスク」という道具も描かれています。
マジックで塗りつぶすと該当記憶が失われるという
ある意味無茶苦茶な22世紀クオリティが素敵な逸品でしたが……


・のび太の大活躍?
ディスクを使用してののび太の活躍?ぶりが、
かなり具体的に描かれていました。
ズルで本人のためになっていないことがわかっていても、
「ちょっと欲しいかも」と思わせる楽しそうな描写。
つまりは誰しものび太的側面を持つということでしょうか。
この点も、この話とこの作品全体のテーマかもしれません。

「エコについて」という題で電話帳のような作文を書いたのび太は
紙の無駄遣いという意味でエコじゃないのでは……
いつもののび太と違いすぎることになぜ皆気づかない。


・ピアニスト、ダンサー、奇術師、格闘家のび太
そういった話のテーマを念頭に置いておけば、
道具のおかげとは言え、
のび太の七変化が楽しめる話でもあったと思います。

ピアノを華麗に弾くのび太やら、
ブレイクダンス?っぽい動きなどはかなり貴重かも……
ひとりだけ動きがズレている女の子が居たのも細かい。
のび太の歌唱@オペラ歌手は一流というにはビミy…ごほん。

「強い人」の時の読み込みエラーは
特に後の展開の伏線ではありませんでしたが、
「これはディスクの効果なんだよ、素ののび太は相変わらずなんだよ」
ということを改めて示すための演出だったのかもしれません。


・のび太もたまには考える
「考える人」ディスクの再生がこの話の転換点となるのですが、
「考える」までの入り方が急だったようにも思えます。
直前までジャイスネを投げ飛ばして高笑い、だっただけに、
急転換すぎるというか。
もうちょっと間がほしかったかも。

「ぼく自身はあいかわらず……
 でもやっぱり努力はしなくちゃいけないんだよな、
 あきらめずにな」
ドラの言ったように
「自分をしっかり見つめて悩みぬいた」末に出た答え、名言です。

ディスクを返す時も(つまり抜き取り済)
それは揺るがないようなので、
「考える」きっかけはともかく、
その答えは彼自身が得たものでしょうか。
「ハンディキャップ」の話にも通じるものがあり、
彼は「努力しないで甘やかされて調子にのる」
だけではなく、「たまには考える」のだということが良くわかります。

いつしか日が傾き、のび太やドラの顔を照らし出す描写、
あるいはのび太が「考える」ポーズを離れ、
ふっと夕空を見上げる描写がとても印象的でした。

最後にドラがうるうる涙を流すのはオーバーだったかも?

 ◇


<映画30周年記念スペシャルOP>
今回は「竜の騎士」「パラレル西遊記」「日本誕生」でした。
予告編映像とは言え、地底世界の設定の作りこみに
改めてうならされます。
「日本誕生」といい、この頃から「ドラ」というより
S・F短編(長編ですが)っぽくなってきたような気もしました。
「パラレル西遊記」がF先生の体調不良で
オリジナルになったことを考えても、大きな節目の時期でしょうか。
まさに「ドラえもん」に歴史あり、を実感させる
良企画だと思います。


 ◇

次回は11月27日
「名犬!?チューケンパー」

てんコミには未収録で、
プラスに収録となったのが分かるような
ブラックなオチが印象的な原作でしたが、
もうちょっと違った感じになるようなので注目です。

予告を見る限り、
「いたわりロボット」とか「森は生きている」が
混ざったような印象を受けますが……

二週続けてのび太が逃げる自分を
見つめなおす話になるのでしょうか。
狙ったような感動ではなくて、
もっと落ち着いたトーンを期待。

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