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zoom RSS ドラえもん09年12月11日放送感想(聖夜ののび太クロース&マッチ売りのドラミほか)

<<   作成日時 : 2009/12/12 16:10   >>

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聖夜、のび太クロースが夢を届ける。
それは、奇跡じゃないかもしれないけれど、
あたたかな優しさがあふれる物語。


クリスマスにはちと早い、
ドラミ誕生日にはやや遅い、
そんな時期の放送ということを逆手に取ったかのような
クリスマス&ドラミ話だった今回。

二つのミッションを同時にこなしつつ、
ちゃんとのび太もドラも活躍していたのが好印象。
さらに、1時間SPに拡大したもののさほど間延びはせず、
基本原作に沿いながらオリジナル要素も上手く絡め、
動きや画面も綺麗だったのではないかという気がします。

ちょっと良いところだけを褒めすぎかもしれませんが、
実際、派手さはないものの、
良質の出来の回だったのではないかと感じました。

仮に「クリスマス&ドラミ必須、かつ1時間枠中編で」
という縛りが先に提示されていたのならば
見事というほかありません。

例によって「イイ話」化している部分はありますが、
クリスマススペシャルならば、
それくらいでもよいのではないでしょうか。

問題なのはむしろ普段の話で「イイ話」を連発しすぎて
給過剰を起こしてしまっていることなのですぐゎ。



聖夜ののび太クロース 
 →原題 「サンタメール」 てんコミ21巻

「構成」の水野宗徳さんが脚本を担当。
以前にも述べたように、
アニメ畑の方ではないのですが……上手いなあ。
セワシの扱いだけはどうも気になるのですが、
全体的に「ドラえもん」らしさとオリジナル要素の配合が絶妙で、
個人的に特に注目しています。

登板回数が圧倒的に少ないので、
もっといろいろな話を観てみたいです。


<あらすじ>
クリスマスプレゼントに
自分はどうして参考書しかもらえないんだと嘆くのび太。
ドラの渡した「サンタメール」に「携帯ゲーム」と記して
投函したところ、サンタクロースが本当にゲーム機を届けてくれた。
喜んだのび太は皆にも良いことをしようと、
タイムマシンでクリスマス前に戻り、
残りのサンタメールを近所の子どもたちに配って回る。
機嫌よく元の日に戻ったのび太だったが、
子どもたちからは「サンタはやってこなかった」「うそつき」
と言われてしまい……


「三月の雪」と並んで、
のび太の責任感を見ることのできる名作。
極端なところ、のび太の余計なお世話だったと
言えなくもありませんが、
それでもクリスマスには素敵なユメを見ても良いのではないか、
そんな雰囲気の漂う話だったと思います。

「魔美」の「エスパークリスマス」ぽくなるのかなと思いきや、
また違った味付けになっていましたが、
狙いすぎの不自然さは特に無かった気がします。

いやまあ、突然サンタが「店番代わります」と出てくるのは
これ以上ないほど異様ではあるのですが。
まあ、さちこのママも練馬区月見台の住人ですし、
(野比家を中心とした)珍事には免疫があるのかも?


以下、項目別にて。


・のびパパの不在とさちこママの不在、ドラミの存在
原作では「ためになる本」を置いて麻雀大会に出かけてしまった
のび太のパパ。
今回のアニメではそこまでストレートではなかったものの、
やはりパパは課長と酒を飲んでいて不在でした。

直接的な示唆はありませんでしたが、
のび太にとって、望むプレゼントがもらえないこともさることながら、
家族が揃わないことも「ユメのないクリスマス」の
要因だったのかもしれません。
さちこのママが営むおでん屋でパパたちが飲んでいた、というのは
ちょっとしたオマケ要素だったのかもしれませんが、
のび太をさちこに感情移入させるための
意図的な演出とみることもできるでしょうか。
「クリスマスは一年に一度だけの特別な夜なんだ!」
と訴えるのび太の言葉も、
その場に当のパパが居ることで意味合いを増してくる気がします。

ドラミが来ていたのもドラの妹として
「家族」と過ごすクリスマスのイメージを出すとか、
さちことゆきおという兄妹とドラドラミ兄妹を重ねるとか、
そういう狙いもあった……のだと考えられなくもない、かも。

ドラミを出す必然性は無かったのですが、
出すことが前提だったとしたなら、
そんな解釈の余地を作っているのが非常に見事だと感じました。


・サンタクロースはどこのひと
サンタメールは未来デパートへの注文書で、
のび太クロースがさんざん苦労する描写をしておきながら、
サンタの存在完全否定は避けていたのが驚きでした。
特にジャイスネしずトリオ。
「ユメが無いのね」という発言からも、
承知はしていると思うのですが……ちびっ子視聴者への配慮??


・のび太はお使い、妹はお手伝い、兄はドラ焼き
…ダメだこの青ダヌキロボット早くなんとかしないと。
「ドラ焼きクリスマスバージョン」と「お正月バージョン」が
悲惨な末路を辿る反復ギャグには笑わされましたが、
少なくとも一回目は天罰覿面のような気がします。
ただ話を追うだけじゃなくて、こういうちょっとした場面があると嬉しい。


・「たのしい国語・算数・社会・理科」
「たのしい」シリーズが毎年恒例のプレゼントとは…泣けます。
「狙った子どもをガッカリさせて喜ぶサンタの図」がさらに
リアルに嫌な感じでよろしい。
「国語算数社会理科」ときて、
「ああ〜小学生だからまだ『英語』は無いのだな」と思っていたら……
心底同情いたします。
「たのしい国語」がちゃんと左側開きになってるあたり芸コマすぎる。


・みたび、課長
今回のパパの会社の「課長」も今まで「課長」として登場した方と
同じデザインでした。
→「月給騒動」、「雨男」、そして今回
しかも声優も亀井三郎さんで同じなんだよなあ。
ちなみに同じ水野氏脚本・課長登場の「雨男はつらいよ」では、
ちゃんとのび太のび助の親子関係を描いているので、
今回のパパ不在もさほど勝手な感じはしないでしょうか。

穴ぼこ山(仮称)のある公園などもそうですが、
共通のキャラや素材を使うことで、
これまでの話が思い起こされる構造というのは
テレビアニメシリーズとしての奥行きが増していい感じです。


・「のび太くんは少し休みな?」(ドラ)
自分で責任のとれない事は親切とは言えないからね
というドラの言葉に対し奮起し、責任をとるため
壊れたおもちゃを集めて駆けずり回ったのび太。
まだ足りないものがあるという状況に
再び出かけようとするのび太にかけた言葉がこれでした。
ただ単に「デパートのおもちゃのコピー」がマズイ表現だから
避けた、というだけでなく、
厳しさと優しさを併せ持つ子守りロボットとしての本領を発揮。
目覚めた時ちゃんと枕に毛布がかけられていたのも
良い演出でした。


のび太トナカイ→のび太クロース
サンタ衣装に身を包み、
ららららーんと踊るロボット兄妹ノリノリである。
しかし可愛い。
そして歌いながら喜び駆け回るのび太トナカイは似合いすぎ。
キミも十分ノリノリではないかと思うのだが…


・トナカイ型飛行機で日本へ!
ジングルベルを歌いながら北極を出発し、のび太の町へ。
東京タワーをはじめとした都会のネオンを見下ろしつつ
トナカイロケットが空を行く光景がたまりません。
綺麗すぎるかもしれませんが、夢があってこういうの好きです。


・ママのままごとセット
のび太の勘違いではありましたが、
ちゃんとさちこ兄妹の様子を見た上でのチョイスなのが
のび太なかなかやるじゃん、という感じ。


・三田さんのサンタクロース
冒頭のやりとりがまさかここまで生きてくる伏線だったとは!
壊れたおもちゃを譲ってもらったのもこの店だったし。
ロケットが通過する瞬間に人形が消えるのは不思議で
何度も巻き戻してしまいましたがどうやっているのかは結局わからず。
エプロンをつけておでん屋に立つ千秋ボイスサンタ はシュールすぎます。

その他、
・十字キーが二つある謎の携帯ゲーム機に
「高級」の文字が燦然と輝く「プリンスメロンパン」


・ドラドラミに仕事を押し付けたうえ、
 やたら恩着せがましいのび太クロース


・ハリ坊が居る魚釣りゲーム

・執拗に存在を抹消されるジャイ父の謎

などが印象的でした。

 ◇


<「人魚大海戦」最新映像公開>

今回の放送で映画の詳細が判明しました。
まず一番に感じた事は……

ソフィア&ハリ坊のメインゲストキャラを演じるのが声優さん!
 (ソフィア:田中理恵さん、ハリ坊:飯塚雅弓さん

ばんざーい!ばんざーい! 

……なんかファンとして間違っているような気もしますが、
個人的には切実な問題でした。
「新魔界」の満月一家総芸能人化がショックだったもので……

内容については同じ予告編が
映画公式サイトで公開されているのでそちらを参照ですが、
今までちらほら耳にしていた情報が「ああそういうことか」と
合点がいった感じ。

人魚族と怪魚族の争いにのび太たちが
いかに関わっていくことになるのかに注目でしょうか。

ちゃんとのび太が「主人公」になってると良いのだけれどなあ。
真保さんの過去2作はどうものび太が食われてた感が……

その他、ドラミや剣などの要素に不安もありますが、
あまり肩に力を入れずにまったり公開の日を待つことにしたいと思います。


 ◇


マッチ売りのドラミ →アニメオリジナル

ちゃんとした短編かと思いきや、
完全にショートコントだったこちらのお話。
同じ楽屋裏系でも定番のブリッジアニメより
新鮮で楽しむことができました。
昔あった、「めいさく劇場」ともまた違うでしょうか。

要するにドラミを主役に
ドラたちが「マッチ売りの少女」を撮影しているという
状況なのですが、
なぜそんな映像を撮っているのかとか
そもそもこのキャスティングだとかスタッフの割り振りに関する
説明も一切無し!

もう、そのへんを一切省いたシチュエーションが
いっそ清々しいでしょうか。
こういう整合性抜きで見れるオマケ的な話も
SP回にはあっても面白いかもしれません。
せっかくのアニメ版なんだし。

ドラミ様と「様」をつけたくなるような
主演女優の勝手気ままぶりが痛快でした。
「お買い上げありがとうございまーす」のドラミ様、怖っ!

そして撮影スタッフの面々も
のび太のクラスメイトのお馴染みの子たちが……
こないだワンテンポ遅れてた女の子は居ましたが、
ファンの間で人気上昇中のあの子は居なかったのは残念。

しずかがバミ用のガムテを携帯しているのとか良いなあ。

 ◇

<ドラえもんクリスマス大プレゼント>
今回のプレゼントクイズは、
作中でドラミが歌っていた曲は?というもの。

心に残るお話30(単品)ほか、
ドラえもん主題歌大全集CD、
A2版2010年ドラえもんカレンダーなどが当たりました。

その他恒例の
ドラミからのクリスマスメッセージの告知もあり。
※詳しくはアニメ公式サイトへ。


 ◇

次回は12月31日夜6時から。
大みそかドラえもん
 映画30周年!全部見せますスペシャル

として
「45年後…〜未来のぼくがやってきた〜」と
「どら焼き伝説を追え!」
の新作が2本。
「海賊大決戦〜南海のラブロマンス〜」と
「バイバイン」を再放送とのこと。


「45年後…」は最終回的要素を含む名作だけに、
5年目の大みそかSPで投入というのが早すぎる気もしますが、
あの方が登板との噂もあるので、とにかく待つのみ。

「どら焼き伝説」の方はアニメオリジナルだと思います。
いい感じに力の抜けたほのぼのギャグ系を期待。
だから「どら」の字は「ドラ」だと何度(略

そして再放送枠ですが、
「バイバイン」は良いチョイスだと思いますが、
「海賊大決戦」はどうにも残念……(好きな方ごめんなさい)

ええっと、ここは同じ海でも
眠る海の王国」を再放送すべきじゃないかと。
ジャン黒の復刊も控えてることだし、
なにより「人魚大海戦」の設定がなんかかぶってる気がすることだし。

その他、過去の歴代映画29作を
クイズ形式で振り返っていくコーナーもあるとのこと。

なんだかんだでニッポンの大みそかには
ドラえもんが無くっちゃ始まらない!!?

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
あの〜…こう見えて(?)僕変な所にこだわるんですよね…例えば、「ロボッター」は黄緑色じゃなくて黄色じゃないかとか、「ロボッター」の効果であのサンタクロース人形は喋れるんじゃないかとか、なんで「通りぬけフープ」は、たいてい向こう先が黒で塗りつぶされてるんだとか、(向こう先が全く見えないのに平気で入っていくドラえもんやのび太が怖い…)「タイムマシン」のタイムホール(空間の穴ぼこ)が、作画(?)の人によって黒で塗りつぶされてるんだとか、普通の人から見たらヤバいレベルに達していますが、これが僕のこだわりなんです…
りっくん
2010/10/09 12:53
こんにちは。
こだわりは私にもいくつかありますが、それにひっかかりすぎて、話が楽しめなくなっても寂しいなと思います。
もちろん、あきらかにひどいなというミスもあるかと思いますが、3のおかしな点で他の7の良い点が無くなってしまうわけでもないかと。
…これは私の個人的な考えなので、そういう人もいるのだと考えていただければ幸いです。

こだわるということは細かいこともしっかり確認できるということなので、ほどほどに折り合いをつけて、自分の強みとして生かしていければ良いのではないかと思います。
春巻き
2010/10/10 10:35
たしかにそのとおりですね…[これはこれであり!]という感情を忘れないようにします。ところで、個人的な意見ですけどすべてのドラえもんの話の中で一番タイムパラドックスが発生していると思います。こういう話は好きなんですけど、話によって冒頭(?)から未来ののび太やドラえもんがやってきたり、話の終わりやストーリーで一度その時を歩んでから「タイムマシン」で無理に歴史を改変しようとしたり、タイムパラドックスの謎は深いですね…
りっくん
2010/10/24 18:43
あまりうまく言葉にできなかったのですが、楽しく面白く観れれば一番かなあとも思います。

タイムパラドックスと言えば、原作の「ぼくを止めるのび太」(ドラえもんプラス1巻)が印象的です。オチが投げっぱなしで結局どうやって収拾したかが不明なのですが、未収録だった理由はそこにあるのかなという気もします。そんな無茶苦茶な部分ももはやこの作品の味かもしれません。
春巻き
2010/10/24 23:00

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