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zoom RSS ドラえもん10年1月8日放送感想(長い長いお正月)

<<   作成日時 : 2010/01/09 03:02   >>

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新年最初のアニメドラえもんは
誰しもが一度は願う、
「お正月がもっと長ければよいのに」
を実現させたのび太のお話。
しかし意外な欠点もあって……?


長い長いお正月 →てんコミ23巻


<あらすじ>
お正月をもっと長く楽しみたいとこぼすのび太。
ドラは腕に貼ると周囲の3倍の速度で動ける
=周囲の時間の流れが1/3に感じられる
「三倍時計ペタンコ」を出す。
羽根つき、アクションカルタ、たこのり等
めいっぱい正月の遊びを楽しむのび太だったが、
時計の針は一向に進まない。
そう、腹の減りも3倍であったり、
痛みや苦しみも3倍の長さに感じられるのだった!


ダイコン祭りの発端かもしれない「のび左エ門の秘宝」、
世にも奇妙系恐怖?作「のび太の夢物語」、
ストーブが涙腺的反則の「あの日あの時あのダルマ
の3連コンボにはじまり、
サンタ苦労する「聖夜ののび太クロース
のび太物語の集大成的名作「45年後…」まで
昨年も大いに楽しむことができたアニメ「ドラえもん」。

2010年の1作目はこの時期にふさわしい、
「長い長いお正月」でしたが、
ただ単に季節が合った話というだけでなく、
ほんのちょっとした場面が非常に凝っていて、
地味ながらもじっくり楽しめる回に仕上がっていたと思います。
アニメオリジナル要素の加減も良い!


以下、各場面の簡単な感想を。


・野比家のお正月
過去にもあったかもしれませんが、
松などの正月飾りが玄関ドアや門柱に配置されていて、
お正月ムードたっぷり。
かまぼこや黒豆等、おせちの食べ残し具合が
1月3日のリアルな昼食を演出しています。
こういう背景や小道具が話の雰囲気を支える要素って
かなり大きいのではないかと思います。

・正月らしいのは3日までだ(のび)
現実世界では1月8日の放送……
のび太の気持ち、よ〜く分かります。
三倍時計ペタンコ、私にもください。
できれば「T・Pぼん」の「エイシャ剤」とセットで。20枚くらい。

・こ〜れ〜で〜よ〜し(ドラ)
作中のスローしゃべりや超速しゃべりについては、
音声編集をしている部分もあるのでしょうが、
声優の皆さまがそれっぽさを再現しているのも多かったような。
特に水田さん、声の低さに音程の狂い方もお見事!

・おとし……
のび郎おじさんと言えばお年玉、
お年玉と言えばのび郎おじさん。
8月を勝手に1月にされてもお年玉はくださる
優しいおじさん。
そう、それゆえに普通なら落ちるはずの無い落とし穴を
あんなに手前から警告してくれるのです。
出番これだけかい!

・ピンポン (注意喚起)
原作マンガにある「これから先はふつうの言葉で書きます」が
アニメではどうなるのかと思いきや……
右下に窓が出てドラが「おことわり」をするという処理に。
『この調子だとテレビを見ているみんなもじれったいし、
のび太くんも危険なので 、これからは普通の速さで話します』
とのこと。

マンガ的楽屋裏的表現をそのままアニメ化すると
ともすれば微妙になりかねないのですが、
うまく盛り込んだなあという印象。


・バトル羽根つき
なんだこのカッコよさは……
最初はのび太目線(スロー)で、
次にしずかたち目線(ハイスピード)という見せ方が
素晴らしい。                                        

羽根が回転しながら飛び行く様がすごいリアルで、
しずかの髪のなびき方など、
本当に目の前を羽根が通過したみたいに感じられます。
打ち合いを横から描くのではなく、
真正面からというのもひきつけられました。


・冬用の上着(オレンジ)
のび太がオレンジ色の上着を
「ごはんまだぁ?」と家に戻るたびに
ちゃんと脱ぎ着しているのが細かくて感動。

冬は冬らしいカッコ、
外に出る時は厚着、って当たりまえのことだけど、
アニメでそれを自然にやるのは結構難しいかもしれない。


・アクションカルタ
カルタの読み札を文字化して画面に描く。
マンガ的表現のアニメ化その2。
作中でそうであるように、読み札音声だけでも
十分と思われるが、 
あえて画面上に置くことによって
なぞかけを分かりやすくする効果が。
あと、「カルタ」らしさが出せる表現でもあるかも。

・そうだ、コンビを組もう!(のび&しず)
今更気がついたのですが、
のび太は三倍ペタンコのおかげで早く移動できるのですね。
それで苦戦するという事は、
のび太の頭の回転は3倍速でも常人以下……?
あるいは思考や精神は身体ほど単純倍ではないのだろうか。

ひょうたん池で絵札を拾う際、                                
腕まくりさせて、
さりげなくペタンコの存在を思い出させるのが
上手いなあ…とも感じさせます。


・たこのり
たこを揚げるのではなく、乗れたらという夢を実現。
「下から見たドラえもん」の絵がまさに「六面カメラ」でした。
先ほどの羽根つきもそうですが、
「上昇」を描くのに真下のアングルからというのがまた良いです。
雲の合間にのび太たちの姿が一瞬隠れるのも○。


・ドリル攻撃30分
ここでまさかのオリジナル展開。
そもそも夕食までの間におやつくらい食べられるだろうという
疑問に対し、「おせんべいでもかじっておきなさい」と言うママ。
素直にせんべいかじってしのごうとするのび太。
そこで激痛から虫歯発覚!
歯医者へ行くも、ここで落とし穴が。
そう、痛みも長く続くのだ!

「長く感じられて困るものもある」という発想は無かっただけに
大いに楽しめる展開に。
オリジナル要素も、ただ間をとるために加えるのではなく、
こういう原作の補完がされると面白いかも。
さらに、オチにも無理なくつながっていきます。


・歯医者のつきそいドラ
例のオレンジの上着を持って、
我が事のように心配しながら待ってるドラ良いなあ。
「ドラえもんが病院の付き添い」というシチュエーションも
かなりレアなんじゃなかろうか。


・剛田たけし、新春にうたう!
「主語・動詞」があるあたり、
古きよき昭和の「リサイタル」のキャッチフレーズ的で、
それっぽい雰囲気が出ています。

ジャイアンの歌も三倍の時間、しかも虫歯に響くというのだから
たまったもんじゃありません。
「ひどい歌」というのは作中で散々言及されていますが、
のび太の視界がボケる様とか、暗闇に落ちていく描写など、
卒倒するその当事者の視点というのも新しい気がします。


・3分の1時計&12分の1時計ペタンコ
う〜ん、アニメーションの本領発揮!?
3倍世界はのび太視点中心なので、
「異様に遅い周囲」ではなく、
「異様に早いのび太」として描かれていましたが、
こんどは「異様に早い周囲」が対照的に描かれます。

杖をついたお年寄りがすんごいスピードで歩いていくとか、
ママの超マッハ説教シーンだとか、
ドラの超速早めしにも笑わされました。
「早い方がいいこともある」という点も
さりげなく盛り込まれています。

月が動いて見えるのは「光陰」っぽくて
少し寂しいですが、
「夜のシーン」のお約束、「犬の鳴き声」SEが
ウワワワワワワワン」と超連呼されていたのには
噴き出すと同時にある種の感動が。
音響周りのスタッフも一丸となって
面白さを盛り上げているのが伝わってきます。


・早く来年のお正月を!
散々な目にあっても、
それでもお正月は楽しいというオチ。
先ほどの「長く続くと辛いものもある」
というアニメオリジナル要素もここにきれいにつながります。

そういえば、のびドラの出会いも
お正月だったなあ。

 ◇

2本立ての1本ではなく、
30分かけてやるほどの話じゃなかったかもしれませんが、
あまり間延びした感じはしませんでした。
むしろ「ゆったり」した雰囲気で「お正月らしさ」があります。

この話なら、逆に少し間延びして感じるほうが、
道具の効果がリアルに表現できているのかもしれません。                           

と、いうことで原作の良さを削らず、
プラスアルファで物語を広げ、
動作の見せ方や小道具で画面に引き込み、
全体の雰囲気を支え、
そして声の演技やSEもノっていたように思えた今回。

本当に、派手さはありませんが、
新年1回目から良質の仕上がりだったと感じられました。

狙ったような感動や暴走ギャグが無くったって、
「お正月がもっと長ければ良いよね!」というような
素直な夢と楽しさが描かれる話も大切に
制作されることを願う2010年幕開けでした。

 ◇


次回は1月15日、
大パニック! スーパー赤ちゃん
(強力ウルトラスーパーデラックス錠)。

これも原作は比較的地味な印象を受ける話ですが、
怪力を手にしてしまった赤ちゃんをめぐる騒動が、
かなり大掛かりになるようです。

振り回されるのび太たち、というだけでなく、
そこにどんなオリジナル要素を加え、
物語が広がるかに期待。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして!ドラと申します!
最初のおせちの食べ残しのシーンとかがあって
生活感があってとても好きです
こういうほのぼのしたお話みたいですね^^
ドラ
2010/01/12 11:44
こんにちは。
こちらの記事もご覧頂きましてありがとうございます。

おせちのシーン良いですよね。
3日ということで、おせちもそろそろ無くなりそうかな、という感じが本当に良く出ているなと思います。
感動ものやギャグも良いですが、確かに今年はこんなほのぼのしたお話ももっと見たいなと感じました。
春巻き
2010/01/13 22:08
この作品は個人的にあまりにもおもしろくて、録画したDVDを何回も見てしまいます。原作の「三分の一時計ペタンコ」を応用したアニメオリジナルひみつ道具「十二分の一時計ペタンコ」にはびっくりしました!ということはやはり「十二倍時計ペタンコ」もあるんでしょうか?…ってここまで極端だとあまり使い道がないような…というかのび太!お前には[ペタンコをはずす]という発想がなかったのか?!?ドラえもんも時間の計算するぐらいなら「グルメテーブルかけ」ぐらい…つっこんでいるときりがありませんね…。あとジャイアンのコンサートが30分って…のび太にしてはいつもどおりなのでしょうけど、ドラえもんたちにとってはいつもより短いコンサートなんでしょうか?だって3時間以上聞かされることもあるんだし…
りっくん
2010/09/09 23:09
この話も面白かったですね。
コンサートの長さに関しては、30分でも破壊力十分だと思います……
春巻き
2010/09/10 00:28

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