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zoom RSS ドラえもん10年2月19日放送感想(ツルリン!先生がとまらない&大富豪のび太)

<<   作成日時 : 2010/02/20 14:45   >>

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学校の先生が華麗な滑りを魅せ、
ドラはK点越えのスーパージャンプ!
メイド少女がスイーツを給仕し、
悪の女幹部がのび太を誘拐するという二本立て!
……いや……わりと本当にこんな話なんだから困る……



ツルリン!先生がとまらない →アニメオリジナル


<あらすじ>
学校の先生が家庭訪問に来るという。
どうしたものかと焦るのび太だったが、
その時ちょうど野比家に重い米袋が届いた。
ママのために、磨いたところを滑りやすくできる道具
「まさつブラシ」を出したドラ。
例によってドラから道具を強奪したのび太は、
これを使って先生を家から遠ざけようとするが……



あらすじっぽいものを書こうとしてみましたが、
 ・のび太調子にのる→
 ・先生ツルリンとまらない→
 ・すべりすべって結局のび太の家へこんにちは→
 ・のび太怒られメデタシメデタシ。

と、まあ要するにそれだけの話。

しかしながら、なにか、
とてもとてもフシギなものを見たような気がします。

まさにカーリングの石を投げて、
それがそのまま旅立ってしまったような。
フォローやツッコミ無用の投げっぱなしボケ?
いや、ボケすら狙ってないのかも……

なんとなく、「空想動物サファリパーク」のオチを
思い出す投げっぷりだなあと感じていたら、
脚本が同じ富永淳一さんでした。
そういえば「バイバイン」や「スネ夫ゆうかい事件」もこの方……
こういう空気がお好きなのでしょうか。

面白くないとか、嫌いというわけではなくて、
独特の雰囲気だなあというのが第一の感想です。
人によって好みが分かれる話かもしれません。


以下、細かい点について。


・チーム日の丸金メダルです!
とりあえず「オリンピックにからんだネタやんなさい」
って振られたんだろうな……というのがよくわかる素材。
しかしながら、「アイスショー」の時といい、
ターリーネーナー」の時といい、
そういったフリをうまく消化できる作品になってきている気がします。
「海賊」の時は……ほら、ジョニー船長を海にドボンしたじゃない。


・みかんは冬のお友達
ママがみかんをもぐもぐ食べまくっていたのが可愛い。
ただ「テレビのオリンピック中継に見入っている」というだけでなく、
こういう小道具を使うのが良い雰囲気。
ラストでドラが食べていたり、先生の前に置かれていたりと、
全体のバランスや間を取るためにも活用でしょうか。


・まさつブラシ
……これはもうちょっと名前をひねって欲しかったかも。
摩擦をなくす(減らす)スイッチがマイナスで、
その逆のプラススイッチもあるという設定も
「元に戻す」以外に何か生かせれば良かった気がします。


・のび太のバドミントンの羽根
くるくる回って変な方向へ。
……シャトルが普通はあんなふうに回らない、
=のび太が打ったから、という部分が
ちゃんと描かれていてなるほどなという印象。


・ロクなことに使いません
「まさつブラシ」には内心を顔の上に文字化する機能も
あるようです(ウソ
あの文字はドラえもんの心の目が捉えたものでしょうが、
視聴者である我々にもそう書いてあるように見えました。
こういうマンガ的表現が増えたような。


・「あら〜飛んでっちゃった!」(のび)
坂道でつるりん滑って、勢いあまって高台から
遥か彼方へ吹っ飛んでいくドラえもん。
「あら〜」じゃないよのび太!
あげくドラも「あ゛〜なんだかきもちいいなぁ〜」と
おヒゲをなびかせながら優雅に宙を舞っています。
なんなんだこのノリは。


・先生ツルリン大回転
かくて邪魔者を排除したのび太は、
家庭訪問へ来ようとする先生を妨害にかかります。
どこか優雅で軽やかな音楽が流れる中、
強制的に同じ道を滑らされる先生。
昔こういうゲームありましたね。矢印の向きにしか行けないとか。
しかしこれしきのことでくじける先生ではありません。
まさにアクションゲームのごとく、
激突寸前に壁を蹴り、三角飛びの要領で魔のツルリンループを脱出!
一体何者でしょうかこのひと。
絶対ただの小学校のいち教員とかの動きじゃありませんよ。


・ゴミバケツにのって
ついにのび太の妨害が発覚!
しかし誤ってゴミバケツを坂の上から滑らせてしまい、
先生に向かってまっしぐら!
あの身体能力で避ければいいのに、アクションの血が騒ぐのか、
律儀にバケツの上に着地してしまい、
そのまま叫び声とともにバケツにのっていずこかへ消えていく。
いや、だからなんなんだってばこのノリ。


・前門の先生、後門のママ&ドラ
どうも野比家の方角に流されたらしいとわかり、
あわてて軌道修正を図るべく道路を磨くのび太。
しかしそちらに夢中になり過ぎ、気がついたら家の前、
ママとドラえもん(バンソコウだらけ)は怒りの形相。
そこへバケツにのった先生が突っ込んできた!
そのあとどうなった、ケガは? ぶっ散らかったゴミは?
というのは全スルーで、いきなり居間でのお説教シーン。
テーブルにみかんだけがのっかって、
お茶も出さずにママはペコペコ、のび太は「助けてぇ!」
そしてドラは廊下でみかん食べながら「知りません!」
ドラが突っ込んできた窓ガラスはガムテープで塞いであって、
めでたし、めでたし。
って、だから何この(略

 ◇

今更ではありますが、先生の家庭訪問を
のび太が必死で妨害するというネタは原作にいくつかあります。
今回の話もそれらを踏まえた上で、
かつ「オリンピックネタ」まで盛り込み、
アニメオリジナル話に仕上げるという高度な仕事。
……ではあるのですが、やはりかなりの独自世界でした。
嫌いじゃないんだけど、なんか頭がぐるんぐるんするなあ。


 ◇


大富豪のび太 →てんコミ32巻

<あらすじ>
忘れていたお年玉の1万円を発見したのび太。
しかし「1万円なんかあっという間に無くなる」、
「昔は1銭で飴が2本買えた」などといった話を聞き、
もしもボックスを借りて
「う〜んとものが安く買える世界(のび太の1万円はそのままで)」
を、実現させる。
かくて、大富豪となったのび太。
当初は1万円が高額すぎて崩せないことに難儀するが、
銀行で必要額をおろした後は、
デパートでの買い物、ジャイアンたちへのご馳走と、
大盤振る舞いをする。
しかしスネ夫からはお金の怖さを忠告されるのび太。
その言葉通り、野比家には営業や勧誘が押し寄せ、
のび太本人には誘拐犯の魔の手が迫っていた……


大金を手にすることへの憧れと
その怖さを描ききった名作。
大筋は原作どおりですが、
解説描写やちょっとした部分に遊びが入っていて
飽きさせません。

・千厘で一円だね
ビヨ〜ン団音頭の曲を流しながら解説をするドラ。
マンガでは文字として一銭や一厘が何分の一であるかを
認識できますが、アニメでは分かりやすく図式化して見せます。
説明ゼリフならぬ説明アニメではあるのですが、
それが台所でケーキを食べながらというのが面白い。
ドラがショートケーキ、のび太がチョコケーキというチョイスも
興味深いものがありました。
確かにそんなイメージの二人かも。


・全部で一円三十銭っす
カードゲーム(BOX)とゲームソフトをレジに持っていくのび太。
当然お釣りは出せないと騒がれるわけなのだが、
この店員さんは……
熱血運動会の時にバケツ水持ってきた人とか
原作「深夜の町は海の底」で「ボーズがジョーズ」と騒いでた人に
似ているような……?


・「ドラ焼き千個! ドラ焼き千個!」(ドラ)
一円くれるというのび太に、ドラ焼きが千個買えると踊るドラ。
のび太が銀行に行っている数秒の間、
「ドラの踊りをお楽しみください」状態だったのがとってもシュール。
アニメだから数秒で戻ってきたが、実際は何十分踊っていたのか。
青丸ロボットがハイテンションで踊っている道路……通りたくないっ!
画面に映らないところで何人もの人が道を引き返して ますよ、きっと。


・のび太の大盤振る舞い
夢をかなえる瞬間であると同時に、
破滅への序曲となる場面。
ラジコン各種や寿司、ラーメンにステーキと
豪華ではあるのですが、もうちょっと作画がリアルだったら
もっと入り込めたのに。惜しい!
そのかわりスイーツワゴンとメイド衣装の少女がオプションでした。
ドラえもんでメイド少女……
いや初めてじゃないのかもしれないけど……
話の筋には無関係なところがミソ。誰の趣味?


・「お金は怖いんだぞ〜っ!」(スネ夫)
「こんなことしてると、ろくなことになんないぞ!」
という忠告もあり。……ラーメンすすりながら。
とりあえずラーメンは食っとくのか、さすがスネちゃま。
冗談ではなく、
さりげなく前回の「豪華!スネ夫のビンボーバースデー
とリンクしています。
詳しくはあちらの話を参照ですが、
デフォルメの中にも「贅沢」の仕方について
確固たる信念を持っているらしい、
骨川家の御曹司ならではの重みのある発言です。
そういえば「突然サッポロラーメン旅行」をしていた
前々回ともつながっているのかも。


・誘拐犯大量発生
野比家に勧誘や営業が「火星金貸せい」(元ネタ:21エモン)状態に。
逃げ出したのび太の前に怪しい男が現れ、
捕まりかけたところをさらに一台の車がさらっていく!
しっかり後部シートベルトしてるのび太…落ち着きすぎ。
その車も突然パンクさせられ、何だと思う間もなく
トレーニング中のボクサーのような格好の男に
小脇に抱えられていくのび太。
まさに野比のび太争奪戦です。
クレーンゲームの景品のごとき無造作さで運ばれるのび太が、
汗印を浮かべただけの無表情なのが妙におかしい。

引き続いてロープにぶら下がってさっそうと現れたのは、
「魔法少女が年取って悪の女幹部になってしまった」ような
奇抜な衣装の女誘拐犯。メインウェポンはフライパン。
本多知恵子さんの無駄遣いというか、
もうどこから突っ込んだらよいのか。
あげくに原作「お客の顔を組み立てよう(モンタージュバケツ)」の
大泥望助と子分まで登場して、車ごと縦に転がったり……

絶対この辺安藤さんの仕事でしょう!?

真面目に解釈すれば、のび太が誘拐されるという
シャレにならない状況をシャレにするためのギャグなのでしょうが、
完全にメーター振り切って突っ走っておりました。


・一円のありがたみ
かくて元の世界に戻したのび太。
もしもボックスで戻した場合の連続性については謎が多いですが、
今回はドラとミーちゃんの眼前からドラ焼きが消えるという悲劇が。
ドブに落ちた一円玉を必死で探す描写は原作どおりですが、
「おつり合ってるかな」と数えなおすのが良かったです。


 ◇


次回はお休みの後、3月5日
映画公開直前スペシャルとして
のび太の人魚伝説」を放送。

公式サイトのあらすじを読むかぎりでは
「ぼく、桃太郎のなんなのさ」っぽいものも感じますが、
映画「人魚大海戦」のエピソードゼロでもあるとのこと。

……わりと「○○サギ予告」が多いアニメなので、
真相の程は定かではありませんが、
今年の「映画アナザーストーリー」はこの話になってしまうのでしょうか。

少なくとも、本編アニメ以外の部分、
「明日から公開の映画の一部を特別に見せちゃうよ!」は
=「クライマックス近くまでの完全ネタバレ」を意味しますので、
積極的に観ないことをおススメ致します。

絶対そうなると決まったわけではありませんが、
過去にキー坊が××るところまで前日に放送してしまった前科が……
十分ご注意ください。



前回の放送感想はこちら
ドラえもん10年2月5日放送感想(豪華!スネ夫の貧乏バースデー)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
人魚大海戦の最初の7分をノーカットで放送と、なんかに書いてました。

Aパート、大山ドラえもん末期みたいな感じだった。
Bパート、安藤さん担当だけど、あまり暴走しなかったなぁ。なので、見やすかった。
Bパートのような話を作れるF先生はやっぱりすごい。

来週のスマステのドラえもん特集が楽しみです。


ここのブログのドラえもんの感想は、おもしろいです。
とら
2010/02/20 19:19
こんにちは。
感想にはいつも四苦八苦しているのですが、
少しでも楽しんでいただけるところがあったようで、本当に嬉しいです!

最初の7分ノーカット放送ですか……
情報ありがとうございます。
やはりネタバレ防止のため、録画を早送りすることにしたいと思います。
春巻き
2010/02/20 21:09

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