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zoom RSS ドラえもん10年3月12日放送感想(ペタンコローラーでおひっこし&のび太の耳にタコができる話)

<<   作成日時 : 2010/04/22 00:47   >>

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このローラーでちょいとなでればあら不思議!
どこのご家庭にもひとつやふたつ林立しているF全集タワーが
あっという間にペラペラに! 
……だったら、いいなあ……


F全集の置き場に本気で困ってきた今日この頃ですが、
カレンダーを1ヶ月ほど遡りまして、
簡単に3月放送分の感想をまとめておきたいと思います。


ペタンコローラーでおひっこし
  →原題「ペタンコアイロン」てんコミ29巻


<あらすじ>
「ジャイアンのいとこがケーキをごちそうしてくれる」
ということで、いそいそと集まったのび太たち三人。
しかし当然タダではなく、
引越しの手伝いをさせられる羽目になってしまった。
ところが肝心のいとこは子どもたちを残してデートに出かけ、
ジャイアンとスネ夫の二人も
のび太に作業を押し付けて逃亡を決め込む。
ひとり残され途方に暮れたのび太がドラえもんに相談すると、
ドラは押したものをペラペラにする道具、
「ペタンコローラー」を取り出した。


原作でアイロンだったものがローラーになっていますが、
熱したアイロンで子どもが遊ばないように……
ということでしょうか。

アイロンだからこそ、「霧吹き」と対になるのですが。
まあ、ある程度は仕方ないでしょうか。


今回のアニメ化では、
ほとんど原作どおりの展開でしたが、
部屋のものを次々にペタンコにしていく楽しさや、
だんだん思考力が低下して(壊れて)いく
ジャイアン&スネ夫の様子が誇張され、
メリハリよく楽しく観ることができました。

らくらく引越しできる道具、というだけではなく、
ジャイスネサイドの混乱と奮闘(?)が
平行して描かれるのが
改めて面白い構成だなと感じます。


以下、その他良かったな点など。


・「ケーキごちそうしてくれるって!」「行く行く〜!」
 のびスネのノリが良いなあ。
 このケーキがリアルで本当においしそう!
 実際に買ってきたものを作画資料にしつつ、
 その後はスタッフがおいしく(略)?


・たけしの友だちはおれの友だちじゃないか!(いとこ)
 イイことを言っているようで、
 そこはかとなくジャイアニズムが漂う良伏線。
 のび太は何となく察知していたのかもしれません。


・この部屋の引越しをたったひとりで!
 「のび太が部屋を見回す」のではなく、
 「部屋の方がぐるぐる回る」という演出が
 よりり絶望的な状況を際立てます。
 バーベルや柔道着、オーディオにギターにテレビ等、
 部屋の小物がそれっぽく生活感があるのも良い。


・ゴロリン
「どうにでもなれ〜」とふて寝を決め込むのび太の画の後に、
枕に寝転ぶキャラクターが表紙のマンガ
「ゴロリン」を読むジャイアンが映るという構成。
こういうシンクロ(?)は新鮮で面白い!
 

・火事場のバカ力
家財道具を避難させるさなか、
ムクがちゃんと犬小屋ごと運び出されているのが微笑ましい。
伏線であると同時に、
ジャイスネがだんだん壊れていくのが
気の毒なのに笑いを誘います。


・自動ドアにあらず
のび太がいちいちドアにぶつかることで間をとりつつ、
本来していたはずの苦労を思い出させるのだと思われます。
ひょっとしてのび太のメガネって
度が合ってないんじゃ……


・つぎいってみよう〜!(ドラ)
家財道具をどんどんペタンコにして喜ぶのび&ドラ。
ドラはわーいわーいと踊っているだけ…のような気もするが、
可愛いから良し!
霧吹きで元通り膨らませる場面では、
バーベルには金属音が、
ギターには弦をはじくような効果音が入っていたのが細かい。


・ギッタギタのメッタメタにされる!? 
原作どおりのオチですが、本当に気の毒な二人に合掌。
ただ、慌てふためく様子や、逃げ回る描写が
昔のマンガのような「簡略表現」(足がグルグルするようなアレ)
だったことに少し違和感が残りました。

 ◇


のび太の耳にタコができる話 
   →原題「具象化鏡」 てんコミ39巻


「耳にタコ……」という
今回のオリジナルタイトルはいささかビミョーな気もしますが、
「具象化鏡」では道具名そのまますぎるためでしょうか。
個人的に「具象化」という言葉を覚えたのは
この話だったりします。


さておき、
「キツネにつままれたような」
「真っ赤なうそ」
といった表現や例えが
実際に目に見える現象として
生じるようになるという道具を使う話。
マンガ、もしくはアニメでこそ映えるアイディアかと思われます。

「明るい人」「嫉妬の炎」など、
原作では解説文が添えられていた表現は、
ドラえもんがのび太に同行することで
解説語りをさせつつ視聴者の理解をフォローする形式に。
ただ、「ひとりで」町を歩くのび太の思考が次第に沈んでいく様も
物語の上では重要だったように思えるので、
そこは難しいところでしょうか。

単に「65点をとった」というだけでなく、
その前後ののび太の感情の浮き沈みを
こうして目に見える形で表現することこそが、
この話の肝なのかもしれません。

「道具のフシギ」が先にくるタイプの話ではなく、
誰にでもあるような、あるいは
のび太だからこそ人並み以上に抱えているであろう、
目に見えない感情の起伏を描くという原作の見事さに
改めて気づかされます。

今回のアニメ化でも、
マンガとアニメの表現上の違いに苦慮しながらも、
BGMや「春の足音」など、
アニメならではの絵と音声の融合や
新たな効果が図られていたように感じました。


その他印象的な点について簡単に。


・勉強ならしたよ、めずらしく(のび太)
本人がいうまでも無く、のび太が勉強することは珍しい!
それゆえに、そこにどんな決意があったのか、
(彼なりに)どれだけ耐えたのか、想像するに忍ばれます。
にも関わらず手ごたえが芳しくなったときの
無力感といったらどんなものか。
それを最小限のセリフと「黒いもや」で表現する凄さ……


・キ、キツネ!?
光り輝く扉の向こうから現れたのは……キツネ!
文字通り視聴者もが
キツネにつままれるような一瞬をつくりだす、
異様にインパクトのある画でした。
二足歩行するキツネ……?
その後、ジャイアンをつねるためだけに
空き地にトコトコ歩いてくる場面も
シュールでおかしすぎる。


・確かにちょっとは(テスト)難しかったよね(出木杉)
この出木杉の(アニメオリジナル)セリフは
個人的にビミョーかも。
あとで、のび太の努力が無駄じゃなかった事の
伏線にもなるのですが、
イヤミな感じが出てしまっているかもしれません。


・うちへ帰ろうよ……?(ドラ)
そう語りかけながら、
のび太の心の作り出した闇の中へスッと入っていくドラ。
このときの表情が良い!


・昼間っから暗闇で騒いでいるのは誰かね!?(先生)
まず「昼間に暗闇」という異様さについての、
先生のスルーっぷりが素晴らしいです。
さすが無限ツルリンループにもめげず
三角跳びで脱出
したお方だけのことはある豪胆さです。
先生は「暗闇の外」から呼びかけているのも意図的なのでしょうか。


・春の足音
のび太に「希望の光」が差すと同時に、
それまで気づかなかった春の訪れが感じられる、
という演出でしょうか。
冷たい風に木の葉が舞っていたものが、
スミレや梅の花に気づけるようになるなど、
心のありようによって町の見え方さえ変わる、
ということなのだと思われます。
そのあたりがもう少し丁寧に対比として描かれていたら
なお良かったかもしれません。

それでも爽やかな余韻の残る素敵なお話でした。


 ◇


翌週3月19日はスペシャル回として
「ありがとう!30周年春のドラえもん祭り」
「町内突破大作戦」&映画「新開拓史」TV放映
 &「ゆめのまち ノビタランド
」)
へが放送されました。


(※感想は上記リンク先にて公開中)

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