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zoom RSS ドラえもん10年5月28日放送感想(アベコンベ&のび太の知らないのび太)

<<   作成日時 : 2010/05/29 22:27   >>

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「フニャラ〜!」 
まち中に青ダヌキロボットの奇声が響く! 
金魚はネコを襲い、スネオヘアーは180度回転!
親友の必死の呼びかけも届かず、
今、かつてドラえもんだったモノの魔の手が
のび太に迫ろうとしていた!


とにかくハチャメチャ、
ひたすらに無茶苦茶な大騒動となった
「アベコンベ」。
とっても"ユカイ"になったドラえもんが
率先して暴れ回るのがたまりません。
いつしかギャグが
ホラー&サスペンスに化けているのも見事!

「のび太の知らないのび太」(立体コピー)では、
道具を使って遊ぶ楽しさに加えて、
本人のあずかり知らぬところで、
勝手にのび太の株が上がっているという展開が合わさって、
独特の味わいを出しています。

アベコンベの破壊力が強すぎでしたが、
どちらも道具の使い方というものを
別の角度で考えさせてくれる名作だったと思います。
あと、のび太のまち泥棒出すぎ。


アベコンベ →てんコミ4巻

言わずと知れた、
触ったものの性質をあべこべにする道具の話。

「あべこべ」事例のほとんどが原作にあったものなので、
もう少しいろいろな例を見てみたかった気もしますが、
一番コワれているのがドラえもん、という
焦点の絞り方だったのかもしれません。

パパママの振り回されぶりも、
三石さんと松本さんの演技で
さらに面白さが増していました。

以下、各場面ごとにツッコミを。


・「ふん!いばっちゃって!
 たまに勉強してると思って!」
(ドラ)
珍しく机に向かい、問題がわからない〜と嘆くのび太。
にも関わらず、ドラはお構い無しに後ろでブツブツつぶやき
うろつき回ったあげく、
相手にされなかったことを逆ギレしています。
いや、そのりくつはおかしい。


・「こんなのすてたほうがいいや」(ドラ)
アゴを突き出してむくれたドラちゃんは、
消しゴムを「アベコンベ」でちょいとイタズラ。
こするとノートが真っ黒になってしまい、
のび太の宿題は完全中断。
子どもの勉強を邪魔する子守りロボットは、
「ろくな使い道がない」と判断し、
お約束どおり迷わず窓へと向かいます。
いや、だから、なんで「捨てる」=窓なんだってば。


・「よっと、もいっちょ、ハチョーッ!」(のび太)
窓ポイを止めさせて、使い道を考えることにしたのび太ですが、
その悪い頭ではいまいち思い浮かばないようです。
と、いうことで実践開始。
次第にノって来たようで、アベコンベをくるくる回しながら
家中のものに次々と使用。
手や後姿のみで、その顔はあえて見せず、
最後に「ああやっぱり」と感じさせる
調子に乗った表情を映すのが上手い演出でした。


・「あら、いいお天…キィ〜ッ!?」(ママ)
こういう雰囲気が豹変する演技に関しては
三石さんはピカイチ!

ごみを吐き出す掃除機、掃くほど増えるホウキ、
拭くほど汚れる雑巾など、
どんどんエスカレートしていく清掃(?)器具に
闘志を燃やして律儀に付き合っていくママが最高です。

パパもカミソリやハサミ片手にヒゲと格闘。
俺を甘く見るなよ」「思い知ったか!
などと微妙にキャラが変わっているあたりが逆に面白い。
途中であきらめたって良いのに、こちらも律儀でノリ良すぎです。

「きっと疲れてるのね……」と
バナナの皮を帽子にしたママがつぶやいていますが、
まさにその通り。
正常な判断力ならば、一個目の怪異で
居候のタヌキと息子の仕業だと気づきそうなものですが。


・「きみみたいなオッチョコチョイに持たせてたら
 いつ何を触るかわかったもんじゃない!」
(ドラ)
はい、キミみたいなロボットが持ってたから、
風船に触って自滅しましたね。
風船を持っていた女の子の無表情っぷりが
あまりに原作どおりでステキです。
未来の世界のネコ型ロボット〜を道路にめり込ませる重さを
ものともせず引きずっていく様に、
将来の可能性を感じさせました。
ドラのへこんだ頭がちゃんと復元するのも芸コマ。


・「の1461」(ナンバープレート)
原作ではF先生とA先生似のお二人が車に乗っていましたが、
今回の人達もどこかで見たようなお顔。
調べたところ「ライオン仮面」の話に出てきた
編集者のお二方でした。
仲良くフニャコ先生の原稿とりでしょうか。


・「フニャラ〜!」(ドラ)
待ってました!
「アベコンベ」と言えば「フニャラ」、
「フニャラ」と言えば「アベコンベ」!
ドラが「フニャラ」化するのを一週間楽しみにしておりました!

自らの頭にアベコンベを当ててしまったドラの顔が
みょ〜んと、あえてゆっくりと一回転するのが素晴らしい演出。
小さい子には結構怖いんじゃないでしょうか。
「フニャラ〜」と叫ぶ声が
想像していたものよりずっと可愛かったですが、
やっていることとのギャップを出すためかもしれません。


・「すみません、
 この辺で青いタヌキ見ませんでしたか?」
(のび太)
「フニャ、フニャ、フニャ!」と可愛いらしい奇声を上げながら、
まち中を駆け抜けるドラえもん。
のび太は必死になって追いかけますが、時すでに遅し、
あらゆるものがヤツの餌食になっておりました。
ナチュラルにタヌキ呼ばわりしながらも、
いざというときには、ちゃんとドラの面倒を見るのび太が良いです。


・「ねえ見てよこれ、一個千円の高級ドラ焼き!」(スネ夫)
近頃人気急上昇中との噂のある、
のび太のクラスメイトのあの娘を追い回すドラ。
さすが、わさドラファンの心をよく判っております。
「いや〜!」と叫ぶ女の子にドラがアベコンベを突き刺す直前に、
素晴らしいタイミングで現れるスネ夫氏。
空気を読んでいるのか読んでいないのか
賛否の分かれるところではありそうです。

一個千円のドラ焼きを手に入れたので、
匂いだけでもかがせてあげる、とお優しいスネちゃまですが、
ドラの顔が一回転していることには全く動じていないようです。
さすが骨川家の御曹司。肝が据わっています。
しかしながら危機察知能力は足りないようで、
自慢の前髪が悲惨なことになったあげくに
ドラ焼きを持ち逃げされます。
っていうか、これフツーに強盗だよね。


・「いーや!おれをボコボコにするまで勘弁しねえ!」(ジャイアン)
ジャイアンがあべこべになったら
「きれいなジャイアン」になるのかとも思いましたが、
単純に殴られれば気が済むらしいです。
ごめーん!と謝りながらも、
本当にボコボコにするのび太もいい根性してます。


・「さあ、もういいだろ、
 アベコンベをぼくに渡してく…!?」
(のび太)
これだけ大騒動を巻き起こしながらも、
優しい声で語りかけるのび太。
しかし「おかしく」なったドラに通じるはずもなく……
アベコンベを構えて、ゆらり、とのび太に近づいてくるドラ。
追う側から追われる側へ、
先ほどまでと変わらないはずなのに、
一転してのび太視点のホラーになっています。

真上からの構図によって、
ドラの口が上に来ていることの異様さを再確認させると同時に、
立場の逆転を図式的に感じさせる効果もあるでしょうか。


・決着のとき!
まさか序盤の鉛筆削りがこのような形で生きてくるとは。
光とシルエットで表された一瞬の緊迫感がたまりません。
「アベコンベ」でまさか刹那の攻防バトルアクション(?)が
見れるなんて!
伏線を生かしていると同時に、
どことなくのび太得意の拳銃の早撃ちを思わせる手段で、
実に見事でした。


・一件落着……?
ふわり、と本来の軽さを取りもどした風船が空に舞うカット、
これだけで全てが無事日常に戻ったことを感じさせます。
ドラも「そもそも宿題の邪魔をしたのがいけないんだ」と
ようやく反省したようでした。
これできれいに話が…終わるはずもなく、
「悪い頭なら良くなるはず」とのび太の頭をひと突きするドラ。
かくて宿題もすらすらすら〜

むしろドラ自身に使うべきのような気もしますが、
どうにもアレな部分を含めて
「普段の」ドラえもんということでしょうか。

宿題がスラスラ解けるのび太は
本人にとって面白くないというだけでなく、
作品にとっても面白くないということなのかもしれません。


もっと派手な騒動も見たかった気がしますが、
「フニャフニャ〜」と叫ぶドラえもんが可愛く、面白く、
そしてとってもとってもコワい話でした。


 ◇

のび太の知らないのび太 
  →てんコミ13巻 原題「立体コピー」

立体的に複製物をつくる機械は、2010年現在でも
すでに実用化が始まっていますが、
道具そのものよりも、
それを使ってどんな遊びができるか、
どんな事件が起こるかという側面で楽しめるのが
このドラえもんという作品ではないかなと感じます。

以下、内容について簡単に。


・「ドラ焼きが待ってるのに!」(ドラ)
留守番を言いつけられたのび太は
「しずかちゃんが待ってるのに」でしたが、
ドラは完全にドラ焼き目当てなのが微笑ましい。
しずかの入浴にも興味を示していますが、
ドラ焼き>>>女の子なのは「アベコンベ」でも証明済み。


・コピーののび太
「コピーロボット」のような「本人そのもの」ではなく
軽い紙ベース?の素材であるのがお話のポイント。
複製精度もそれほど高くはないようで、
残念ながら目が死んでいます。
アニメとしての演出上の都合かもしれませんが。

ともあれ、コピー紙からもにゅもにゅと浮き上がってくる場面は、
平面から立体への変形描写が秀逸!
丸みが付き、角度が付き、
しっかりとした人間のパーツに仕上がっていく過程は
アニメならではの表現で、かなりの感動を覚えました。
特に手の立体感とかすごい。


・今日はこれくらいで勘弁してやる(ジャイアン)
これくらいで勘弁するのは本日二回目(視聴者的に)。
偶然なのでしょうが、アベコンベに続いて
剛田氏は気の毒なことになりました。
のび太はジャイアンに力で敵わなくても
動きが見切れれば、
向こうの自爆で勝てそうな気がします。


・ドラ焼き天国
立体コピー紙でドラ焼きを複製して
ドラ焼きの海を泳ぐドラえもん。
本物の一個はちゃんとお皿にのせているのが細かいです。
手触りはどんな感じなのでしょうか。


・しずかが二人!?
しずかが窓からコピーを落とすというイタズラは
さすがにマズイのか自粛。
かわりに水まきをさせてしずかママを驚かせるに留まります。
関節可動なのは良いですが、
目が死んでいるので需要は無い…かな?


・のび太の知らないのび太
梯子から落ちた神成さんを受け止める描写はアニメオリジナル。
コピーの柔らかさや弾力性については不明ですが、
ジャイアンが殴ってもふわふわして手ごたえがない様子から、
このような展開も無理が無く、なるほどという印象。
泥棒の発見については、コピーのび太は突っ立っていただけですが、
非人間ゆえの異様さが逆に警官の目に留まったのかもしれません。
に、しても一本目に引き続き、
(マヌケな)泥棒の多いまちですねえ。

溺れた子どもを助けた場面については、
コピーのび太は浮き輪的に作用しているということが
マンガよりわかりやすくなっていました。


・空中ドライブ
空を飛ぶ方法も道具も数ある作品ですが、
空飛ぶオープンカーというのも何とも言えず夢があります。
高層マンションの上階で、
本来住民以外の目には触れられないはずの
プランターの花を褒める……という
ある種現代的でリアルな「すこしふしぎ」描写が
どうということはないはずなのに、妙に印象に残りました。

人間のコピーの場合は「目が死んで」いましたが、
車のコピーの場合も実はなにか輝きが違うのでしょうか。
子どもだけで車に乗るというワクワク感もさることながら、
ドラが運転席にいるという画も良いです。

……実際問題、22世紀でドラえもん型ロボットが
車を運転する時はどうするのでしょうか。
短足が届かないから全て手元操作とか?


・「きみは何もしないほうが役に立つみたいだね」(ドラ)
ほとんど「風とともに去りぬ」状態だったにも関わらず、
ちゃんと野比家を尋ねてきた警官と親子連れ。
やはり月見台すすきヶ原では有名人ということなのでしょうか。
アベコンベの騒動のときも
「こんないたずらをしたのは誰だ!」「また野比さんとこでしょ」
的なやりとりがあったのでしょう、きっと。


爆発的な面白さは無いものの、
一本目のハイテンションと良い意味で対になるような、
ほのぼのと楽しい話だったように思えます。


 ◇

<ここにもかけたよドラえもん>

今回はカプチーノに挑戦。
やっぱり描き順は関係なくなっていますが、
カプチーノにドラえもん全身を描くこと自体
すごいことでしょうか。

いや、多分これ見た目以上に難しいよ!

このあとおいしくいただいたスタッフも
「すご過ぎて飲めない!」と感じたに違いありません。

 ◇


次回は6月4日「シンデレラはどこいった?」

アニメオリジナル…だと思います。
物語の中に入る道具は原作にも
「絵本入りこみぐつ」が存在しますが、
逆に作中の人物が現実世界に出てくることによる騒動が
中心になる模様。

異世界とのギャップの描き方、
さらにジャイ子が取り上げられるということで
どのような展開を見せるかに注目です。

とりあえずシンデレラは可愛い!?

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5月28日ドラえもん
「アベコンベ」           原作「アベコンベ」(てんコミ4巻など) ...続きを見る
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2010/05/31 19:55

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ピラメキーノが裏に来たせいで視聴率を奪い合い、案の定、視聴率が大幅減(クレしんも)。録画しているのだろうけど録画は視聴率ならないから、かなりつらい。ドラえもん始まって以来の大ピンチ。このままでは枠移動や最悪なテコ入れやクオリティーの低下があるのではとヒヤヒヤです。ピラメキーノにでてる若手芸人の人気が今がピークだろうから、そのうちピラメキーノを観なくなるだろうけど、それまで局側やスポンサーが我慢してくれるか心配です。ちなみに17日のドラえもんの視聴率は関東が6.5%関西が10.5%関東が酷く、関西は今までとあまり変わらずで、関東は危険水域で関東の視聴率が2週続けてこの視聴率だから、今後もこのくらいの視聴率でいくと思うとつらいですね。
アベコンベ、水田わさびさんにピッタリな回、原作にアニメオリジナル部分を加えてましたが、いい出来でした(そういえば最近のドラえもんのアニメオリジナルの回も、ハズレがないなぁ。)。ドラえもんの作画もすばらしかった。あの追いかけられてた女の子、よく出ますね。人気なんですか?スタッフも意識してるのかなぁ。


とら
2010/05/30 04:46
こんにちは。
視聴率ということで言えば、確かに厳しい部分もあるかなと感じています。私も基本は録画なので、申し訳ない気持ちが強いです。
肝心の作品そのものについては、今回の「アベコンベ」のように、着実に良いものを積み上げているのではないかと感じますので、こうしてネットの片隅からでも「このアニメ面白かったよ〜」という気持ちを伝えて広めていけたらな、と願っています。
脇キャラの女の子など、些細なようでいて、作品を支える部分がちゃんと意識されているんだな、と感じられるのも嬉しいです。
春巻き
2010/05/30 15:54
のび太のパパの一人称って…決まってないじゃん?!?[僕]なのか[俺]なのかどっちだ?!?…というヤバい突っ込みはおいといて、「アベコンベ」も、冷静に考えれば結構使いみちがあったりしますね。原作の「ヤメラレン」にあてると、どんな中毒でもたちどころに治す「ヤメレルン」になったりして…それに、あのものほしだって雨なら多分あの部分だけ晴れていたんだと思います。カミソリだって、頭髪が薄い人があべこべカミソリで髪の毛を切れば…
りっくん
2010/10/15 23:57
この回のパパの弾けっぷりはかなり気にいっています。
よくわからないノリが素敵でしたね。

髪の毛に関する応用は画期的アイディアです。それだ!
春巻き
2010/10/16 00:50

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