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zoom RSS ドラえもん10年6月4日放送感想(シンデレラはどこいった?)

<<   作成日時 : 2010/06/05 02:32   >>

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矢島晶子ボイスのシンデレラが
のび太のまちにやって来た! 
なぜか芸能プロデューサーの目に留まり、
女優デビューを果たすシンデレラ。 
さらに石田彰ボイスの王子様までやって来てさあ大変。
果たしてシンデレラの幸せは
どちらの世界にあるのか!? 


お話もさることながら、
ゲスト声優陣が非常に多様かつ
豪華だった今回。

良くも悪くも
シンデレラストーリーな回というのが、
一番の感想かもしれません。

シンデレラ可愛いよシンデレラ。


シンデレラはどこいった?  →アニメオリジナル


<あらすじ>
本や映像などの作品の中に入ることのできる道具
「物語トンネル」を借り受けたのび太。
しずかの提案で、「シンデレラ」の話に入り込むものの、
舞踏会を見ることもできず、兵士に追い返されることに。
しかも、その合間にシンデレラ本人が
トンネルを通ってのび太のまちにやって来てしまっていた!
勝手がわからず行き倒れかけたシンデレラだったが、
芸能プロデューサーにスカウトされ、
女優としてデビューすることに。
事態を知り、慌てるのびドラしずか。
さらに、シンデレラを追って
王子までもがのび太のまちへやって来て、
あのジャイ子を花嫁として連れて行ってしまった!


 ◇

シンデレラ役の矢島さんは
言わずと知れた野原しんのすけ役でもあり、
7時からずっと
「スーパー矢島晶子タイム」だった気もします。
可憐さと芯の強さをあわせ持つ
素敵なシンデレラを演じられていました。

王子役の石田彰さんも
某謎の神官やらサロンの秘密やら
二枚目の役柄で人気の方ですが、
今回の場合、本質が見えているのかいないのか、
ちょっと浮世離れした感じが
実に上手く表現されていたように思えます。

脇を固める矢田耕司さん堀内賢雄といった
ベテランの方の演技もさすがで、
準レギュラーも含めて総勢19名ものキャストで
にぎやかに個性豊かに物語を彩っておりました。

マンガ原作の作品において、
アニメでしかできない(ならでは)のもの、を考えた時に、
やはり演じる方の存在は大きいわけで……

ドラえもん役の水田さん、
のび太役の大原さんらはもちろんのこと、
ゲストキャラクターが物語の中で
大きな割合を占めるときには
その演技も重要になるということを
改めて認識させられた回であったように思います。

まあ、なんだその、劇場版は……

 ◇

閑話休題。
お話の内容について。

前述の通り、
シンデレラが物語の中心になり、
彼女にとっての幸せはどこにあるのか、
その結末はガラスの靴という規定を満たせば、
無条件で手に入れられるものなのか、
と、いうことを問う形になっていたのは
非常に興味深かったです。

しかしながらドラえもんたちの影が薄かったのは
少々残念。
道具の存在さえなければ、極端な話、
「ドラえもん」でなくても良い話だったような印象をも
受けてしまいました。

もっとも、原作にも「二十世紀のおとのさま」など、
異世界からやってきたキャラの視点で描かれる話はあるので、
もうほんのちょっと「何か」があれば良かったのかもしれません。
シンデレラが現代の日本へ、という
異世界異文化との出会いは
藤子Fっぽくはあるんだけどなあ。


「うちに帰ったら、また母と姉たちの世話ばかりの毎日、
 それでも幸せって言える!?」
というシンデレラのセリフも印象的で、
「けなげに一生懸命に耐える」という典型に縛られていない
シンデレラの当然の「本音」というものを
考えさせられます。
しかしその一方で、それは逃避では無いのか、
王子と同じ世界に属することさえも捨ててしまえるなら、
その想いは愛と呼べるのか、
などと、さまざまなことをも考えさせられました。

一度は「この国(のび太の世界)で生きていくことを決めた」
と語りながらも、
王子のプロポーズには結局応えてしまうのか、
などもひっかかります……

とはいえ、実際問題、
そんなに愛や夢に生きる事もできないだろうという気がするので、
良くも悪くも本当に血の通ったシンデレラというか、
いわゆる「物語」の枠にはめられていない部分が
魅力的だったようにも感じます。

王子が大臣に言われるがままで、
明らかに別人と感じながらも
ジャイ子との結婚式まで挙げかけるような、
ひたすら物語の筋書きに従わされるキャラだったのも
対照的でしょうか。
そういう意味でも、いかにも「王子」然とした演技が
重要な要素になっていたかもしれません。

現実的な視点を持つシンデレラと結婚して
尻に敷かれ…もとい、少しは鍛えられると良いと思うよ!?


また、「王子様はこのガラスの靴が合う方であれば、
よろしいのですか?」
というシンデレラのセリフも心に焼きつきました。

ガラスの靴が履けるかどうかだけが、
幸福な結末にたどり着く要件なのか、という問いかけと
矛盾の示唆には、なるほどとうならされるばかり。

直接の原作にはなっていない
「のび太シンデレラ」も
ある意味で同様のテーマを含んでいたのだと、
今更ながらに気づかされました。


 ◇

以下、印象に残った場面も簡単に。


・今回、絵柄が一部大山ドラっぽかったような?

・しずかの家は大型ブラウン管テレビ&ビデオデッキ配備
 →一応21世紀という設定だが、十数年くらい昔をイメージ?

・「絵本入りこみぐつ」は片方脱げると出られないという特性、
 およびそれをシンデレラと重ねることができたが、
 トンネルにすることで双方向の出入りと
 複数人同時使用が可能になるという違いを出している

・かゆいところを探して勝手にかいてくれる「スーパー孫の手」。
 もう、これ子守りロボットの装備じゃないだろ……

・12時になってもドレスは消えなかっうわなにするやめ(略

・「こんにちはー」(ドラ)
 「あら、ドラちゃん」(しずママ)のやりとりがいい!
 のび太の家以外にも普通に22世紀のネコ型ロボットが行くんだなあ。

・しずママが部屋をのぞいた途端、
 姿勢を正すのびしずが妙におかしい。
 まるでやましいことでもしていたみたいぢゃないか?

・「たずね人ステッキ」ににおいをかぐような新機能が追加!?
 これはやめてくれ〜来年の映画でこの設定が生きてたら困る!

・小金山スネ美似のデパート店員!?

・しずママの足を持ち上げて無理やり靴を履かせようとするのが
 なんだかer…うわまたもなにするやめ(略

・白馬が王子の感情にリンクしてたのが面白い。
 白馬の王子さまじゃなくて白馬が王子さま!?

・シンデレラが自分の汚れた素足をドレスに隠すのが良い!
 でも伏線ではなかったのが残念。

・プロデューサー登場から撮影までが超展開すぎる。
 ていうかテレビ朝日?
 廊下にドラえもんの着ぐるみが居たらどうしようかと思っちゃったよ。

・「剛田ジャイ子です」って名乗っちゃったよ……
 いや、便宜上仕方ないけどぼかしてほしかったなあ。

・スネ夫を軽々脇に放り投げるしずか強っ!

・どう見ても金髪碧眼なシンデレラが「よし子さん」な
 あのドラマは何!?
 そして唐突に現れる田中さんはヒーロー?
 あの怪獣ってドラ+なまず?
 =「あぁ いいな!」ですねわかります。
 やっぱりこの辺は安藤さんの仕事?

・ハッピーエンド(?)のあとのオチがちょっと蛇足気味?
 しずママも「楽しかった」と語るのは新鮮。


 ◇

良い部分も、もやっとする部分も含めて、
シンデレラという物語について
改めて考えさせられるような話でした。


 ◇


<ここにもかけたよドラえもん>

今回は田中マルクス闘莉王選手が
サッカーボールに描きます。

サッカーW杯とのタイアップではありますが、
サッカーボールという素材のチョイス、
現役選手が描くという意味を考えても
十分に面白い試み。

絵描き歌の描き順は
むしろ違うのがお約束という気分になってきました。


地味ながら、「おえかき」の楽しさが感じられる好企画。
次回は中村俊輔選手が登場予定です。
25日のSPで、ボールの視聴者プレゼントもあるとか。


 ◇


次週は6月11日「夢まくらのおじいさん」。

鍛える内容がサッカーになっているとのことで、
微妙にW杯がらみではありますが、
バンクーバーオリンピック時の
ツルリン!先生がとまらない」が良かったので、
そう不自然にならずに面白くすることもできるでしょうか?

父の日に合わせた
内容でもありますが、
父子孫三代のつながりと変わらぬ愛情を
どのように描くかに注目。

のび太とおじいさんが
直接の面識がないという部分が、
おばあちゃんの思い出との違いを出すのに
うまく生かされたら良いなと思います。

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2010/6/4ドラえもん
N.Sです。 ...続きを見る
京大藤子F不二雄同好会のブログ
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
剛田ジャイ子…なのっちゃいましたね。見てたときも[なにぃ!!]と思いました。この話で一番ツボったところは、「大丈夫ですか?よし子さん!」(「どこでもドア」が出てきて開く)「ハレェーー!!」あれは大爆笑しましたよ!!しかもあのドラもどきのナマズも笑ってしまいました!ところで、「物語トンネル」をつけている間は、ビデオ(DVD)は一秒停止状態なんですね。なのにトンネルの向こうは時間が進んじゃってるよオイ!!これは物語によっては危険じゃないのか?!?いきなりビームや矢が飛んできたりして……おお恐ろしやぁ……
りっくん
2010/11/16 23:14
こんにちは。
このお話では田中さんが気の毒なことになる場面が最高にカオスでしたね。
あのナマズのインパクトも絶大でした!

物語の中で時間が進んでしまうというあたりは、おっしゃる通りとても興味深いです。いろいろ話を膨らませられそうな気もしますので、他の話で再登場しても面白いかもしれません。
春巻き
2010/11/17 20:44

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