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zoom RSS ドラえもん10年6月11日放送感想(夢まくらのおじいさん)

<<   作成日時 : 2010/06/12 13:17   >>

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厳しさも愛情や友情のひとつの形! 
「のび太を甘やかしすぎるようだ」と、
夢まくらに現れた父親(のび太の祖父)に叱られた
パパのび助は、突如のび太にスパルタのサッカー訓練をはじめる。 
いい迷惑だと憤慨したのび太はおじいさんに会おうと、
パパの子ども時代へのり込むが、その真相は……?


父の日と、
ついでにサッカーワールドカップに合わせたらしい
父子孫三代の物語。


夢まくらのおじいさん →てんコミ14巻


絵コンテは先週に引き続き安藤敏彦さんですが、
怪人やスネママが登場することもなく、
いたって堅実なつくりに。

のび太の生まれる前に亡くなっている(と思われる)
のび太のおじいさんを描写するにあたって、
パパのび助へ向ける眼差しで
人物像を浮かび上がらせるという手法で、
原作をさらに掘り下げています。

のび太のおばあちゃんと違って
直接の「おもいで」はありませんが、
のび太と視聴者が一緒にその人となりについて
理解を深めていくことができる構成でしょうか。

「鬼じじいだ!」というのびドラの評価が
あっという間に「とっても良いじいさんだ!」
と変わっていることには笑わされましたが、
最初のうちはまだどこか身近ではなかったのかもしれません。

ドラは血縁関係が無いにも関わらず、
のび太と一緒になって怒ったり感動したりしているのが
良いなあ。


・おじいちゃんといっしょ
最初は物陰からのび助とおじいさんの様子を見ていた
のびドラですが、
途中からおじいさんと一緒にのび助を探し、
大将との対決を見守ることに。
このあたりは原作にはない展開ですが、
共に行動することで、よりのび助を思う気持ちが
理解できるようになったかもしれません。
本来一緒に過ごすことのできないはずの祖父と孫が隣に並んで、
息子であり父であるのび助を見つめているという、
その構図もなんともいえないフシギ感があります。


・のび太とジャイアン、のび助と大将
サッカーのシュートを受け止めさせようとするジャイアンと、
自分から一本くらいは取れと叱咤する大将。
あえて類似した状況を作り、
父子孫をひとつのラインでつなげるという構成には
なるほどなと唸らされます。
のび助の物語をのび太と重ねることで、
過去はただ傍観するものではなく、
現在ののび太に連なるものとして、
確かにおじいさんの存在を感じられるでしょうか。

ドラえもんは孫の孫から送り込まれていることを考えると、
この作品はSFギャグでありながら
大河歴史モノでもあるように思えてきます。
「創世日記」って、そういう要素の集大成でもあるのだろうね。


・ママの役割、おばあちゃんの役割
こちらも時代を超えて意図的に重ねられている要素。
ママの「顔を洗って部屋へ行ってなさい」
という言葉がさりげなくも印象に残ります。

現代では普段はママが厳しく、
パパが優しくのび太に接していますが、
パパが厳しい時はママが優しく対応するという
両者のバランスが配慮されているのでしょう。
のび太のように不得手や抱えるものが大きい子どもにとって、
パパママ両方に怒られると
本当に心の行き場を見失いかねないものがある気がします。
おそらくその例が「森は生きている」や
「僕(ぼく)の生まれた日」かと。


・優しいガキ大将
ジャイアンが八つ当たりやシゴキではなく、
純粋にのび太を特訓している(らしい)様子や、
逃げ出すこともせずむしろ努力するのび太には、
多少無理があるような気もしないでもありません。
とは言え、厳しくあたるのは嫌いだったり意地悪ではなくて、
本人のためを思ってというときもある、ということを
示すための演出でもあるでしょうか。

そういえば多少スパルタっぽい言動なら
普段はドラえもんがその役を担っています。

  ◇

以下、細かい点に関しては一言ずつ簡単に。


・動きがなめらか!映画版みたい!
 表情もさることながら、髪の乱れ服のたるみまで妙にリアル。
 わざわざ前転してから昼寝とかも良い。

・海かプールに行く気でノリノリだったのび助の夢に
 突如現れるおじいさん……
 のび太のことを案じる会話に
 服装がまったく合っていないのに爆笑。
 「お前も元気そうじゃな」って確かに。 

・ママがドラにパパが豹変した理由について語るシーンが
 家族的で良い!
 さっきまでパパの居た場所に座ってるドラがなお良い感じ。

・昔の野比家の中と街並みが昭和三十年代的?
 炊飯器とか、板塀とか、電球とか……
 のび太が21世紀の少年という
 わさドラ設定からいくと無理があるが、
 そこらへんはあえて追及しないのが「だがそれがいい」。

・のび太の服がオシャレな方の赤服だったので
 のび助の時代においてかなり違和感が。
 過去の人物やものはあえて色数を絞っているようなので、
 意図的対比と思われるが……

・大将がのび助の竹刀を払ってから打ち込む描写が本格的!
 
・ドラ焼きじゃなくてダンゴを食べまくってるドラが可愛い。
 二人の会話の脇で串に手を伸ばしているのがちらりと映る。
 餅好きだし、基本的に和菓子は好物じゃないだろうか。
 正体を明かしての祖父孫の会話のシーンでもありつつ、
 ちゃんと菓子をのび助のおみやげにしているのが細かい。

・のび郎おじさんがちゃんと居る!
 おじいさんが外に飛び出していくための口実に使っているのも良い。
 ところで北海道のおばさんって妹じゃないのかなあ。
 まだ生まれてない? 実は姉?

・おじいさん役の加藤精三さんのベテランの演技最高!
 のび助を心配して不安げな様子とか良いなあ。

・「きみが行くとしたらどこへ行く?」
 川原の次は裏山。親子で同じ思考であると同時に
 それに気づいたドラGJ!

・「おとうさん、いらっしゃい。今日は何か?」(のび助)
 「今日は」ってところが妙におかしい。
 死んだはずの父が日参している異様さはスルーののび助。
 基本的に単純な人なのだと思います。


  ◇

のび太にとって、おばあちゃんとはまた違った形での
「おじいちゃんのおもいで」となるだろう
出来事を描いた一編でした。

  ◇

<ここにもかけたよドラえもん>

今回はサッカー日本代表中村俊輔選手が、
先週の田中マルクス闘莉王選手に引き続き
サッカーボールにドラえもんを描きます。

「やせたドラえもん」と称されていましたが、
球体であることを考えても
なかなか見事なのではないでしょうか。

ドラのコメントが
いつもの「かわいく描けてるぅv」じゃなくて、
「上手に描けてるっ」だったのも気になりますが……

いやいや可愛いですよ?

 ◇

次回は一週お休みで、6月25日。
「世にもフシギななぞなぞスペシャル」として、
「ジャイアンが1000人!?」(新作)と
「スネ夫の無敵砲台」
を再放送の予定。

「ジャイアンが1000人」の方は
「おそだアメ」を導入とするようですが、
その後は大幅なオリジナル展開の模様。
UFOにさらわれたり、
ジャイアンが1000人に増殖したりと
なんだかとっても素晴らしく予想のつかない話のようです。
木村昂さんの演技にも期待。

「スネ夫の無敵砲台」も再放送ながら、
なかなかの良作でありますが、
一応ジャイアン誕生日合わせSPに
なぜスネ夫なのかが気になるところ。

こちらも「なぞなぞ」に関わってくるのでしょうか。
そのあたりも含めて二週間後の放送を
楽しみにしたいと思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
わさドラ版白ゆりのような女の子の放送ではパパの少年時代が戦争中でしたね。
とら
2010/06/12 23:46
こんにちは。
私も今回の話を観て白ゆりの話を思い出しました。
あの話と今回とでは明らかに時代が違っていますが、個人的にはそのあたりはある程度アバウトでも良いかなと考えています。
原作がそうなっているからと言えばその通りなのですが、「この話の良さを表現するにあたって時代設定はどうあるべきか」ということを、製作スタッフがしっかり検討した上での判断であれば良いなと思います。
春巻き
2010/06/13 00:42

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