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zoom RSS ドラえもん10年7月9日放送感想(海坊主がつれた!&家がロボットになった)

<<   作成日時 : 2010/07/10 16:22   >>

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パパを思いやるあたたかい心を持ったタコ、
じゃなかったネコ型ロボット。 
悪ガキ大将を厳しくも優しく見守る家がロボット、 
そうさ、きみたちは天使にもなれるさ!?


派手さや極端な感動要素はないものの、
一週間の疲れを癒すような
ホンワカした気分になれる二本立てでした。

ホンワカしたあとは、
来年春公開映画の特報映像でテンションを盛り立て、
恒例の「踊れ・どれ・ドラ・ドラえもん音頭」で
夏の訪れを実感するという、充実の30分。



海坊主がつれた! →てんコミ31巻

パパの友人の釣り自慢に一矢報いようとして、
のびドラがあまりサポートになってないサポートをする話。
物質を何倍もの大きさに見せかける
「みせかけつり針」を使って、
大物を釣らせてあげようとするが……


パパのちょっぴり子どもっぽい振る舞いや、
のび太たちの行き当たりばったりの仕事ぶりが、
何とも言えず、ゆる〜くも
まったりとした雰囲気を作り出しています。

妙なテンションやカオスなギャグも嫌いじゃありませんが、
こういうほわっとする話も
「ドラえもん」という作品の構成要素として、
欠かせずに、大切にされていくと嬉しいです。

以下、具体的な場面を愛でていきます。


・みせかけつり針
「この針にかかると物質を分子レベルでふくらませて、
 何倍もの大きさに見せかけるんだ」
原作と微妙に表現が異なるのは、生物以外にも適用させるためか。
巨大魚にパパの釣竿が折れないところをみると、
重さは元のままなのかもしれません。


・ぴちぴち金魚ちゃん
あれ、こんなところに水槽なんかあったっけ?
とツッコミたくなるが、気にしてはいけない。
動物嫌いのママが許容する貴重な存在なのです!
ネコ(型ロボット)と金魚が共存するすこしふしぎな野比家。
野良猫のクロ(@ミサイルがやってくる)の襲撃にはご用心を。


・「ママぁー、さかな貸して!すぐ返すっからぁ(のび)
 →「めざしと切り身しかないって…」
ノリノリで台所に駆け込むのび太と、
あえて表情をみせないママの後姿、
そして次の瞬間に映し出されるめざしと鮭の切り身皿!

ここらへんの落差とテンポの良さがたまりません。
一般のご家庭で「魚」っていったら、そうなるよねえ。

律儀に部屋まで皿を持って帰るのび太とか、
めざしになんとか針を取り付けてみようとするドラえもんが
妙におかしい。


・『ぐずぐず言っているひまはないっ!』
のびドラの凄まじい迫力に
思わず「はいっ」と背筋を正してしまうスネ夫。
こういうときの一心同体ぶりは素晴らしいものがあります。
のび太とドラえもんが、一緒になってドタバタしているのが
個人的に大好きです。


・「その程度なら軽いものさ、ガハハハハ…」(パパ)
血は争えないなあ……
「自慢される」→「むくれる」→「調子に乗る」の流れが
息子と何ひとつ変わりありません。
普段スネ夫に馬鹿にされるのび太とも同じ構図。
だからこそ、「パパの気持ちがわかる」のでしょうね。
そのあたりの重ね方が実に見事だと改めて感じられます。


・「よぉーし!決闘だ!」(磯崎)
ええと、いい大人なんでしょうから、
よその家のテーブルに乗っからないでください。
というか自分の魚拓を踏み潰してますが、いいんですか。

面白い演出だなあと思って原作を読み返してみると、
こちらでもさりげなくコイの魚拓を踏んでいました。

パパの魚拓(一応)を踏むことで
挑戦的な態度を表していたのかもしれませんが、
今回のアニメでは自分の魚拓を適当に扱うことで、
大切にして誇るものではなく、
自慢のため、のび助を馬鹿にするための道具として捉えている
磯崎を描いているのかもしれません。


・「パパって本当にへたくそなんだね」(のび太)
うん、ミミズの先から針が出ているようじゃ
釣れないんじゃないかな……
そんなに詳しいわけではありませんが。
釣りはじめからどっかりと腰を下ろしたのび助、
状況の変化に対応しやすいように立ち上がっている磯崎という
スタイルの違いもそれっぽい感じがあります。


・「水の中は手が滑ってなかなか……」(ドラ)
いやまて、水の中とかいう以前にそのダンゴみたいな手では。


・「おおーっ!これは滅多にお目にかかれない大物だ!わはは」
巨大化した草履を釣り上げての感想。
難波圭一さん演じる磯崎のイヤーな感じがうまく出ています。
というか、この馬鹿でかい草履をまず不思議に思わないのか。
ドラは「ぼくたちのことはバレなかったみたい」と言っていますが、
これバレてるんじゃないの……?


・「うわぁ、なんかヌルっとしたものが!」
お約束の触手展開。なんでのび太なんだ、しずか呼べ。
さておき、タコの墨の中で目玉だけが状況を推測させるのも
なかなか楽しいものがあります。

海坊主ドラは絵のインパクトでみせるオチなので、
アニメで表現するのは難しいかもしれませんが、
もうちょっと迫力が欲しかったかも。
遠近感とか対比が掴みづらいカットだったようにも思えます。


 ◇

後述の2011年映画の脚本を手がける清水東さんは
これがテレビ版「ドラ」の初担当でしょうか?(違ったらすみません)
今回はかなり原作に忠実でしたが、
磯崎さんとパパの会話などは
大人気ない感じが自然に出ていたように思えます。

今後もテレビ版への登板があると嬉しいのですが。

 ◇


家がロボットになった →てんコミ17巻

タイトルどおり、家を意思を持ったロボットにする道具の話。
家とジャイアンの交流を主軸に話を膨らませ、
「家」というものが持つ役割や存在を
改めて考えさせられるような構成になっていたように思います。

優しくて、気が利いて、強くて頼りになって、怒らせると恐い。
家くん良いキャラだなあ、
いや家なんだけど。

スネ夫の家やしずかの家はまた違った性格なのだろうかと
妄想しつつ、本編について。


・「今日は商店街の旅行で、うちには誰もいないんだぜ」
原作では単に「夕方までるすばん」だったものを変更。
これによって、「留守を守らなくてはならない場所」として、
あるいは逆に「家族が不在の状況で自分を守ってくれる存在」として
家の役割がクローズアップされる構成になっています。見事!


・「頑張って、のび太くん!」
「ハウスロボット」をジャイアンの家に取り付けるにあたって、
脚立ではなくのび太を頼るドラ。
129.3kgうんぬんは、あくまで基本設計で、
状況に応じて変化できるのかなという気もしてきました。(※個人的妄想)
よく考えたら子守ロボットがあまり重いと危ないし。


・『ウチノタケシガ メイワクカケテ スマナイ。』
この家にとっては「うちの武」なんだなあ、その発想はなかった。
続く『ワルイヤツジャ ナインダ』のセリフ(字幕)も含めて、
ロボットになったのはついさっきでも、
この家はジャイアンと共に時を重ねてきたのだということを
うかがわせます。

音声も出せるはずのテレビを使用していながら、
そもそも声がついてこそのアニメでありながら、
あえてカタカナの文字による意思表示というのが
またいい味を出しています……


・押し売りと土足
「きれい好き」というのもあるのでしょうが、
基本的に日本の家は靴を脱いで上がるもの、
そこに踏み入ることで家という私的領域が侵されていることと、
家族と客以外の区別される他者というものを感じさせます。

どうでもいいけどピンクのTシャツの押し売りって
そのセンスはちょっとどうなんだろう。目立ちすぎるだろ。


・「これじゃ、ロボットじゃなくてボロットだな!」(ジャイアン)
なかなかうまい事をいうが、当然家くんはご立腹の様子。
麦茶がこぼれるのも厭わず、ジャイアンを二階の窓から放り出します。
首の角度といい、白目むいてるし、普通死んでるだろという有様ですが、
そこはそれ、なぜか瞬時に復活しました。
まあ、手加減しているのでしょうが。


・「ス、スネちゃまは
 今おフランス語のお塾にいってお留守ざますの!」

ジャイアンの襲撃に怯えるスネ夫の必死の演技。
気づいていないわけでもないのでしょうが、
不満げな表情で立ち去っていくジャイアン。

普段ののび太もそうですが、「最後の防衛線」としての
家の存在を示唆する描写でしょうか。
泥に汚れたジャイアンの靴下も象徴的。
先ほどの押し売りの土足からの流れも上手いです。


・ジャイアンの居場所
(結果的に)友人にも拒絶され、
土管の上の定位置も確保できなかったジャイアンは、
結局自宅の庭に苦々しげに腰を下ろします。

広義では家の範囲内ではあるものの、
そこに居ることはどうにか許されている様子。
おそらく家くんが意図的にそうしているのだと思われますが。

ただ、剛田家の人間が占有する空間でありながら、
見えるもの見せるものとして公共性を持つのが庭でありまして……
「何あれー」と通りすがりの女の子に笑われてしまうジャイアン。
カチューシャにポニテ少女とか、
ちょい役の子がなんでこんなに可愛いんだ!


・「悪かったな、おれ、ずっとお前に守られてきたんだな」(ジャイ)
この前後の木村さんの演技が素晴らしい!
作画のほうも実にいい表情で、
わがままで乱暴で勝手なだけじゃない、
ちゃんと本質を見極める力も持ったジャイアンというのを
見事に表現していたように思えます。

雨と風、そして次第に迫る夕闇が家の役割について
さらに強調しつつ、
ちゃんと泥靴下を脱いでいる様子など、さり気ない部分が
ジャイアンの言葉を支えています。


・『オカエリナサイ ココロノトモ。』
狙っているといえば狙っているかもしれませんが、
個人的には良い描写だったように思えます。
「心の友」というのは感動狙いというよりは、
ジャイアンのことをよーく知っているということの表れのように
感じられました。

むしろ「お帰りなさい」「ただいま」っていうのがねえ……
うん、家って重要な存在であり場所であるんだな、と実感。


・「ジャイアン、ちゃんと家に謝ったかな」(のび太)
 「だといいけどね」(ドラ)
のびドラのほとんど同じセリフが合計3回登場。
「その頃のび太たちは?」的に間をとりつつ、
微妙な状況の変化を表しています。

脚本(台本)のセリフはほぼ同じでも、
絵や動き、表情が上にのり、
さらに大原さん水田さんの演技が加わっていくことで
三場面三様になっていったのだと思われます。
アニメってすごいなあ。


 ◇

原作にある話でありながら、
家が意思を持つという点、
家に追い出されるという展開について解釈を深めていて、
全く新鮮に観ることのできる話に仕上がっていました。


 ◇

<2011年春公開映画ドラえもん最新映像!>

既にコロコロコミックや
「藤子・F・不二雄ワールド」などでも告知がありましたが、
2011年公開の映画は
「新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ天使たち〜」!!

脚本は本日の一本目「海坊主〜」も担当した清水東さん、
そして監督は「新魔界大冒険」の寺本幸代さん!

特報映像は、
開設ほやほやの公式サイト(http://doraeiga.com/2011/)
でも見ることができます。

ザンダクロスかっこいい!
リルルは……ちょっと大人っぽい?
少しモリーナを思い出させます。
キャラクターデザインは不明ですが、
やはり金子さんなのでしょうか。

ジュドの脳からなんか生まれそうだとか、
マスコットキャラ化するの?とか、
「あの子」はやっぱり出てしまうのかねえ、など
不安も期待もない混ぜではありますが、
それでも来年の公開を楽しみに待ちたいと思います。

今回は良い意味で、
映画版とテレビ版が「一つの同じアニメ作品」になると
嬉しいのですが。


 ◇

<夏限定!踊れ・どれ・ドラ・ドラえもん音頭>

4月からの道具いっぱいのOPも好きですが、
ドラえもん音頭がEDになると夏がやってきたのだと実感します。

でも、そろそろ音頭のアニメーション新しくならないかなあ。


 ◇

次回は7月16日、
「体の皮をはぐ話」と
「ジャイ子とドラミに恋人!?」
を放送予定。

「からだの皮〜」は昨今アレやコレが規制される中で
オチがどうなるかに注目、
いや、見たいわけじゃないけど……

ジャイ子とドラミの話はおそらくオリジナル。
ジャイアン&ドラの兄貴ぶりに期待。
スネ吉兄さんが予告に居た点も気にかかります。

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