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zoom RSS ドラえもん10年8月27日放送感想(変身、変身、また変身&大氷山の小さな家)

<<   作成日時 : 2010/08/28 15:55   >>

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野比のび太七変化!  
ウマ、ウサギ、ゾウ、ライオン… 
鳥に変身すれば空だって飛べちゃう。 
お約束の、服が脱げちゃうというか脱げっぱなしの変身シーンもあるよ! 


定番の変身モノの中でも特にテンポ良く、
オチまで突っ走っていく一本目と、
氷の涼しさを感じさせつつ、
夢をかなえて遊ぶ楽しさを描く二本目の対比が絶妙で
実に飽きさせない30分。

今回は両作とも「新開拓史」の腰監督が
演出・絵コンテを手がけられており、
いい感じに統一した味わいもあったように思えます。


変身・変身・また変身 →てんコミ34巻ほか


「変身ドリンク」で動物に変身したのび太が
ジャイアンとスネ夫に仕返しをたくらむものの、
ドリンクの飲みすぎで変身しやすくなってしまって……
というお話。


実は09年5月放送の「しずかちゃんが消えた!?」で、
「6時間が過ぎたら元に戻れなくなる」という謎の効果を持った
「変身ドリンクEX」が既に登場しておりましたが、
あちらはアニメオリジナル話ということもあり、
連続性は気にしない方が良いでしょうか。

今回の話はタイトルにあるように、
のび太が次々に変身していくという見た目の面白さと、
そのテンポを楽しむのが一番!

原作マンガの小気味良く展開していくコマの勢いを失うことなく、
それ以上に動きで魅せるアニメーションに転換していることに
感服いたしました。


以下は具体的な点について。


・足がおそいとそんだなあ
いきなりジャイアンに追いかけられるのびスネから
物語がスタート。
正面から描くことで、迫り来るジャイアンの脅威を感じさせつつ、
逃げ切れなかったのび太は、
文字通り首根っこをつかまれ、ズタボロになりました。
「足がもっと速かったら」、「力がもっと強かったら」と
違う自分への変身への願望を募らせる場面でもあります。

原作ではこの場面の『 POKA BOKA 』という
描き文字が印象的ですが、
今回のアニメでの効果音も、なかなかユカイだったような気が。
『 ピューン ピュン バババキューン! 』という
レトロシューティングゲームちっくな音がついておりました。
あの「ケンカ煙」の中で一体何が!?

原作も同じなのでしょうが、
ジャイアンの「スッキリした」という表情セリフも含めて、
あまり陰湿な感じを出さないための演出なのかもしれません。


・「ウマ…うま、ウマッ、馬!」
これでもかというほどに精神を集中させるのび太と、
次第に寄っていくカメラ。
目がカッと見開かれて、「今こそ変身!」
と、ばかりに引き付けるも、
次に映し出されるのは何も変わっていないのび太の姿……
こういう「タメ」を作っておいて、スコーンと落とす見せ方が
かなり好きです。
今回の話にはこういう手法が多かったかも。


・でもあんまりかっこよくないなあ
のび太の変身した馬は、馬というより半馬人? 
しかも「上が馬」というのがさらにかっこよくない。

人間のままのようにも見える足ですが、
「ちょっと行ってくるぅ〜」と出て行くのび太の足音が
ちゃんと「パカポコ」しています。
ワンテンポ遅れて叫ぶママも可愛い。


・早い早い、これならジャイアンに追いつかれないぞ!
のび太のイメージを反映して草原に変わる背景がナイス。
颯爽と駆け抜けていく……と、思いきや、
聞こえてきた「カバみたいなブタみたいな犬だ」との声に
一気に現実に引き戻されることに。
安雄たちのツッコミが入るまでも無く、
客観的に考えたらかなりみっともない「のび馬」ですが、
背景を切り替えることで
一瞬でもそれっぽく見せるという手法が面白いです。


・のび太の服がのびた!
原作では伸びた服がいつの間にか元に戻っている?のですが、
今回のアニメではちゃんと着替えていて感動しました。
もちろん靴までトータルコーディネート。


・「ここらでサッと、馬に変・身〜っ!」
いかにも華麗な、無駄に気合の入った変身予備モーションを見せつつ、
次の瞬間には服を「むんず」と掴まれているのび太……
この緩急のつけ方にも笑わされます。

ルーレットのように左右にスライドする目を描くことで
「目が回っている」ことを表現するのも新鮮かも。


・しめた!ドラえもんがいない!
つい先ほど、飲みすぎで変身しやすくなることの危険を
こんこんと説いていた、未来の世界のネコ型ロボットのドラえもんさん、
見事なまでにドリンクを置きっぱなしで出かけてますね。
……実は製薬会社からモニターテストの
依頼でも受けているんじゃないでしょうか。
まあ、のび太ものび太ですが、ドラもドラというか。
このへんが来週イヌ型ロボットに台頭される
伏線になるんですね、きっと。


・「これで進化のスピードがグンとアップしたはずだ」
 →ベロベロバー
のび太…進化というか進歩してない。

もう完全に「ジャイアンに追われたとき逃げるため」じゃなくて、
「ジャイアンたちをおちょくって楽しむため」になっているのが
なんというか彼らしいというか。
「ベロベロバー」ごときに律儀に怒ってくれるジャイアン
素晴らしくイイやつですね。


・「ぼくはなんにでも変身できるんだからなあ!」
進化しないのび太が次にやることといえば、調子に乗ること。
これもお約束ですね。
「空き地が動物園になっている」という住民からの通報に対して
警察官がパトカーで駆けつけてきました。
普通なら真面目に取り合わない気もしますが、
そこは彼らものび太のまちの一員。
非日常事件がよくあることを熟知しているようです。

慌てて元の姿に戻ったのび太ですが、ウサギに変身したときに
服は脱げたまま。
子どもだし、別に逃げなくても良い気がしますが、
とっさに隠れてしまったのび太に、ゆっくりと近づいていく警官。
のび太の知らないのび太」や「体の皮をはぐ話」と同じデザインの方なので、
固定キャラなのかもしれません。
脱ぎ散らかされた服を見て「子どもが食べられた!」と
緊張感を高めていらっしゃいますが、
やけにきれいに食べる猛獣だなあ、オイ。

原作どおりでもあるのですが、同じ警官にすることで、
世界設定の厚みを増すと同時に、
視聴者が親しみやすくなるかもしれません。
今のところ彼には「公然わいせつ感知センサー」が
備わっていることと、
若干天然が入っていることが判明しております。

「クラスメイトの女の子たち」が
ファンを着々と増やしていることを考えても、
こういう試みは実に良いです。もっとやれ。


・「ドラえもんがドリンクを飲みすぎると
 変わりやすくなるって言ってたけど……」

ようやく事の重大さに気づいたのび太。
そしてここからまさに「変身・変身・また変身」の
怒涛の勢いが始まります。
犬が屋根から滑り落ちるところから、
オウム、しずか、カエル、G虫までノンストップで突っ走る!!
この一連のスピード感と流れは二度三度見ても飽きさせません。
こういう画面づくりって、地味に難しいことなのではないかと思います。


・「しずかちゃん、ぼくだよのび太が変身しているんだよ!」
かねてよりの疑問:なぜ「しずかに変身」=裸なのか
いや、のび太の服は確かに脱げているのですが、それは本人だし、
「服を着ているしずか」に変身すれば万事解決では……?

細胞を変化させてうんぬん、ということだから、
服は作れないのでしょうか。
それにしても、「形を正確に思い浮かべないといけない」にもかかわらず、
あの再現性の高さとは、
素晴らしくもたくましい想像力です。

ともあれ、今回のアニメに関して述べれば、
スタッフ頑張った! GJ!
さすがにのび太同様、見せられない部分は見せられませんが、
木の枝で隠すとか逆にヤバい画になっているような気も……
落下の時のポーズとか……

ソレハサテオキ。
しずかの「なおさらキャー」のセリフが
「なおさらイヤー」の形ででも残っていて嬉しかったです。
いやホントなおさらだよね、この嫌がり方リアルだよね。


・ハエ目線のカメラ&立って歩くゴキ、そして最終兵器発動
のび太が変身したハエの視点で、
丸く歪む世界と切り替わっていく場面。すごい! 面白い!

かと思うとゴキに変身したのび太がなぜか二本足(?)で
立って歩いていたりとデフォルメをきかせています。

ようやく自分の部屋とドラえもんが目前。
元の姿に戻るという発想は カケラも無く
ひょこひょこと気味悪く歩くのびG虫に、
ホウキを装備したママの一撃が炸裂!!
かくてのび太は変身に関係なくやっぱりズタボロになったのでした。
めでたしめでたし。

というか「ドラえもんRPG(仮)」でママが使えるとしたら
やっぱりメインウェポンは「ホウキ」だよね。
来年の映画でも(きっと)大活躍!!



道具を使って変身する楽しさというよりは、
道具を使って調子に乗った人間の末路を楽しく?描くお話でしたー


 ◇


大氷山の小さな家 →てんコミ18巻ほか


暑くて宿題のはかどらないのび太のために、
どこでもドアで大氷山へ出かけ、
かき氷食べ放題&涼しくて快適な秘密基地をつくるお話。


まもなく9月だというのに、こう暑くて暑くてしょうがないと、
うらやましくなることこの上ありません。
のび太はドラえもんが友だちで良いなあ!

その他は場面ごとに感想を。


・あづーいっ!
窓から差し込む光や部屋に落ちる影、
のび太たちの影が丁寧に描き込んであり、
夏のじりじりとした暑さが画面越しに伝わってくるようです。
そしてかき氷の美味しそうなこと!
一本目に引き続き、背景が高原に切り替わることで
のび太たちの感じる清涼感が表現されていました。


・のび太くん、氷割って!
見渡す限りの巨大流氷の上にやってきたのび太たち。
そこらじゅうどこからでも氷を割って
かき氷食べ放題!ということの素晴らしさといったら!

金槌で手をかち割っちゃったドラのセリフは
「いいねえー」とも「い〜だぃ〜」とも聞こえましたが、
意図的?


・「氷ざいくごて」で氷の中に部屋をつくろう!
この「ざくざく」「シューシュー」氷を溶かしていく様が楽しそうで、
憧れでした。
今回は、「下に向けて使うと無限落下!?」
「上に向けて使うと、氷が落ちてきても大丈夫!」
と、いう使い方がされていて、なるほどなという印象。
足元の氷が段階的に消えていく様子が
アクションゲームのようで面白かったです。

ていうか細いこて、万能すぎ。それはもう「こて」じゃないよ!
魔法のステッキとかそういう部類だろう!?


・きみたちに涼しくて広い遊び場を提供しよう
空き地の仲間たちを連れてきたのび太。
夢のように涼しい世界から、日常の暑いご町内へ
一瞬戻ってくる対比がいいですねえ。
強めた光と人物の影も復活しています。

メンバーはジャイスネしずのほかに、
良く見かけるクラスメイトの3人。
安雄とはる夫がハブなのは
一本目でのび太を馬鹿にしていたからでしょうか。

冗談はともあれ、
氷の上での野球、釣り、かき氷でおやつなど、
子どもたちだけで過ごす秘密基地の楽しさ、快適さが
凝縮されたような場面でした。
キテレツの「水ねんど」の話も良いよねえ……


・「まずい、おなか壊した……」
わさドラはキャラを愛でるときも素晴らしいのですが、
いぢめる時も徹底的 それも含めて愛でているのでしょうが、
腹痛を訴えるのび太をそう簡単にはトイレに行かせません。

かき氷目指して一直線の皆さまにもみくちゃにされて、
くるくる回ったまま階段を落下。
ジャイアンのおかわり要求を突っぱねてなんとか氷上に戻ってくると、
そこには釣竿が……おお、こんな使い方があるとは。
挙句の果てにどこでもドアを滑り飛ばしてしまい、
自身もドアに激突。
いや…「大丈夫」だとはわかっていても妙にハラハラさせられました。
一本目の露出ばかりか、こんな方面でも表現の限界に挑むとは。
これは挑まないでいいです。


・ここはドコなんだー!?
お約束どおり何の脈絡も無く唐突に出現するパパ。
ただし原作とは異なり、風呂上がりではなく
普通に会社帰りでした。
11歳はセーフでも、40歳前後の下着姿は男性でもアウト……?
かとも一瞬考えましたが、
今回のアニメ化では
「結局宿題終わってないよ」「腹痛だけが残ったよ」
という「のび太自滅オチ」に持っていくためかな、
とも感じられました。

と、いうのも直後が9月3日の「ネコ型ロボットVSイヌ型ロボット」の予告
(『ご覧のように、この少年が改善する兆しは見られません』)だったので、
ネコ型ロボット(というかドラえもん)は
のび太の役に立ってないよ的な、次週への引きなのかなーと。

現時点ではまだ想像の域を出ませんが、
「ドラえもんが重病に?」→「ドラえもんが生まれ変わる日
ドラえもんに休日を!!」→「ドラえもんの青い涙
のように話をつなげてしまった誕生日SPも二度あったので、
あり得ないことでもない…かも。

個人的には、のび太の腹下しという受難はあっても、
楽しく夢をかなえることが魅力の一編ですので、
のび太自滅オチには持っていってほしくなかったというのが本音です。

なにより、パンツ一丁で無警戒に氷山へやってきてしまうという、
のび助の最強ぶりが好きだったのになあ。



ともあれ、F作品の「子どもだけの秘密基地モノ」の中でも
とりわけ楽しく、涼しそうなお話。
光の表現によって日常と非日常の違いが見事に表現されていました。


 ◇


<ここにもかけたよドラえもん>

今回は「小石にかいてみよう!」

あれ…いつぞやの「頭を刈ってドラえもん」などに比べたら、
なんと普通な。いや、これで良いんですけどね。


最近はどんな手段で度肝を抜いてくれるか、
そちらのほうに期待してしまっていたようです。


いえいえ、ちゃんと「えかきうた」のとおりに描いているし、
ほのぼのさせて頂きました。
「小石に描いたドラ」がたくさん映し出されるのが良いですね!

それぞれタッチも違うし、
何人かでわいわい描いたのかなと想像すると楽しくなります。


 ◇


次回は9月3日、まさにドラえもんの誕生日!!
「決戦!ネコ型ロボットVSイヌ型ロボット」を放送予定。


誕生日SP恒例の未来話ということで、
パワエモンも再登場の様子。

やっぱり水野さんの脚本なのでしょうか……?
演出がどなたかも気にかかるところ。

ドラスタッフの総力を結集するであろう、
年に一度のドラ誕SP! 見るべし!

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2010年8月27日 ドラえもん
「変身、変身、また変身」 ...続きを見る
京大藤子F不二雄同好会のブログ
2010/08/29 14:50

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ああいう見せ方でしずかちゃんの見えてはいけない所を隠すとは、さすがプロだ。さてリルルの修理シーンはどのように見せないようにするのかな。

大山ドラえもん末期では女性団体からの苦情でお風呂シーンはなくなり、あってものび太が外で窓を開けて、水をかけられるくらい脱たけど、わさドラでよく復活できたものだ。
Bパートの話は楽しくていい。ドラえもんだからできる話。のび太の腹痛のあたり結構ハラハラしちゃいました。


来週のドラえもん、押し付けがましくない感動を期待したい。


来年の映画はミクロスはでるんでしょうか。


とら
2010/08/28 18:03
こんにちは。
しずかの隠し方は本当に「プロの仕事」でしたね!
Bパートが「ドラえもんだからできる話」というのも納得です。
来週の話、そして来年の映画に関しても不安と期待が入り混じる感じですが、今は期待が先行しています。ミクロスには出てほしいです!
春巻き
2010/08/28 18:11

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