今をトキめかない

アクセスカウンタ

zoom RSS ドラえもん10年9月3日放送感想(決戦!ネコ型ロボットvsイヌ型ロボット)

<<   作成日時 : 2010/09/05 03:39   >>

かわいい ブログ気持玉 37 / トラックバック 0 / コメント 9

ネコ型子守ロボットは欠陥品!? 
22世紀でネコ型ロボットが強制的に回収され、
イヌ型ロボットにとって替えられるという事件が起きた! 
果たしてドラは仲間たちを救えるのか、
のび太は回収の決定を覆し、ドラを守ることができるのか!
そして、のび太のような少年にとって、
ドラえもんは本当に「役立たずロボット」なのか!? 
いま、運命の9月3日がはじまる!!



恒例のドラえもん誕生日&未来話のスペシャル回。
今年は9月3日の放送日(金曜地域)が、
まさにドラえもんの誕生日と重なるという日程でした。


……


いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


面白かった!



去年のドラ誕SP「ドラえもんの長い一日」が
個人的にものすごく良かっただけに、
今年はどうなるのだろうと期待半分、不安半分でしたが、
今年も今年ですっごく面白い!!


もちろん普段とは異なるスケールで展開されるだけに、
「オイオイこれはどうなんだ?」というツッコミどころも
少なからずあるわけですが、
それを吹っ飛ばしてあまりある面白さでした。

もう、脚本から演出、作画、美術、演技、音楽まですべて、
「うぉっしゃ! "ドラ誕"盛り上げてやるぜー!」みたいな
勢いが伝わってきますね!
こういうときのこのアニメは本当に最高です。
これからも「わさドラ」についていきますよ!


と、いうことでもう少し具体的な感想へ移ろうかと思います。

以下、基本的にネタばれとなりますので、
ご了承ください。




 ◇


決戦!ネコ型ロボットvsイヌ型ロボット →アニメオリジナル


<あらすじ>
22世紀、セワシの時代の9月3日、
ドラミを含めたネコ型ロボットが次々と連れ去られる事件が起こった。
彼らネコ型ロボットには不具合があるため、回収し、
イヌ型ロボットへ交換するという通達が出されたのだ!
21世紀で暮らすドラえもんも例外にあたらず、
のび太のもとへもイヌ型ロボット「ワンダフル」が送り込まれていた。
強制回収の手を逃れてきたパワえもんから騒動を知ったドラは
彼らと共に他のロボットの救出に向かうが、奮戦むなしく捕まってしまった。
すべてはロボット管理協会の不安を過剰に煽り、
自社のイヌ型ロボットを売り込もうとするD.G社社長の企てだったのだ!
一方、のび太はセワシから事情を聞き、
ドラの身を案じつつ、ワンダフルの協力も得て、
ロボット管理協会の長老たちを説得しようとする。
だが、ドラえもんと暮らす自分が、あまりにもダメなままであるという
調査報告が問題になっていると知らされたのび太。
ネコ型ロボットの汚名を晴らすべく、各種テストに挑むが、
成果を出すことはできない。
しかし友だちを取り戻そうと懸命な姿は、長老たち、
さらには、かつてネコ型ロボットと暮らしていた人々の心を動かし始める。
そしてのび太の夏休みの絵日記を読んだことで、
ついに計画の中止を決めた長老。
この決定に怒った社長は捕らえたネコ型ロボットのスクラップを図るが、
のび太と合流したドラたちによって阻止され、
ロボットたちは無事解放された。
彼らの帰還を喜び、共通の9月3日の誕生日を祝う
ネコ型ロボットとその家族たち。
のび太は改めてその絵日記をドラへのプレゼントとして手渡す。
そこには、ドラえもんと過ごした夏休み、その日々の楽しさが、
絵と文字は拙いながらも、この上なく鮮やかに描写されていたのだった……



 ◇


とにかく、描きたいもの、見せたいものが明確であることが、
面白さを支えておりますが、
その反面、そこに持っていくための展開に
若干の無理があるのも確かでしょうか。

まずは、そうしたツッコミどころを整理しておくことで、
改めて感じられる良さについて触れたいと思います。


・他社製品を貶め、自社製品を売り込む目的が見え見えなのに、
 素直にネコ型の全回収を決めちゃう
 ロボット管理協会って何やってんの!?


・のび太をドラえもんが適切に扱えていないとしても、
 それはドラであり、のび太に問題があるわけであって、
 ネコ型全体の問題であるはずがないじゃない……

・こんな事態にマツシバ社の側はなんで抗議しないの! 
 あの工場長は!?

・2112年9月3日製造じゃない、ネコ型も居る…よね。ドラミとか特注だし。
 イヌ型を売るためだから、細かいとこはどうでもいいってことかなあ?

・セワシとのび太以外は何の疑問も無くイヌ型に切り替えたの? 
 生命の危険がある欠陥ともなんとも公示されてないし、
 家族云々抜きにしても「返せ」って思う人いるでしょ。
 見方によっては人々の手のひらの返し方が怖いよー

・今回のって「交換」でしょ? D.G社って儲かったの?
 どこかが負担したのか、それともシェア拡大のキャンペーン的なもの?

・社長は金目当てだとしても、隊長とか、ネコ型に愛着一切ないのかな?
 恨みでもあるの? まさか社員みんな「犬派」とか!?

・ネコ型、というか「ドラえもん」がかけがえのない家族であり、
 友だちであるのは確かだけれど、
 勉強をみる、させる能力に関しては劣っているのも事実なのでは。
 そのへん微妙にすり替えというかお茶濁しだったかも。



と、いうあたりが引っかかった点でしょうか。
特に最初の「ロボット管理協会の判断基準」については、
かなり無茶だと思います……

が、こういう無理無茶を先に吐き出して、
「そういう展開じゃなければ成り立たない話だから」と脇に置いて、
「そういうもの」だと完全に承知して割り切ってしまえば、
ワクワクドキドキ&感動の一時間!

実際問題、ツッコミ所や矛盾点の一切無いお話なんて
そうそうあり得ないと思いますので、これで良いのではないでしょうか。

そもそも普段とまったく違う、未来の世界を舞台にするというだけで、
想像に余りある難しさです。
その中でこれだけ面白い話を本当にありがとうございます。
 

と、いうことで以下、良かった・面白かった・印象に残った点語りへ。


 ◇

・路地裏の野良猫VS野良犬
これからはじまるネコとイヌの物語を暗示する要素。
と、同時に、22世紀に野良が居るの? 
路地裏の雰囲気って現代と変わらずなの? と少し驚きもしました。
ただ、「生まれ変わる日」「青い涙」「長い一日」(「愛した美少女」も?)
と、未来話を続けて見てきたことで、
少なくともわさドラでは、
「現代と変わらない部分は意外と変わらない」という
捉え方なのかなーという気もしてきています。
「22世紀」というと、やったら「キラキラ」して「ハイテクぅー」なイメージ
だったのですが、私のほうが単純だったのかもしれません。
ショッピング風景とか、ラーメン屋とかそういう
「22世紀のニッポンの日常」が感じられる描写がとても良かったです。
ただ、ネズミがそこらへんをうろついているのは
衛生的にも、2112年までになんとかしてほしいなあ……


・「今日は街じゅう、ネコ型ロボットとその家族でいっぱいだね」
ネコ型ロボットがいっぱい…… 何この天国 、可愛すぎる。
なんとか2112年まで生きてみたいものです。

ドラえもんだけがネコ型ロボットじゃない、
量産型であることを改めて強調した上で、
それぞれがそれぞれの家族に愛される、
「特別」な存在であることを示す、
後につながる重要な場面です。


・「キャーかわいい!これならきっとお兄ちゃんも大喜びよ!」
わさドラのドラミっておてんばなだけじゃなく、
センスも悪かったのか……ごほん。
引き気味のセワシとのやり取りが面白く、
もっと見ていたいと感じた場面でした。
これまでの未来話などからみるに、
ドラミに振り回されつつも、時にわざと怒らせてみたりするのが
セワシドラミの日常なのかなあ、などと妄想が広がります。

特にセワシはドラミを助けるために奮闘していたし、
今回はちゃんとドラえもんも案じていて良かった!


・「仕方あるまい、こんな結果を見せられてはな…」(長老)
どうやら騒動の発端には黒幕が居るらしいことと、
のび太の存在が関わっているらしいことがわかる場面。
一応、この話だけ見てもわかるようにはなっていますが、
先週の「大氷山の小さな家」のあとに流されたパートが
単なる予告編ではなくて、プロローグであったことが判明しました。

さらに「大氷山〜」に関しては、先週の感想で
「なんでパパオチからのび太オチに変えたんだ、来週の前フリ?」
というようなことを述べましたが、
当初の予想以上に今回のSPにつながっていたことに驚かされました。
実は他の話も…なのですが、それは後述するとして、
「のび太はラスト数日で宿題を突貫で仕上げる羽目になった」
「ドラはのび太の勉強を見るどころか大イビキで寝てた」
と、いうところがそのまま伏線にもなっています。

休日を!」→「青い涙」や「せん水艦」→「海の王国」の時は、
話が融合しすぎでビミョーだったのですが、
今回は若干の不自然さはあるものの、
単独でも楽しめる構造にはなっていて、
続けて観たときにわかる…というさじ加減が見事です。


・「国語算数理科社会、ひとつも正解が無いなんて、
 先生ははじめてだ!」

のび太の夏休みの宿題の中身について。
普通は提出すればそれで十分なんでしょうが、
正答率が0というのはいくらなんでも……ということらしいです。
「正解」と言うからには、とりあえず、
図工とか習字とか、そして日記のようなものに関しては
不問らしいのがミソ。
よ〜く見るとバツばっかりのノートに紛れて、
花丸がチラッとのぞいているのが実に素晴らしいです。
ドラへのプレゼントにしたことを考えると、
放送されなかった部分で、日記に関しては
ちゃんと褒めてくれたのではないかな…という気がしました。


・「これ全部ぼくへの誕生日プレゼント!?」
かつおぶしにネコじゃらし、毛糸玉、そして魚の骨
ネコ仲間からのプレゼント。
こういうのを見るとドラって本当にネコなんだなあと感じます。
何気にミイちゃんからのプレゼントが一番安くて腐るようにも見えるが、
そこは気にするな! 彼女からのプレゼントってだけで勝ち組だ!
もしかすると観賞用の飾り物かもしれないし!

 
・「ぼくはイヌ型ロボット、その名もワンダフル!」
ドラえもんタイプネコ型ロボットの名は
「〜えもん」か「ドラ〜」みたいですが、
「ワンダフル」のバリエーションって何でしょうね。
「ワンダユウ」とか「ワントナック」……いかん、他作品まんましか浮かばない。

ともあれ、「わさドラ」オリジナルながら、
パワえもん」「ルリィ」「デンジャ」に負けじと劣らないナイスキャラ!
いやもう、なにこのひと。
ドラのつまんない意地にちゃんと付き合ってあげたり、
かき氷3人分用意したり、骨に飛びついて我を忘れたり、
スタイルもビジュアルもかっこいいのにちゃぶ台背負ってきたり、
ドラをわざと落っことしたり、ひとりで特攻させたり
いぢわるな面もありつつ、ちゃんとドラを認めてる部分もあり、
のび太の勉強も完璧に見てるし、
涼しい顔でお茶飲んでるのがやたら似合うし、
置鮎龍太郎さんのイケメンボイスだし、
のび太に泣きつかれてぷにぷにスリスリされるのは
本来ドラの特権なのに!
オイシイなあ、こんちくしょう!

……ええと、何の話でしたっけ。


・ドラ(一方的に) VS ワンダフル
ドラえもんがひとりで興奮して、ワンダフルは涼しくも余裕、
そしてのび太は騒がしさも気にせず、というか無視して宿題、
という一連の流れがおかしくておかしくて。
「ペタリハンド」→「石頭」→「洗面器が入るデカ口」と
だんだん低レベルになっていることに気づかないドラがナイス。
そして本来ネコ型が持っているはずの
「レーダーひげ」「へんぺい足」「強力鼻」に関しては、
ナチュラルにスルーですね! だって壊れているもの!
いやもう、てんコミ11巻の大事典とか読み込んでいるんだろうな、
というのが伝わってきます。
ただ「マニアが喜びそうなネタを使いました」というのではなく、
ペタリハンドも石頭も伏線になっているのが匠の技!!


・パワえもん、カワえもん、ベソえもん
キターーーーーーー! パワえもん再登場! 
ちゃんと真殿光昭さんだひゃっほう!
「生まれ変わる日」のときは、
パワえもんオイシイなあって騒いでいたのですが、
今回はワンダフルに持っていかれてしまったようで……
とはいえ、円陣を組むところでのツンデレぶりは健在だし、
どこでもドアでドラで「実験」するところも良い感じでした。
あとはとにかくバショー扇!
去年のデンジャ@ドラの空気砲やタケコプターにもしびれましたが、
パワえもんとバショー扇も良いなあ。
風の表現(作画)がまたカッチョイイんですよ。

カワえもんとベソえもんはたぶん初登場。
名前からするに、口が「むいっ」としてるほうがカワ、
ちょっと気弱そうなのがベソでしょうか?


・ロボット管理協会調査レポート
チラッと見えただけでも、のび太の勉強の不出来が
「クラス全体に影響を及ぼし、腐ったみかん 」状態だとか
母親のヒステリー 」につながってるとか、
まあヒドイこと言いたい放題。
客観的視点に欠ける上、学習面ばかりで人格には触れず、
よくもこんなレポートが採用されてしまったものです。
「腐ったみかん」ネタって22世紀でも通じるのかい!


・「古いものより新しいもの、人間なんて所詮そんなものさ」
パワえもんの悲しいセリフとともに映し出される
うら山の粗大ごみがねえ……
偶然かもしれませんが、「巨人伝」も思い出しました。


・ゴンスケと小池さん
愛すべき二大藤子ワールド越境キャラクター
どの作品、どの時代、どんな場所に居ようとも
彼らはブレることがありません!
ゴンスケはD.G社搬入の資材の運転手として。
ナンバープレートがGONSUKEになっているのが芸コマ。
小池さんは22世紀のラーメン屋の客として登場。
二回目のときにラーメン鉢が増えていることで、
時間の経過とのび太の奮戦を見入って?いたらしいことが
うかがえます。


・D.G社潜入大作戦!
セキュリティ結構甘いですねえ。
ドラが先頭になって進んだら行き止まりで、
みんなに叱られている様子が俯瞰で描かれていたところが
妙にお気に入りです。
こういうちょっとした場面まで、動く動く。
そしてタワーを登るところでは、なぜか最後尾ですなわちオチ担当。
"あの"「ドラフォント」で声にならない叫びが表現されているところとか、
もしゃもしゃとワイルドなタッチで描かれたドラの表情とか、
溜めに溜めた緊張感が一気にギャグで噴出する瞬間、最高です。


・「大事なものを取り戻しに行くワンな」
ちゃぶ台背負って現れたワンダフルに、ズコーっとなるものの、
単なる脱力ギャグではなく、ちゃぶ台を構えての強行突破!
こんなカッコいいちゃぶ台の使い方なんて、はじめて見ましたよ!
いっぺんやってみたい!?


・『緊急スペシャル 
平均ロボット君VSネコ型ロボットに育てられた少年!のび太君』

ネコ型ロボットの性能に問題があるとされたことを否定するには
まったく合理性が無く、不利なだけにもかかわらず、
それでも勝負に挑むのび太。ドラえもんを取り戻すために!
対決の様子を中継することで、結果的に人々の心に訴えると同時に、
タワーを登っていたドラにもその様子が見えることになります。

のび太はロボット管理協会へ、
ドラはコントロールタワーへとのり込む話の構成が平行していて
微妙にわかりづらくもあったのは難点ですが、
こういうところで接点を作ったのはなるほどなという印象。

長老がのび太のボヤキに対して、いちいち「平均じゃ」と返すくだり、
「ひでえな…」とつい本音を漏らしたパワえもんの絆創膏を
ドラミがベリっとはがしちゃうあたりも
緊迫した場面の中にあって笑わされました。

勉強とか、跳び箱の跳び方とか、
「ここをこうしたら良くなる」というアドバイスはできなくても、
「それでもやってみよう」と思わせる原動力に、
心の支えになっているのがドラえもんなんだと思います。



・「7月28日、今日は何もない一日だった。
 でも、ドラえもんがいるだけで、なんだか楽しかった!」

ぶわっ(何かが噴き出す音)
誰だ…こんなところにお池を作ったのは……
ユーフォーでも落ちたかな……

ワンダフルとセワシが長老に渡したのは、
のび太の夏休みの絵日記。
もうこの絵日記…反則……! 涙腺的凶器ですよ……
題に掲げたようなのび太の文章も良いんですが、
映し出される絵がね、かき氷、温泉とオバケ、ステーキ、宝箱と、
この夏休み期間に放送されたエピソードを描いたもので、
視聴者とのび太が、一緒に夏休みを過ごしてきたような、
そんな気分にさせられます。
ステーキとか、「なんてオチだ」的なトンデモ系だと思ってたのに、
まさか、こんな仕掛けが用意されていたとは……
(※かき氷→「大氷山の小さな家」? 温泉とオバケ→「オバケ旅館へようこそ!
 ステーキ→「のび太の誕生日冒険記」 宝箱→「ドクロ島の秘宝」など)


絵も字ものび太だから上手くないんですよ。
ドラえもんの目が輪郭の下にあるし、「す」の字が鏡だし……
だけど、ドラえもんと過ごした時間が本当に楽しかったんだなって、
ドラえもんが大切な存在なんだなってことが、
伝わってくる、とても素敵な絵日記でした。
いかん、マジで画面がぼやけて見えない……

あざといといえばあざといのでしょうが、
のび太は本当にそう思っていそうだなということが
素直に感じられます。

いやもう、5週連続夏休みアイテム探しでプレゼントとか、
そういう手法じゃなくてもですね、
夏休み期間ずっと見てきた人にはわかるこの絵日記の意味……
もう、なんか、言葉にできません。
いったいいつからこの展開を仕込んでいたのでしょうか。
今回の話と、例えば「オバケ旅館」を手がけたスタッフは異なりますが、
誕生日SPにつながることを承知していたのでしょうか。
「自分たちのローテは誕生日回じゃないけど、
 しっかりバトンを渡しておくぜ!」
みたいな意識はあったのでしょうか。
もしかしたら考えすぎかもしれません。
けれども、少なくとも今回の「ネコ型VSイヌ型」に携わったスタッフは
7月、8月に放送された分の話を受け止めていることは確かです。

私が「今のわさドラ」を好きな理由には、
基本的に一話完結のエンドレスものだけれど、
ゲストキャラや小ネタなどが積み重ねられ、
異なるスタッフ間でも世界がちゃんと共有されている感じがする、
ということがあります。
今回の演出はその中でも極めつけだな、と。
くぅっ! やられた!



・スクラップを停止させるんだ!
感動が頂点を迎えたあとで、最後にもうひと暴れ。
このへんのニクい構成と爽快感がたまりません。

石頭は「最後の武器」であり、
微妙に死亡フラグっぽくもあるのですが、そのへんはご愛嬌?
「ぼくらもキミらと同じ、子守用ロボットワンよ」
というワンダフルのセリフに完全K.Oです。

そして結成されたドラとワンダフルの最強タッグ!
「行こう!」というドラの声とともに、
「ばんばかばんばん・ばんばんばん!」という「あの曲」が流れ出し、
先ほどの涙から一転、私のテンションも最高潮!
「ワンダフルの火力すげえ!」「ちょっ、ドラだけかよっ!」
とツッコミも追いつかない勢いで特攻し、ノビた社長とドラを尻目に
ワンダフルがとことこ歩いてきて、余裕でスイッチをぽちり。
ネコ型ロボットの折り詰め状態も解除されてほっと一息。
もはやスタッフの思惑通りに反応している気がしてきましたが、
「だがそれがいい」!


・『おたんじょうびおめでとう!
 そしておかえり!ネコ型ロボット』

前述のとおり、考えようによってはちょっと現金すぎる人々。
とは言うものの、この物語冒頭の日常風景を思い出す限り、
ネコ型ロボットは友だちであり、家族であるということに
違いはないのでしょう。
単純にイヌ型ロボットが排除されず、このパーティの場にも居ることに
安心させられました。
ベソえもんとカワえもんも、それぞれが世話する子どもに
再会できたようでなにより。
あれ?パワえもんのところの「大統領の息子」は?


・おめでとうドラえもん。これからもずっとずっといっしょだよ。
ある意味いいオチがついたところで、
ここで終わるのかと思いきや、
のび太の家でパパやママと一緒に改めて誕生日パーティ……
うーわーどこまで反則なんだ。
パパの出演、こことモブとゴンスケだけのような気がするけど、
そういう問題じゃないんだ!
ドラえもんも野比家の家族の一員として、誕生日を祝われているということ、
それが重要なのです。
肝心の食卓は映し出されませんが、
去年の「長い一日」で描かれていますしね……うん、積み重ねている。

そしてのび太の机には再び今日の出来事を描いた
絵日記が置かれていますが、
あれは夏休みだったからじゃないんだよね。
新学期が始まっても、秋でも冬でも春でも、
いつだって、「ドラえもんと過ごす、特別な、楽しい一日」なんだろうね、
そんなことを考えるとまたぶわっと視界が……


 ◇

この「ドラえもん」というアニメを見ている私たちも、
「ドラえもんと居るだけでなんだか楽しい」、
そんな、特別で楽しい時間を過ごせているんだろうな、
と感じられた誕生日スペシャルでした。


ドラえもん、誕生日おめでとう!


 ◇


<ドラえもんがなぞかけに挑戦(ミニ予告)>

一部宣伝などで、「ドラえもんがなぞかけをする」とあったので、
いつぞやの「なぞなぞSP」のように、
(存在自体が)謎のブリッジアニメをやるのかと思いきや……
「スーパーJチャンネル」終了後に流れた
「ミニ予告コーナー」 (15秒)だ け だったとは……

ほっとしたような、がっかりしたような。

ちなみにお題は
「誕生日とかけて、おこづかいをもらった時ととく」、

そのココロは、
「どちらもケーキ(景気)がいいでしょう」

……でした。

(着ぐるみのドラえもんがケーキを前に語っている)


 ◇

<ここにもかけたよドラえもん>

今回はテレビ朝日「ドラや」を訪れた子どもたちが
みんなで紙にドラえもんを書くというもの。

この光景こそがおそらく「えかきうた」の目指すもの……!


日本中、老若男女「ドラえもん」を知っていて、
うろ覚えでも描くことができて、
そして9月3日の誕生日を祝っている!

いやあ、はじめから終わりまで実に素敵なドラ誕スペシャルでした。


 ◇

次回は9月10日。
「ワの字で空を行く」と「変身!ドラキュラセット」

「ワの字大好き」って、
どうしてそんなお話を思いつけるのでしょう!
文字を実体化するという楽しさを動きと奥行きのだせるアニメで
どんな風に盛り上げるかに期待。

「ドラキュラ〜」の方は
寝ているしずかを襲う、
ついでにスネ夫やジャイアンも襲うのび太に注目。

うん、間違ったことは言っていない。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 37
かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
お久しぶりです。今年のドラ誕生日SP、良かったですね!
絵日記のくだりは本当感動してしまいました。視聴者とドラえもん達が一緒に夏休みを過ごしてきたという共有感や、ちゃんと地続きになってるって事とか。
物語や世界が積み重なって地続きになっている…という描写をわさドラで初めてやったのは、多分「新魔界大冒険」だと思います。のぶ代ドラだと感動短編シリーズかな?ともかく、長く続いてきた作品だからこそできる事で、わさドラの魅力の一つであると思います。
余談ですが、のび太の部屋が暴風で散らかってしまい、床いっぱいの小物の中にピー助のボールがあったのにも「おっ!?」となりました。

そして冒頭に出ていた街中沢山の猫型ロボット! マタタビ弾でふにゃふにゃになってる様子がとても可愛らしかったです。そしてドラえもんのワンダフル相手にムキになる様子など…。
ドラえもん誕生日スペシャルという事なのか、やはりドラえもんも魅力たっぷりでした。
作画監督は今回3人いましたが、名前の順番通りだとやはり最初の方は三輪修さん担当でしょうか。
前にここのブログコメントでドラえもんをとても可愛らしく描くアニメーターさんだ〜みたいな事を言った気がするのですが、今回はその真骨頂が見られた気がしてそれだけで大満足でした。
ちなみに三輪さんは制作協力をしている動画工房の方らしいですが、今回単独参加で動画工房は不参加でした。「新宇宙開拓史」、去年の「あの窓にさようなら」「45年後…」など重要な所に参加する事も多いようで、かなりの実力を兼ね備えてる方のようです。
密かに、今のドラえもんスタッフの中で応援していたりします。

また長々書いてしまいましたが、いつもコメントを返していただき本当にありがとうございます。それでは。
納汲蜩
2010/09/05 14:04
※あと少しだけ追加で話を…すいません。

世界の共有や積み重ねで言えば、実はアンパンマンも当てはまると思います。
映画「ハピーの大冒険」「いのちの星のドーリィ」、TV第1000話「ぼく、アンパンマンです!」を見ると、アンパンマンがみんなの為に顔をあげたり助けたりする日常をずっと積み重ねて来た事が分かる描写があります。それ故に重みがある台詞がしっくり来たり。
また、前にTVシリーズを見ていておっ!?となった事なのですが、あるキャラクターが道に迷ってしまい何気なく遠くを見たらSLマンが走っているという描写がありました。この二人はこの時互いに接点が生まれなかったのですが、ゲストキャラクターにスポットが当てられているときでも、他のキャラクターはアンパンマンの世界で生きていて自分の仕事や生活をしているという一つの世界観が見えた気がしたのです。
ギネスになるくらいキャラクターが多い「アンパンマン」だからこそ上手く見せる事が出来る描写なのかなと思いました。

以上です。
納汲蜩
2010/09/05 14:18
こんにちは。
いつも興味深いコメントをありがとうございます。
話の積み重ねからさらに物語が生まれるのって素敵ですよね。
ピー助のボールは気づきませんでした! 今度見たときじっくり探してみようと思います。
アンパンマンについても同意です。
放送時間もあって、最近はあまり見れていないのですが、その「たまに」見れたときにも、「その前」に出ていたゲストキャラクターが居たり、もちろん昔からのキャラも居たりしていて、本当に作品とキャラクターを大切に放送を続けているのだなと感じます。
春巻き
2010/09/06 01:30
はじめまして

前回もそうでしたがのび太くんのやさしさが感動しますね



新ちゃん
2010/09/07 21:41
こんにちは。はじめまして。
長い文章でしたがお読みいただきましてありがとうございます。

のび太のやさしさ…本当にそうですね。
去年やその前も、ドラえもん中心の「ドラえもん誕生日スペシャル」であるのに、のび太の魅力もまたたっぷりと感じられるお話だったと思います。来年も楽しみです。
春巻き
2010/09/07 22:11
はじめまして。このブログをひととおりよませていただきましたけど、「たしかに!」というつっこみも多く、なおかつ「うんうん」とうなずける感想がものすごくイイ!!と思いました!僕もわさび版ドラえもん(以下わさドラ)大好きです!今回の[決戦!ネコ型ロボットVSイヌ型ロボット]もすっごく感動しました!ドラえもんが他のネコ型ロボットを助けたい気持ち、のび太とドラえもんの友情、ワンダフルのさりげない(?)優しさが伝わってきました。爆笑したところとしては、透明マントを投げ捨てるほど驚いた「ネーーーッズーーーッミィーーー!!!」ですね(笑)絵のタッチもみょうにリアルっぽくておもしろかったです。ほかにも、「のび太くん!サイコーーー!!!」と言いながら石ころぼうしを脱いでみつかったところも不謹慎ながらも笑ってしまいました。あと、長文失礼しました。
りっくん
2010/09/08 23:40
こんにちは。はじめまして。
あたたかいご感想ありがとうございます。
「わさドラ」面白いですよね! 

今回の話では、透明マントといい、石ころぼうしといい、ドラえもんは感情が高まるとかぶっているものを脱いでしまうクセがあるのかなあという気もしました。
どちらの場面でも「隠れる」という目的を完全に忘れていますね…ちょっと(かなり)おバカですけど、喜怒哀楽が激しくて、そこがまた魅力的だなと感じています。
春巻き
2010/09/09 06:45
確かにドラえもんは冷静なわりには感情豊かですよね(笑)そういえば上の記事に「へんぺい足」というものを見ましたが、あれって確かネコのように足音をたてずに動ける機能でしたっけ?(故障中ですけど)もともとドラえもんの足は「重力反発装置」(これはかろうじて故障していないんですね(笑))で3mm浮いているので、足音はしないんじゃ…(空気との摩擦で音がしたり、空気の圧力で足跡がつく説もありますが)それともネコみたいにあえて足をつけて、ソロソロと気配を消して歩くような装置なんでしょうか?
りっくん
2010/09/09 15:39
よく考えたら謎ですね「へんぺい足」というのは……
てんとう虫コミックスの11巻には「ネコみたいにそっと歩ける――はずだが、今いたんでる」とありました。ただ、鈴についてはこの巻では「ネコあつめすず」(故障)になっているものの、後の「アニマル惑星」では小型カメラになっているので、設定も長い連載の間に変動があるのではないかと思います。
個人的にはドラえもんにはやわらかそうな足音があると良いなと想像しています。
春巻き
2010/09/09 21:23

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ドラえもん10年9月3日放送感想(決戦!ネコ型ロボットvsイヌ型ロボット) 今をトキめかない/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる