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zoom RSS ドラえもん10年9月10日放送感想(ワの字で空を行く&変身!ドラキュラセット)

<<   作成日時 : 2010/09/11 21:22   >>

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次のニュースです。高井山を登山中の男性二人が、
空から落ちてきた大きなヤの字とホの字にぶつかって軽症を負いました。
なお、この正体不明の文字は、ほかにも複数の目撃証言があり、
行楽を楽しむ登山者たちは首をひねっています。

(※↑今回は本編の引用です)


夏休みも終わり、
今年も波乱のドラえもん誕生日も乗り越えて、
再びはじまる、のび太の日常。

こうして何事も…ある、けどそれすらも含めた
日常の短編を積み重ねた上だからこそ、
映画やスペシャル回がいっそう意味深くなるのです。うん。


ワの字で空を行く →てんコミ34巻ほか「『ワ』の字で空をいく」

「コエカタマリン」で実体化した文字に飛び乗れば、
音速で移動できるのでは!?と思いついたのび太が
「ワ」の字や調子に乗る話。

「声のかたまり」は以前アニメ化されているので、
この道具の効果を改めて強調する必要もないのでしょうが、
それでも「声が実体化する」ということのすごさを
映像的に期待しておりました。

が、今回はやはり前回を踏まえた上なのか、
そのあたりの描写はやや簡素な印象。

特にこの話における第一声(?)である
のび太の「アー」については、
カットのつなぎ方にどこか違和感を覚えてしまいました。

真っ暗な背景に響く「アー」の文字
→画面がのび太の部屋に戻って、
 早々に窓から飛び出していく文字
→なぜか「アー」が完全に外に出てしまってから
 文字に飛びつこうとするのび太
→角度が切り替わって、正面から空振るのび太
→お約束の激突の星
→月見台の空をすっ飛んでいく「アー」
→壁にぶつかってノビているのび太の図


と、いう感じで、
「アー」の文字とのび太の様子が交互に挟まり、
しかもタイミングが合っていなかったような気がします。
……私だけかもしれませんが。


その他全体的には、後半にいくにつれ、
シナリオのアレンジの度合いが増し、
その独自展開を楽しむようになっています。

「ワの字大好き」という楽しさは
やや薄れたような気もしますが、
「声の実体化」でどんなことが起こるか、できるかという点について
改めてよく考えられているな、という感想でした。


以下、簡単に各場面について。


・ちこくだちこくだちこくだぁー!
ランドセルを背負って部屋の中を走り回るのび太。
両手を挙げていかにも「一大事だ!」的振る舞いですが、
これ、パフォーマンスですよね……
完全にドラの道具をあてにしたうえで、
とりあえずポーズをとってみせるという。
お祭り屋というよりは……ううむ。
彼のこういう傾向は改善すべきと思います。
やかんと枕を持って慌てるあの絵を思い出してしまいました。


・タケコプターかして! ……ただの竹とんぼじゃないか!!
これは、体を張った一種のノリツッコミですかっ!?
ベッタベタだけどかなり笑わされました。

どう考えても受け取った瞬間にわかるはずなのに「サンキュー」、
サクッと頭に突き刺した(?)だけの竹とんぼ、
「じゃ、行ってくるぅー」と窓から飛び出すのび太を見つめる白けドラ
「ハ」の字の目で、どこかほのぼのとした表情ののび太の空中静止、
気がついてから落ちる」という古式ゆかしい伝統芸の披露、
お約束の絆創膏の出現と星が回るくらいで普通に生きているのび太
そして優雅なまでにゆっくり落ちてくる竹とんぼ、

この一連の流れがおかしくてたまりません。
というかのび太はどうやって竹とんぼを「刺して」るんでしょう、
スイッチは!?
ご丁寧に「さくり」とした音が付いているところがまた素晴らしい。


・そうだ、ママ、これ飲んでみて
そう言われて渡されたアヤシイ液体……飲むんだ……
いやはや、玉子とのび助の夫婦は道具実験の対象として
実にふさわしいことこの上ありません。


・ウヒャー
のび太がはね返った声を利用することを思いつくための描写。
しかし「ウヒャー」って。
「ウワァ」とか「ギャー」じゃなくて「ウヒャー」ですよ「ウヒャー」。
そこはかとなくマヌケっぽさが漂う字面なのに、
壁にぶつかってはね返ってくる画の、異様にカッコいいこと!
「ウヒャー」が「ーャヒウ」になって音速で迫ってくる光景にしびれました。
こういうのはやっぱりアニメならでは見せ方でしょうか。


・「ワ!」「ワ!」
この話くらいしか成立しない高度なギャグ。
のび太が「わーわー」言いながらワの字ごと池に落ちるとか、
空飛ぶワの字を見た登山客の叫びとか。
描かれない部分で、ご町内のみなさまも
頭上ののびしずを見て「ワ!」と騒いでいたのでしょうね。

ロの字にやられたジャイスネが
「ロロロ…」と謎のうめき声を上げていたのも面白い。


・音を跳ね返す壁がない!
なるほどなあと思った展開。
この道具の困ったところは、くしゃみなどでも反応するところで、
それもうまく生かしています。
反射的に下を向いてしまったことで、
のびしずが吹っ飛ばされて星になり、
絵に描いたような断崖絶壁(山の突端)に落とされることに。

ピンポイント過ぎてまずありえないでしょうが、
そこはそれ。
ともかく「音速字ェット機」だけで遠くに来てしまったばかりに、
音を跳ね返す壁がない状況で詰んでしまうというのは
非常に興味深いアレンジです。

しずかだけでも助けることは可能だったかもしれませんが、
(掴まれなくても服にひっかけるとか)
「のび太さんはどうするの!」にちょっと萌えました。
いや、単に冷静な指摘なんですけどね。


・「はいっタケコプター!」
冒頭で出してくれなかったタケコプターを
ここで改めて取り出してくれるという演出。
タケコプターはやっぱり便利だなあと再確認すると同時に、
「ドラえもんが助けに来てくれたんだ」という喜びを実感できます。
勝手に道具を使っていたずらして!と怒るのではなく、
「帰ったらママにしっかりお説教してもらおう」と
やさしい表情で語るドラが良い。


・「自分でまいた種なのに、よくもこんなにぼくの名前を呼んだね…」
大量に映し出される「ドラエモン」の文字、
のび太の声のかたまり。
ことさら感動を狙うでもなく、さりげなく流れていく場面ですが、
実に良いなあ…と心に響きました。

「大切なひとの名前を呼ぶ」と、いうその行為を、その意味を、
こうして目に見える形に「実体化」させるという
その演出にただただ拍手です。



・野比家からあふれ出す「ガミガミガミガミガミガミ」の山
コエカタマリンを飲んでいるママを伏線として生かしつつ、
お説教が本当に「ガミガミ」の文字で実体化するというナンセンスさ、
そして「ガミガミ」に押しつぶされるためだけに帰ってきたパパ、と
オリジナルのオチとしては超一級のように感じられました。


果たして、ご近所から高井山まで、
いたるところに残されてしまった文字がどうなるのか、
そのことがひたすら気がかりな一編でした。


 ◇

変身!ドラキュラセット →てんコミ21巻ほか「ドラキュラセット」

コウモリに変身して記憶を吸うことができる道具の話。
恐怖のあまりクツも履かずに逃げ出してきたことを、
皆に忘れさせようとするのび太だったが、次第に悪用をはじめて……


対するこちらは原作からのアレンジはほとんどなし。
だからといって面白くないということはないのですが、
絵的にもわりと無難な印象で、フツーすぎるかなという気も。
もう少し「見せ場」が作ってあったほうが嬉しいかもしれません。


とりあえず本編について。


・スネ夫が語るドラキュラ伝説
赤い月にパイプオルガン?のような曲と雰囲気たっぷり。
が、のび太の錯乱ぶりほど怖くはなかった…かも。
こういう作中作品的な部分では、
普段の「ドラえもん」ではなかなかできないような
異質の画面が見てみたかったです。


・「で、クツも履かずに逃げてきたわけ?」
バケツに足を突っ込んで走ってきたからびしょぬれ、泥だらけ、
そして廊下に続く足跡……
このあたりの描写はのび太の怖がりをより表現しています。
眠れなくなったのび太の部屋が散らかってるのも細かい。


・「なんだかものすごーく怖いことがあったような気がするんだけど」
このときのドラえもんの微妙にニヤニヤした表情がステキ。
口の端がぐにゃりと曲がっているフシギな笑顔……


・「ふふっ、のび太さん…クツぅ……」
しずかが夢にまでみて笑っていることに憤るのび太。
だがしかし、確かに情けない記憶ではあるけど、
好きな女の子が夢にみてくれるというのは
ある意味幸せなことではないでしょうか。
それだけのび太の存在がしずかの中で大きいってことでもあるし。
スミレがみつ夫の夢をみてるって例もあることだし。

「ブタに乗って助けに来る夢」(ゆめのチャンネル)よりは
進歩している…かと思います。
呆れたり、軽蔑しているわけじゃなくて、「楽しそう」な夢のようだし。
これがやがて「夢幻三剣士」につながって、
のびしずの恋愛物語がうんぬん、
と語りだすと妄想超特急なので自粛。

のび太コウモリがしずかを吸血する場面は
もっとエro…もとい耽美な感じでも良いと思いますっ!


・「テストに出るから、よく覚えておくように」(先生)
と、いうセリフを言いつつ、
のび太コウモリによって記憶を吸われているという皮肉。
こういう重ね方は好きです。


・「のびちゃんが帰ってきたら、一緒に来てちょうだい…」(ママ)
町内突破大作戦」に引き続き、
散らかった部屋を放置して、ドラ焼きを買いに行ってきたドラえもん様。
そりゃあ、散らかしたのはのび太だけれども、
布団まで敷きっぱなしですよ……
こんな部屋でドラ焼き食べる気だったのか。
のびドラをちゃんとセットでお説教するつもりらしいママに
愛を感じます。


・ドラえもん、覚悟〜っ!
コウモリに変身すると心なしか目がつり上がり、
少し悪そうな顔になるようです。
つり目ののび太は確かに新鮮……だけれども、
体がコウモリなのでなんというか。
むしろドラキュラマントを羽織り、キバをつけただけの
人間(?)形態をもっと見たかった感じがします。
こういうコスプレもレアだし。



と、いうことで、個人的には
「もうちょっと見たいな」という場面がどれも
あっさりしすぎていたような印象を受けてしまったお話でした。


 ◇

<ドラえもんパラパラアニメ劇場>

6時台のニュース(スーパーJチャンネル)の直後に流れる
いわゆる、「このあとすぐ!」の予告枠。
先日までは「今夜のドラえもん15秒検定」でしたが、
今回から「パラパラアニメ劇場」が始まったようです。 →写真

パラパラアニメといっても、
意図的に「パラパラ」とした動きで見せる……
と、いうわけではなくて、
どなたかの手が動画用紙を持ち、
本当にパラパラとめくってみせる様子を実写で映すというもの。

今回はワの字に乗ったのび太が迫ってきてゆき過ぎるまでの
一連の流れを「パラパラ」映し出し、
「このシーンを見つけてね!」というもの。

ええと、なんというか、
これはアニメの「このあとすぐ」予告としては
かなり斬新な気がするのですが……どうでしょうか。

作画に注目されている方には
かなり興味深いコーナーかもしれません。
ちびっ子も、アニメの作られ方に関心が持てるかも?

テレビ朝日限定の枠かもしれないですが、
録画を6時57分くらいから始めると
「Jチャンネル」の女性アナウンサーの方の語る
「このあとはドラえもん!」予告に引き続いて観れますよ!!


 ◇

<ここにもかけたよドラえもん>

今回はドラえもんのお弁当。
いわゆるキャラ弁というやつですが、
容器がドラ型なのでちょっと惜しいかも。

片目をつぶった表情がとっても可愛らしいです!

そして「協力:ほっともっと」
とキャンペーンタイアップもぬかりない。


公式サイトによると、しばらく食べ物系が続くようです。


 ◇


次回は9月17日、
「ほんもの3Dテレビ」と
「その日、すべてがネズミに!」
のオリジナル二本立て。

後者は「世界変換マシン」なる
怪しげかつ危険な道具が登場するようです……


これは、ちゃぶ台をひっくり返して叫びたくなるか、
頭がぐるんぐるんするけど「やられた!」と思うか
どっちかだろうなあ。
恐々期待。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
2010/9/10 ドラえもん
「ワの字で空を行く」 ...続きを見る
京大藤子F不二雄同好会のブログ
2010/09/12 22:44

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
いやぁ〜僕としては今回の「コエカタマリン」の話はツボにはまりました!思いだすと笑いが…ブフッ!!特に最初の「アー!!」の文字がのび太をおいてって空の彼方へすっとんで行くシーンはお腹をかかえて大爆笑しました!「ドラキュラセット」の話は普通におもしろかったです。記憶を吸う効果音がちょっとリアルでビクッとしましたけど。
りっくん
2010/09/12 00:29
ドラエモンの文字が散乱している様子と、タスケテーの文字に若干怖さを感じました。悲痛なのび太の助けを求める声がそのまま出てるというのが何とも…。
オチが個人的に凄く面白かったです。パパオチというのがなんとも…。

ドラえもんパラパラアニメ劇場の事は知りませんでした! 是非次はチェックしたいと思いますが、こっちの放送局ではやるかなぁ?
ドラえもんでこういうアニメ制作の現場的な実写映像を使うのは滅多にないので、ドラえもんでは斬新というか新しさを感じます。しかも予告に使うとは…。

昔『彼氏彼女の事情』というアニメでは声優さんが「彼氏彼女の事情、この後すぐ!」と言う実写映像が使われていたという話を思い出しました。
納汲蜩
2010/09/12 00:48
こんにちは。
今回もお読み頂きありがとうございます。

>りっくん様
「アー」の文字に置いてけぼりをくらうのび太は面白かったですね。文字だけがスピード感たっぷりに空を飛んでいく様はとてもシュールでした。

>納汲蜩様
わさドラの「このあとすぐ」予告はこれまでにもいろいろな企画があったようで、最近はこの枠が入るように録画時間を早めています。ソフト化も難しそうですし、本放送時のお楽しみのひとつかなと考えています。
春巻き
2010/09/12 14:15

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