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zoom RSS 飛ばないタケコプターでも

<<   作成日時 : 2011/02/09 00:34   >>

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物心ついた時から
毎年ドラえもん映画を観に行っている私にとって、
心に残る作品といえば全てとも言えるのだが、
その中で、少し違った意味で
特別な思い出のある作品がある。

「のび太と雲の王国」について。
ドラえもんが壊れるという展開や、
胸に詰まるような地球環境への危機感も印象的だが、
この映画のときの「入場者全員プレゼント」である、
「ドラコプター」が「ふたつ」、
今でも大切にとってある。

上部のプロペラに息を吹きかけると
床を滑っていくという楽しいおもちゃなのだが、
もらったその日のうちに、
映画館に居るうちにプロペラを折って
壊してしまった。

毎年のプレゼントを集めていた私にとって、
映画の楽しい余韻も吹っ飛び、
ただ青くなるしかない。

そんなとき、一緒に来ていた友達が、
「わたしのをあげる」と言って
ピンクの「ドラコプター」を渡してくれた。
自分が壊してしまったものも偶然ピンクだったので
本当に嬉しく、ありがたかった。

それから数ヵ月後、
その友達は遠く離れた町に引っ越してしまい、
ずっと会えていない。

次の映画「ブリキの迷宮」は
その子とではなく、父親と観に行くことになった。


それから、何年かが過ぎて、
自分の「折れたドラコプター」は失くしてしまったけれど、
その友達からもらった「ピンクのドラコプター」は
以後の映画の入場者プレゼントと共に
大切に保管してあった。


さらに時が流れて、大学生となり、
代表を務めるサークルに後輩ができた。
頼りない私をフォローし、
支えてくれる素晴らしい女性だった。
あるとき私がドラえもん好きであることを知った彼女が、
プレゼントしてくれたのが、
緑の「ドラコプター」だった。

私と彼女は1歳しか違わない。
映画「雲の王国」公開から10年以上の時を経て、
捨てずに持ち続けていたということは、
彼女も大切にしていたのではないか。

その問いに対しても彼女は
「(私の名前)さんなら大事にしてくれるでしょうから」
とのこと。

正直なところ、
保存状態は私が保管していた
「ピンクのドラコプター」より数段良かった。
彼女より大切にできるのか、
本当に自分で良いものかという気もしたが、
その気持ちも含めて嬉しく、喜んで頂くことにした。


ドラえもん映画が30周年を越え、また新たな歴史を刻む今年、
私の手元にはピンクとグリーン、
ふたつの「ドラコプター」がある。
それぞれを私にプレゼントしてくれた彼女たちとは、
何年も会えていない。
もしかしたらもう二度と言葉を交わす機会も無いかもしれない。

それでも「ドラコプター」を目にするたび、
「雲の王国」を観るたび、
彼女たちのことを思い出すだろうし、
私の人生にはドラえもん映画がともに在ったのだなということを
実感することになるのだろう。

そんな実感は、きっと今後も増えていくはず。
今年も、そして来年以降もドラえもん映画が続いていくことが
本当に嬉しく思える。


羽根の折れた自分のドラは捨ててしまったのだろうか…






映画ドラえもん30周年おめでとう!!


 ◇

……

最後でズルッと来た方がいらっしゃいましたら
すみません。

実はこの文章は昨年のドラ映画30周年の際に
某所に投稿してボツったものでした。
細部の表現に修正は加えたのですが、
締めの文がなかなか変えようが無く……

やはり文章というのは
その時思ったことを書かねば駄目なのですね。

でも一年前に感じていたことは、
今も同じように持ち続けています。

近年の入場者プレゼントは
「目の表情違い」のものが多いのですが、
昔の単色カラー10種も「自分のドラ」という感じがして、
愛着があって良かったなあという気もします。


ピンクと緑の元々の持ち主、
彼女たちは元気で…いるでしょうか?
そうであって、ほしいなと、願います。


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