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zoom RSS 「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち〜」感想(2) 気になった点と鑑賞メモ

<<   作成日時 : 2011/04/29 21:02   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 21 / トラックバック 0 / コメント 2

新・鉄人兵団について、
もっと具体的な場面を語りたい!
という欲求が尽きないため、記事を分けました。
前半は気になった点について、
後半はここが好きだー!という点について
より感覚的に叫んでいきたいと思います。


最初の記事にも書きましたが、
とにかく新鉄人兵団は面白い!素晴らしい!
何度見ても見る度に新たな発見があり、
ふとした拍子に瑞々しく蘇る場面の連続です。
ぜひぜひご鑑賞ください。


※以下、ネタバレ記述を含みますのでご注意ください。


ひたすら褒めて歓喜して叫びたくなる作品ですが、
まずはバランスをとる上でも
あえて気になった点を挙げておきます。
決定的なマイナスではなく、
良いからこそ、個人的に惜しいということですので
ご容赦ください。


・のび太とリルルの交流の印象が薄い

これも仕方がないことだとは思うのですが、
それでものび太ファン、リルルファンとしては少し残念だなと。
地下道の階段のシーンは、
主題歌「友達の唄」のイメージにもつながっているという
重要なシーンではありますが、
そこでピッポが「撃たないで!」と、
のび太とリルルの間に入ったことで、
ふたりの対峙が薄れてしまったかなという気がします。
のび太が撃てなかった理由が少し違ってきてしまう
(そうとも取れるようになってしまう)ことは、
どうなんだろうなと。

ただ、「リルルだって本当は判っている」という
ピッポのセリフによって、
ある種「自分同士の対話」にもなっているのは、
それもそれで良い場面になっていると感じます。


・ロボットとしてのドラえもんの心は?

ドラえもんも鉄人兵団と同じロボットであることは、
のび太やピッポの言葉で語られ、
作中でも意識されていますが、
じゃあ、ドラの気持ちはどうなんだろう?ということです。
これに関してはおそらく、
意図的にドラの口からは
語らせない方針がとられたのでしょうし、
それで良かったとも思いますが、
少しばかり「知りたかった」気もしました。
リルルやピッポに作戦を邪魔される可能性などを
冷静に考慮する役目であり、
一緒に戦いながらも、
のび太たちと一緒に泣き笑う感覚は
いささか乏しかったように思えました。
もちろん作品バランス上、
これでほぼ最善であったと感じますが。

「人間とかロボットとか関係ないぜ」と
ジャイアンとのび太に抱き寄せられたドラが
嬉しそうな表情をしていたこと、
「大丈夫だよ、友達だもん」とピッポに語るのび太を
微笑みながら見つめていたこと、
決戦直前の「ぼくたちしか…いないんだ……」が
しぼり出すような声だったことなどで、
その感情の一端を補うことができるかもしれません。


・メカトピアのロボットは、
消えて生まれ変わるしか無かったのか?


それすなわち、
「ジャイ子とのび太が結婚する未来では駄目なのか」
に等しく、意味のない疑問だとは思いますが……
地球に来る前から、「気まぐれ」でピッポを助け、
無意識ながらも「思いやりの心」を取り戻しかけていた
リルル、ジュドの頭脳を見るに、
確かにメカトピアのロボットの中でも異例の彼らだけれど、
自らの力で過ちに気づくことはできなかったのか?
ということも考えてしまいます。
奴隷ロボットの廃止に辿り着いたのなら、
「T・Pぼん」で言うところの
「少しずつ良い方向へ向かって」行けなかったのか、
という気もします。

これについてもまた、
のび太はドラえもんとの出会いによって未来を変えたように、
リルルとピッポものび太やしずかとの出会いによって、
無理やりではなく、「自ら変わったこと」が、
アムとイムにつながったのだろうな、と
妄想して補ってみました。
結局同じことなのですが、
そうやって考えて見るとまた違うかも。


・アムとイムを作り出した科学者

少しばかり、原作ミクロスで言うところの
「無責任だ」という印象を持ってしまいました。
いや、あの展開では必要ですし、
原作ではぼかしてあるだけかもしれませんが……
せめてもう少し、受け継がれる様を
「見届けて」欲しかったような気もします。
あるいはリルルたちの訪れによって、逆に
メカトピアに人間が居なくなってしまったのか、
という感じも。

「神」は没し、「天使」が生まれた
という演出だったのだろうな、とは思いますが、
遺された、託された、というよりは、
それが「天使が生まれるための必要過程」なら、
少し、もやもやするような感じがしました。
本当に微妙な違和感なのですが。


・ミクロスの出番

これに関しては……ファンの方は寂しいだろうなと。
しかしながら、のび太に指を突き付ける動作など、
スネ夫との見事なシンクロを見せ、
リルルに赤くなり、エンディングで大活躍!?と、
監督の愛情は十分伝わってくる気がします。
あえて「スネ吉兄さん謹製の凄いロボット」の域で
留まっていたことにより、
ヒトと「ヒトと同等のロボット」から
「お人形」との間をつなぐ存在になっていたのかなあとか、
そういう見方もできるかもしれません。

生物は存在しない鏡面世界ですが、
個人的に、ミクロスも
向こうに存在していなかった気がします。


・ドラミの意味

これもちょっとフォローが難しいくらい、
「ポスターに堂々と居るのに出番あれだけ?」状態でした。
さすがにどうなんだという気もしないでもありません。

それでも完全カットにならなかった意味を、
「おとなのじじょお」ではなく「作中の必要性」で考えるなら、
「心を象徴するパーツである星を共有するリルルとピッポ」
「オイルを共有した兄妹ロボット」
の、二者の対比かなあと。
オイルうんぬんは方倉設定ですが、
アニメでそれを採用(意識)するかは別なので、
一応ありえる話かもしれません。
22世紀の地球にも、特別なつながりを持つロボットが居る
ということは、
さりげなく、リルルとピッポの関係に
リアリティを持たせる効果もあるでしょうか。

単純に、一瞬でも22世紀の未来、
「ロボットと人間が当たり前のように一緒に暮らす世界」を
観客に意識させるという狙い、
のび太が、ドラが、守ろうとしている「未来」を
象徴するキャラクターとも言えるかもしれません。


 ◇

気になった点についてはここまでにしまして、
ここからは好きなシーン等を映画の流れに沿って
実況風に挙げていきたいと思います。
かなり趣味に走りますが、
「あったなあ」と思い出していただければ幸いです。


・冒頭で地球人捕獲作戦を明かす
なるほどなあ、リルルの正体バレは賛否あるかもだけど、
その分最初からリルルの感情の変化がわかりやすいかも。
沢城さんの「ハッ!」最高だよね。

・カラーボックスにモッコロくん発見

・「気軽に言ってくれるなあ」の半目の再現凄い!

・OP「夢をかなえてドラえもん」
 ショートバージョンだ、残念!

・「イライラしちゃって、カルシウム足りないんじゃない?」
ドラをまるっきり人間扱いしてるのび太の迷言。

・そう言えばジュド脳の三つの穴って三つの星と関係が?

・なぜ頭脳だけが先に来て身体を組み立てようとするのか?
リルルがパートナーというのが前提の作戦だよね。
ふたりの出会いの後、どんなエピソードがあったんだろう。

・「そうか、これはどこかへ信号を送って、
部品を集める『装置』なんだ!」(のび太)
この時点では「装置」扱い、それが後に……

・ジュド脳を掲げた瞬間、外から差し込む夏の日差し
ピー助でもキー坊でも出会いの場面での光の使い方は印象的。

・机の角に頭を押し付けてひしゃげるドラ頭、
やわらかドラちゃん。

・おざしきつりぼり、そういえば人魚大海戦でも使ったね。

・オイルを垂らす瞬間、
「何かが起きる!」的、引き延ばされる一瞬がイイ。

・ザンダクロスのパーツは鏡面世界には無い
話の都合上もあるだろうけど、
=「物体A」扱いではないんだね、やっぱり。

・鏡面世界の設定説明は端折り気味かなあ。
テレビ版で一応やってるけど。

・パパ、ママ、ドラ、のびで全員箸とお茶碗の色が違う!
単なる塗り分けじゃなくって、生活感があるなあ。
ママがパパに「あーん」とやってるのも可愛い。

・「ニャバダ・ワンダフル」大好き! 耳に残る。
間奏の部分でジュド脳の不気味な自己修復を挟むのも見事。

・ママの足元ローアングルけしからん!
ジュド脳のサーチモニタの右下に「星三角」が……

・ザンダクロス完成! 
巨大ロボに乗れる夢がかなうワクワク感、
のび太のメガネに映る機器の灯りがぞくぞくする。

・ザンダクロスのコクピットから見下ろす
足元のブロック塀。
本当にのび太になって操縦しているようなカメラアングル!

・サイコントローラーが脳波制御ってことは、
ピッポがザンダクロスを動かすのも同様に……?
リルルもドラも操縦しているし、
「人間」でなくても可能なんだね。
メカトピア製ボディを22世紀の地球の技術で動かせるという
互換性?もよく考えたら不思議かも。

・しずかを誘うのび太。
最初は日陰に立ち、困惑していたしずかが、
のび太に手を引かれ光の中へ飛び出し、笑顔になる!
どうということない場面だけど、なんか好き。

・しずかのビキニ、のび太のサービスカット。
うむ、各方面バッチリ。

・「まだ名前を付けてなかったよ」(のび)
直接の名付けはドラだけど、
のび太が名前を付けようと提案するのが良い。

・ビル倒壊シーン、一枚ずつ落下する窓、逆流する砂煙。
のび太たちも、劇場も凍りつく一瞬……
飛び散るガラスの輝きが美しく、この上なく恐ろしい。

・夕日に照らされるザンダクロスの不気味さ。
さっきまでカッコよかったりバレエの可愛さだっただけに、
その姿を一変して感じさせる。
デザインも変わらず、表情もないロボットなのに、
ここまで違って見せられるのか……

・ちゃんといつものクラスメイトが居る!
貼られた習字は「反省」の文字。
しかし上の方は「希望」だったのも細かい。

・ママの見ているテレビに福山雅秋登場!
「なんとここで登場だったんですねー」
「その前にこちら」→小池さん
雅秋の扱いヒドくて笑った、でも潔い!

・リルルとしずか、雨上がりの出会い。
花はヒメツルニチニチソウとのこと。
花言葉は「やさしい思い出」と「揺るがぬ献身」。
本当に心に焼きつくような場面で、
あなたを思い出すたびに涙が何度でも……
「水たまりに映る世界」もまた鏡面か。

・のび太とリルルの出会い、
森の中だけどやっぱり光の印象が強い。
このときは光を背にするのはリルルの方だけれど……
ただ話を聞きつけたのじゃなくって、
「のび太」という「名前」に反応するのも意味深いか。

・「あれは…土木工事用ロボット」(ちょっと間が空く?)
「破壊兵器なんかじゃないわ」(ここはきっぱり)

・「ありがと」
「わたしたち二人だけの秘密に」
このセリフだけ聴き続けてもいいくらい。

・手を付けなかったジュースとドラ焼き
氷が融けて二層になっているジュース。
美少女と秘密を共有していても、
どこか怖さ寂しさを感じさせる場面。

・スネ夫の部屋にオシシ仮面&オカメ仮面のフィギュアが、
しずかの部屋に「トンポコ」のぬいぐるみが!
ドラは「スーパーコアラッコ」のパズルをやっている。

・糸なし糸電話(紙コップ)の向こうから
声だけが聞こえてくる怖さ!
それでも「あなただけ特別扱いしてあげる」には
抗いがたい響きがあるなあ。

・ドラは人間じゃないから、
地球人捕獲作戦の中で逆に部外者的な雰囲気が?

・「逃がさないで! 突き破るのよ」(リルル)
自分の操縦でザンダクロスを動かしているはずだけど、
やはり「語りかけて」いるセリフかな。

・ほんやくコンニャクは載せるだけでいいんだ!?

・「満漢全席、新陳代謝!」←オイ。
「自衛隊、総理大臣、警視庁、特命係!」テレ朝乙。

・ナンバーディスプレイに
「総理大臣官邸」なんで知ってるすげええええ。

・ジュド脳「ちぎっては投げ!」
→こんにゃく落とし→ぽよんぽよん。
いわゆる天丼ギャグに劇場内大ウケ。テンポいいなあ。

・「おはなしボックス」……なぜ炊飯器?
ほんとに炊飯器みたいなチーンという金属音がする!
やっぱり圧力釜と炊飯器は爆発するのが浪漫だよね!?

・「いいかい、人間とロボットは友だち同士なんだよ」
のび太がピッポを目の高さに抱えて話しかけているのが良いなあ。

・足を眺めるピッポや、二足を揃えて飛び歩きをするピッポ。
ザンダクロスの歩きとも、ボウリング玉転がりとも違う。
飛ぶことはできなくとも、地面の上をジタバタと歩む姿も、
また愛らしく、抱き締めたくなる。

・アムとイムのうた、最初のふたりの(名を冠した?)歌。
歌は貴族だけのものという星で、
ピッポに至るまでどのように伝わってきたのだろう?
子守唄的なイメージもするかも。

・「か、勘違いしないでよね!
転んだ先にピッポが居ただけなんだからね」
絵に描いたようなのび太のツンデレ。
ちょこっと流行に乗ったのかも。

・「人間どもは生け捕りにせよ」
「こいつ(ピッポ)は排除」
ドラは? →捕獲なのか……

・「そんなの意味なんかないよ!
友だちだもん助けなきゃ」
のび太の腕の傷。カッコいい……!

・「ちがう!ぼくはゴミなんかにならない!
ぼくはリルルのいうことしか聞かないピヨ!」
語尾がピヨでも胸が熱くなる。

・「リルルに誘導させなければ兵団は混乱する、
そのスキがこちらのチャンスになる」
冷静な戦略を立てるドラ。
頼もしいけど、ほんの少し怖い。

・怖かったと抱きつくしずか→のび
個人的に実に素晴らしい場面。
ちゃんとしずかを助けることができて素敵だね。

・しずか「あなたは女の子?」→ピッポ「ぼくは男だ!」
→「じゃあ出てって」の一連のしずかの語りがまた良い。
ピッポとしずかは出会ったばかりのはずだけど、
目線の合わせ方や扱いがのび太と同じだなあ。
「きっと助けるから」で重なるしずかとリルル。
それでも憧れる、女の子の強さと優しさ……

・リルル全身と包帯姿の再現!おおおー!
でも包帯の上に下着は無理が…いえいえ何でもありません。
いや、でもやっぱり要らないんじゃ…
しずか服のリルルが下着を着ていないように見えたのは、
その反動…いやいや何でもアリマセン。
このシーンは削らないようにしたらしい、さすが寺本監督!

・カーテンが四葉模様、メカ救急箱にも四葉が。

・スーパーオバQ…じゃなかった小羽急、
シンボルマークは小田急百貨店のパロディ。

・「カップラーメンにカップラーメンにカップラーメン!」
カップめん好きののび太、至福の時。
この無人のお店で買い物シーンも大好きで……
カットされないどころか原作以上に楽しそうで…最高!

・小池さんがパッケージのゲームが気になる!

・赤、青、黄色のロボットの心を象徴する三つの星、
ピッポに黄色の星を渡したら緑色になった。
気づいた時は感動したなあ……
減らしても貰っても大丈夫ということは、
ロボットとしての動作に必須の部品ではないのだろうね。
それでもアムとイムより受け継がれて、
モニタなど至る所にシンボルが配されているのは…ううむ。

・あ、ピッポがのび太の差し出したバーベキュー串を食べてる!
そういえばリルルってもの食べられるのかなあ。
必要なかったかもしれないけど、
「地球人のフリをするため」に可能だったかもしれない?
もちろんジュド脳は飲食できないだろうけど……
普段モシャモシャとドラ焼きを食べているドラえもん、
それがどんなに凄くて素敵なことかもわかる。

・メカトピアの歴史、ロボットの階級制度について。
原作にもなんとなく書いてあったけれど、
本当にうまく掘り下げて広げている!
しかしやっぱり虫型以外のロボットが見当たらない……
というか、人間型以前に、女性型(性質)のロボットが
まだ居るのかな? 男性型ばっかりのような気もしないでもない。
異性(的)な存在が居るだけでも、
他人を思いやる心というのは芽生えやすくなるんじゃないかなあ。

・坂道を登るしずか、高台で想う。
これはテレビ版でもよく出てくるあの場所…だよね。
本当にいつもののび太のまちなんだなって思う。
灯りの点いていない窓があるけど、
現実世界とリンクしているのか……?

・「ねえ、リルル地球から見る星、
本当に綺麗なんだ。メカトピアから見る星と同じ…」
見える星は違っても、同じように美しく思えること。
あるいは名も無き星であっても、等しく輝けること、
一つきりではなくて、集まって輝いていることなどを考える。

・望遠磁石、トリガを引くのび太カッコいい!
プロのガンマンのような風格がある。
磁石と言いながらその実は銃で、のび太の見せ場で、
でもひとを傷つけるものじゃなくって、
ふたりを(強引に)結びつけるもので……
若干ダレていた劇場内が「頭上ピッポ」で笑いが戻る。
メリハリも見事。

・ロボットに耳バンが有効なのかなあ。
「失敬な!」とそっぽを向いているピッポだけど、
ひょっとしたら見ないようにしているのかな。
薬を渡すやりとりとか。

・「人形が寂しいなんて思うわけ無い」(リルル)
「お人形さんにだってきっと心はあるわ」(しずか)
このやりとりだけでいくらでも語れそう……!

・リルルが出て行った窓、倒れる人形、
リルルが戻った後、起き上がっている人形。

・磁石の効果が切れたのび太とピッポ、
湖のほとり、歩くピッポが一瞬のび太を待って立ち止まる?
だれかと共にいるのは、きっかけは道具でも、
それを超える想いの力……のびドラもそうかも。

・「泣いたって知らないぞ!
あとであやまったって許してやらないぞ!」
堪えて、溜めて、泣き出すピッポに小林さんの演技が……
胸が締め付けられる。

・「そうかドラえもんたち、うまくこっちの世界に
おびき寄せたんだな」
このジャイアンの強さ!

・雨を厭わない身体のロボットと、
リルルを探しながら傘をさすしずかたち

・破壊された街、雨上がりの池袋
しずかの出会いと同じ、雨上がりの出会いののび太。

・地下道の階段に居るリルル、
傘を閉じる、投げ捨てるのび太。
光を背負って現れたのは…今回はのび太の方なんだろうね。
BUMP OF CHICKENの主題歌「友達の唄」のジャケットのように。

・水たまりに映る自分、鏡の中の自分とは。

・処刑シーンで焼き尽くしてしまえと構えられるのは、
リルルと同じあのビームなんだろうか。

・「リルル!助けに来たよ!」
ジャイアンまた「かっさらえ」って言ってるなあ。
傷ついたピッポの代わりに操縦するのは…スネ夫!
カッコいい!!やるときはやる!
怖いだろうけど、それでもスネ夫にしかできないこと。

・一瞬交錯する、総司令官とのび太の視線、
敵同士ではあるけれど、
漠然とした「人間」「兵団」ではなく、
確かに互いの存在を意識するのか。

・「やつらめ、一体何をたくらんでいる」
怒ると赤く光る総司令の目。

・「いってくるね」「気をつけてね」
手を握るのびしず……

・「リルル、ぼくはのび太と一緒に戦うよ
のび太を助けたいんだ」
「リルルの言う事しかきかない」と対比になる
ピッポの自分の意志。

・シルエットでスネ夫に手を添えるジャイアン。
「ぼくらが止めなきゃだれがこの地球を救えるんだ
ぼくたちしか居ないんだ……」
小学五年生の子ども達が背負うには
何と重く、辛い闘いなのか。
それでも絶望には染まらないのは、仲間が居るから……?

・「これまで人間のことなんか考えていなかった」
「人間を奴隷にすれば、労働ロボットが幸せになれると思っていた」
自分のことだけを考えるのではなく、
自分たちだけのことを考えるのでもなく、
「宇宙に住む者すべてにとっての天国」
という言葉が出てくるまでに至ったリルル。
しつこいようだけど後者はしっかり原作にあるセリフなんだよなあ。
本当によくここまで広げたと感無量。

・「やつら……たった五人で戦う気か……」
総司令官のこのセリフに人間的、というか
確かに「同じような複雑な心」を感じさせるものが。

・まくらカバーを替えるママ。
驚くほど平穏な日常に、
守るべきものを改めて提示。

・博士が「頭脳の『改造』をしよう」って言ってるんだよなあ。
でも「他人を思いやる温かい心を……
『育てよう』」とも言っていた。
原作の「……」の部分に、なるほどそれを入れるか、と。
一つ目のセリフは
原作どおりじゃない方が良かったかもしれない。

・突撃するのび太たちと、しずかたちの場面の交錯。
ただただ息を呑んで見入るばかりで……

・「素晴らしいと思わない?
本当の天国を作る手伝いができるなんて」(リルル)
あなたはもう本当に「天使」に……
前作との比較はしないけど、
それでもあれは本当に的確な言葉だったのだなあ、と。

・最後の戦い、セリフが消えて壮大な音楽だけが……
母艦を掴みあげるザンダクロス=ピッポ、
「やつはゴミ同然」のセリフ、そして
「何千何万体壊されようとも
代わりのロボットは無数にいるのだ!」
のセリフが純粋に怒りを呼び起こす。
総司令官の胸には黄色の星が……

・しずかの、「人間の女の子の服」を着ているから、
胸元を切らないと星が出せないんだね。
変な意味ではなくて、本当に服一つでも
「人間のふりをしたロボット」とは違うのだなと。

・消え行くピッポを抱きかかえるのび太。
ばんそうこうは最後まで残ってる。
「ダメージを示すためのばんそうこう」とか、
いつの間にか消えているギャグってのはよくあるけど、
これは、メカ救急箱は、助けようとする想いなのだなと。

・ピッポがすぐ消えないのは、「お話の都合」でなければ、
その身体は半地球製だったからかなあ。
リルルも未来の地球の技術で修復しているし、
なによりその心の変化が、
メカトピア星だけによるもので無かった分、
他のロボットより消えるまでの時間が長かった…と妄想。

・メカトピア星には異星間航行の技術が
(はじめから)有ったのに、
博士が没して以後、人間をはじめとする他文明とは
一切交流を持っていなかったのだろうか。
あるいははじめて異星文明と「親しい」交流を持ったのが、
ピッポとリルルだったのかもしれないと考えると
また興味深いかもしれない。

・シルエットで見せるのび・しずの合流。
リルルとピッポじゃないけど、
今回の展開ならあるいは何があったのか、
語らなくても通じる二人かも。

・空に輝く星が(たぶん)一つだけ流れていた。
ぬりえは二つだったのだけれど……
途中で意図的に変えられたのか?
単純に失われたということではなくて、
それでも輝き続ける星があるという雰囲気に。

・初めて二人が出会った生垣の前で佇むしずか
おそらく季節が変わっても、大人になっていっても……

・教室の窓際の席でぼんやりするのび太。
一回目は「カッコいいロボット」を失って、
二回目は友達を失って。
のび太とリルルはちゃんとお別れできていなかったから……

そこへ訪れる、空に舞うシルエット。
「少女」はスカート姿で、羽根は持たず、
しかし、寄り添う長いシルエットが大きな翼を!

・みっつめにおもう
あなたはわたし
わたしはあなた
響く歌声、
歌詞が……違う!

・走り出すのび太、
自分も共に走り出したような気分になる。


・エンディング
「友達の唄」はあえて映画鑑賞まで
曲を聴かないようにしていたので、
歌詞付きでスタッフロールと共に流れた時の感動と言ったら!
そのまま劇場の物販コーナーでCDを購入しましたよ。

皆が見つめる金魚鉢の金魚の意味については、
まだこれといった解釈ができないのだけれど、
その見つめる眼差しにヒントがあるのかなあと。

「信じたままで…大人になる
それでも君と…ずっと友達でしょう」の部分で
三つの星が輝くのが……泣いていいですかいいですよね。
なにこの神曲神エンディング!
テレビ放送でカットされたら(されるだろうけど)怒っていい。


・おまけ映像
例年の法則はどうなるのか。
原作のアレをベースにしたオリジナルかな。
でも過去の映画で既に似たようなアプローチがあるんだよね。
うむむむ……


・幕が閉じる、照明が点く
え? なんで終わっちゃったの、帰らなきゃいけないんですか!?
まだだ、まだずっとこの物語はここに……!
→ リピーター続出というのが、
すっごく良くわかる!!



本当に、素晴らしい映画をありがとうございました。
 




また今回も長くなりましたが、
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
あの感動が少しでも表現出来ていれば嬉しいです。

既に5月目前ですが、まだ上映を行っているところもあるので、
もう一度くらい観に行きたいと思います。


近日中に、劇場で購入したグッズについても、
改めて写真付きで紹介できればと考えています。

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小説版鉄人兵団は読まれましたか? 小説版もホントにすばらしいです。瀬名さんには小説でオリジナル大長編ドラえもんん書いてほしいものです。出来が良ければ映画化の方向にもっていけるだろうし。



新鉄人兵団はぜひともブルーレイでだしてほしいものです。



新鉄人兵団の評判の良さはスタッフにも伝わってるだろうから、新鉄人兵団が良いお手本となるだろうと信じたい。



新宇宙のモリーナが反面教師として役に立ったのかなぁ


とら
2011/04/29 23:10
こんにちは。
瀬名秀明さんの小説版「鉄人兵団」も購入しました!
なかなか読めなかったのですが、ひと区切りついたので、これからゆっくり楽しもうと思います。
パラパラめくった限りではマニアックなキャラが居て驚きました。
瀬名さんのオリジナルドラえもん小説もぜひ読んでみたいですね!
今後の展開にも期待したいです。

新鉄人兵団のブルーレイ化は私も実現希望です……!
モリーナに関しては、彼女も彼女の良さがあったのですが、確かに…という部分もあり、わさドラ映画6作目として、これまでのものがいろいろ積み重なった上での作品だったという感じがしました。
春巻き
2011/04/29 23:50

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「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち〜」感想(2) 気になった点と鑑賞メモ 今をトキめかない/BIGLOBEウェブリブログ
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