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zoom RSS ドラえもん11年5月27日放送感想(カワウソのび太の大冒険)

<<   作成日時 : 2011/05/28 13:16   >>

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21世紀にニホンカワウソが生きていた? 大発見! 
しかしそれはたった二匹生き残った
彼らの生活を脅かす発見でもあった……


カワウソのび太の大冒険 
 →アニメオリジナル?

あらすじ
ジャイアンやスネ夫と川へ釣りに来たのび太。
偶然ニホンカワウソと思しき生物の写真を撮るが、ドラは本気にせず、ふたりは江戸時代に本物を見に出かけた。
その最中、ニホンカワウソがタイムマシンで現代に来てしまうトラブルが起こるが、無事元の時代に帰した…と思った直後、もう一匹の姿が!?
カワウソに化けたのびドラが付近を捜索すると、ニホンカワウソ最後の生き残りであるユータとキューの兄妹を発見。
しかしのび太の写真のせいでマスコミがやって来てしまい、追われる彼らは江戸時代のカワウソから聞いた「楽園」と呼ばれる場所を目指す……


「オオカミ一家」(てんコミ2巻、全集4巻)や
「ドンジャラ村のホイ」(てんコミ35巻ほか)を
ベースにしているのかなと思わせつつ、
同じような素材であえて違った見せ方に挑んだ作品だったのかな、
という感じもしたお話でした。

そもそもドラがはじめから「見間違いじゃないか」と
決めてかかっているのも不思議な感じがします。
逆に言うと22世紀では絶滅と結論づけられているのでは、
と、とることもできて、
この話で「楽園」をみつけたという終わり方をしていることを考えると
いささか複雑なものが……
22世紀においても全てが明かされている訳ではない
(存在が伏せられている)ということだと良いですね。

話の展開も対照的で、「オオカミ一家」が「捕まえよう!」、
「ドンジャラ村のホイ」が「最後の一匹かも、助けよう!」
そして締めが共通して
「自分(のび太)は笑われてもいいから、彼らの生活を守ろう」
であったのに対して、
今回は「有名人になれる!?」→「過去から連れてきちゃった?」
→「実は彼らを取り巻く環境は…」→「よかった!と涙するのび太」
となっているのもなるほどなあという感じでした。

個人的には「自分は笑われても…」という
原作ののび太が好きなのですが、
写真を撮って騒動にしてしまったこと以外にも、
人間としての責任を感じて、
その安堵から泣きじゃくる今回ののび太にも
なかなかぐっと来るものがありました。

いや、本当にドラえもんの言う通り、
結果的に「ニホンカワウソがあの川に生きていた」
ということは嘘じゃなかったし、
捕まえる気でもなかったし、
事故で連れてきてしまった一匹はちゃんと帰したし、
のび太一人が責任を感じるようなことはないのですけれど、
それでもアライグマを追い払って、川に落ちて、崖をよじ登って、
キューを助けても自分が落ちかけて、
楽園にたどり着けたことで涙するのび太……
本当にいいやつだと思います。

ちょっと危なげな優しさでもあるのですが、
そこが大原のび太の魅力でもあるのかなあと。
映画などを観る限り、強さをも持ち併せていると感じますが。


まあ、しかし客観的に考えますと、
キューとユータを救うことはできても、
そこは楽園という特殊な場所での話で、
本来のすみかの環境は改善されたわけではないという
現実的な問題が残るかと思います。

そのへんに目をつぶって「楽園」という
よくわからないところへ逃げてしまった安易なお話……
とする見方もあるにはあるのでしょうが、
一応はユータの口から語られた川の現状や、
江戸時代の川の光景との対比で
読み取らせるものはあるでしょうか。

個人的には、大したことはしてないしできないけれども、
それでもキューたちの力になりたいと走り、
人間と知れても「中にはいいやつもいるんだな」と
ユータと握手を交わすことのできたのび太の姿、
涙をこぼすのび太の姿、
それがちびっ子たちの心にも届いていたら良いと思えますし、
極めて理想論かもしれないけれど、
私たちが目指すべきひとつの方向性なのかな、
という気もします。


ところどころ「?」となる箇所はありましたし、
原作と同じようで違う展開をみせていましたが、
それでもやはり「のび太」じゃないと成立しない話
になっていた感じがしました。

「楽園」についても考えようによっては、
皮肉のようにもとれるのですよね……
教訓めいたものを明確に提示するのではなく、
観た人に委ねるという形式も良かったかと思います。


のび太好きフィルターがかかった語りになってしまいましたが、
その他の点についてもひとことずつ。


・OPまで長いよ……

ショートバージョンのままだし。
暗闇ライト&タンポポがあるのは良いのですが、
新作絵も観たいですね。あと新ミニコーナーも。
タイトルが最初に出たのは助かりました。


・お魚さんの食事タイム

ジャイアンのこの表現が妙にかわいいですね。

のび太たちの釣りの描写は結構本格的で、
スネ夫がリールの糸を人差し指で押さえ、
ストッパーを外してから投げる場面には
「おっ!」となりました。
スネ夫の釣り道具セットにも多種のルアーが並んでいましたね。
このあたりが結構リアルな釣りだったからこそ、
ユータが語る「捨てられた見えない糸にからまって、
溺れたやつだって…」の部分が響いてくるのかなと。
のび太が自分を引っ掛けて、そのあと糸を解くのに苦労していたのも、
さりげなく意味深いものがあるでしょうか。

個人的には、子どもの頃から何度も、
釣り糸を川の中で何かに引っ掛けて、
そのまま切ってしまってきたので、
ちょっと苦いものがあります……


・デジカメの写真

さすがに21世紀ですね。
その場ですぐ確認できるという特性も大きいでしょうか。
証拠があるだけに、
「発見した少年の見間違い」や嘘とはし難くなってしまったのですが、
取材の人間がカワウソ帽子をかぶったドラ=タヌキ?
を撮影しているので、
正体はタヌキだった…で騒動が収束するのかなあという気もします。


・カワウソくんタイムトラベル!

っていうかキー抜いておけって、
何度やればわかるんだこの青丸ロボット!
タイムベルトやタイムセンサー、
時空間入れかえ機など、ひとつの話が作れる道具を
惜しげも無く投入していくのが凄いです。
「場所は移動しない」という特徴もうまく使っているし。

ナゾの写真の真相は自分たちが原因だった…というのも
Fっぽくて良いです。
「ぼく桃」や「バッジどろぼう」とか思い出しますね。


・『世話が焼ける〜』

自分のまんまる頭で何が起こるか考えもせずに
穴に入ろうとするドラちゃん可愛い、というかおバカ。
だがそれがいい!
のびドラで同じセリフを重ねているのも印象的でした。


・ユータとキュー

ピーとかオーとかエックスとかゼットは居ないんですね。
本当はキュータとユーコにしたかったんじゃないかなあ、
という気もします。藤子的に。
ユータさん(カワウソ兄)の声が
素晴らしく某エリート野菜戦士を思い出してしまうのですが、
ツンデれる部分の演技はさすがでした。


・空間ひん曲げテープ

マキビシみたいにぽいぽい投げていましたけど、
そんな使い方もあるんだ……
しずかちゃんとおじいの木」の時はどうでしたっけ。
なかなか強力なアイテムですが、
あの犬はどうやって「突破」したのでしょう。
普通に離れた場所や向こう岸からとか?
進めずループするという異常現象を
スルーするマスコミさんの価値観もまた謎です。


・「外来生物持ち込み反対、ペットは飼い主の責任で!」(ドラ)

なぜアライグマが居るのかと無理矢理説明しつつ、
出前迅速落書無用や天変地異満願全席みたいなアレなのかなあとも。
で、そこでポケットから放り投げ不法投棄してるバショー扇や
ピノキオの花は環境的にも問題はないのかしら。


・滝の裏の洞窟と楽園

なんだかんだ言って、「隠された異世界」的なものには、
憧れを感じます。
ハットリくんのふるさとも滝の裏に隠してあるんじゃなかったっけ。

「楽園」についてはカワウソ多すぎだろという気もして、
ひょっとして「あの世」なんじゃないかとか、
そういう方面の見方もできますが、
「よかった…!」と涙を流すのび太にぐっと来たので良し!
しかし相変わらずのび太は人外キャラにモテますねえ。
カワウソのキスってなんじゃこれ…うらやま…の杉。

ひとりの「人間」のあの涙を信じたいとも思えますね。

過剰になりすぎずに、
ジャイスネまだやってんの!?という脱力オチも良かったです。

 


次回は6月3日、
「ねがい星」「モテモテール大作戦」。
後者はスプレーになっていますが、
「みせかけモテモテバッジで大さわぎ」がベースのお話かな?
待望の夏服が登場ですよ!

ねがい星は「何に使うんだよこんなもん!」という道具と、
欲張って散々な目に遭う(はず)のジャイスネに期待。

モテモテは原作以上に騒動が大きくなりそうですね。
ち〜っともうらやましい!気分になりつつ、
ちょっぴりのびしず展開があれば言うことはありません。
オチはやっぱりあの人が担当するんだろうか。



次回の感想は私事の関係で、遅れそうな見通しです。
その次の放送までにはなんとかしたいのですが……
思い出した時にでものぞいてやってくれれば嬉しいです。

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2011/05/27 ドラえもん
『カワウソのび太の大冒険』 脚本:藤本信行 絵コンテ・演出:鈴木孝義 作画監督:鈴木まりあ ...続きを見る
京大藤子・F・不二雄同好会のブログ
2011/06/04 14:10

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