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zoom RSS 分割版・11年9月9日ドラえもんSP「走れドラえもん! 銀河グランプリ」感想2/2

<<   作成日時 : 2011/09/16 23:38   >>

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※こちらの記事は「走れドラえもん! 銀河グランプリ」の感想を二つに分けたもので、前半の感想の続きです。内容は既に公開済みの記事と全く同一ですのでご注意ください。


前半の感想は→こちら
分割なしの記事は→こちら


 ◇

※以下はデポンがのび太の差し出したあべこべクリームを拒否した後についての感想です。



・忍び寄る"ネコ耳"

フォースステージは放棄された巨大宇宙ステーション。
原因不明の磁気嵐により中継映像が乱れ、選手たちの様子がスタジアムからは一切不明に。
ドラミたちのもとに入ってくるのは、どっかで見たような名前の連中のリタイア情報ばかり……
不穏な空気漂う中、ドラたちが事故車両のドライバーに話を聞くと、「謎のネコ耳に突き落とされた」とのこと。
ネコ耳……まさか?

緊張が走る中、再びデポンと出会ったのびドラ。
「ミチサキステッキ」に従って左へ進もうとするドラを「そっちは危険だ。イヤな音がする」とデポンが止めました。

さあ、皆さん覚えていますね、さっきのセリフ。
『オレは誰も助けない』……? 

ダウトダウトダウトーッ!!
なんと素晴らしい! のびちゃんの予想的中!
デポンさんはドラと同じように意地っ張りさんなだけでした。

忠告を無視して進んだドラに対し、アヒル号ごと体当たりして、爆発を回避させたデポン。
お前は子守りロボットだろ! レースに勝つよりも大事なことがあるんじゃないのか?
と、ドラに本来の役目を諭します。
自分が疑われていたことを察しつつも、伝えるべきことは伝える……ぐっと来ますね。

そう、参加しているのはドラだけではないのです。
ドラとのび太のふたりで組むチームなのです。
ネコ型でありながら、ネコに見えないロボット……
しかし、どんな姿であれど、子守りロボットの魂まで失われたわけではありません。
のび太と育んできた友情、そして信頼関係は、確かに誇れるものであるはずなのです。

ここで全国のお茶の間で、デポンさんの株がぐんぐん上昇したに違いありません。
かく言う私もそのひとり!


・ふたりの意地っ張り

フィフスステージは奇妙な生物蠢く未開の惑星。
おそるおそる進む「ジャイアントスネオアンドシズカーズ」(少しひねれ)の元へ、歯が光りそうな金持ち青年ベンガルからの通信が入ります。
「ネコ耳ロボット…デポンに攻撃された!」というメッセージを最後に途絶える映像。
これに逆上したジャイアンはデポンを車ごと襲撃し、チーム「ジャイスネしず」(要約)は、危険行為で失格となってしまいました。

つまり、現場の映像は大会本部に届いていなくとも、参加者の状況を感知するシステムは作動していたのですね。
と、いうことはベンガルが何者かの攻撃を受けたこともまた、同様に処理されていなくてはならないはず……
もっとも、剛田さんのように真正面から襲い掛からなければ、どうにでも誤魔化せるのかもしれませんけど。

ほかの生き残りメンバーにも通信が入ったのか、ドラたちが追いついた時には、全員でデポンを取り囲んでいるという状況になっていました。
証拠の映像がある以上、唯一「ネコ耳を持つロボット」であるデポンの疑いは濃厚……
しかしそこに「違う!」と明確に否定する声が。

声の主は……ドラえもん!
確かにイヤなやつで意地っ張りだが、「レースで汚いマネをするようなやつじゃない!」と断言。
子守りロボットと同じように、レーサーのロボットとしての誇りがあるはず。
なにより、自ら危険を冒して助けてくれたこと、傍らにある大切なものを思い出させてくれたこと、それはちゃんとドラの心に届いていたのです。


・ドライバーとスパナは代名詞

妨害工作をしていたネコ型の正体は、ネコの被り物をしたベンガルだった!
見た目こそアホっぽいですが、デポンに疑いを向けさせ、自分が抜け駆けるためには有効な手段。
はじめに登場したネコ耳ショップがあるような世界においては、そこまで突拍子も無いアイテムではないのが上手いです。
ネコ耳を持たず、ネコ耳に複雑な思いを持つドラを巻き込んだのも、すべて計画の上。
まさかまさかの分かいドライバーの登場にはひっくり返りましたが、正しい使い方ではありますね。

……いや、見方を変えてみましょう。
スーツ姿の成人男性がネコの被り物をして、車でも人間でも「なんでもいいからバラバラに」できるドライバーを持って突っ立ってる光景!
これが恐怖でなくてなんでしょう。
狂気でなくてなんだと言うのだ……!
単に「マニアックな道具を出してみました」
というだけではない(はず)ということは後の展開で証明されます。


・「ネコ型ロボットの意地を見せてやれ!」(デポン)

意地はときに厄介なものだけれど、何かを手に入れるための大きな力にもなる!

ライバルだった参加者たちが力を合わせ、ベンガルの飼う巨大生物の腹から脱出を果たす!
この展開もアツいですが、(涙目のジャイアンの「がんばる…」が可愛い)のびドラを送り出す際にデポンがかけた言葉がもう……

先ほどのベンガルの姿を思い出すまでも無く、ネコ型ロボットたらしめるのは、ネコ耳の有無などではありません。
自らを、ネコ型だと思う、その誇り、その魂こそが本質!
子守りロボットとレーサーロボットの違いはあれど、「同じ」ネコ型として認め、託すデポン。
ドラは力強く「うん!」と頷き、のび太とともに最終ステージへと赴きました。

普段のテレビシリーズでは、なかなか意識する機会がありませんが、この「ネコに見えないネコ型子守りロボット」は
ドラミ、セワシ、パワえもん、そしてデポンという、未来の世界の仲間たちにも支えられて、その関係性の上に、ここに存在しているのですよね。
彼らと過ごした、彼らの居る世界につなげるため、のび太とともに日常を過ごし、時に大冒険を繰り広げ、
未来を紡いでいく物語……

誕生日スペシャルが毎年未来がらみなのは、ひょっとしてそういうことを考えてのことなのかなあと感じました。


・「ハッスルねじ、巻き上げ完了!」(のび太)
「いくぞぉー! ハッスルハッスルハッスル…!」(ドラ)

猛烈な追い上げをかけるアヒル号。
このシーンのめちゃくちゃカッコいいこと!!
「巻き上げ完了!」と宣言する大原のび太の凛々しさと、ハッスルするドラ尻だけでご飯3杯! おかわりもって来い!
これは映画か!?と見紛うばかりの、こぶしを握り、「うぉぉぉぉっ!」と叫ぶ燃え展開!

そのアツさに比例するように、敵役ベンガルも本性を現し外道ぶりを全開!
先ほどまでのスカした振る舞いは微塵も名残ありません。

動機も「大会委員長の娘のカレンとの結婚を認めさせるため」という単純明快な私利私欲!
壮大すぎる理想でも、意味不明な野望でもなく、むしろ悪役として痛快なばかり!

「庶民のお子様が!」と吐き捨てた挙句にアヒル号に体当たりをかけ、軌道ハイウェイごとパージをかけて振り払う
という大技に出やがりました。

アヒル号ごと宇宙空間に放り出されたのびドラ。
のび太がその丸い手を掴みドラを止めると、頭の向こうに見えるのは丸く、青く、美しい地球……
そう、「ドラえもんみたいだ!!」
まあるく、青く、タヌキのようなロボットだけれども、大切な友だち、だからこの手を離さない、いつだって一緒に立ち向かう!


・「卑怯者には……」(のび太)
「絶対負けないぞ!!」(ドラ)

カレンの妨害工作もばれ、もはやこれまで……と、しおらしく観念することもなく!
「優勝者はいない、全員リタイアだぁーっ!!」と、完全にキれて光線を乱射し始めたベンガル。
この壊れよう! この狂いよう!
中途半端な説教や萎える予定調和は不要っ!

怪我をした足で必死に踏ん張り、ドラに勝負を続けさせようとするのび太、
そんなのび太の手をそっと取るドラえもん、
そこへ容赦なく襲い掛かる最大威力の砲撃!

爆風に飲み込まれたアヒル号、だがその姿は白鳥のごとく、空を舞う……!

ただ綺麗な画というだけでなく、「吹き飛ばされているだけでは……?」という冷静なツッコミを入れるドラちゃんがナイスですね。
今回はそうそう安易に『イイハナシダナー』には持っていきませんよね?
ドラの予感通り、翼(?)がもげて、飛翔から一転、垂直落下をはじめてしまったアヒル号。
ピリカ星の戦車じゃないので、地表スレスレで反転することもできません。

悪は栄えないの法則に従いまして、ベンガルの車にピンポイントに突貫したのびドラ。
その衝撃で三人ともさらに吹っ飛ばされる訳ですが、このときのベンガルの落下角が明らかにヤバい(笑)。
こんな一瞬にまでネタを仕込んでいることが、作り手の本気を象徴しているようでもあります。


・転がれ!ドラえもん!

悪は(なぜか)死なないの法則もありますので、ベンガルにはのび太のクッションになって頂きましたが、ドラちゃんはぽよんと弾んでゴールの方へとコロコロ。
それを見たのび太は叫ぶ。
「転がれっ! ドラえもん!!」

この瞬間日本中の(いぢわるな)ドラファンが叫んだことでしょう。
『タイトルのウソつきぃぃぃっ!!』

フタを開けてみれば、「転がれドラえもん! 銀河グランプリ」だったというオチ。
こんなゴールもありなんですか、アリなんですね。
アリでいいじゃないですか。

耳の無い、あたまテカテカの「丸いネコ型ロボット」だからこそ、「転がって」、たどり着くことのできたゴールなのでしょう。

星々を巡った過酷なレースのフィニッシュとしては、全くカッコ良くないです、むしろギャグ。
でも、ネコに見えないネコ型ロボットの姿のおかげで、そしてジャイアンたちやデポン、のび太と育んだ友情に支えられて、到達することのできた栄光のゴール。

なりゆきで転がったままではなく、最後は自らの足で歩いて(?)ラインを越えるのも良いですね。

ちょっとドジで、頼りになって、のび太と一緒にノリノリでバカなことをやらかしてくれる、空のように青くて地球のように丸い、このロボットが私も大好きです。


・『そう、ぼくがかなえてあげるよ!』

某野原夫妻…ではなかった、ベンガルとカレンは仲良く手錠でつながれて警察送りに。
パトカーに空き缶がついているところが、素晴らしく皮肉が効いています。

のび太とドラは観客の盛大な拍手に迎えられて、インタビューのお時間。
「チャンピオンに伺いましょう…… お望みのものは、なんでも!」

ドラえもんが欲しがっていた付け耳をプレゼントする、そのためにレースに参加したはずなのだけれど……

けれど、もうそんなことは意味がないってわかっていた。

困ったのび太が視線を送ると、すまして知らんぷりしていたドラが、にっこりと微笑んだ。
『何も言わなくてもわかってるよ』と、言わんばかりに。

あのF的「むすっ」とした口のラインと、「知りませんよ」とばかりにツンと閉じた目がほどけて、
「ふふっ」と優しい笑顔になる瞬間、たまりません。
何回でも何回でも繰り返し再生して、一緒に笑顔になれる丸顔。

「この会場のみなさんに、ドラ焼きた〜くさんっ、ごちそうしま〜す!」(ドラ)

激しい戦いを勝ち抜いた者の願いとしては、あまりに意表をつく言葉に、呆気に取られる人々。

その言葉を黙って聞いていたデポンもまた、ふっとほどけるように笑顔になって、「いいぞ、ネコ型!」と拍手を送る!

「オーケー、レッツドラ焼きパーティ!!」
マイク(司会者)の声とともに空から降る無数のドラ焼き。
いわゆるホンワカパッパ状態に、「大会スタッフめっちゃ仕事速いなあ、オイ」とか、「落ちたやつ、食えるんだろうか…」と、いうツッコミも浮かんでしまったのですが、良い場面なので黙っておきます。(結局書いてるとか言わない)
みんなで食べよう、沢山のドラ焼き、みんなで祝おう、ドラえもん誕生日!
そう、ぼくは、みんなのドラえもん!!

名曲「夢をきかせて」にのせて、丸い風船が舞い飛び、青く丸い地球が映し出され、いつの間にか外れていたドラのヘルメットが、コロコロ〜っと宇宙空間を横切っていってエンド。


今年も、本当に素敵なドラえもん誕生日スペシャルでした。


 ◇


未来を舞台にしたお話については、それ自体が「非日常世界」ということもあり、ちょっとどうなんだろうと考えていた時期もあったのですが、「ドラえもんが生まれ変わる日」以降の話を毎年観てきて、これはこれでありだなと思えるようになってきました。

「未来の世界のネコ型ロボット」という背景を持つキャラであること、のび太との現在が、その未来に続くものであることを再確認させてくれるということは前述しましたが、街並みなど、未来世界の日常が描かれることや、なにより、未来だろうが恐竜時代だろうが練馬区だろうが、のび太とドラの関係は変わらないということも大きいのではないかなと考えます。

誕生日だというのに毎年ロクな目に遭わないドラですが、そんなドラのためにのび太も頑張ったり、支えてあげたり。
こうしてのび太がちゃんと活躍しているからこそ、非日常の未来世界でも、しっかり「ドラえもん」なんだという感じがするのだと思います。
ファンのひい木目かもしれませんが、やっぱりのび太の存在は偉大ですね。

あとは毎年欠かせない魅力的なゲストキャラ。
パワえもん、デンジャ、ワンダフル、そしてデポン!
ツンツンだったのにいつの間にかデレている…もとい、結構イイやつだったりするところがみんな大好きです!

お話の構造としては、レースに参加する動機も明確で、ネコ耳とドラえもんの丸い姿というテーマも一貫しており、また、悪役がスカッとするほど「悪役」だったところも良かったです。

過剰な感動も、あまり考え込ませる要素もなく、レース展開そのままにスピード感たっぷりに駆け抜ける、「あー面白かった!」という感想がぴったりな2011年のドラ誕となりました!!


 ◇

「F組 あいうえお!」

日本中のドラファン、いや藤子ファンがひっくり返った、Fキャラ大集合の夢の音楽&映像。

内容については「銀河グランプリ」に登場したFキャラのまとめと一緒に別の記事で感想を述べたいと思います。


ただ一言、

Qちゃんが!ジャン黒が!モッコロが!
動いてる踊ってるすげええええええええっ!




 ◇

次回は一ヶ月近く空きまして10月7日。

「のび太王にはさからえない」と「あなたの良い所もらいます」。

二本ともアニメオリジナルだと思いますが、のび太増長&人体合体系のカオスギャグ回になりそうな予感。
出木杉の爪の垢をもらおうとするのび太に期待!

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