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zoom RSS ドラえもん2011年12月30日放送「年忘れだよ!ドラえもん検定クイズSP」感想

<<   作成日時 : 2012/01/04 19:51   >>

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2011年の最後を締めくくるアニメ「ドラえもん」一時間スペシャル。
映画「新鉄人兵団」「新魔界大冒険」を手がけた
寺本幸代監督による名作
「天の川鉄道の夜」と「ドラマチックガス」が再放送されました。


放送は12月30日17時30分から。
やっぱり大みそかに
放送があってほしかったなという思いもありますが、
30日は金曜日であり、
そして翌週の金曜日である1月6日にも放送があるということで、
休み無く放送が続くのもこれはこれで嬉しいですね。

なによりあの寺本監督が絵コンテ・演出をされた
名作二本立てというのが素晴らしい選択!
しかもEDは久々の「夢をかなえてドラえもん!」
短縮版でしたが、この映像(暗闇を照らす光とタンポポふわり)も
寺本監督が手がけたものでしたよね。
(「サウンドトラックヒストリー2」解説書の沢田さんの発言より)

なんという寺本幸代監督祭り!
再放送とはいえ、素敵な2011年最後の「ドラえもん」になりました。


以下、放送の流れを追って感想とまとめなどを。


 ◇

「年忘れだよ!ドラえもん検定クイズSP2011」という
タイトルコールから続いて始まったのは、
「ドラえもん検定クイズ」。
博士帽子をかぶったドラが登場し、
いきなり問題を読み上げていきます。

ファーストステージはひみつ道具検定。
検定クイズ1はドラレベル(難易度?)1で
「のび太くんの苦手な凧揚げや羽根つきがない世界に変えられる、
この電話ボックスの名前は?」というもの。
映像は「もしもボックス」の話の時のものでしょうか。

画面脇のランプが点滅し3カウントダウンの後に、
答えは「もしもボックス」と発表。
想像していたよりも早いテンポで問題が進んでいった印象です。

検定クイズ2はドラレベル2で、
「時限バカ弾が爆発するとどうなる?」
→「おバカなことをする」
というもの。

この話は感想が書けなかったのですが、
BAKAの文字とミラーボールの演出、
そしてのび太としずかの関わりが良かったですね。


検定クイズ3はドラレベル3にアップしで
「三倍時計ペタンコをはったら周りの人はどうなったかな?」
→「しゃべり方が遅くなる」
というもの。
一応、正月ネタから持ってきているクイズのようですね。


ここで画面が切り替わりまして、
山おく村のような雪の山村の一角に
「ドラ郷」、「のび郷」と書かれたかまくらがあり、
その中にのびドラがいる様子が映し出されます。
入り口脇にはふたりで作ったらしいドラだるまが。

ブリッジアニメ無しで進むのかなーとも思っていたので、
ほっと一安心です。

どてらを着たのびドラがコタツに入ってモニタを見つめていますが、
そのコタツの上にはみかん!
わかってるねえ、和みますねえ。

「ほかに問題は?」
と言うのび太に対し、
「今日は一時間たっぷりドラえもん検定!」(ドラ)
という声が返ってきたときはちょっとびっくりしたのですが、
基本的には再放送がメインで、
クイズは適宜間に挟みつつ、という構成でした。
現場の方や我々ファン的には
実質「今日は一時間たっぷり寺本作品祭り!」
と呼びたい感じでしたね。


そして検定クイズ4、ドラレベル3の問題は、
「22世紀にある天の川鉄道、この汽車の呼び名はなんだ?」
と、いうもの。

「答えはこのお話を見ればわかるよ」
ということで「天の川鉄道の夜」の再放送に移ります。


 ◇

「天の川鉄道の夜」 
 →09年3月6日初回放送

詳しい感想は放送当時に書いたものをご参照ください。

今回感じたことは
初回放送時に書いたこととほとんど重なるのですが……

全体的に、「お話を進めるためのお話」ではなくて、
ちゃんとキャラが生きて生活しながら、
見て感じてきたものを描いているなあという印象です。

旅立つまでの日常描写も本当に秀逸ですね。
欄干の上で「ポー! ガシュン、ガシュン」と
紅潮して身振りを交えながらSLの魅力を語るスネ夫にしても、
自慢のための自慢じゃなくって、
ホントに楽しんできたことを自慢しているという感じがします。
子どもっぽくて良いのもありますが、
こんなにスネ夫が楽しそうに語るからこそ、
のび太があれほど羨ましがるわけですし、
視聴者もそののび太の気持ちについて「わかる!」と移入できますね。

道具の手入れをしながら、
あるいはテレビ見ておせんべいかじりながら
のび太の話を聞き流すドラとか、
「ご飯前におやつ食べ過ぎちゃいけませんって
いつも言ってるでしょ」とドラを叱る玉子さんとか、
食卓のお茶とか、いろいろと全ての場面が、
「生きてる! 歩いてる! ドラとのび太の日常だ!」
という感じでニヤニヤしてしまいます。

そうした描写は宇宙に出て以後もまた然り。
次々訪れる緊迫感ある展開の中においてても、
サブローの命の火をみつめるのび太の瞳、
子どものことを気にかけるしずか、
恐怖を感じながらも、それでも乗客の荷物を拾ったり、
彼なりに勇気を出して救出活動に取り組むスネ夫等々、
架空の物語であっても、
「そこでこの少年たちは生きているんだなあ」と感じられます。


というかリゾート列車の救助に向かう一行の
カッコ良さ! アツさといったら!
怖くないはずは無い、でも立ち向かう彼らの
落ち着きと強さ……!
さすがくぐってきた修羅場の数が違いますね。

のび太の射撃の腕前と土壇場の度胸も見所なのですが、
「数少ない取り柄のひとつだろ? 男を見せろ!」と
微妙に失礼に、しかし誰よりも彼を理解し、発奮させる
ドラの一言がまたたまりませんね。
さらにそこに流れるのは「あの」勇猛なBGM!

うおおおっ、燃えるよね? 燃えるよな!!

見事に隕石にエネルギーガンを撃ち当て、感激するのび太、
その頭を瞬時に車内に押し込むドラのコンビネーション、
そして車掌たるゴンスケと息を合わせて、
隕石を正面突破していくサブローの雄姿!


最終的に乗客を全員無事に終点まで送り届け、
空へ飛び去っていくサブロー。
あのボロボロの車体に「新鉄人兵団」のザンダクロスを思い出した方も
少なくないでしょう。

弱まりながらもまだゆらめき燃え続けるサブローの命の火を映し出すのも
またぐっと来る演出でした。

前回の感想にも書いたのですが、
宇宙を走るSLでありながら、
「星の海」……夜空、星空ではなく、
茜色に染まる夕焼け空を飛んでいくラストというのが
実に巧く、胸を詰まらせるものがありました。

「わさドラ名物・美しい夕日」、と言えばそうなんですけれど、
風に舞う薄紅色の花とともに、
終わっていくもの、消えていくものかもしれないけれど、
間違いなくひとの心に深く焼きついていくような美しさで……

ゴンスケ車掌が、
「オメエたちがこいつのこと、覚えててくれりゃあ、
それでええんだ」
と語っていたことにも重なる、
天の川鉄道の最後を飾るに相応しい物語でした。


半ばオリジナル回でもありましたが、
磁気嵐で使用不能になったどこでもドアと、
ボロボロになっても走り続けるサブローの対比など、
原作にあった要素を踏まえつつ、
また新たな可能性を展開するアレンジでもありましたね。

本当に、「こんなのおうちのテレビで見ちゃって良いの!?」
と疑いたくなるほど、
映画のように密度の高い話でした。

「奇跡の島」でゴンスケが登場することも含めての
再放送であったのだと思います。

 ◇

と、のび太に最後「サブロー!」とあれだけ叫ばせておいて、
画面がかまくらにいるのびドラに切り替わり、
「さっきのクイズ、天の川鉄道の名前はサブローだったね」と、
ある種「こっち側」な発言をさせるのが面白いと言うか、
意図的な皮肉のようにも感じられるかも……


画面は再びクイズパートに移りまして、
セカンドステージはキャラクター検定とのこと。
検定クイズ5、ドラレベル1の問題は
「のび太のパパがなりたかった職業は?」
→「画家」
というものでした。

これは映画に関わる設定…ではさすがにないかな?
わさドラ版「ぼくの生まれた日」にはつながるのですが…


続く検定クイズ6のドラレベルは2。
「この宇宙人はどこの星から来た?」
という問題とともに映し出されるは、
みんなの人気者、ホウキが天敵のアザラシ似宇宙人さん!

答えは「はるか星」……って、

ええええええええ?

いやちょっと待てちょっと待て。
発音は合ってるがテロップそこは「ハルカ星」だろっ!!

全国一億二千九百三十万人のドラファンが
一斉に同様のことをテレビに向かって突っ込んだことでしょう。
うむ、断言できる。


検定クイズ7、ドラレベル3の問題は
「しずかちゃんが可愛がっている犬の名前はなーんだ?」
というもの。
映像が「生き返って!」だから「ペロ」ですね。

チロだったりシロだったりするときもありますが、
源家の謎に触れてはいけないのです。


そして検定クイズ8、ドラレベルは3で
来年公開の映画「奇跡の島」に登場する
「この女の子の名前、わかるかな?」
と、いうもの。

「答えはコロン。みんな覚えてね!」と、
意外とあっさり新作映画の告知パートが終了。
ハリ坊やピッポの時と比べると、
テレビ版の連動企画が少ないですね。
これからなのでしょうか。


最終問題はチャンスクイズ。
「次のお話をよく見て、そのあとのクイズに答えよう」というもの。
この時点では問題は出題されず、
古きよき?「最後まで番組を見てね!」というタイプですね。

そのまま画面は「ドラマチックガス」の再放送に移ります。


 ◇

「ドラマチックガス」
 →08年5月23日初回放送

こちらもよろしければ当時書いた感想をご参照ください。


タイトル通り、
ドラマチックで感動的なお話の
「ベタなパターン」というものを全て承知した上で、
それらをバカ真面目にやるおかしさが最高の話でした。

つまり何がベタであるかを知らなければならないということですね。
イイハナシだなー、なんかカッコいいなーと
安易に頼りたくなる要素と、その怖さをすべて分かった上で、
逆手にとってパロディギャグにするという、その大胆さ!

そもそも原作からしてその発想と描き方が凄いのですが、
今回はアニメということで、
さらに映像、音楽を駆使してそのベタベタに挑む!
ゲラゲラと笑えると同時に、
感動やドラマ性というものを一歩引いて客観的に見つめる
寺本監督の凄さというものも改めて感じさせられました。

本放送された順序は逆なのですが、
「天の川鉄道の夜」が安易でない、
自然なドラマと感動に仕上がっているのもわかりますし、
それでいて、もしかしたら
こうしてギャグにされる要素と同じところもあるのではないか?と
あえて俎上に載せるようでもあって、
なかなか興味深い組み合わせと再放送順序でもありました。

単純に、
しっとりじんわり感動→お腹抱えて笑えるギャグのコンボで、
「ドラえもん」という作品の真髄を味わえる
名作選だったなーというのも感じます。


ジャイアンが「うちの父ちゃんってすげえんだぜ!」
と言っていたのは改めて驚いた場面。
当時からちゃんと存在は示唆しつつ、
いつか出すつもりではいたんですね。
ここから3年以上かかるとは。

ツッコミどころは全編なので省略しますが、
今回はのび太の机の椿の花が妙にツボに入りました。
普段花なんか無いのに
何でこんな時に限って一輪挿しが置いてあるんだ!
まさに不吉の象徴にするためだけに飾るという馬鹿馬鹿しさ!
やっぱりママが生けたのかしら。
このタイミングでもうちょっとマシな花を選びましょうよー


最後の関門、水たまりのシーンでは
リルルのそれを思い出さずにいられなくなりつつも、
負けじと劣らない壮大なドラマ(?)がありましたね。

こぶしを握るのび太の手の動きと広がる波紋、
水たまりに映ったのび太の表情がその手で隠れつつも、
しかし言葉をつむぐ口は見せるという映像的効果も
思わず巻き戻して再生するほど印象的でした。

馬鹿馬鹿しいことを大マジメに表現するのび太たち、
そしてそれを全力で盛り上げる映像!と
紛れもない傑作エピソードでした。

いやあ、一年の最後(の前日)に
とびっきり楽しかった! 面白かった!


 ◇

「奇跡の島」親子ペア鑑賞券が当たるチャンスクイズの問題は
「(ドラマチックガスで)のび太くんがお使いに行った先は?」
というもの。

「わかった人は次の番号に電話しよう!」
ということで選択肢と電話番号が映し出されます。
ラストにのび太の日記で改めて語られているので、
なるほどなーと感じる問題構成でした。

選択肢はAが「お茶の先生」、
Bが「お花の先生」。

問題文はエンディングの
「夢をかなえてドラえもん」とスタッフロールの間も出ているから、
焦らず電話してね……って、
あれ? キャスト一覧で答えわかるんじゃない?

と、思いきや、

おつかい先の先生:折笠愛」

というクレジットに!

すげええええ!?
意外や意外、そのあたりの対策はばっちりなのでしたー

本放送時は「しずかのママ」で表記されていましたね。
だから、今回はちゃんと考えて入れているはず……お見事です!


と、いうことで「はるか星」にズルっと来つつも、
本気なところは本気なのだということを感じる構成でした。


ブリッジアニメの演出は八鍬新之介さん。
寺本監督は今は他作品で仕事されているようですが、
12年は八鍬さんに注目していきたいなと思っています。
あと、渡辺監督とか、高橋渉さんの作品もまた見たいなあ。


「夢をかなえてドラえもん」の曲が終わった後には、
再びかまくらの中ののびドラが映し出され、
モニタには「よいお年を」の文字が。

のびドラは正座でこちらを向き、
「来年も『ドラえもん』をどうぞよろしくお願いしまーす」
と礼をして終わりました。

「こちらこそ、どうぞよろしく!」
と手を振って挨拶したくなる素敵な締めでしたね。

さあて、ドラえもんも終わった、
あとは除夜の鐘を……って
気分はすっかり大みそかの夜だったのが困りものですが。


ということで本年も
アニメ「ドラえもん」を楽しみにしていきたいと思います!


 ◇


次回は1月6日、
「いやなお客を帰しちゃえ」と「テストにアンキパン」
アンキパンは2005年に放送されたもののリメイクですね。
今ののび太としずかでどう表現されるのか、
個人的にはやはりしずかの暴言が楽しみですね。
あ、伝説の「やかんと枕」もこの話だ!

いやなお客〜は社長さんいじめに期待。
オチは原作以上にパワーアップしそうな予感がします。
そして予告映像ではのび太が白いセーターを着ている!?
新衣装も見逃せない!

みんなで観よう、2012年も「ドラえもん」!!

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