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zoom RSS ドラえもん12年1月20日放送感想その1(ごきげんポカポカシール)

<<   作成日時 : 2012/01/21 17:14   >>

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「おれはな、一日一かいのび太をなぐらないと、
めしがまずいんだ」という迷言を持つ剛田さんが、
ご機嫌でのび太をポカポカ殴るお話……
え? その「ポカポカ」じゃないの? 先週やったって??


いろんな意味で最強の「ポカポカクイズ」に続いて、
奇しくも「ポカポカ」が重なった今回。
幸いにもバイオレンスの嵐が吹き荒れることはなく、
暖かくなれる方の道具でした。


今回は二本とも「新開拓史」の腰監督が
演出・絵コンテを手がけられていましたね。
作画監督さんは別なので、
絵柄の雰囲気はそれぞれ異なっておりましたが、
どちらもキャラがぴょこぴょことよく動く感じで、
画面の隅々まで作りこまれていて楽しかったです。
実写的な芝居と言うよりは、
アニメらしくマンガっぽく跳ね回るという印象で、
「こんな風に動いてほしいなあ」というのが
実現されている感じがしました。


ごきげんポカポカシール
 →アニメオリジナル

ハートの形をしたシールで、
貼られた人間が上機嫌であれば周囲ごと暖かくなり、
落ち込んだり不安になれば寒くなるという道具の話。

具象化鏡」のように、感情の視覚化をしつつ、
それが周囲に影響を及ぼすというのが面白いですね。
あったかい方が嬉しいわけだから、
みんなもおだてたり持ち上げたりする、と。
なるほど!

自分も感情の浮き沈みが激しい方なので、
のび太の描写も結構わかるなあという気もしました。
ドラの道具なので、お約束どおり極端ですが、
意外とみんなこうした心模様を繰り返して
日々を生きているのかもしれません。


以下は実況風に流れを追いつつツッコミなど。

 ◇


吹きすさぶ寒風に震えるのび太。
空き地を通りがかると、おしくらまんじゅうをする
ジャイスネたち、いつもの面々が居ました。
21世紀の子どもの描写としてはレトロかもしれませんが、
それほど違和感がない印象です。
ジャイアンは家で寒がっているよりは外で遊びたいでしょうし、
だったら他の連中も巻き込んじまえ!的な発想でしょうか。
小柄なせいで足元が浮き気味のスネちゃまの描写が細かいですね。

律儀にも押されて泣いたのび太は
「もっと手軽に暖まる方法は」とドラに持ちかけました。
「手軽に」というのがいかにも彼らしい思考ですね。
ジャイアンの暖まり方とは対照的になっています。

そして寒い日はこれが一番とばかりに
おうちでゴロゴロと寝っ転がって
ゴロゴロコミックを読むドラえもん。
これまたネコ型ロボットらしい過ごし方ですね。いいなあ。
適当に聞き流しつつ、横になったままポケゴソするのが
いかにもくつろぎモードで可愛い感じ。

そして取り出されましたるは「ごきげんポカポカシール」!
効能を聞き「貼って貼って」と、
いそいそヘソを出すのび太ですが、
どの方面へのサービスだこれは……

服の上でも効果があるということでペタリ。
アニメ的状況説明のためが第一でしょうが、
他人からハートの色=心理状態が見えるということが
重要なんだろうという気がします。

そこへおやつのケーキを持ってやって来た玉子さん。
エプロン姿が今日も可愛いですね、うひゃひゃ。
贅沢にもこの姿を見慣れているのびドラは
目の色を変えてケーキに飛びつき、
手づかみでむしゃむしゃと食していきます。
のび子ちゃんの時と違って、
ちゃんとフォークが添えてありましたが、
使っていないのは描写としてのこだわりなんでしょうか。
ドラが短足正座で、のび太があぐらという描き分けも細かい

ケーキにお小遣いと、幸せ気分で心ポカポカののび太さん。
画面の色調の変化とともに、のび太の頬が染まり、
湯気のような揺らぎや髪が広がることで
周囲の暖かさを表現していました。音楽も盛り上げます。
オリジナルならではというか、
マンガよりアニメーションで引き立つ道具ですね。

「これはいいストーブ」とばかりに
尻歩きニコ目ですり寄るドラが可愛くも、ちゃっかりしています。

0点の答案を「こんなところに隠して!」
と怒る玉子さんですが、
堂々と机に置いてあるのは隠すと言うのか……
しかし、ついうっかり机に置いちゃった時に限って
ヤバイものは見つかるものですよね。
ええ、それはもう。(遠い目をしながら)

気分の落ち込みで冷え込むのは困るし、
上機嫌で居続けるのは無理だからと
シールを剥がそうとするのび太でしたが、
一回貼ると丸一日は取れないんだ」と
22世紀の道具お約束の謎仕様が明らかに。

だからそういうのは最初に言えって!
というか服脱げよ服!
え? それは言わないのもお約束!?

「しずかちゃんに会えると思うだけで
こんなにあったまるなんて、単純と言うかなんというか…
と、ドラは親友の性質を得意の毒舌で評しておりますが、
いやいや、そんなもんですよねえ、人間?
好きな子の存在であったまれるなんて幸せじゃありませんか。
のび太の単純さ、もとい純粋さに
こちらの心も温まるようです。

そんな余計なことを言いながらも、
手を伸ばして「あったか〜い」と言わんばかりの顔をしながら
のび太の後を歩くドラがまた愛らしい。
別にドラが付いて行く必要はないのでしょうが、
家に居るよりのびストーブの暖かさが
魅力ということなんでしょうか。

ジャイアンたちが三角ベースをしていたところへ通りかかり、
上機嫌のまま参加することになったのび太。
トンネルをして殴られたことで冷え込む心と気温が、
周囲の木の葉に降りる霜で表現されているのも丁寧ですね。
ドラやスネ夫が寒がっているのに対し、
ジャイアンは震えるのび太を気遣っているようにも見えました。
寒さに強いと同時にガキ大将らしくもあるかな。

対照的に青ダヌキロボットさんは、
のび太を「歩くストーブ」としか認識していないらしく、
これはたまらんとばかりにスネ夫にシールの仕組みを伝えております。
積極的に種明かしをするドラも結構珍しいですね。
かくして目論見どおりに進行する
「のび太をおだてさせてポカポカあったまろう作戦」。
なかなか的確な判断ですが、なんかズルいよなあ。

「さすがその転び方。見せる野球だね!」
とのび太の下手なプレーをフォローするスネ夫。
ドラの見立てどおり、さっすがなのはキミの方と言うか……
「褒める才能」というのもあるのだと思います。
今回は自分が寒くて暖まりたいという下心からですが、
他の人の心を温めることができるなら、
それもそれで悪くないことじゃないでしょうか。

はる夫と森安氏ライクな前髪の少年も、
早々にのび太ストーブの仕組みを察知したようで
一緒に盛り上げ、フラフラダンスまで踊ってますね。
タオルまで用意してノリいいな!
トロピカルな雰囲気とジャイアンの点目が
異様にシュールな画すぎて笑えました。

しかし硬派な剛田さんは
「こんなの野球じゃねえ!」と憤慨。
暖かさを認めながらも野球の本質にこだわる彼は
やはり生来の熱きハートの持ち主かもしれません。
暖かいものに寄りかかるよりは、
自らの心持ちで対処したい方なのでしょうね。

これは自分たちが逃げ出す方が確実だと
(やっと)気づいたドラはのび太を押して源家へ。
しずかの不在に落ち込むのび太に
「しずかちゃんに限ってそんなことあるわけない!」
と珍しくのび太に親身になるドラ。
自分が寒くなるから必死ですね。

寒さを忌避するあまり、
本人はもとより周囲まで事の本質が見えなくなるという
ちょっと怖い道具でもあるかもしれません。
それでもぶれないジャイアンみたいな存在は貴重かも……

自分との約束をすっぽかして、
出木杉といい雰囲気になっていたしずかに対し、
文字通り凍りつくのび太の心。

メガネまで角ばっているのはマンガ的アニメ的ではありますが、
あるいは使用者の感情を周囲に判りやすく表現している、
というのは考えすぎかなあ。
自分の感情をその都度確認する必要があるとは思えませんので、
シールの色が変わるのは対外的なものなのでしょうけどね。
そのあたりマジメに考えると深いかもしれません。

「のび太さんのために参考書借りてきたの」
というしずかの言葉によって、
一気にスプリングハズカムなのび太さん。

例え勉強のためであろうともこれは嬉しい。
挙句に
のび太さんに食べてもらおうと思ってクッキー焼いたのよ
と来たものだ!
うおー! これはうらやましい! 
なんだこの幸せ者めー! 

しかもチャイムを鳴らして誰も出なかったということは、
ご両親は不在……!?
オイ、そこのタヌキ邪魔!
ていうか何で当たり前のようにそこに居るんだよお前ぇぇっ!

ぜはーぜーはー……興奮しすぎて失礼しました。


ともあれ、しずか手作りの美味しいクッキーにジュース、
あったかいお部屋、隣には大好きな女の子……
絵に描いたような幸せですね。

というか一番幸せなのはちゃっかりとクッキーも食べた上に、
ぬくぬくと「ドラ焼き百科」読みながら
鼻ちょうちん作って寝ているドラでしょうか。
可愛いといえば可愛いですが、
やっぱりオチで酷い目にあって頂くべきですねーこれは。

幸せMAXののび太によって、
花咲き乱れ蝶は舞い、かえるぴょこぴょこセミみんみんという
やったら壮大な演出にも笑わされました。

しずかのあの濃いピンクのカーディガンの下は丸襟なんですね。
暖かさというより暑さに脱いでいる姿にドキリとします。
下敷きっぽいもので扇いでいるのも
いかにも勉強中の感じが出てますね。
そうそう、アレでべふべふと扇いだよなあ。

しかし毎度懲りずにノートの丸写しをしようとして、
「それじゃ勉強にならないでしょ」と
しずかに怒られるのび太。
「もう教えてあげない!」とツンと横を向く姿が
やばいんですが、かあいいんですが!
……じゃなかった、
折角のチャンスに何やってるんだしっかりしろのび太!
突然の冬の訪れにセミまで落っこちちゃったぞ! セミさーん!

ここでしずかが閉じたのがノートではなく
参考書だったのが謎なのですが……
もう勉強なんかしない、という意思表示か??


とぼとぼと帰途につきながら、
「しずかちゃんに嫌われた…」
と氷柱化するのび太。
彼の心にとって、一番こたえるのがこれなのでしょうね。
愛情一直線なのは健気ですが、もう少し頑張りませう。

「大変だ、大変だ! 早く溶かさないと〜!」
と凍ったのび太を抱えて走るドラの描写が
なぜか異様にかっこいい感じでしたね。
これ、一人で出かけていた場合は道の途中で凍りついて、
動けなくなってしまっていたのでしょうか。
さんざん「邪魔だタヌキ!」とか申してすみませんでした。
のび太に代わって深くおわび申し上げます。ペコリ。

考えようによっては、こうして
心が凍り付いて動けなくなりそうなときに、
力になってくれる親友というのもありがたいですね。
いや、あくまでギャグ話だとは思うのですけど。


無事解凍されたのび太(←どうやったの?)に向かって、
「のび太くんはちょっとのことで落ち込みすぎなんだよ」
と、上から語るドラ。
彼はその不運や境遇を考えると、
むしろ強い方だとは思いますけどね……

「大事なのは何事にも動じない心構えなんだ!」
と、ふん!と自慢げに胸を張るドラさん。
なにこの偉そうな態度。
あれ? これそういう道具だっけ?

「そんなこと言うならドラえもんやってみなよ」
と視聴者の気持ちを代弁して問いかけるのび太。
ですよねー
ドラは余裕の表情で「楽しいこと」として
ドラ焼きを思い浮かべておりましたが…ミイちゃんは?
このロボットは残念なことにドラ焼き>女の子らしいです。

というかこれは 奴 が 来 る フラグですね!
そう、すぐそこに……
「チュウ」

来たー! きたきた! やっぱりわかってますねえ。
野比家のネズミは空気の読めるネズミ!

ドラは「ネズミ! やられる、やられる!
と騒いでいましたが、
やっぱり漢字表記は「殺られる」なのかそれ。

自分だけ震えるのみならず、
やっと解凍したばかりののび太に抱きつき、
果ては月見台ごと凍てつかせるほどの恐怖!

住民の皆さんは毎度のことながらいい迷惑ですねえ。
奇妙奇天烈天変地異が起こったら
野比さんところに抗議に行けば
だいたい間違いないことと思いまする。

ロボットの感情がほぼ人間同様に効果を発揮するというのも
よく考えれば凄いことですね。


ということで基本的にはノリの良いギャグ話ながらも、
例えば一人で家に居て「今日寒いから使うかー」と
このシールを使っても上手くいくのだろうかと考えると
なかなか深いものがある道具でした。

周囲にまで影響を及ぼすという仕様も然り。
落ち込んだり傷つくこともあるけれど、
他の人の存在によって、喜んだり心温まることもできる、
そんなことをも考えさせられる気がします。

前述のような危険性もありますが、
誰かと一緒に楽しく過ごし、身も心もポカポカできれば
それはとっても素敵なことでしょうね。


ってことは、
夏はいがみ合いギスギスし合えば涼しくて快適……
などというミもフタも無いことは言ってはいけない。



1月20日放送二本目、
ママママバトルざます」の感想へ続きます。

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