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zoom RSS ドラえもん12年11月2日放送感想その1(「奇跡のデュエット!ジャイ&スネ」)

<<   作成日時 : 2012/11/05 23:29   >>

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ゴリラとキツネはフレンドオブザハート!? 
つまりジャイアンとスネ夫が一緒にデュエットする話です。 
「心の友」を歌うより、「心の友であること」の方が重要である、
そんなお話……だったのかもしれません。


奇跡のデュエット!ジャイ&スネ
 →アニメオリジナル

ジャイスネのデュエット曲こと「フレンド・オブ・ザ・ハ〜ト」は
着メロ・着うた配信や、既にCD収録が決定しているなど、
「スネ夫とジャイアンが新曲を披露する話を作れ」
という目的ありきの回だったのかなーとも思うのですが、
全く無理やり感はなく、むしろ
「ほほう、面白そうなネタじゃないか、一丁やってやるか!」
くらいの勢いが感じられました。

実際にふたりがデュエットするまでの過程も
(良い意味で)やたらとドラマチックで、
作っている側もきっと楽しんでいらっしゃるのだろうなあ
という雰囲気が伝わってきます。

高橋渉さん担当回は特に大好きです。


本編については流れを追っていく形式で紹介。

 ◇


さてさて、関東地方ではニュース番組の後に、
「ドラえもん、このあとすぐ!」という予告が入るのですが……
今回は思わず噴き出しました。

スネ夫「ジャイアンが歌う時は、
テレビのボリュームを小さめにね!


骨川さん、ご忠告痛み入りますっ!!

予告なのに「音を小さくしろ」とはまた前代未聞のですこと。
「離れて観ようね」っていう注意喚起はありますが、
こればっかりは「ドラえもん」ならではですよねえ。


ということでボリューム調整も済ませ、
巨大看板タイトルコールのあとに映し出されたのは……
「ちゃらちゃ〜らちゃちゃ」
というどこか昭和テイストのイントロと
でっかい三日月!
え? なにこれ? なにコレ?
何の説明も無く骨川さん剛田さんは
いきなりキツネとゴリラに変身しちゃってるし、
森のなかまたちの大歓声に包まれたオンステージ!?

のっけからただ事じゃないぞ! 
いわゆるヤバ回の予感がします!!

メルヘンというよりは、
異様でしかない「キツネとゴリラの歌合戦」は
結局スネ夫の夢だったわけですが、
まったく笑えることなく
「正夢になったらどうなるのさ!」と叫ぶスネ夫。

しかしわざわざ川辺で待ち伏せまでして、
メガネザルさんと青ダヌキさん……のびドラに語るというのは、
正夢になるフラグでしかないと思うのですが。
そのあたり自覚ないのでしょうか。

かくして「いや、ここでおれさまの出番だ」と言わんばかりに、
素晴らしいタイミングで相方のゴリラこと剛田さんが登場。
ゴリラの手には「デュエットカラオケ大会」なる
ポスターがしっかり握られています。

おめでとう! 予知夢エスパースネ夫の覚醒だ!?


往生際悪くしずかをジャイアンのデュエット相手として
推薦するスネ夫でしたが、
そこは未来の夫であるのび太が必死のガード。
それでも「自分が出るよ!」とは言わないあたり、
のび太にとっての図式は
しずかへの愛≒ジャイアンの歌への恐怖>>>>> (越えられない壁)>>>スネ夫への友情

というところなんでしょうか。
視聴者的にもこの方が面白いですよね。

とりあえず既存曲「ジャイアンにボエボエ」を
スネちゃまバージョンに替え歌してみますが、
ジャイアンからは「もっとうなるように爽やかに!」
という無茶な歌唱指導が。
「うなるような爽やかさ」って…それ爽やかなのか!?

そもそもジャイアンの持ち歌には
二人で歌うような曲がないのでは?
と、しずかが指摘すると、
スネ夫が夢でみた曲を歌えば良いんだ!
と、さらに無茶なことを言い出すゴリラさん。
夢の中のことなんて覚えているわけない!と
至極現実的な答えを返したキツネには、
思い出すまで何度でも眠らせてやるからよ」と
げんこつをサービス。(スネ夫が)出血大サービス。
げんこつを山のように食らったキツネさんは
何も飲まずともねんねしたことでしょう。

この場面での拳の影のつけ方とか、
親切なんだか鬼畜なんだか分からない
ジャイアンのセリフがやたら凝っていて楽しいです。

その夜、のび太がスネ夫の身を案じていたところ、
「夢はしご」で昨日のスネ夫の夢に入って
発端の歌を録音しよう、と提案するドラさん。
いや、殴られる前に思いついてやれよ……!

タイムマシンで昨夜に戻ったのびドラ。
「夢の中ではしごをかけるから、ぼくらも寝なくてはならない」
と説明するドラに、のび太は「どういう理屈なんだ?」と問いますが、
それに対し「深く考えるな」の一言で済ますドラ。
実にゴツゴーシュンギクな感じで素敵です。
なんだかこのセリフが妙にツボに入っちゃいました。

そもそもこの作品には「ナワバリエキス」とか、
どう考えても絵的なネタ優先で、
「なんでこんなのつくったの!?」的な謎道具が
山ほどあるのですが、
そういうF先生の原作の無茶を逆に
楽しんで笑い飛ばすような
ある種の余裕みたいなものが感じられました。
そーそー、深く考えちゃいかんのだよねえ。このマンガ。

さて、のび太さんの夢は
しずかの膝枕で果物を食べさせてもらうという
妄想大爆発な内容でしたが、
これはのび太の顔を削除して夢カセットにしたら
結構売れるんじゃないでしょうか。

ともあれ、好きな人が出てくる夢をみれるというのは、
都合よくはあっても、
やはり幸せなひとときなんじゃないかと思います。
日頃ロクな目に遭ってないのび太にとっては特に、ね。

とはいえドラに引っ張られていくのび太を
「またね〜」と手を振って見送るしずかは、
なんかそういうお仕事の方にも見えてしまったり。

じゃあドラの夢は?
ということで唐突に出てきたのは羊のロボット……
ネコ型ロボットは電気羊の夢を見るのかっ!!
またしても「深い意味はない」で流しちゃってますけど、
思わずテンション上がってしまいました。
こういうちょっとしたネタまで面白すぎるなあ今回。

とりあえず当初の目的どおり、
夢の中のキツネとゴリラの歌声の録音を済ませ、
報告のためスネ夫を連れて剛田商店へ向かう一行。
……あれ? しずかは?
出番が減ることよりも、身の安全が第一なのですね。はい。

ジャイアンがカラオケ大会に意気込むのは、
自分の欲を満たすだけでなく、
父ちゃんと母ちゃんに温泉旅行をプレゼントしたいからと判明。
だが、背負うものが大きくなるほど、困難もつきもの……

と、いうことで孝行息子が留守を守る剛田商店に
突如として鳴り響く電話。
請け負っていた配達の予定が一日ずれていた!

カラオケ大会は夕方5時から、
しかしジャイアンは「温泉旅行よりもお客の方が大事だ!」と
手早く注文の品を自転車に積み込みはじめた。
そんな姿を目にしたのび太とドラは、
「みんなでやれば間に合う!」と手伝いを申し出る……
アツいぞ! これぞ男の友情ってものだ!?
(※キツネ一匹除く)

毎度お馴染みのタケコプターと、
ごくごくありふれた配達用自転車で出発する三人。
だがしかし、この出発シーンが異様にカッコいいっ! 
スピードはそんなに出ていないはずなんですが、
漂う気迫と緊張感は、
戦闘機の発進にも匹敵するレベルです。

「それはあっちだ!」
「了解!」
「これはそっちだ」
「合点!」

たとえドラの持ってるのがトイレ用っぽいスッポンでも気にするな!
これは手に汗握る、男達の熱い戦いだ!

スッポンもそうですが、犬に噛まれたり
お茶席に乱入するという紙一重のマヌケっぽさに
緊張感とメリハリが出ていて引き込まれます。
本人達は一生懸命なのがまたイイですね。

今の時代、剛田商店のような個人雑貨店が商いを続けていくのは、
なかなか難しいかなとも思えますが、
こうして些細な商品一個からでも配達してくれるなら、
逆に需要が見込めそうな気もしてきました。
お茶教室を開いていたり、小さい子が居るなら、
ちょっとした買い物くらいじゃ出掛けにくいということもあるでしょう。
オーバーなようでいて、意外とリアルさもあるのが
狙いすぎた感動にならずに上手い演出だなあと思います。

そして残る配達は一軒!
これなら間に合う……と思いきや、荷台はからっぽ。
どこかに配達の品を落としてしまったらしい!

しかし、この絶望的な事態にもただ、
「手伝ってくれたのに悪かったな」と
感謝の言葉を口にしてから、
ひとり、探しに赴こうとするジャイアン……

うおおおお! しびれる!
ついさっき「思い出すまで殴ってやる」とか言ってた人物とは思えん!!

そのとき夕日に追いかけられるように走ってきたのは
キツネに似た面立ちの少年。
その手に握られていたのは、
ジャイアンが落とした配達のタワシ!!

あれほど嫌がっていたスネ夫が、ですよ。
夕闇にひとりたたずみながら、心の中の少しの勇気を出して、
最初におとしてしまったものを、
自分が不思議だと思いながら届けに来た。
だってともだちだからね!


配達を完了し、
いざ行かん、カラオケ大会会場へ!
必死に自転車を漕ぐジャイアンをのびドラもアシストしながら、
全力で向かいます。
若干一名、魂が抜けたような方が混ざってますが……
先ほどのドラの教えの通り、深く考えないことにしましょう。


一応、タケコプターやきせかえカメラ等の道具は
使っているわけなんですが、
この「子どもだけで力を合わせて挑むぜ!」という感じが、
どうしょうもなくワクワクさせられます。
大人の目からすれば大したことのない出来事でも、
子どもにとっては挑むべき大事件だったりするよなあ、と
そんな空気を思い出しますね。
どこでもドア使えよってのは野暮です。

ギリギリで会場に駆け込み、
いよいよ夢のステージ、
ゴリラとキツネのデュエットがはじまった!
「おぼっちゃマンボ」のときもそうだったのですが、
主にショーアップ的な方向において、
一旦腹をくくったスネちゃまのパフォーマンスはピカイチですね。
プロ顔負けの舞台度胸です。

いやー歌詞や曲が楽しいのはもちろんなのですが、
二人がよく動くめっちゃ動く!
ダンスやコントのリズムもばっちりで、
実際に人間が踊っている映像を観ているようです。
カメラワークとかライトもやたら凝ってるし、
金ラメ紫ラメの効果とかも凝っていて凄い!
特にスネ夫はその小柄さを生かすように
画面内を自在に動き回りぐるんぐるんしてるし。

とにかく「すげーーーー うぉぉぉぉー!」
と、叫ぶしかなかったです。

目的ありきの話でも良いじゃないか!
ここまで凄けりゃ良いじゃないか! 
これぞプロの仕事っ!


映像の凄さにすっかり見入っておりましたが、
鐘ひとつカーンと鳴らされたところで我にかえりました。
そうそう、「カラオケ大会」だったんだよこのイベント。

司会者がささっとジャイアンのマイクだけを取り上げて
参加賞のタワシを押し付けるあたりが笑えます。

「フレンド・オブ・ザ・ハ〜ト」の歌詞は
あくまで作中の歌ではありましたが、
それを地で行くオチの二人のやりとりも微笑ましいです。

なんだかんだでもちつもたれつ、
いい味出してる二人のデュエットでしたね。


ということで、
「搾取する・搾取される」、
「言うこと聞かそう・おだてて使おう」という
ジャイアン&スネ夫の定番の構図は歌の中で描き、

乱暴だけど一本筋の通った男であるということと、
ずるいし弱いけど、勇気や優しさも
ちゃんと持った少年であるということ、
そしてそれを互いにわかった二人であるという関係性を
お話の方では丁寧に描いていたかと思います。

タワシという共通するアイテムを使って、
それぞれの側面を示しているのも見事ですね。
オチが無かったら単に「友情のアイテム」だったのでしょうけど!

※タワシは人の頭を磨くものではありません。


11月2日放送の二本目、
しあわせトランプの恐怖」の感想へと続きます。

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内 容 ニックネーム/日時
ドラえもんもキャラソン手慣れてきましたね。最近の深夜アニメのキャラソンの売れ方をみるとドラちゃんでもやりたいなという感じかな。むかしのドラちゃんのキャラソンはあったけど今みたい1話まるまる使ったキャラソンの話はなかったから。インパクトもあるし、テンポもよく、歌詞も笑えるのでうまくいけばジャイアン妄言トランプみたいにヒットするかも。
ハナ
2012/11/10 10:30
こんばんは。
今回の「フレンド・オブ・ザ・ハ〜ト」は歌もお話もとても楽しかったですね。 
新曲を披露するだけじゃなくて、「なんだかんだでいい感じ」なふたりがちゃんと表現されていたなあと思います。
CDや着うた配信もヒットすると嬉しいですね。
春巻き
2012/11/11 21:29

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