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zoom RSS 生誕80周年記念「藤子・F・不二雄展」行ってきました。

<<   作成日時 : 2013/08/14 23:00   >>

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東京タワーフットタウンにて開催中の
「藤子・F・不二雄展」に行ってきました。
展示の詳細に触れる部分がありますので、
いわゆるネタバレとなることにご注意ください。


さてさて、今をトキめく東京スカイツリーではなく、
東京タワーにて開催中のF展。
そのスカイツリーや某Fミュージアムとも違いまして、
日時指定のチケットは不要なんですね。
期間中任意で使用できるローソンチケットでの事前購入のほか、
当日券もあります。
むしろタワー展望台とのセット券は現地でしか購入できません。

しかし東京タワーで開催の価値はそれだけではありません。
そう、F先生が作品を執筆し続けたその時代そのときに
既に東京の街にそびえ立っていたタワー。

「F作品の中に描かれた東京タワー」のコマを集めた展示は
この場所での開催ならではで必見です。

中には「えーこれただの電気塔なんじゃないのー?」
と、ずっこけるようなコマも混ざっているのがご愛嬌。
モジャ公の「地球最後の日」のどくろ星の一枚絵とか、
アレに東京タワーが描かれていたのは気づかなかったなあ。

夏休みでやってきた、ちびっこたちが東京タワーというより、
あのどくろ星のインパクトに足を止めて見つめている光景は
なかなかにステキでした。


さて、展示のメインとなるのは、
昨年まで藤子・F・不二雄ミュージアムで展示されていた
「各作品の第一話」原画と、
箱根で展示されていたドラえもん像100体。
既にご覧になった方からすれば、
ちょっと肩透かしかもしれませんが、
日時や場所の縛りも少なく、再び観ることができるチャンスでしょうか。

私は箱根ドラ100体は観に行けなかったので、
ここでの再展示がありがたかったです。
子どもたちと大きな子どもたちの反応も楽しめますしね。

ということでウキウキしながら写真をとりまくり。

箱根がどうだったかわからないのですが、
タワー内のドラの配置が絶妙すぎます。

ところでこれ何に使うの?


チケット売り場の横の、フットタウン入り口でいきなりコレですよ。
Yロウ持ってお出迎えってなんですかコレ!
いいものあげるから入場してねってことなんですか。

のっけからやられました。
なんというか、主催者が大いに楽しんでニヤリとしてる感じがします。

タワーのふもとの箱…商業スペースということで、
展示をするにはこじんまりとしているのですが、
その狭さを逆手にとるように、F展のフロアに限らず、
フットタウン内いたるところにドラ像が飾られていました。

ふた昔前の味わいを残す「屋上遊園地」の通路にはこちらが。

あ、あれは何だ!? いかだ! タコだ!


「救命イカダ」かよ! マニアックだなー
と喜んだのもつかの間、
隣が「スカンタコ」!
すなわち「タコとイカ」の組み合わせであることに驚愕したのです。
な、なんという(ムダに)凝った展示!

やや回り道を経て、ようやくF展の正式なエリアに到達。
今までのドラ像がほんの導入だったとは恐ろしいです。

さて、わさっとドラが集まった、屋上ドラえもんだらけ広場。
表情も道具もバラエティ豊かで眺めていて飽きません。

なんか謎のビン持ってるドラがいるなーと、
近づいてみたら……「光りごけ」でした。
莫大な手間と費用をかけてこんな(見た目)地味道具を立体化するとは! 
いいぞもっとやれ!


タヌキもしくはイヌ用だったはずの
こちらを身にまとったドラさんも。

あるいはイヌ型ロボットだと言うのか。



いやあ「ドロン葉」が似合いますねえ。
未来デパートだかジュニアショップベンリヤだかの
宣伝のために体を張るドラさんは、
ついに自らのアイデンティティーを捨てたようです。
幸せそうな表情からも、変身はできないでしょうが。


そんなこんなで、建物の中へ。
メイン展示スペースまでの移動中の階段の壁に
前述の「東京タワーとF作品」のコマが掛けてあり、
またトイレ前にも原作コマが飾ってあって、
単なる通路ではない活用がされています。

Fミュージアムのものとは違い、
おそらくこちらでしか公開されていない
「SF(すこしふしぎ)シアター」は
Fキャラとともにめぐる不思議世界と
先生の机や、風に揺れる原稿など
立体的、五感的に表現した作品でした。
「子どもたちを前列にお願いします」と言われていても
つい前にのり出してしまいたくなってしまう迫力。
部屋の中央に柱があったので視界が遮られるのが残念です。

続く「各作品第一話原稿」の展示は
Fミュージアムで昨年展示されていたものと全く同じだったため、
ほどほどに眺めつつ奥へ。
てぶくろてっちゃんとドラ、
パーマンやジャングル黒べえなどのアレです。

アニメ映像上映では白黒パーマンとオバQを流していましたが、
話の途中で終わってしまうのが悲しい。

S・F短編扉絵コレクションは
当時のロゴも堪能できて興奮しました。

そしてやってきました「少太陽」展示スペース!!
言わずと知れた藤本先生と安孫子先生が高校時代に手がけた
子どものための肉筆回覧同人誌です。
もちろん現物ではなく、
スキャナ取り込みされたものを並べて表示しているのですが、
ページの順を追って、実際に読むことができる!!!
目次から読者コーナーまでバッチリ!!

惜しむらくはそのディスプレイがアーティスティック?というか、
パネルが天井から壁までアーチ状に配されているために
非っ常に読みにくいことです。
これ一字一句逃すまいとガッツリ読む藤子馬鹿のことを考えてないだろ!
おかげで翌日まで首が痛くなったよ! つまり私だ!!

……オタっぽくない「わりと一般的な皆さん」はさらっと眺めて
次のスペースへ向かわれているのですが、
この展示方法ではそれが懸命なのかもしれません。
だが後悔はしていない、うん。

いやー面白いのなんのって。
少太陽の冒頭、目次の辺りには
「印刷された本ならともかく、
かけがえのない一冊なので大切に扱いましょう」
なんて先生方による注意書きが添えてあるし。
「ともかく」ってオイ。
なんかこんな言い回しひとつ取ってもセンスがあります。

あとはFA両先生のペンネームのバリエーションの豊かさや、
ドナルド・ダックの漫画を描かれていたということ、
漫画と絵物語のタッチの使い分けや、
野球記事や漫画の描き方といった記事など、
首の痛さなんか気にしてられるかというほど
隅々まで興味深かったです。

途中には乱丁してしまったようで、
「次は○頁に行ってください」「この頁は飛ばしてください」
等の指示があったのが微笑ましかったり。

「神にも等しい偉大なる漫画家」ではなく、
当時の若さでは素晴らしい作品なのだけれど、
改めて、男子高校生がたったふたりで手作り手描きした本なのだなあと、
血の通った人間の温かみのようなものを
感じることができました。

確かにそこにそのとき、おふたりはいらっしゃったんですね。


続いての部屋は写真撮影スペース
「なりきりキャラひろば」。
ここではF作品をモチーフにした
楽しい記念写真を撮ることができます。

いわゆる立て看板的なものではなくて、
ニヤリとするひねりが加えられたものばかりです。


ただただ息をのんで見つめるFミュージアムのそれとは違って、
再現されたF先生の机に座って写真が撮れるのは感激でした。


この状態じゃ使えないのですが……

このようなセリフや効果音の描かれた吹き出し風船を持って
写真を取れるのも楽しいです。
「ジャーン」とかもありましたよ。



パーやん運送東京タワー支店

キミもパーやん運送でアルバイトできる!?
こちらは初期状態でマスクと荷物とマントが固定されているので、
あとは中に入り込むだけでパーマンになりきった……
いえ、パーやん運送のバイトになりきった写真が撮れます。


その他ではのび太のおばあちゃんのひざに
甘え転がる写真が撮れるコーナーも面白かったのですが、
いかんせん
「自分ひとりでは撮れない」
「もれなく自分のバカっぽいなりきり写真が出来上がる」
というところが難点です。


そして最後の部屋には人だかり!
そこに飾られていたのは……
F先生にゆかりのある作家や、
小学館で執筆されている漫画家、
アニメドラで関わりのある方々等、
そうそうたる顔ぶれの直筆80周年お祝い色紙!!

これがまた素晴らしいのなんのって。
椎名高志先生が魔美と「チルドレン」描いていたり、
島本和彦先生がパー子描いていたり、
大原さんや小原さんらがそろい踏みしてたり、
辻村深月先生や山崎貴監督も参加していたり、
A先生はもちろん、こっそりF先生本人の色紙も混ざってたりと、
はじっこまで鑑賞してからもう一度最初に戻って観てしまいました。

「遅れている方もいるのでまだ今後も増えていきます」
というコメントが添えてあったので、
会期中にもう一回くらい観に行きたいなあ。

三谷幸広先生の色紙が凝っていて、
来場者の人気を集めていました。

やなせたかし先生の色紙もいろんな意味で凄かったなあ……


人々の賑わいのその後ろにあった
F先生とキャラクターたちのブロンズ像も、
心にじんわりと響いてきます。
Fミュージアム(生田・向ヶ丘遊園一帯)にもF先生の像は無かった…よね。

F先生、みんな、ありがとうございました。



そして展覧会のお楽しみ、グッズ販売のコーナー。
この藤子・F・不二雄展限定のグッズは少なめですが、
真っ先に公式図録を確保。

その他、Fミュージアムで販売されているものが
ここ東京タワーでも購入できます。
さらには富山万葉線ドラえもんトラムグッズも販売されていたので、
こちらも数点購入。
現地を訪れるのは難しそうなので嬉しかったです。

パワーアップ版「どらや」という感じで、
こじんまりしていながらも、
かなり幅広い品揃えでした。
ツチノコフィギュアに反応する人が多かったのが印象的です。


 ◇

ということで、
東京タワーは建築よりかなり時間が経っていることもあってか、
フロアにいろいろと制限があったようですが、
通路や空間を生かした展示方法が取られていたように思えます。

導線があまりすっきりしているわけではありませんが、
ベビーカー置き場にミニドラを連れたドラの像が置かれていたりと、
展示と施設機能の融合が素敵でした。

F先生の生誕80年を超えて、没後もなお読み継がれていく作品たち、
それは主要キー局の放送電波塔としての役目を終えて、
それでも東京のシンボルのひとつとして、在り続けている
東京タワーの存在とも重なるかもしれません。

Fミュージアムにも無い・できない展示も楽しむことができました。

いろいろ時間的制約も多いのですが、
できるなら会期中もう一度訪れてみたいです。


(生誕80周年記念「藤子・F・不二雄展」は開催中〜10月6日まで)

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2014年4月19日,藤子・F・不二雄先生の生誕80周年を記念した 「藤子・F・不二雄展」を視察しました. 以下,クセが強いながらも,その報告します. ...続きを見る
のび太リアニズム
2014/04/20 02:01

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