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zoom RSS ドラえもん誕生日スペシャル14年9月5日放送感想(地底100マイルちょっとの大作戦)

<<   作成日時 : 2014/09/07 00:57   >>

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今年もやってまいりましたドラえもん誕生日スペシャル! 
謎の天才美少女科学者が追い求める七色の蝶とは何か? 
未来より放たれた追っ手、非情にも引き裂かれるドラドラミ兄妹、
水道ガス管通り抜け、ビルの地中深くへギュルリっと潜航し、
地下大洞窟の先にドラたちが見たものは!? 
そんな大スペクタクル冒険物語なんだ! きっと!!


と、いうことでドラ誕恒例のウソ予告風にしてみました。
公式予告で言っていたような兄妹げんかの話じゃなかったですね。
毎年騙されているので、もはや楽しみだったりします。

絵コンテ・演出は昨年に引き続き高橋敦史さん、
脚本は水野宗徳さんで8年連続ですね。
もはや誕生日らしい話というよりは「ドラ受難デー」になってきていますけど、害獣に寄生された昨年に比べれば穏やかだったんじゃないでしょうか。
ニュース番組のあとの予告で剛田さんが
毎年誕生日に事件が起きてねえか?」と突っ込んでいたのには噴きました。

<あらすじ>
地面を水のように潜れる「潜地艦」を調整中のドラ。
そこへ22世紀の博物館から蝶のペンダントを盗んで追われている少女が飛び込んできた。
七色の蝶をはじめとした宝探しに来たと説明する少女ラピスに、その蝶をドラの誕生日プレゼントにしようと考えたのび太が協力する形で、地底の宝探しへと出発する3人。
一方ラピスを追ってきた警備隊はドラミやしずかたちに「ドラたちは誘拐されたのかもしれない」と告げる。
救出にやって来たドラミたちと行き違いの戦闘を繰り広げ、様子がおかしいと思ったドラはラピスに真相を問い正した。
彼女は何百年も前に地球にやってきた科学者で、宇宙船(UFO)のキーとなるペンダントを紛失したため帰還出来ずにいたというのだ。
改めて協力を申し出るドラとのび。ペンダントの反応を追って地中に埋まっているはずの宇宙船を捜索するが、溶岩の中に消えてしまった……
しかしのび太は諦めずにペンダントを握り締める。そのとき足元から七色に輝く蝶とラピスの宇宙船が浮上してきた。間に合ったのだ。
警備隊も事情を理解し、帰還のため宇宙船へ乗り込むラピス。記念にと潜地艦「モグモグ号」のねじを渡し、見送るのび太たち。
そして野比家では一件落着のドラ誕生日パーティが開かれたのだった。


今回の見所は何といっても、
水道管など街の地下構造物の描写!
もしも、水のように、海のように、この地面の下に潜ってみたら、
そこにはどんな世界が広がっているんだろう?
そんな夢をかなえ、ワクワクさせられる話でした。
22世紀のロボット兄妹がぶっ放しまくる、
恐るべき迷惑兵器の数々も面白かったです。

全体的には、
ライバルや敵、大きな目標が設定されていないので、
ハラハラ感や痛快さはちょっと物足りなかった印象です。
ラピスの正体と目的が伏せられてたミステリー仕掛けは良かったですが、
最終的に「地底大探検!」や「宝探し」の要素が薄れてしまったかもしれません。
ただ、ドラの身に大きな危険が迫ることはなく、悪者も居ない、
後味の良いハッピーエンドだったと思います。


コミカルなのでツッコミがいもあります。
ということで本編へ〜


それは晴れた日のこと。
土管の上でドラえもんへの誕生日プレゼントを考えるのび太さん。
そこへジャイアンとスネ夫が「裏山で七色のチョウを見た」と教えてくれたので、
これだ!とばかりにすっ飛んでいきます。
すなおな子……というか、
本当に怠け者で動かないような人だったら、
こんなにもウソの標的にされないと思うのです。

さてその頃、時空間では謎の仮面少女が警備隊に追われておりました。
「そこのタイムマシーン! 止まりなさい!」って、
某太鼓の達人ライクな警備ロボさんたちの方が明らかにタイムマシンの定員オーバーしてるんですが、そのへんは良いのでしょうか。

のび太氏がチョウの捕獲に失敗して帰宅すると、
お庭では月見台の匠ことドラえもん氏が工具片手に潜水艦ならぬ「潜地艦」の調整中。
そこに乱入してきた先ほどの仮面ロリ少女X!
なんと! 落下の衝撃でドラと少女Xが手錠でつながれてしまった!
こ、これは『お風呂からトイレまで一緒の嬉し恥ずかし生活』フラグかっ!!
見た目ロリっ子でも実年齢<ピー>歳だからオッケー!? いえっふー。

※ありませんでした。

ともあれ追っ手の太鼓ロボを振り切らんと、
勝手に潜地艦を急発進させるロリ仮面さん。
ハッチにのび太さんを引っかけたまま物置に向かって一直線。
大変だ! のび太の尻の危険が危ない!というところで、
間一髪激突を免れ、潜航していきました。
潜地艦としては「安物のポンコツ」だそうで、
原作に出てくる「原子力潜水艦型ゼンマイ式潜地艦」に比べて、すり抜け能力に劣るようです。
水道管や下水管を避けなきゃ航行できないというのは、道具としては不便ですが、乗り物としては運転性含めて面白そうというか、浪漫がありますね。
いえ、決して下から覗くスカートの中身にときめくという意味ではなく(だって見えないし)…
地面の中で人知れず人々の生活をささえる構造物とか、
はるかな昔に埋没した木々の間をくぐり抜けていくワクワク感!
地底探検と言ってもひたすら土を削って掘り進むのではなく、こういう形式にしたのは画的にも移動の過程が楽しくなるからではないかなあと思います。
キテレツの「潜地球」のイメージのほうが近いかな。
キャノピーオープン!」と叫ぶドラさんがかっこいい……!

ロリ少女を捕まえそこなった警備隊は律儀に洗濯物を直してから、
対策本部を設置します。
そう、のび太の部屋に。
住居侵入罪ってナンデスカ?


兄のためプレゼントをどっさり積んできたドラミさんがやって来ると、ひとの家に勝手に陣取った警備隊の連中から逆に「怪しい奴」呼ばわりされてしまいました。
失礼しちゃいますね! プン!

ところでドラミさんは「21世紀デパート」で注文した
スペシャルなバースデーケーキを持参されていましたが……「21世紀」?
1) since2001(仮)
2)「明治屋」みたいなもん。
3) 22世紀デパートの間違い
どれだ。
あ、創業者の名前とか地名って可能性もありますね。
うん、間違ってはいないのでしょう。きっと。

ケーキ以外のプレゼントについては触れていないのですが、セワシくんとかノラミャー子さんとかパワえもんとかデポンから預かった品々が混ざっていたら良いなと妄想します。ドラミひとりにしては多いし。

その頃、本日の面子で「怪しいヤツ」筆頭のロリ少女は
ピコピコポヨ〜ン」という、
怪しさ場外ホームランの効果音とともにラピスという名前と、
テルル銀河のガーネット星系から来た天才科学者で、
325代王位継承者であるという素性を明かします。

目的は宝探しだと主張するラピスに胡散臭さを感じるドラでしたが、のび太はジャイアンから聞いていた話もあって虹色のチョウ探しに協力することに。
「宇宙人」「自称天才科学者」「王位継承者」
「出来れば関わりたくない奴」の条件3点セットの例に漏れない感じの方ですが、ドラと一緒にゼンマイを巻いている姿には「そんなに悪い奴じゃないのかな」と思えてきます。
ピコピコポヨ〜ン。

のび太さんが調達してきた食料は、お湯が無いのにカップめん、栓抜きの無いところに瓶ジュースと、「雪山のロマンス」でもお馴染みの展開。ただ、コンビーフは専用缶切り付きだし、ちゃんとフォークもあるし、トランプらしきものも用意されていて小学生としては結構色々考えているんですけどね。

と、そこで地中に埋められていたゴミに引っかかり、スクリューが外れてしまった潜地艦。
生身ではそのまま外に出られないため、のび太さんは「潜地服」を着用して回収に向かいます。
宇宙船のエアロックのような空間で
「外の土を入れているからちょっと待ってね」とさらっと言うドラ。
船内の通常空間と、潜地艦の周囲の擬似空間の境界を調節する段取りですね。
「海底鬼岩城」でもそうでしたが、ドラの道具でごく自然に非日常空間を日常化していて、それを普段は忘れているんだけれど、ふとしたときに再確認させるという、すこしふしぎな感じが好きです。
それでいて空気ポンプ(?)が手動という非効率極まりなさ、その外し加減というか「ポンコツ感」がたまらないなあと。
伝声管も良いですね。実際には形状を模した通信手段なんでしょうけれども。

べっとりした油がついていそうな、換気扇っぽいスクリューを回収・取り付けして帰還したのび太さん。
のどの渇きを訴えたラピスにのび太さんは先ほどのゴミ山から確保してきた栓抜きで、オレンジジュースを渡してあげます。

うむ、餌付け成功!!

さすがは人外キャラに愛されることに定評のあるのび太さん。
宇宙幼女もばっちりでしたか。

王かんコレクションで有名なのび太さんですから、栓抜きの扱いも慣れたものですね。
ドラにも「クーポン」なるジュース(Qoo+ポン?)を手渡して、んぐんぐと飲み干す三人。
子どもだけのひみつ探検、ひみつ基地!
こういうちょっと特別な場所で、仲間たちと飲むジュースって何て美味しいんだろう!
懐かしいような楽しさがたっぷりの場面です。

ジュースに引き続き、腹ペコ王女のラピスさんは魚肉ソーセージをもぐもぐごっくん。
「大魔境」や「のび恐2006」のオマージュなんでしょうね。
のび太はそんなラピスの姿を見ながら潜地艦に「モグモグ号」という名前を付けます。
わさドラではのび太が名前を付けるシーンが多い気がしますが、そのどの場面もが良い雰囲気だなあと思います。
非日常世界の仲間たちとは、どんな形にせよお別れしなくちゃならない定めですが、
ひとつひとつの出会いを大切にしている感じがします。

隊員の栄養補給も終えたところで、いざモグモグ号はお宝めざして発進!
と、そこで突如
「ギュルリギュルリギュルリ〜ジジジジジジ ギュギュギュギュギュギュ〜」と、
謎の奇声……もとい、
のび太たち5人で合唱する挿入歌が流れ出した!!
これ、いつものBGMじゃないですか!
「どこでもドアかくれんぼ」でもおなじみの!
しかも歌詞の内容から言ってこの回限定!?
くぅ! なんというゼイタクなつくり!!
コロ○ビアの2枚組ドラCDとかに一曲だけ新曲扱いで収録されたらどうしよう、とか
一瞬本気で心配してしまいましたが。

ユカイな音楽にのせて進むよモグモグ号〜
ネジを巻くたびに浮上しなければならないのもまた一興!
ギュルリギュルリとネジを巻き巻きしていざ進め!

一方ラピスを追ってきた警備隊としずかたちは、
地下の騒音の多さに捜索難航中。
偵察魚を放って探りますが……
幾多もの試練をかいくぐってきた青丸ロボットにはお見通しだ!
「こいつらは音に反応するんだ」ということで、モグモグ号のスクリューを止めて起動音をカット。
こんなことは日常茶飯事だと言わんばかりの対応ですねー
だがしかし、オハナシノ・ツゴウという見えない力に操られたかのように、唐突にクシャミをしそうになる野比氏!
すかさず青丸ロボットがその口を封じにかかった!
丸いお手手がぽみゅっと音を立てて作戦成功したと思う間もなく、
今度は自称天才科学者のラピスさんが「ハクション」!
えーと、あんたら魂の双子か生き別れの姉弟ですか?

やつらの魔の手を振り切るために、射出装置にミサイル、
もとい「おとりモグラ」を装填して撃ち出すドラ氏。
コイツの出す騒音で攪乱しようという寸法です。
……やっぱり子守りロボットの手際じゃないですよ、コレ。
この艦もポンコツというわりに妙なオプション付いてるなあ。

だがモグラはサメ型捕獲ロボにガブリとひと呑みされ、
そのままモグモグ号をロックして強制浮上!
地上では警備隊(&ドラミやしずかたち)が待ち構えていました。
「人質の安全が最優先だ! 合図するまで攻撃はするな」
と部下の太鼓警備ロボに指示を伝える隊長。
初っ端から民間人の部屋に対策本部設置したおかげで印象がアレでしたが、ステレオタイプな「無理解へっぽこ隊長」というわけでもないようですね。
話の都合に合わせつつ、それでいてゴツゴーシュンギクでもないさじ加減で、メインゲスト以外のオリジナルキャラとしてはウザくならずに丁度いい感じなんじゃないでしょうか。

つまりはお互いに誤解がある状況での追いかけっこなのですが、野比さんちの子守りロボットは戦闘モードを備えていらっしゃるわけで、おとなしく捕まるようなことは無いのです。

モグモグ号が地上に出ると同時に警備艇へミサイルを撃ち込んだ!
ドゴォッ!
「音と煙だけのこけおどし弾だから心配ないよ」とのたまうドラさんですが、そこそこの爆風と衝撃も発生しているのでこけおどしの域を超えている気がします。
しつこいようですが、
コレは子守りロボットの装備じゃねぇ……!

そこへやられたらやり返せと言わんばかりに、モグモグ号目掛けて投げ落とされるタル爆弾の雨!

だ、誰だ!? 合図もしてないのに攻撃している馬鹿は!?

→すっかり存在を忘れかけていたジャイ&スネでしたー

なんかこう、ゴリラとキツネの組み合わせとタルって異様に似合いますねえ……
あくまで「のび太を助けるため」(ドラは?)であり、
剛田さんは特に「七色のチョウがいた」と騙したことに責任を感じてのことなんですが、事態を引っかき回すことに関してはプロ級のおふたりです。

この攻撃に切れたドラが事もあろうに「イヤガラセミサイル」をぶっ放す!
非戦闘員の婦女子が乗る警備艇に降り注ぐ、
ヘビ、トカゲ、ムカデ、カエル、ナメクジ、クモ、Gキブリの雨あられ! うへえ。

パニックに陥った家庭科せんもんロボットことドラミさんは、
「えい!えい!えい!」と果敢にも賊に向かって砲弾を打ち返した!
モグモグ号はその圧倒的性能差の前に沈むのかと思いきや、
飛び出てきたのはネズミのおもちゃ。

……ちょっと待て!
コレは明らかに対兄貴用の装備じゃないですかー
てことは、ドラミさんは普段からコレをお持ちで?

火に油を注ぐネズミ攻撃で完全にリミッターが解除されたドラ氏は、
ポケットから次々と危険道具を繰り出す!
って、デンジャさん直伝の三連空気砲キター!!
大みそかにネズミと戦ったときの光線銃きたー
ポケモンじゃないモンスターボール来たー ナナマタノオロチ!
バズーカを構えてぶっ放しているのは……
お前は! ひみつ道具博物館に返されたはずの「ころばし屋Z」じゃないのかっ!?

いざ参戦せよ! 火を噴く、氷が飛ぶ、雷が落ちる、の
大乱闘スマッシュブラザーアンドシスター状態!!
不毛な争いには違いないのですが、
道具を派手に使って暴れる展開は楽しいですねえ。ひゃっほう。

実はこのお話は敵が居ないのでアクションシーンがここに集中しておりました。
ということは、
なんと! ラスボスはドラミさんだった!!

ここにきて、「史上最大の兄妹ゲンカ」が
またしてもウソ予告だったことを知ったのですが、
不快ではなくいっそ清々しい感じ。
「銀河グランプリ」のときもレーシングスーツ予告にやられました。


さて乱戦のさなか、のび太さんは冷静にニッパでモグモグ号の縛めを解いておりました。
こういう「ドラがイッちゃってる系のお話」では
のび太が結構頼りになるんですよねえ。
そのとき、煙の向こうから彼の名を呼ぶ声が!
お互いにどうも誤解があるらしいことを察する未来の夫婦、のび太としずかでしたが、爆発の余波で吹っ飛んでしまうモグモグ号。
正気に返ったドラの操縦でそのまま地中に潜っていきます。
警備艇のデッキから響く「のび太さーん!」の声、
吹きすさぶ風と煙、そして硬い大地が愛する二人を引き裂いたのであった、べんべん。
と、大盛りあがりのカッコいい場面ではありましたが、警備艇にGがへばり付いたままなので、うわぁという画面に。
未来が関わることが多いドラえもん誕生日スペシャルでは、ハイスペックキャラ(パワえもんとかも含む)をいかにうまく使うかが肝だと思いますので、Gで暴走後、ドラミさんを封じたのはなるほどなあという印象。
まともにやったらドラ活躍しないうちに解決しちゃいますからね。

地中に戻ってラピスのことを相談するのび太とドラ。
一旦地上で落ち着いて、しずかたちと話し合おうとするも、
「時間が無い」とラピス。
今回の騒動の真相を語り始めました。

もともと科学者として星から星へ生物の採集を行っていたラピスさん。
その途中でちょっと地球(江戸時代頃の日本)に寄り道をし、
茶店で団子を食べ過ぎているうちに、宇宙船を呼び出すキーとなるチョウのペンダントを猿に奪われてしまったということ。
そしてそのまま取り戻すことができずに人工冬眠のような状態で救援を待っていたが、助けが来ないまま22世紀になり、ペンダントが博物館で展示されているのを発見。自分のものと主張しても納得されなかったために盗んできた、
というのが事の真相でした。

お気の毒ですが、信じてもらえなかった最大の要因は、
ちびっ子にしか見えないロリ外見だったことではないかと……

ピリカ星のように飛び級が可能で、かつ長命で老化が遅い性質の星の人なんじゃないかなあと妄想してみました。
救援が来なかったのは、警備隊長のセリフからするに、近代化とともに地中の音が増えたから妨害された?というのも考えたのですが、これはちょっと苦しいかな。
二十二世紀とのび太の時代を両方巻き込むための設定であると同時に、「竜宮城の八日間」でタイムマシンの入り口が木に呑み込まれたネタや、「ウラシマ効果」なんかも盛り込んでいる感じもしますね。
「博物館から盗むこと」の正当性については、「ひみつ道具博物館」も彷彿させます。

というか、ピコピコポヨ〜ンの時に語っていた「甘い物好き」が伏線だったことに驚きました。
よしみんな! ロリっこ宇宙少女を捕獲する時にはお菓子を用意するとイイヨ! 
つくろうよ! みんなが楽しくなれるお菓子を〜!?


ともあれ、未来からやってくる際、ペンダントの反応が消失する直前の時期がのび太の時代だったということで、ラピスは発見を急いでいたようなのです。
つまり、宇宙船が何らかの理由で機能停止するときが迫っていると。
このへん一回観ただけではちょっとわかりにくかったなあ。

事情を知ったのび太は自ら操縦桿を握り、捜索に協力することに。
あれ、なんかドラ誕なのに、ドラの影薄くなってきた……? もぐもぐ。

ドラミには事情を記した手紙をボトルシップメール(ミサイルの射出機能の応用?)で送り、再び地中深くへ潜っていくモグモグ号。
ネジ巻きの際は浮上せずに潜地服で作業していますけど、その手があったか!
でもこれでしずかの風呂場に緊急浮上する夢が潰え…モグモグ。

故障した地中ライトに代わり、ソナーに映し出されたのは、地下渓谷!
鉱石がゴロゴロしてる神秘の空間! これぞ地底探検の浪漫!!

だがしかし、土の無い場所に出てくるとモグモグ号が落下してしまうんですね。
底面のスラスタもあまり役に立たずに、船外に居たドラが転落、そしてどんどん分解していくモグモグ号。
さようならモグモグ号! 今までアリガトネ!

この場面の前の提供バックで「さらばモグモグ号…」とネタバレしたのは、ちょっとどうかと思いました。


どうにか無事着地したのび太とラピス、そしてしっかりパラシュートを用意していたドラでしたが、モグモグ号が壊れてしまったために、ラピスの宇宙船を発見しての脱出を目指すことになります。
ペンダントの反応を頼りに進みますが、行き着いた先には溶岩が広がるだけ……
足元も崩れてこのまま「さらばドラえもん」と
誕生日に最終回を迎えてしまうのか!?

と、そこに現れたのは警備隊とドラミさんたち!
命が助かった代わりにラピスのペンダントも没収かと思いきや、ドラの手紙を読み、とりあえず宇宙船を呼んでみてほしいと警備隊長。
やっぱり話のわかるナイスガイでしたね。
のび太の部屋に対策本部……(しつこい)
いや、この隊長さんの欠点があるとすれば、ボケが最初しか無かったことですよ。
「未来キャラがあまり前に出てくるとウザイ」と先ほど自分で書いておいてなんですが。書いているうちにもっとネタにしたいキャラになってきました。

「間に合わなかった……」と涙を浮かべるラピスに
「諦めちゃだめだ!」と呼びかけ、ペンダントをひったくるのび太。
さっきはちょっと調子が悪かっただけなんだ!」と、
異星文明の天才科学者の道具を押したり振ったり叩いたりする彼の姿に、
「ここんとこをやく60度の角度でなぐるのがこつよ」と
神のチョップを下していた野比玉子様を思い出します。
やっぱり親子ですね。

と、しょうもない連想をするまでもなく、
ラピス役の田村ゆかりさんが「キュンと来た」とおっしゃっていたのは、恐らくここであろうという名シーン。
ドラえもんの誕生日スペシャルでありますが、のび太さんが主役と言えるカッコよさですね。
この方は自分自身については逃げちゃうこともあるのですが、困っている人、弱っている人に本気で励まし、力になろうとするいいやつだなあと、改めて感じられます。

そして奇跡は起こった!
かつてラピスが捕まえた七色のチョウとともに、コテコテのアダムスキー型UFOが浮上してきたのだ!!

いや、奇跡といっても得体の知れないものではなく、諦めずに起動を試み続けたおかげで回線がつながったとか、そういうことだったんじゃないかなと思えます。
大気圏突入が可能な時点で、それなりの耐熱性はあったんだろうとも考えられますし。
えっとチョウが生きてるのは……宇宙生物だから!(なげやり)


そして別れのとき。
のび太は記念にとモグモグ号のネジを手渡し、
ドラは「もう寄り道しちゃだめだよ」と的確なアドバイス、
警備隊長は博物館へ話を通しておく旨伝えます。

星へ帰っても王位継承権残っているのかしらとか、
牽引ビームで飛んでるのになんでスカートの中身は見えないんだとか、
ああ〜日本のどこかには22世紀に向けて絶賛冬眠中のラピスがもうひとり居るんだとか、
そういう突っ込みは野暮というもの。
思い出の品を渡してのお別れっていうのも良いですね。
そういえばゼンマイねじって、その形が蝶にも例えられる物だ……!

「冒険もできたし、最高の誕生日だったよ」
見送りの後のドラの笑顔で一件落着。
全員でドラえもん誕生日パーティのはじまりだぁ!

ドラミの持ってきたスペシャルケーキとともに記念撮影。
オレンジジュースが作中の瓶ではなくペットボトルなのが惜しいですが、
警備隊長や警備ロボまでしっかり参加しているところが微笑ましいです。

名曲「ハッピー☆ラッキー・バースデー!」とともに、
一緒にお祝いしているような気分になれる温かいエンディング。
実はのび太が紙で「虹色のチョウ」を手作りしていたことがぐっと来ました。


 ◇

ということで、今年は戦闘シーンが少なめ(というかVSドラミだけ)でしたが、その分爽やかなお話だったと思います。
ラピスはのび太の妹のような感じもして、騒動の発端でありながらなんだか憎めないキャラクターでした。
のび太は小さい子と相性が良いので、弟か妹が居たらしっかりするんじゃないかなという気もします。

地下探検ものとしては、虹色のチョウを探すという宝探しのロマンが感じられる描写がもっとあったら良かったなという感じもします。
ラピスの宇宙船探しにしても、星に帰るだけなら22世紀からでも可能だったかもしれないですし、あのチョウに彼女の個人的思い入れがあった、だから必死だった…という展開でも面白かったかなと。
ただ、ラピスという「謎の少女」と「虹色のチョウ」とで話のキーとなる要素が割れないように、という配慮もあったのかもしれません。

ドラの影がちょっと薄くなっていましたが、あまり酷い目にあっていないのでそれはそれで良しでしょうか。
最後のドラのセリフは冒険自体が楽しかったというよりも、のび太たちと一緒にこ冒険ができたことの方が嬉しかったのだろうなと思えます。

こうして毎年いろんなエピソードが出てきてすごいなあと思う反面、もっともっと観て観たいなと贅沢なことも考えてしまったり。


来年はどんなドラえもん誕生日になるか、楽しみです。

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