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zoom RSS ドラえもん15年7月10日放送感想(のろのろ、じたばた&スイカ割りにスイカペン&タマシイム・マシン)

<<   作成日時 : 2015/07/12 23:46   >>

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「やきいもは食べる前におならする!」
「丸いものならあるじゃない」
「♪のびちゃんはいい子だねんねしな」
のドラララ三本立て。
玉子さんファンはとにかく必見!!


のろのろ、じたばた
 →原作:てんコミ5巻、全集1巻
  アニメ:2005年4月22日放送のリメイク

のんびりし過ぎているのび太をなんとかしようと、
飲むと精神と身体の動きが早くなる薬「クイック」を出したドラ。
嫌がるのび太に対し、
自分が飲んで見せることで効果を示そうとするが……?

祝・「クイック」&「スロー」が固形の薬で復活!
前回アニメ化時の「コロンは嫌いなんだよ
というのび太の迷言も捨てがたいですが、
「ひょいぱく」「ザラザラ」と、
気軽に口に放り込むことで起きる騒動のテンポもいいなあと思います。

薬に戻ったことで、全体的にほぼ原作どおりの流れとなり、
また、10年前に比べて声優さんの演技にも安定感が出ていますが、
もうひと暴れするような勢いも欲しかったかもしれません。
ドラが終始険しい表情のままで、少し単調だったので、
せわしく動き回りながらも、愛嬌があって笑える
百面相のような感じだとなお嬉しかったです。


・「宿題ならダメ!」(ドラ)
ドラ焼きで宿題を手伝わせようとするのび太に怒るドラ。
あぐらをかいたまま器用に飛び上がっているのが面白い。
ドラ焼きで釣る手が使えないとわかるや、
あっさりと自分でドラ焼きを食べてしまうのび太の現金さも良いです。


・階段下の攻防戦
最初に道具を出してドタバタするのはのび太の部屋のことが多いですが、
今回は階段の高低差を利用して、ドラがのび太の頭を飛び越し、
くるっと前に回りこんで追い詰めるという構図に。
いつもと逆にのび太にドラが迫る展開ということもあって、
画的にも楽しいやり取りでした。
「のび太くん!」呼びから「のび太!」になるのではなく、
一気に「のび!」に行くのは、やっぱりタヌキだからなのでしょうか。


・「やきいもは食べる前におならする」
厳かに、高らかに宣言したのちに、
手に持った芋は水平に保ったまま、腰をくっといれてプッとこく!
原作のような「ボム」感は薄かったですが、
しごく真面目な表情でおならするドラがおかしくて、
もはやカッコよさすら漂っています。


・「間違えるなんて、ありえないよね」(のび太)
そのありえないことをやっちまうのがキミたちだ!
未来の道具は失敗するもの、薬は間違えるものだよねえ。
というか、1粒でいいのになぜそんなに大量に飲もうとするのでしょう。


・「ほっとけば、そのうち効き目が、きれるでしょう」(のび太)
ドラがあの状態だと、意外とこの対処で正解な気がする。
大原さんの演技はゆっくりなだけでなく穏やか〜な感じでした。
「スロー」に使い道あるのかなと思っていましたが、
こんなふうに心穏やかに過ごしたい時に使うものなのかもしれません。
なにもしなくていい(できない)のに、
気ばっかり焦っちゃうときってあるよね。
原作の「ファ〜」顔が好きだったので、
もうちょっと崩しても良いかなと思いました。


・玉子さんの頭上をポン
クイックを飲んだドラが野比家を特別快速で通過。
129.3キロに玉子さんが踏まれていますが、
恐らく反重力なんちゃらの作用で重量はかかっていないのでしょう。


・「うまそうなドロップだ。一つもらうよ」(のび助)
出ました、パパのび助の必殺技!
うさん臭いアイテムに、
何の躊躇も無く手を出すチャレンジスピリット!
そんなパパの差し出したドロップ(仮)を
あら、おいしそう」とこれまた躊躇無く飲み込むママ……
かくて、混乱のフィナーレの準備は整った!
「手遅れ。」とカメラ目線で微笑むのび太がジワジワきます。


・「青森までいってきたよ」(ドラ)
「ドラえもんがやってくる! in青森〜!」
という冗談はともかく、
さすがに海は越えられなかった模様。
実際に走っている様子はあえて描かずに、
サラッと「青森まで行ってきた」のひと言で済ますおかしさ!!

「のろのろ、じたばた」はドラ至上でも屈指の迷言揃いですね。
焼き芋と言ったら「ボム」、
青森と言ったら「青森までいってきたよ」
がセットで再生される、困ったドラ脳の持ち主だったりします。
(青森にお住まいの方ごめんなさい)


・「全然宿題がはかどらないよ!」(のび)
あ、この話の発端宿題でしたね、完全に忘れていました。
ひと粒しか飲んでいないはずのクイックで、
なぜパパとママがのび太の部屋で暴れているのかは謎ですが、
ユカイな投げっぱなしエンドでした。
何を言っているのか聞き取ろうとしたのですが、
「ちょちょちょちょ!」「パパ!パパ!」「あらあらあら!」
しか分からなかったなあ。


ということで三本立てを生かしてテンポ良くまとめた、
2015年の「のろじた」でしたー。

 ◇


スイカ割りにスイカペン
 →アニメオリジナル

一度でいいからスイカを割ってみたいと言うのび太。
「丸いもの」にスイカの模様を描くと、
本物のスイカになるという「スイカペン」を使って、
念願のスイカ割りを実現しようとするが……?

無粋だとわかっている、
しかしあえて言おう。
バイオ植木カンとか、他の道具使おうよ!

いや「丸いもの」をスイカにする道具と聞くと、
ムズムズしてくるよね?
完全にドラを撲殺するための道具にしか思えないんですがー!

はじめから「ドラが叩かれる」展開ありきで、
スタッフの方々もそれを承知の上でムズムズしながら、
一生懸命ユメのある話に繕おうとしていて、
でもスネちゃまの手を借りて黒いのを噴き出しちゃった……?
というようなアンバランスな感じがしました。

ドラに対する暴力は、一歩間違えば引いてしまう展開ですが、
今回は映像の面白さ、ダイナミックさもあり、
ギャグの範疇でギリギリセーフ…かな?

骨川さんはあとでケツバットの刑ね。


・「あれは3歳のときだ」(のび太)
「……ぼくの番は来なかった」
この語りかっこいい!
そうそう、スイカ割りって、最初に割ると
後の人ができなくなっちゃうんだよねえ。
ちっちゃくてもジャイアンはジャイアン。
骨川家の庭で3歳児ののび太たちが遊んでいる絵がとても良かったです。
こういう回想シーンをしっかり描いてくれるのは嬉しいなあ。


・のび太の涙がしみこんだ座布団
頬をうずめて泣いていた座布団をスイカ大に丸めて、
ドラの頭の上に「ぼふっ」と載せるのび太
道具を出してもらうまでのやりとりを、
いかにメリハリあるものにするかが腕の見せ所だと思いますが、
今回は執拗にドラの「頭」を狙っていく伏線でもあり、
絵的にかさこ地蔵のようでもあり、面白い場面でした。


・丸いものならなんでもスイカになるよ
部屋に転がっていた野球のボールがスイカになるなんて! 
いや、画面から漂い続ける"不吉な予感"を脇に置いてしまえば、
道具としてはすごく楽しくて良いです。


・「やったー! 夢がかなったね、おめでとう!」(ドラ)
ぽひゅぽひゅと丸いお手手を叩くドラが可愛い。
まさしく「夢をかなえてドラえもん」?
しかしのび太の部屋に丸いもののストックが無く、
実は割ったのはビー玉だったというオチ。

大きさに関しては「元のサイズが維持される」ようですね。
ノリツッコミというか、壮大に棒を振り下ろしておきながら、
実はほんの小さいスイカだったとわかる演出。
今回の話は意図的に視聴者に全体像を隠すような見せ方が多く、
トリッキーな感じで新鮮です。
絵コンテ・演出の小倉宏文さんの仕事でしょうか?


・「形よし大きさよし」
公園から転がってきたサッカーボールを見てドラがひと言。
いや、「よし」じゃないだろ!
普通に考えて持ち主が居ると思うのですがー?
さも当然のごとくボールをスイカに変えてしまったのびドラ。
そこへ21エモンぽいモブ少年とはる夫がボールを取り返しにきましたが、
ヘディング一発、哀れ、ボール(スイカに転生済み)は粉々に。
ここで元がボールでも「強度はスイカ並になる」ということが確認できます。
では、ドラをスイカに変えたら……?


・わびさびの心?(水田わさびだけに)
次にのび太たちが嫌がらせ…もとい調査に訪れたのは、
のび太のクラスメイトらしき少年の家の庭。
ここでもスイカ代わりに叩こうとしている物体を真上から描くのみで、
正体が明らかになるのはのび太が反動で手を痛めてからでした。
「庭に置かれた丸いもの」と同心円状に広がる「模様」
……枯山水が自宅にあるってどんな家!?
ひょっとしたら先ほどの少年はスネちゃま以上のお金持ち、
または由緒あるお寺の跡継ぎだったりするんでしょうか。
月見台はまだまだ謎多きスポットのようです。

ここでは「完全な球体でないものは外見以外は元の性質のまま」
という3つ目の法則が明らかになりました。
だからのび太は岩をぶん殴ったのと同じ反動を受けたのですね。
ついでにドラまでぶっ叩いて、一応壊れはしないことを補足。
後の伏線になるのですが、小さい子向けのアニメとしては、
ちょっと分かりにくい場面だったかも。


・空き地をチョークで切りとって
常識人、しずかを加えたことで、
風船でスイカを量産できることが判明。
空き地を「空間入れかえ機」で浜辺にチェンジして、
いざスイカ割り!
ご近所でこの雰囲気が出せるなんていいなあ。
しずかがビーチパラソルを準備しているのもわくわくしてきます。
先週の「切り取りナイフとフォーク」の話とも対照的になっていますね。


・スイカに群がる子どもたち
スキル:「呼んでもいないのにやってくる」持ちのジャイアンとスネ夫。
そしてどんどん増えるスイカ割り希望の子どもたち!
「のび太もさっさと割っちゃえば良かったのに」と言いたいところですが、
ジャイアンを押しのける勇気もなく、
ちびっ子を追い出すような真似もできない、
のび太らしい貧乏くじとも言えます。なるほどね。
先ほどの被害者である、はる夫や前ギザ髪の少年も混ざっているのが細かい。


・「おーい、のび太、スイカだよ(スネ夫)
スイカが無くなってしまったと、嘆き悲しむのび太に対して、
スネ夫が用意したスイカは……
スイカ割りスタート前ののび太だけでなく、
子どもたちも後ろを向いているのは苦肉の策か。
視聴者に最初からネタをばらさないためでもありますが、
さすがに皆の前でドラを生き埋めにするのも無理があったようです。
このへんはちょっと「ネタありき」で、画面が不自然かなあ、


・真剣(バット)白羽どりドラ!
スイカドラにバットを振り下ろすのび太の作画かっちょええ!
ヘソチラ&太もものラインがものすごく気合が入っています。
そして頭上で間一髪、バットを受け止めるドラ!
あっぶない。ドラが戦闘慣れしていなかったらどうなっていたか……

目隠しが取れたのび太がその後どうしたか、
特にスネ夫はどうなったかはバッサリとカットされていましたが、
ちょっと後味が悪いので、何かワンクッション入れてほしかったです。
実際問題、ドラはロボットとしての自我が残っていましたし、
枯山水の岩と同じでスイカになったのは見た目だけ
=殴られるのと同程度の衝撃で済んだのだろうと思いますが。
それでも砕けるドラの頭を想像してしまいますので……
のび太はスネ夫に怒って、ドラにも謝っているといいな。


・ねんがんのスイカ割り達成!
タイムリーな登場に定評のあるパパが一本目に引き続き大活躍。
のび太はパパの買ってきたスイカで
ついにスイカを割ることができました。
温かく見つめるパパママや、
のび太がスイカを割るカットはすごく良い雰囲気なのですが、
個人的に先ほどの展開を引きずってしまい、
「あ、最後はほのぼの良い話で締めるんだ……」
と違和感が出てしまいました。

いや、ドラに対する理不尽ギャグが駄目ということは無いですし、
黒さが噴き出るような話もあって良いかとは思いますが、
どうにも「道具を使って楽しく遊ぶ」という前後の場面とのギャップが……
ほのぼの楽しい話なら楽しい話、
黒いギャグ話なら黒い話、と全体のテイストを
どっちかに絞った方が良かったんじゃないかなあと思います。
ドラをかち割ろうと執拗にフラグを立てていくギャグも、
他の場面がユメのある描き方だとあまり笑えず、
ある意味もったいないとも感じました。

ということで、スイカ割り楽しそう&ドラ割りは怖いというお話でした。


 ◇

タマシイム・マシン
 →原作:てんコミ13巻、全集6巻

ママに大事にされていた幼い頃に戻りたい、
と言うのび太に対し、
いわゆる魂(意識)だけを過去の身体に送る
「タマシイム・マシン」を出したドラ。
赤ん坊の時代に行ったのび太はパパやおばあちゃん、
そしてママがいかに自分を大切にしていたかを知るが、
一方で現代のママは、残された意識の無いのび太の身体を見て、
血相を変えていた……


うわぁぁぁぁぁぁ! 
玉子さん玉子さん玉子さん玉子さん!!!!
くぅっ、のび太! ママを大切にしろよ!
……失礼、玉子さん好きにはド直球に響いてくる話だったもので。


この話は裏に結構重い問題もありまして、
確かに過去の世界はのび太が最初に信じたとおり、
優しく愛される世界だったわけなんですよね。
ママはもちろん、おばあちゃんも健在ですし、
比べられることも、怒られることも、苦手と劣等感に苦しむことも無い。
ともすればずっとそこに留まっていたいと願う恐れがあるほどの世界。

しかし現代に帰って来たのび太が目にしたのは、
彼の身を必死で案じるママの姿。
赤ん坊ののび太の成長と幸福を願っていたママの想いは
そのとき、確かにそこにあったものであるし、
そして現在ののび太への想いにつながっているということ。
それをのび太がちゃんと理解して、
前に進んでいるのが良かったなあと思います。

あの日あの時あのダルマ」や「のび太もたまには考える」などの話でも、
時折、現在と未来から目を背けてしまうことがあったのび太ですが、
それでも立ち上がって、歩いていけるのはすごいことだなと感じます。
そして、彼の心をそんなふうに育んだ、おばあちゃんやパパ、ママも同様に。
今はそこにドラえもんも加わっています。


・タマシイム・マシン
タマシイ+タイムマシンのこのネーミングは天下一品ですね。
未来世界で魂の概念が定まっているかは不明ですが、
人生やりなおし機などと系統は近いのではないかと思います。
違いは現在の身体から意識が留守になる時間が生じるところでしょうか。
赤ん坊の世界では8時間くらいは経過していそうだったので、
イコール、現在の経過時間では無いようですが、
それでも10分〜20分くらいは意識が無かったのかなあ。
そりゃ、ママはびっくりするよ。
意識不明ののび太を庭に放置して去るとか、
いい加減、ドラえもんは道具を出してどっかに行く癖をどうにかしませう。


・「のびちゃん、ミルクの時間よ
玉子さんのミルク…いえなんでもない。
ベビーサークルがあるのは元のび助の部屋、現のび太の部屋みたいですね。
ただ、この部屋そんなに広くないので親子三人では寝れないかな。
夜泣きや授乳でのび助を起こさないように、玉子さんがこの部屋で寝るのかな…
などいろいろ想像できます。
壁にのび助のスーツ、ボックスにぬいぐるみ、
化粧台のようなものも置いてあるのは、設定がちぐはぐなんじゃなくて、
家族が増えて生活が変わっていく様子を示しているんじゃないかなと解釈しました。
居間のテレビや家具がレトロなのも良いなあ。


・縁側のひととき
冒頭で現在の物置を整理する場面を映していたことで、
月日の経過が自然に感じられる画面になっています。

のび太が赤ん坊の頃は物置が無くて、あの柿の木がある!
砂場がある! 隣の家が工事中だ!!
そして何よりくまちゃんが置いてあるんですよね。
この場面におばあちゃんは居ないですけど、その愛情も感じられます。
さらにすごいのがタンポポが咲いていること、
そしてのび太が寝かせられているのが「座布団」であること

のび太の成長を感じさせる名作「タンポポ空を行く」と、
アニメ版で野比家の移り変わりを見守ってきた
ざぶとんにもたましいがある」のエピソードを思い出させます。
座布団はあのときと柄が違うけど、カバーを掛けてるってことで。
考えすぎかもしれないけど、意識して制作されていたら嬉しいです。


・「頭打ったのね…やだ、泣かない!」
このセリフも「うわぁ」と胸に詰まりました。
泣かないのは中身が小学五年ののび太だからなんですが、
それを上手く使った演出だなあと。
ママが駆け込んだ病院のデザインも、
「ぼくが生まれた日」のときと同じものでぐっと来ました。

ちょっと過剰反応だとは承知していますが、
一つ前のスイカ話でドラの頭を割りかけたことを考えると、
お話の組み合わせが悪かったかなあという気もします。
3歳の頃ののび太が出てくるのは、つながりとして良かったのですが。


・病院のピンクの電話
ジャイアンの母ちゃん…は今は置いておくとして、
この時代背景がちょっと曖昧な感じが良いなあと思います。
思いっきり心配していたパパが、
受話器ごと放置されているのがお気の毒ではありますが。
ごめんなさい、あなた…」と泣きながら謝る玉子さんの姿に、
「ママ」はのび太を叱りつける「完成された大人」ではなくて、
のび太と一緒に親になってきた人間なんだなあと
改めて感じられました。


♪のびちゃんはいい子だねんねしな
「満一歳の頃へ」と設定しなかったのはこのためか!
現代ののび太の生活にも出てくる近所の小川
この頃はこんなにきれいだったんですね。
わさドラ版「ぼくの生まれた日」に出てくるのは
土手の上の桜でしたが、のび太の成長にとって重要な樹なのは変わりなく。

原作の、ママの顔とメリー(あの回るやつ)が
次第に暗転していくコマも好きなのですが、
今回の桜吹雪の向こうにママと歩いて行く演出も、とても心に響きました。
あの後もママはのびちゃんを大切に大切に育ててきたんだろうな、
と続いていく道のりが感じられます。
うう、玉子さん〜!


・ママはいい子だ……♪
現在ののび太をママが抱きしめる構図
ほっぺたがムニっとなっているあたりは
意図的に赤ん坊の時代と同じにしているのだろうなと思います。
しかしあの頃のママと違う、一本の白髪を見つけたのび太……
かけてきた苦労、させてきた心配、
それら月日の積み重ねを感じさせます。

でも赤ん坊の頃と違うのは、のび太は着実に成長しているということ。
震える玉子さんを支えることもできるし、
タオルケットを掛けてあげることもできる。
その優しく育った心は、玉子さんやのび助たちが愛情を注いできた証。

実は冒頭ののび太の発想は、裏を返せば
「玉子さんにとっても赤ん坊ののび太のほうが良かったのではないか?」
という問題をはらんでいたのですね。
本人は気がついていなかったと思いますが。
それがのび太の発想ともども、そんなことないと否定できるのは、
このラストシーンを観てのとおり。

ドラがこの道具を出して行ったことは、
既に存在していた過去を見せて、現在の状況を改めて感じさせただけ。
ママにとってのび太が大切な存在であるということは、変わりありません。
けれど、本来覚えていないはずの子守唄をのび太が口ずさむというラスト。
そんな、本当に本当に、「すこし」ふしぎな感じが
素晴らしいなと思えるお話でした。

あえて欲を言えば、エンディングの映像に移る前に、
寝込んだママの表情が変わるとか、
もう少し「間」が欲しかったなあとオモイマス。


ということで、
これまでにわさドラで描いてきたエピソードを
思い起こさせるような場面が多く、
3本立ての短い時間ながら、
ママののび太を想う気持ちに厚みを出していたのが
とても素敵なアニメ化でした。

 ◇

次回は一週おやすみで、7月24日の一時間スペシャル。
「ムードもりあげ楽団」と
「楽々バーベキューセットはラクじゃない」、
「南海の大冒険〜キャプテンシルバーの財宝〜」

の三本立て。

最近のリメイクは2005年の1年目の作品が多いですね。
「ムードもりあげ楽団」は玉子さん特製のケーキと、
音楽との相乗効果が楽しみです。
バーベキューセットは
脚本の清水さんが得意そうなネタのような気がするんですが、
果たしてどうなるか。
剛田さんが腕を振るわないことを願います。
南海は過去のアレやコレの記憶を吹き飛ばすような、
爽やかな冒険活劇を期待!

 ◇

このブログも2005年の開設から10年を迎えました。
近年はアニメドラえもん感想も不定期になってしまいましたが、
これからもマイペースにこの作品を応援していければと思います。
ご覧頂きまして本当にありがとうございます。

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