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zoom RSS 小原乃梨子朗読研究会公演行ってきました。(神保町ブックフェスティバル)

<<   作成日時 : 2016/11/04 00:56   >>

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例年秋に開催されている
神保町ブックフェスティバルに行ってきました。
(2016年は10月29、30日)

お目当てはミニシアター「神保町シアター」で開催される
声優の小原乃梨子さんの主宰する朗読会!
毎年ブックフェスティバルの一日目に行われるということで、
私は昨年に引き続き二度目の観覧です。

誘導や整理券配布も朗読会の方が担当。そのためか、神保町シアターのサイトに告知などは出ません。神保町ブックフェスティバルのサイトのイベント情報を見るしかない感じ?


公演時間は約一時間。
入場はなんと無料ですが、
神保町シアター自体の定員が少ないため、
先着で約80名に整理券が配布されます。

神保町シアターで整理券というと、
某ドラえもん映画祭の悪夢が蘇りますが、
あそこまで無茶苦茶な混雑ではないのでご安心を…
ただ、開演1時間前の時点で並んでいたのは5名ほどでしたが、
着実に席は埋まっていくので、
早めの来場をおすすめします。

声優さんのファンの方もいらっしゃいますが、
読み聞かせが好きな方やそれに携わっている方が中心でしょうか。
ブックフェスティバル内の催しのひとつであるせいか、
親子連れは意外と少なく3、4組ほど、
年齢層は高めで、
たまたま知った飛び込みの方は少なそうな感じがしました。

公演前に
「お子さんが話を聴いているのが辛そうだったら、
外に出てひと休みして良いですよ〜」
という旨のアナウンスもあり、
声優さんの朗読会というよりは
やはり「読み聞かせ」のスタンスなんだなと感じられました。


本年の演目は宮沢賢治の
「月夜のでんしんばしら」と
「セロ弾きのゴーシュ」でした。

小原さんは2本目の「セロ弾きのゴーシュ」の
ナレーションを担当。
登場人物によるセリフの部分は、
それぞれ別の方が役を担当して読み上げられます。

小原さん曰く、
「賢治の作品は現代のことばと違う部分もあって、
小さいお子さんには分かりづらいかもしれない…」
とのことですが、
来場していた子どもは
朗読に静かに聴き入っていたように思えます。

登場する人物や動物が多めで、
演者の入れ替わりもあって、
聴いている上でのメリハリのある演目ということで、
選ばれているのかもしれません。
昨年も同じく賢治の「双子の星」が演じられました。
(朗読CDでも発表されています)


さて、公演については
入場が5番目だったこともあって、
2番目の列の真ん中を確保。

最前列は出演の皆さんの座席となっていますので、
実質的に一番前の列となりました。

舞台ではなく「映画館」なので、
出演の皆さんが近い!!

朗読と言っても座ったまま語り続けるのではなく、
ナレーションの担当者以外は
自分の出番に応じて座席から立ち上がり、
客席に向かって若干の身振り手振りを交えて演じてくださいます。

「月夜のでんしんばしら」では、
電信柱の役の方が黒い革ジャンを羽織ったり、
「セロ弾きのゴーシュ」では、
猫の役を表現するためにファーのつけ襟をしたり、
楽団の場面ではワイシャツに蝶ネクタイをつけたりと、
誰がしゃべっているかわかりやすく、
また子どもにも配役とイメージがつかみやすくなるよう
配慮されていたように思えます。

私は出演の皆さんの真後ろの席だったこともあって、
衣装変えの様子や、
読んでいらっしゃった台本まで見えてしまいました。

また、いわゆる「映画館の折りたたみ椅子」だったので、
演者の方が立ち上がったり移動をされる際に、
椅子のすき間からいろいろなものが落ちてしまっていて、
演じる側としてはちょっと難しい会場なのかな
という気もしました。
落とされた台本を声優さんに手渡しするという出来事もあって、
いろいろと貴重な経験となりました。


朗読に参加されているのは
小原さんのほかには
高嶋孝輔さん、赤池裕美子さん、
寺門真希さん、藤井剛さんなどの声優の方たちや、
読み聞かせ研究の方、
アナウンサー出身の方もいるとのことでした。

皆さんその道の方々ということで、
さすがの声の張り。
とりわけ深みのある「電気総長」と
いらだちと葛藤を抱える「ゴーシュ」を演じ分けた
高嶋さんの演技が印象に残っています。

ただ、普通のアフレコや演劇と違って、
童話の朗読であるため、
登場人物の個性や存在感を出すことよりも、
目の前に見えるように語られる情景の描写、
はっきりと伝わるような言葉に重きを置かれているようです。

そしてなにより小原さんのナレーションが
柔らかく流れるようで……
「のび太」の声として長年親しんだ安心感のある声、
しかしのび太ではなく、物語の語り手として
優しくしみ込んでくる、独特の甘い声。

うっとりと引き込まれ、
宮沢賢治の幻想的な世界に
自分が入りこんだような気分になりました。

さらに例年なら朗読を引き立てる
音楽の生演奏が付くのですが、
今年は担当の先生がお仕事の都合で
不参加ということで少し残念。
(昨年の「双子の星」の音楽はとても素敵でした)

そのためか、少し早めに終わってしまったのですが、
小原さんが来場者に語りがけをしながら
見送ってくださったので感激です。

賢治が愛した楽曲ということで、見送りにも
ベートーベンの「田園」を流していることを説明しながら、
小原さんが「(せっかくだから)もっと音量上げて?」 
と呼びかけをし、
その場で音量が上げられるというやりとりもありました。

そのほか、
「映画館でやるのは皆さんとの距離が近くて良い」
「これほど長くなるとライトも熱くてのどが渇いちゃう」
「音楽にも造詣の深い賢治の作品ということで、
この二作品をとりあげました」
(歌が出てくる『月夜のでんしんばしら』と楽器を扱う『セロ弾きのゴーシュ』)
などのお話をされていましたが、
童話を読んでいる時がいちばん楽しい
とおっしゃられていたのが印象的です。

肝付さんのこともありましたが、
紅色のワンピースを着た
お元気な姿を見れたことが
とても嬉しかったです。

 ◇

朗読会のほかは
出版社のセールワゴンをのぞいたりしました。
このブックフェスティバル最大の目玉で、
各出版社が在庫の本(傷み本含む)を
割引で販売しているものです。

中でも長蛇の列を作っていたのが、
早川書房さんの著者サイン本販売のワゴン!
私はとおりすがっただけですが、
設営中から既に
10メートルくらいの列が延びていて驚きました。
この日のために
遠方からファンの方が集まっているのでしょうか。

中央公論新社の方が
藤子不二雄ランド 全301巻完結
と書かれた段ボール箱を台車に載せているのも目撃しました。
ただ、中央公論新社のワゴンには漫画は無かったので、
箱だけを再利用しているのだと思われます。
でもちょっといいもの見れた!

個人的におすすめなのは、
こども向けの本を扱う出版社を集めたひろば。
できればたくさん読ませてあげたいけれど、
家庭で買うには結構なお値段である児童書ですが、
ココでは各社20〜70%引き(一律300円などもアリ)なので、
お子さんの居るご家庭にはかなりおススメです。

小学館のワゴンもここにあって、
ドラえもんの学習書やプリパラ、コナンなど
キャラクター本を販売しており、
購入者にはドラえもん鉛筆がサービスで付いてきます。
昨年は袋もドラでしたが、
本年は妖怪ウォッチの袋になってしまい、
いささか残念。


そんなこんなで
文房具や軽食、靴など近隣店舗のワゴンもあり、
見て回るだけで楽しい催しでした!
小原さんの朗読会にも、
ぜひまた行ければと思います。
(ブックハウス神保町では毎月おはなしかいを行っているそうです)

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