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zoom RSS 2017年12月31日ドラえもん感想感想(戦国のび兵衛がんばれ/星野スミレのひみつの恋)

<<   作成日時 : 2017/01/09 01:57  

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大みそかはこれがなくっちゃ年越せない! 
ということで「大みそかだよドラえもん1時間スペシャル!!」
の感想です。
藤子・F・不二雄ミュージアムで上映されていた
「Fキャラオールスターズ大集合
ドラえもん&パーマン危機一髪!?」もテレビ初放映!

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戦国のび兵衛がんばれ
→てんコミ1巻、全集1巻「ご先祖さまがんばれ」を元に
大幅にアレンジ。
現シリーズでは2005年9月2日に放送されたものの再アニメ化。


原作は上にまとめたとおり、
一応「ご先祖さまがんばれ」なのですが、
展開を大きく変えているのに、
中途半端に元の要素を残しているので、
話がうまく繋がっていない印象を受けました。

 ◇
 
まずはしず姫の描写について。
のび兵衛が彼女を敬愛しているという設定なので、
「どっちも自分が正しいと思っている」ような
漠然とした戦で手柄を立てさせるのではなく、
しず姫を助けに行くということを
のび兵衛本人が決断する流れになっているのは
なるほどなと納得のいく良いアレンジでした。

ただ、しず姫の人物像については惜しい部分も多く……
城下の人々が平穏に暮らす姿を見ながら、
「この風景が好きなのだ」と語っていたので、
国を守りたいのだとは察することができますが、
どうにもこうにもちょっと好戦的すぎる印象がしました。
姫である自分が前に出てしまうことの問題を
分かっているのかなあと少々不安になります。

それでもしず姫はのび兵衛の活躍を
ちゃんと覚えてくれているのは嬉しかったので、
できればそこで「お前に戦は似合わぬ」と語るのに続いて、
「だから、自分が争いの無い平和な国をつくる」と
そこまで言ってくれたら、
自ら戦おうとしてしまうような言動にも一貫性が出て
もう少し自然になったかなと思えました。


また、序盤は原作と同様に
のび太がご先祖さま=のび兵衛に成り代わって
活躍しようとしていたのですが、
いつの間にか目的が
「影からのび兵衛を助ける」ことに変わっており、
見ていて少し混乱する部分がありました。
のび太にとっても「なんとなくそうなった」のではなく、
「のび兵衛さん、一緒にしず姫を助けに行きましょう!
ぼくが手伝います!」とでも、
改めて呼びかける場面があっても良かったかもしれません。

のび兵衛の手柄がスネ丸のものになった真相は
本人が辞退したから、というのは
野比一族らしくもあり、それっぽいなと感じました。
ただしその理由が
単なる面倒と怖がりに見えてしまったのがちょっと残念です。
ほんのちょっとしたニュアンスの問題だとは思いますが、
「自分には向いてない、農業が性に合ってる」
と言うだけで良かったんじゃないかなあ。

オチも「道具を使って空の昼寝」というものだったので、
せっかくご先祖さま本人が頑張ったり、
戦で守るものは何なのか?という命題に触れたのに、
ほぼ関わらない落とし方になっていたのが惜しいです。

原作も確かに脱力系のオチではありましたが、
あちらのご先祖「のび作」は狩人として
大きなイノシシを仕留めるのに成功していたので、
「戦で手柄をあげる」のとはまた違う
戦国時代の普通の人々の生き方について
焦点を当てていければ
それも面白かったんじゃないかなという気がしました。

その場合、のび兵衛としず姫は、
おそらく寄り添って生きることにはならないでしょうが、
それぞれが自分の役目を全うすることで、
二人が生きる国を別な形で支えていくという、
そんな絆も描けたんじゃないかと思います。

いや、そういう話だったのかもしれないですけど……
う〜ん、いろいろと惜しい!


そもそも「ドラえもん」という話の発端が、
セワシから見た「ご先祖さまがんばれ」なんですよね。

のび太にとっても、ご先祖ののび兵衛は
やっぱり殿様や武将になれるような人物じゃなかったけど、
ご先祖さまも自分にできることを精一杯やって、
その時代を生きていて、
それは今ののび太にもつながっている、
ということを再確認できるような構成だったら
良かったかなと思えます。


なんだかいろいろ厳しいことを述べてしまいましたが、
そういう感じ方もあるのか程度で流していただけたら幸いです。


その他では、
単純に「道具の力で戦国無双!」とはならずに、
凄腕忍者のジャイ蔵が
とうめいマント等を無効化する演出は
ハラハラさせられて観ていて面白かったです。

しず姫が贈った勾玉がのび兵衛を助けるのも
ベタではありますが燃える展開でした。

電光丸も時代物では毎度お馴染みの道具ですが、
ギャグ的にポコっと当たるのは
緊張感が無かったので、もう一ひねりほしかったかも。

どうやら援軍が来るまでの
時間が稼げればなんとかなったようなので、
無理してのび兵衛にジャイ蔵を倒させなくとも、
のび太がちょっと軌道を変えるとか、
のび兵衛の育てた作物が何か伏線として役立つとか、
彼らに出来る範囲で頑張ってくれれば
良かったのかなあという気もします。

 いつもの→(1)(2)(3)(4)(5)

 ◇

Fキャラオールスターズ大集合
ドラえもん&パーマン危機一髪!?


こちらは川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムの上映施設
「Fシアター」で1年目(2011年)に公開されていた作品。
その後は「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」
でも上映されています。

ドラえもんの原作「巨大立体スクリーンの中へ」
(てんコミ32巻、全集14巻)の要素を用いて、
のび太たちが「パーマン」のキャラクターと
コラボレーションし、
さらに「作品内テレビ作品」として
Fキャラがたくさん登場するという
盛りだくさんな内容になっています。


見どころはまずFキャラクターが
生き生きと元気いっぱいに動き回ること!
表情も飛びっきり豊かで、
大杉宜弘監督の本領発揮の
観ていてワクワクするアニメーションに仕上がっています。

ベースは「ドラ」側とはいえ、
みつ夫をはじめとした「パーマン」キャラクターは
カッコよく颯爽と大活躍するのも嬉しい。
パー子さんの回し蹴りの美しいこと!

そして一瞬登場するFキャラたちに狂喜乱舞。
ウメ星デンカやチンプイはもちろんのこと、
ジャングル黒べえやエスパー魔美、バケルくん、
21エモンにバウバウ大臣、モジャ公にポコニャン、
ウルトラ・スーパー・デラックスマンに、
すすめロボケット、未来の想い出(?)に
てぶくろてっちゃんまで動いてる!

はじめてFミュージアムで観た時の感激が忘れられません。


それから肝付兼太さんが
パーやんと黒べえ役で出演されているのも
貴重な映像になってしまいました……


内容については星野スミレを電話で呼ぶところが
原作の「出前電話」のオマージュになっていたり、
のび太がまるっきりパーマンオタクになっていて、
熱く語るあまりしずちゃんが引いてたりするところ
お気に入りです。


 ◇

星野スミレのひみつの恋
→原作「架空通話アダプター」プラス5巻、全集5巻
と、「影とりプロジェクター」てんコミ19巻、全集7巻
を合わせた作品

パーマンつながりの2作を使用したエピソード。
ただ原作の「架空通話アダプター」に登場するパーマンは
1カットだけ(たぶん加筆分)で、
会話するアイドルはスミレではなく「川合可愛」だったので、
どちらかと言うと「影とりプロジェクター」の方が
メインになるのかと思われます。

それでも「架空通話アダプター」の部分が
単なる尺稼ぎにはならず、
本音で正直に話すことができないアイドルという職業について、
マスコミやストーカーによるプライバシーの侵害と、
道具によって知ろうとすることの違いはあるのか、
バーチャルな通話と本人と対面しての会話の違い、
などなど、
最後の星野スミレ邸での会話に向けてつながっていく
必要な出来事として描かれているのが、
見事な構成でした。

スミレの噂話に興味しんしんなのが
ジャイアンになるなど、
若干不自然な部分も出てしまいましたが、
シミュレーションが全く役に立たない
圧倒的な存在感(と理不尽な暴力)を持つ
現実のジャイアンは架空通話との対比になっていたと思います。
(架空通話であって実際の電話でないこともミソ)


実際に本人を前にすると言えないこともあるし、
誰かそこに居る人に聞いてほしいこともある。
会えない人に伝えたい想いもある……

特に「その空間を共有する」ということが
会話において重要な要素であることが
今回のアニメ化で改めて理解できたような気がします。

「つかれているからお話したい」と言う
星野スミレの気持ちもなんとなくわかったような。


途中でスミレが例のペンダントを握り締める描写も、
ファンにはニヤリとさせつつ、切ないですね。
ペンダントは架空通話や仕事中は付けていなかった(!)ので、
プライベートにひとりの女性として
大切にしているものなのだろうなと感じられます。
こういう演出上手いなあ。

ラストに部屋がゆっくりと星空になっていく効果も
ぐっと来ました。

想いははるか宇宙をめぐり、
少年とロボットがその場に居合わせたのもひとつの奇跡。
どんな相手か、語るは無粋。
そっと胸にしまう秘密の恋。

(1)(2)(3)(4)クレジット

 ◇

次回は2017年1月13日。
「地球エレベーター」「かたっぽ探知リード」。
どちらもオリジナルかな?

地球エレベーターは「地底探検車」より
移動に特化した道具のようですね。
少なくともこちらは3月公開の映画「カチコチ大冒険」の
予習になるんじゃないかと思われますので要チェックです。

かたっぽ探知リードはぜひほしい道具! 主に靴下とか!
映画で登場する可能性もあるのかな……?

「カチコチ」の公開に向けて、
テレビ版もエピソードの補完をしていく時期ですので、
これからの放送は目が放せません。

秋ごろからドラの録画がたまってしまったので、
なんとか消化しつつ感想も少しずつ書いていければと思います。

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