ドラえもん09年3月20日放送感想(さようならドラえもん&のび太と星を流すクジラほか)

テレビ朝日版ドラえもん30周年スペシャルとして、
昨年から募集を行っていた「心に残るお話」30話の発表と、
新作「さようならドラえもん」、そして「新開拓史」番外編
「のび太と星を流すクジラ」を放送。


<OP「夢をかなえてドラえもん」>
なんと映画「新開拓史」のOPと同じものがTV版でも放映。
劇場で観て、特にパパの絵描き姿に感動したので、
また観ることができて嬉しい限りです。
ただ、これから観る人にとっては‥‥どうなんだろう。
おうちで繰り返しじっくり観れるのはありがたいのですが。


「さようならドラえもん」 →てんコミ6巻&7巻
タイトルが「さようなら~」になっていましたが、
従来「帰ってきた~」としてアニメ化されたものとほぼ同じ構成。
単純に区別がつきやすいようになのでしょうか。

さて名作の待望のアニメ化(わさドラ初)
ではあったのですが‥‥
一回見ただけではあんまり入り込めなかった気がします。
チェックのため、二回目を流してみたところ
そんなに悪くもないように思えたのですが‥‥

おそらくは本編の展開が速いワリに、
CMで流れをちょこちょこ切られていたため、
ではないかと考えます。
なんというか、この話はもうちょっと
じっくり魅せて欲しかったよねえ、という感じ。

また、こまごまと「良いなあ」と思わせる演出はあったのに、
それを味わう間もなくどんどん進んでいってしまって
非常に勿体無いことになっていたようにも思えます。
時間が足りないのか、要素を詰め込みすぎなのか、
はたまた演出や絵コンテの切り方がまずいのか‥‥

「帰ってきた~」パートが始まって
急にテンポや雰囲気が変わったように思えたことも
(引き出しに足を突っ込もうとした掃除機のやりとりのあたり)
それと無関係じゃないような気がするのだけれど。

何というか、一部分を除いて、
普段の放送とは妙な具合に空気が違っていたような印象?
特別悪くはないのですが、ちょっと肩に力が入りすぎなのか。
原作トレースというほどではないのに、
話を消化するので手一杯‥‥そんな風にも感じられました。

いや、しつこいようですが、
個々では良い要素もあったのになあ。

以下、箇条書きのみにてまとめ。

良かった点
・のびしずジャイスネで4人の班(クラス内)って楽しそうだ
・澄んだ目で固まるのび太
・そっとドラの肩に手を置くパパ
・ドラちゃんが謝ることないわ、と抱きしめるママ
・雪と桜と別れと再会
・電柱にすがり泣くドラ
→帰り道はのび太をおぶって通り過ぎる電柱
・開けっ放しの押入れ
・こつん、とぶつかる掃除機
・ドラボックスを抱えて行ったのに、あえて置いてくるのび太
・ジャイママの必殺技ダイコンクラッシュ2週連続かよ!

微妙点
・展開が速すぎる! ためが少ない
・手足バタバタ表現が古~いマンガのようだ
・人物背景のエフェクトが浮いてる(雷、流線など)
・踏んづけたツクシは伏線じゃないのかな
・バレーのくだりはそこだけなら良いけど、
 後ののび太の怒りがちょっとぼやけてしまっている?
・スポットライト&メガネが白く光るのはギャグにしか見えん
・ドラボックスがなんで飛んできたのか分からん
・余韻なくそのまま「お話30」へ突入するな~!
 こういうときこそCM入れてよ


「のび太と星を流すクジラ」  →アニメオリジナル
公開中の映画「新・のび太と宇宙開拓史」の番外編ストーリー。
コロコロコミック3月号付録および4月号にも
コミック版が掲載されているようです。


<あらすじ> ※オチまで書いてあります。ネタバレ注意!
のびドラがコーヤコーヤ星と地球を行き来していた頃のお話。
ある日、コーヤコーヤの森や畑に次々と謎の大穴が見つかる事件が起こった。
のびドラとチャミーが調査を始めると、
東の湖で暴れるホシナガスクジラを見つける。
クジラを捕獲することに成功したのび太たち。
町の長老やロップル母の話によると、このクジラが吐く土が
(春の洪水と一緒に流れてきて)この星の大地を豊かにするのだという。
そんな折、クレムがガルタイト鉱業の二人組(ゴスとメス)が
「子クジラを捕まえて高く売りとばす」という話をしている光景を目撃。
問題のクジラが暴れていた理由は子どもを誘拐されたためと知ったのびドラは、
母クジラと共に、囚われの子クジラの元へ。
バカラ(主任)の発射したミサイルに倒れる母クジラだったが、
子クジラの鳴き声に反応して不思議な土?(煙状)を吐き、
銃火器やバカラたちの乗り物を機能停止に陥らせ、墜落させる。
ドラが母クジラを「お医者さんカバン」で治療すると、
親子は仲良く空の彼方へ飛び去っていった。
一方、のびドラの妨害にあったバカラは
「スーパーマン」対策としてある人物の招致を計画する‥‥
→『映画へつづく』


感想は‥‥う~ん、可も無く不可も無く?
映画番外編オリジナル話をテレビ版でやるというのは
今年で3回目になりますが、
残念ながら今回が一番印象が薄かったような‥‥

「新魔界」時は3本「巨人伝」時は2本の番外編を放送しました。

ただ、ロップル、クレム、チャミー、ブブにバカラ、ロップル母&父まで
揃っていたのはなかなか嬉しいところ。
キャストもおそらく同じ方だったと思います。
新魔界や巨人伝の時のような
「その世界のそっくりさん」ネタも良いのですが、
これだけ主要メンバーが揃うなら普通に話がつくれますしね‥‥
芸能人の方がメインキャラ役になっちゃうと…ねえ? アヤカ・ウィルソンさんはよく呼べたなあ

さておき、さらっと「ゴス」&「メス」が登場していました(OPクレジットより)
顔は劇場版の「ダウト」&「ウーノ」とそっくりですが、
これも「おとなのじじょお」というやつなのでしょう。
その辺も含めて補完されているのかもしれません。

お話の方も、映画本編で比較的あっさり流れてしまった
春の洪水についてを多少フォローしています。
本当に「多少」なのが残念ですが、
昨年の「願いを叶えてくれる緑の巨人」などという設定に比べると、
映画との齟齬が少ないので、分かりやすいでしょうか。
対銃火器(ビームガン)に関しては
スーパーマン(力速さ耐久力UP)もあまり効果を発揮しない、
というのも上手く生かされていました。

あとはコーヤコーヤ独特の生物もたくさん出ていますし、
開拓生活らしさの感じられる収穫風景が見られたのも
個人的には満足でした。
お話の方はまあ…まあこんなところだよね。

しかしクジラが吐いていたのは土…なんてシロモノじゃないよなあ?
ロップルたちのキャラデザ(特に目)が
カットによってまちまちだったのはちょっと残念。あとサラサラヘアー度が足りない

「映画につづく」なあの人は‥‥この時点では雰囲気たっぷりなのに、
どうして本編最後ではあんな情けないことに‥‥
→映画「新・開拓史」をご参照のこと。


<ブリッジアニメ>
ドラ焼きと鈴のオブジェが目立つ特設会場にて、
タキシードで正装したのびドラたちが
「心に残るお話30」を発表するという構成。
この会場はハルカ星人ハルバルさんのプロデュースとのこと。
「未知とのそうぐう機」がランク外だったことによるフォロー?

今回はそれほど作画の乱れも無く、
ドラのびの掛け合いのほか、
ママやジャイアン等場外からのツッコミも楽しいものでした。
観客席にはジキムや元高さん、ロッテやオシシ仮面など
一瞬映るだけにも関わらず懐かしい面々が揃っています。
このあたりは30周年を盛り上げるのに嬉しいサービスでした。


<決定! 心に残るお話30>
(テレビ朝日版)アニメ30周年を記念して、
視聴者からの投票で「心に残るお話」を選ぼうという企画。

大みそかSPで各年代別に30作品、
約90作品に絞られたうちから(重複あり)
さらに投票を募り、ついに30作品が決定しました。

まとめは以下の通り。※No.30から降順

30 どくさいスイッチ(05年)/29 ゾウとおじさん(80年)
28 ドラえもんに休日を(85年)/27 行け! ノビタマン(06年)
26 七夕の宇宙戦争(08年)/25 眠る海の王国(08年)
24 むりやりアスレチック・ハウス(07年)
23 宇宙ガンファイターのび太(08年) 
22 ベロ相うらないで大当たり!(08年)/21 あべこべの星(92年)
20 しかしユーレイは出た!(08年)/19 のび太に恋した精霊(08年)
18 キャンディーなめて歌手になろう(06年)
17 テストにアンキパン(79年)
16 ドラえもんだらけ(05年)/15 ドラえもんVSドラキュラ(08年)
14 のび太の結婚式!?(81年)/13 さよならハナちゃん(08年)
12 もうひとつの”緑の巨人伝”(08年)
11 ドラえもんが重病に?(07年)
10 バイバイン(08年)/9 ドラえもんの青い涙(08年)
8 ぼくの生まれた日(08年)/7 きこりの泉(05年)
6 地底の国探検(07年)/5 台風のフー子(07年)
4 走れのび太! ロボット裁判所(00年)
3 帰ってきたドラえもん(81年)
2 おばあちゃんの思い出(79年)
1 ドラえもんが生まれ変わる日(07年)

このブログに感想があるものはリンクを貼ってあります。
その他はテレビ朝日ドラえもん公式サイト等を参照。

結果についてなのですが、
まず気になったのが「ベスト30」だとか、
「得票数順」といった表現ではなかった(はず)ということ。
これは「おとなのじじょお」で
順番が入れ替わっている可能性もある…という邪推もできます。
が、まあそのへんは気にしても仕方がないでしょうか。

単純に「この30以外にもよい話がいっぱいあるんだよー」
ということのようにも思えます。
世代別ベストの時に挙がっていた名作が
結構消えてしまっているし‥‥
「トラえもん」や「ジャイアンは天才少年」「ノビタランド」
などは結局中間発表だけのちょい見せになってしまいました。

今回の結果だけ見ると、驚くのは「08年」作品率の高さ。
対象になったのは9か月分だというのに‥‥
まあ、中心視聴者層(子ども)にとって
記憶に新しいというのが大きな要因でしょうが。
うーん、大みそかSPで世代別に分けたのは
なるべく偏らずに多く紹介するためだったのか‥‥
個人的には「えー?」というのも上がっていますが、
インパクト的には分かるような気もしたり。
私のお気に入りは「ベロ相」「あべこべの星」
もうひとつの巨人伝」「バイバイン」でしょうか。
「生まれた日」も録画失敗したのですが評判が良いようです‥‥
※「ベロ相うらない」は先日の「はい!テレビ朝日です」で渡辺監督の絵コンテと共に取りあげられていました。

生まれ変わる日」が1位というのは、こんなもんかな、
という気もしますが、
暗黒の06~07年(※私的心象)の中では比較的良かった記憶が残っています。
詳しくは放送当時の感想を参照ですが、
オリジナルにしては結構白けずにまとまっていたように思います。
今回「ロボット裁判所」ともちょっと被ってるかな?という気がしました。

締め切り後も「のび太の夢物語」「あのダルマ」「天の川鉄道
などなど名作が続出しているのが嬉しい限り。
今後もアニメドラえもんを楽しみにしていきたいと思います。
頼むから原作トレース&シラケオリジナルに戻らないでね‥‥

あ、UGAのCMのあとに「キャンディ~」が来たのは
上手く合わせたなあと思った。


<30周年新企画 「みんなで作る30年後ののび太の町」>
その名の通り、のび太の町の30年後を考えてイラストにし、
ハガキか封書で応募しようというもの。
詳しくは4月3日の放送で発表ということですが、
採用者の中から抽せんで
「お話30」が全て入ったDVDセットをプレゼントするとのこと。
プレゼント限定なのでしょうか‥‥? 商品化すると面白いけど。


<今回のドラの暴言 私的みどころ>
「ドラえもんだらけって何かすごいよねー!」(のび)
「まあ、のび太くんだらけだと大迷惑だけどねー」(ドラ)
(のび太、笑顔で固まる)

 (新開拓史予告映像の流れる中)
こんなのび太くんは映画でしか見られないから
 絶対見逃しちゃダメだよ!」


 ◇

次回は4月3日、
「心に残るお話30」で『ナンバー1』に選ばれた
ドラえもんが生まれ変わる日」を再放送の予定。
(元が1時間SPだったので短縮版かも?)

→やっぱりそうでした。
 2度目の簡単な感想とその他予告についてはこちら



関東地方では3月22日、29日朝にも他の話の再放送があるようですので、
公式サイト、テレビ誌等をチェック。


★映画「新・のび太の宇宙開拓史」感想はこちら
☆3月15日放送「はい!テレビ朝日です」
 (ドラえもん製作現場特集)放送まとめはこちら

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