ルービックキューブ…ぽいもの(オチなし)

昔、憧れていたものがいくつかあります。

存在ではなく本当に「もの」なので、
「欲しい」と称する方が適切なのかもしれませんが、
それでも「憧れ」の方がしっくり来るだろうものたち。

具体的には竹とんぼ、寄木細工、知恵の輪など
アナログでちょっとひねりのある
玩具が多いように思えます。

大きな共通点としては、
マンガには出てくるのに、現実には
それほど身近でないものというところでしょうか。

それらの一つとして
ルービックキューブがありました。
昔大流行した時のものが家にもあったので、
大人になったらいつか揃えてみせると誓っていたところ、
いつの間にか、ゴミとして捨てられていたらしいのです。

そんなこんなで憧れていたルービックキューブ。
しかし結構な値段だったので(子ども時代の感覚)
買ってもらうには気が引け、
自分で買うには勿体無いという微妙な存在。

ですがあるとき高速道路のサービスエリアで
安価で売られていたのを見つけ、
念願かなったりと購入してみたものの、
わずか1時間でばらっばらになったという過去があります。

それはもう、トーフをさいの目切りにしたように、
見事な立方体×27。
あんまりにもあっけなく芸術的だったので
しばらくビニール袋に入れて保管していたのですが、
スライムじゃあるまいし、くっついて合体するはずもありません。

結局ゴミ箱送りとなったのですが、
こうした事件もあって、なお一層
ルービックキューブは「憧れ」となったのです。
絶対的に手に入らないものではないのだけど、
思い切りが足らないと中途半端なことになるという
微妙な距離感。
それが私にとっての「憧れ」でした。
やっぱり「欲しい」とは何か違う感覚で。


で、前フリが異常に長くなったのですが、
このたび私はついにルービックキューブを
手にすることとなりました。
しかし、それは百円ショップで購入したものなので、
厳密には「ルービックキューブぽいもの」でしょうか。
しかも税込み105円という安価さに
不吉なものを覚えないでもありません。

しかしながら値段に比して質はある程度のものなのか、
はたまた学習能力というものが私にもあったのか、
現在のところ分解はせずに、原型のまま手元にあります。

つまり「ぽいものではあるけれど、手に入ったじゃないか。
めでたしめでたし」
という状況であるはずなのですが、
何かがしっくり来ません。

ヒントを得ずに自力で揃えてみせるぞ!と
入れ込むでもなし、
かといって完全にガラクタBOXへ放り込むでもなし。
しょもいノートパソコンが立ち上がるまでなど
半端な待ち時間にカチャカチャ数回転させるのみ。

むしろ揃ってないほうがきれいなんじゃね?
などとぼんやり眺める始末。
そう考えるとそういうオブジェのようにも見えてきました。

画像


思うに私の感じる「憧れ」とは
その存在そのものに感じる素敵さであり、
実際の機能はわりとどうでもいいのかもしれません。
多分、機能に期待するのなら
それは「欲しい」ってことなのではなかろうかと。

あくまで私の話であり、
だからなんだっていうチラシの裏レベルではあるのですが。
なんかこう、ものに対してこういう見方をすることがあるのだよねえ。

最近じゃ買ったグッズやDVDがそんな感じになってきてるので
良くない傾向かもしれんです。
せっかく盛り上がってきてるアレやコレに関しても
そんなことにはしたくないものですが。
誰か私に「ひうちいし」をくだされ。


うん、ともかく
「ぷよぷよ」じゃないんだから、
同じ色をかためておけばいいってもんじゃないだろうさ

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